
急に寒くなってきました。
今日は、113のコールドスタートバルブを分解してみました。
分解前にヤナセで二種類のOリングを手配、何れも国内在庫ありでしたが、大きい方が2475円、小さい方が1078円、高っけー。
コールドスタートバルブはインマニに装着され、始動時に燃料を自動で噴射します。

黄色い線は後付けの物で、
マニュアル操作で燃料噴射できるようにしてあります。マニュアル操作時のパイロットランプ用配線です。
実は始動時に燃料噴射すると、この樹脂と金属の間から燃料が漏れてきます。

分解しようと思ったのは、このためでありました。
燃料供給側パイプの継手にスパナを掛けて緩めます。

燃料がダダ漏れになるかと思いきや、全く心配ありませんでした。
次にインジェクションポンプサーモスタット側からのファーストアイドル用

エアー供給パイプの継手を緩めます。
本体を固定している六角穴付ボルトを

緩めて外すと、コルドスタートバルブが摘出できます。
で、摘出すると、オーッ、ノー、何この汚れ?

因みに大きい方のOリングはココに使われています。
クリーナーを吹きかけて洗浄、インマニの中ってこんなに汚れてて、いいの?

ソレノイドが作動すると、この小さな穴から燃料が噴射されます。
ソレノイドの固定ビス2本を緩めてソレノイドを外しました。

非常に見難いですが、中のバルブをソレノイドが押すと燃料が出てくる仕組みです。
小さいOリングはココに付いていて、燃料はシャフトとの回りからソレノイドの中に

入るので、どう考えてもこれを交換しても燃料漏れは止まらないよな。
燃料供給側の継手が外れないので、インパクトで緩めます。

一撃で外れ、バルブとスプリングを摘出しました。
バルブのテーパーコーンが、下の写真のピンボケ相手側スリーブの内径エッジに

当たってシールする構造で、キャブレターのニードルバルブと似ています。
大きい方のOリングは変形して断面が、

三角形になっています。
先端ノズルをアストロのジェットクリーナーで掃除しました。

異常な詰まりはありませんでした。
結局、これだけ汚れていました。

インジェクターはエンジン直前のため、インマニ内部は汚れやすいのか?
インマニの中も掃除しましたが、真新しいウエスが

真っ黒ですがな。😓
もうちょっと掃除して明日復旧やな。
Posted at 2021/10/23 19:32:09 | |
トラックバック(0) |
W113 | クルマ