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わんどらのブログ一覧

2014年02月08日 イイね!

海外クルマ見聞録 #3 イタリア編(後編)

海外クルマ見聞録 #3 イタリア編(後編)海外旅行で出会った、気になるのクルマを紹介するコーナーの第3弾は、この冬に訪れたイタリア。

前編ではA/Bセグメントのクルマたちを紹介しましたが、後編では日本では見ることのない、少し興味深いクルマをご紹介します。

まずは、フィアットスティーロ。

日本には正規導入されなかった(確か…)馴染みのないモデルです。
フィアットが放つVWゴルフ対抗として、かつてのティーポ、ブラーボ/ブラーバ(日本名ブラビッシモ)からの系譜となるCセグモデル。
欧州でのデビュー時はフィアットの新グローバルスタンダードとかいう触れ込みで話題だったはずなんですが、残念ながら殆ど売れず…看板車種になるはずが短命で終わったクルマです。(ちなみに現在は新世代ブラーボがその役割を担ってます)
写真はワゴンモデルですが、3ドアハッチモデルなんかはスタイリッシュでなかなか良い感じなんですけどね。

さてこれまでフィアット、ランチアを中心にピックアップしてきましたけど、もう一つのイタリアンブランド、アルファロメオからもひとつピックアップ。
MiToやジュリエッタ、セダン系の156、159などを時折見ることができますが、今回紹介するのは敢えての146!

かつて日本に輸入されていた145のノッチバックモデルです。
Cセグモデルの145/146シリーズ、個人的には大好きなんです。当時E36 318tiに乗っていた僕にとっては、いつも代替検討としてリストアップされていたクルマだったんです。ああ、懐かしい!

お次はタクシーに使われているクルマをご紹介。タクシー、なかなか興味深いんです!
イタリアの多くの都市では、タクシーにセダンではなく、MPVモデルが使われています。
広々室内に広々ラゲッジスペースなので、荷物を抱えた旅行時などは快適な移動ができて、まさに実用性抜群。
大きいモデルではVWシャラン、日産NV200、フォードC-Max、それからフィアットウリッセやプジョー807などのユーロバンシリーズ(タイトル写真のクルマ)、シトロエンC4ピカソ、ひとまわり小さいのはVWキャディ、シトロエンC3ピカソ、フィアットドブロなどなど、バラエティに富んでいて楽しい!
そんな中で、最もメジャーなのはこちら、フィアットムルティプラです。

3人掛けシート×2列という特徴的なパッケージングを持つこのクルマ、前期型の風変わりな外装は賛否を呼んでましたよね。
実際にこのタクシーに乗ってみたのですが、足回りもしっかりしていて、なかなか良いクルマではないですか!

もう一台のタクシーは、マイナー車代表、ダチアロガンMCV。

以前のブログ、海外クルマ見聞録ロシア編で、ロガンのセダンモデルを紹介しましたが、今回はそのセダンをひとまわり大きくしたMCVというワゴンタイプです。
このモデル、実は欧州では結構人気との事で、タクシーだけではなく、乗用車としても重宝されているようなんです。何と言っても車両価格がリーズナブルなんだとか。
カッコイイとかの意見は別として、ユーティリティは高そうですよね。

そうそう、MPV系で好きなクルマも見つけたので、おひとつ紹介。
トヨタヴァーソです。

これはトヨタの欧州専用モデルで、イタリアだけでなく、欧州各国で人気のあるクルマ。もちろんタクシーにもなったりします。
元々欧州ではカローラヴァーソの名前で、NCV系のカローラスパシオが売られていたのですが、日本サイズのスパシオは欧州では小さい…ということで、このクルマは欧州専用にサイズを大きくデザインしたものなんです。
我がアイゴ同様のトヨタED2デザイン、なかなかまとまってて好感持てます。

さあ、イタリア編の最後は、スペシャルなあのクルマを…!
と言いたいところなのですが、フェラーリ、ランボルギーニ、どこにもいません(笑)
いや、単にそういうセレブな場所を訪れていないからかもしれないし、そもそも目線に入ってないのかも知れませんが…。
ということで、ラストはランチアカッパの2ドアクーペ。

見た目は地味ですが、さほど人気もなく、たった3000台しか製造されなかったという、とっても珍しいクルマです。
でも、スタイルはなかなか良い感じですよね。

まだまだいっぱい写真を撮ってきてしまって、紹介し切れないのですが、今回のイタリアでのクルマ見聞録はこれにて終了!
さすがの自動車大国、ゆく先々で思わずキョロキョロとクルマを見てしまう、お楽しみ満載の旅でした。
2014年02月06日 イイね!

海外クルマ見聞録 #3 イタリア編(前編)

海外クルマ見聞録 #3 イタリア編(前編)クルマと同じくらい海外旅行好きの僕。
冬の休暇を利用して、イタリアに行ってきました。
約2週間かけて南はシチリアから北のミラノまでを巡った旅のメインは美味しい食探し。
シチリアの農場体験で新鮮な大地の恵みを食べ、都市の人気星付きレストランでイタリア料理に舌鼓!なんて日々を過ごす事ができたのですが、やはり気になるのは街行くクルマたち。何と言ってもイタリアは自動車王国ですから!

ということで、海外クルマ見聞録第3弾、前編は、コンパクトカー王国イタリアのクルマたち。

南北に長いイタリア、実はクルマ選びの志向が南北で全く違うんです。
具体的に言うと、フィレンツェやミラノなどの北はC/Dセグメントの比較的大きなクルマが見られるのに対して、ローマ、ナポリなどの南に向かうほど小さなA/Bセグメントのクルマだらけ!ハッキリ言って、乗用車の8割はコンパクトカーです。
逆に北部は隣国ドイツの影響もあるのでしょうか。大型のセダンモデルが多いのが特徴です。
また、さすがに国産車フィアットが多いのは明らか。見た目感覚は4割がフィアットです。
しかしもちろんイタリアはボーダレスなEUの一員。オペル、フォード、ルノー、プジョー、VWなど欧州の様々なメーカーも沢山選ばれています。
そんな傾向があるイタリアのクルマ事情も踏まえ、まずは南イタリアで見つけた気になるA/Bセグメントのコンパクトカーを一挙ご紹介。

まずは、やっぱりいました、名車フィアット500。

もう流石に趣味の領域のクルマなんでしょうけど、南イタリアでは結構見るんです。
そのどれもがキレイにリペイントされ、整備も行き届いている雰囲気のもの。
ポポポ…と音を立てて走る姿はやはり素敵です。これがまたイタリアの風景によく合うんですよね。

さて、お次は国民車繋がり、500の系譜フィアットのセイチェント。

日本には正規導入があったのかも忘れてしまったくらいのマイナーな存在ながら、シンプルイズベストな素敵なクルマ。
キレイな女子がハンドルを抱えながら乗ってる姿なんか見ると、いいな、って思えちゃいます。

次に、いきなり今どきのスーパーミニ、スマートをご紹介。

なんだ、フツーじゃん、と思うなかれ。これが南イタリアではもの凄い数を見るんです。曲がり角で出会うのは決まってスマート、縦列駐車はスマートの列…”まさに犬も歩けばスマート…”状態。
ちなみに、ローマではトヨタiQもよく見るんです。さすが欧州で生まれたトヨタモデル、市場をわかってます。

次なるセレクトは、小さな高級車ランチアムーザ。

オペルアギーラや日産ノートのようなスモールMPVが人気なのも南イタリアの特徴です。
そんな中でもムーザは小さいながらも上品でスタイリッシュだと思います。イタリアで出会って以来、とってもファンになったクルマです。

そうそう、Bセグランチアの代表格といえば、イプシロンもよく見かけました。

写真は2世代目のモデル。3世代目の現行型は今、日本では確かクライスラーブランドで売られちゃってますよぬ。
個人的には初代イプシロンが一番好きなんです。このサイズにて内装の質感はとっても良い感じ。未だに欲しいクルマの一つです。

最後に、我がトヨタアイゴをちゃっかり登場させちゃいます。

これがまたホントによく見かけるクルマなんです。
もちろん兄弟車のプジョー107、シトロエンC1も見かけるのですが、3兄弟の中ではアイゴが最もポピュラーなようです。イタリア人に選ばれる存在なんて、なんか嬉しい!

と、いうことで、前編は南イタリアで見たA/Bセグメントのクルマをピックアップしてみました。
次回後編は、少しクラスの大きなクルマをピックアップしてみますね。

2013年09月16日 イイね!

海外クルマ見聞録 #2 ロシア編(後編)

海外クルマ見聞録 #2 ロシア編(後編)自分自身が旅した海外で見たクルマたちを紹介する"海外クルマ見聞録"。
第2回目はこの夏の旅、ロシア編です。

後半は、街でよく見た普段使いのクルマを集めてみます。

ロシアの経済成長については前編でも書いた通り、旅をしていても至る所で感じる事ができます。そして、それは自動車産業もしかり。ニュースや経済誌での報道にもあるように、欧米、日本、韓国の各メーカーが国内に工場を設立するなど、力を入れて市場を盛り上げています。

まずは欧米系のメーカーから。
感覚的に最も見かけたのは、フォードフォーカス。

ヨーロッパロシアの都市部で人気があるのは、C/Dセグメントのセダン。だから、フォーカスも見慣れたハッチバックではなく、トランク付きのタイプをよく見かけます。
セダンモデルは他メーカーも盛りだくさん。
例えば、シトロエンC4L(C-Elysse)、プジョー408などの新興国向けセダンを始め、VWパサート、トヨタカムリ、キアフォルテなどのセダンモデルが市場を賑やかせています。

という事で、フォーカスと同じくコンパクトセダンでよく見かけたクルマは、シボレークルーズ。シボレーが欧州向けにリリースするクルマです。

国産セダン、ラーダプリオラ同様、WTCCに参戦するツーリングカーとしても有名ですよね。

次に欧州メーカーでよく見たのは、ルノーロガン。

もともとはルーマニアを拠点とするルノーグループのダチアブランドのクルマでしたが、ここ数年は新興国向け戦略車としてロシアでも製造されているクルマです。

さて、最後に日本車もご紹介。
トヨタカムリやアベンシス、ホンダアコード、マツダ6(アテンザ)などなど、こちらも売れ筋はC/Dセグメントのセダンのようです。
そんな中でも今回紹介するのは、日産のコンパクトセダン、アルメーラ。

アルメーラの事は既に過去のブログにも書きましたが、モデル自体は欧州版ブルーバードシルフィ。
ロシアでは現地生産モデルとして発売され、そこそこ受け入れられているようです。

ちなみに、ロシアに大量輸出されている日本の中古車は、今回訪問のヨーロッパ側ロシアでは殆ど見ませんでした。このあたりの市場は、極東ロシアを訪問すると顕著なんでしょうね。

ということで、今回の海外クルマ見聞録ロシア編、いかがだったでしょうか。
クルマを見るとその国が見えてくる、そんな雰囲気が伝わればと思います。
2013年09月16日 イイね!

海外クルマ見聞録 #2 ロシア編(前編)

海外クルマ見聞録 #2 ロシア編(前編)久々の更新は、ちょっと旅のお話。

この夏はロシアに行ってきました。
モスクワ、サンクトペテルブルクを中心に、ヨーロッパロシアを鉄道とバスを使って旅をしてきました。
歴史的建造物、芸術、文化、食事などの全てがなかなか興味深く、とても良い旅の経験ができたのですが、そんな中でも、やはり気になるのは行き交うクルマたち。
今回は、そんなロシアで見たクルマを紹介していきます。

まず、モスクワなどの大都市は、他のヨーロッパ同様、比較的新しい欧州のクルマたちが普通に走っています。特にメルセデスやBMW、アウディなどのプレミアムブランドをよく見かけることから、経済発展目覚ましいロシアの豊かさを感じさせてくれます。
そんな傾向はさておき、もっと普通のクルマたちに目を向けてみると、いろいろと発見がありました。

まずはロシア代表、ラーダ。
上の写真、クラシックな四角いクルマは、ソビエト時代に作られていたVAZ-2100シリーズというそう。そもそもはフィアット124をベースにしているようで、なるほどどことなく面影があります。
何十年もの間、改良されながらも作り続けられていただけあって、主に都市郊外や地方に行くと沢山見かける事ができます。
無機質なコンクリートで建てられた集合住宅とこのクルマの組み合わせを見ると、昔のロシアを見ているような、そんな気分になります。

ラーダからはもう一台を紹介。写真はラーダ110シリーズという、都市部でも比較的よく見かけるクルマ。

こちらは民主化後の90年代から作られているクルマで、最新型はプリオラという名前で販売されています。ツーリングカーレース好きのかたはご存知、WTCCに参戦しているクルマでもあります。


民主化されてもう20年以上、今日のロシアは想像以上に旧社会主義の面影はなく、モスクワなどの都市はヨーロッパの大都市同様の洗練された雰囲気さえ感じます。
しかし、ラーダの古いクルマを見ると、急成長している社会とは違うのんびりとした雰囲気を感じて、不思議と微笑ましくなっちゃいます。

前編はここまで。
後編では、欧米や日本メーカーのクルマたちを紹介しますね。
2013年01月18日 イイね!

海外クルマ見聞録 #1 スリランカ編(後編)

海外クルマ見聞録 #1 スリランカ編(後編)旅行が好きな僕が、海外を歩いていながらも「やっぱり気になる」クルマを集めた、"海外クルマ見聞録"。
初回はスリランカからのレポートです。
前編では路線バスと、街で沢山見かける日本車事情を書きましたが、今回の後編は、気になる輸入車を集めてみます。

まずトップは、お隣インドからの輸入車。
一番メジャーなのは、やはりMaruti Suzuki社製のクルマたち。ご存知日本メーカー、スズキの手がけた、インドではシェアNo.1のブランドなんです。
ここスリランカでのマルチ社の存在は、トヨタほどは目立たないものの、マルチ800(ベースは旧型アルト)やA-Star(欧州でも販売される、最新のAセグコンパクト)などのコンパクトカーを見かけることができます。
そしてインドからやってきたもう一つのブランドがTATA。お隣インドではMaruti Suzukiとシェアを二分するインド生粋の巨大企業です。しかし、お隣スリランカではそれほど人気がないらしく、コンパクトカーのIndigoを僅かに見るくらい。
ところでTATAといえば、数年前に日本でも話題になったNanoというクルマがあります。
あんなに話題だったのに、実はインドでもさほど流行ってる訳ではないクルマなんですが、スリランカではなんと、それまで主流だった3 Wheeler(いわゆるトゥクトゥクです)の代わりに、タクシーとして活躍し始めているのです!
そのタクシーが上の写真。
残念ながら乗る機会がなかったのですが、なかなか可愛らしい存在です。

さて次の輸入車は、中国製のクルマ。
現地の人々の人気はイマイチなので、台数的にメジャーとは言えないのですが、低価格戦略で小型トラックやコンパクトカーを売り出しています。
中でも多く見かけたのがこのクルマ。



この丸みを帯びたコンパクトカー、リヤセクションを確認すると、どうやら名前はPandaと言うらしい…。しかし、一見は明らかに我が愛車、トヨタアイゴに酷似しています。
形はトヨタで名前はパンダ…。
うーん、このクリエイティブ精神、気になります(笑)。

さて、最後に気になるクルマは、やっぱりヨーロッパブランドのこと。
我らがBMWやメルセデスなどのプレミアムブランドは都市部で見かける事があります。しかし、それらの殆どが日本からの流入中古車。
同じく日本からの流入車としては、プジョー206をよく見かけました。日本でも沢山の流通があった人気車は、余生をスリランカで過ごしているケースもあるのです。
(ちなみにスリランカは日本と同じ左側通行で右ハンドルの国。だから日本からの輸入が重宝されるんです)

さて、純粋な新車枠で人気のヨーロッパブランドですが、これが意外にもフォードとフィアットなんです。
フォードはフィエスタのノッチバック版、そしてフィアットはリネアというコンパクトセダンが人気!



よーく考えてみると、フォードやフィアットなどのスリランカで人気がある欧州ブランドは、隣国インドの傾向と同じなんです。
インドの場合はもうちょっと国際色豊かに、マヒンドラルノーのロガン、シュコダのオクタビアなどが加わります。
しかし、これらのクルマの共通点…実はインドに生産工場を持つブランドなんです。
だからお隣スリランカにも輸出しやすく(少なくとも地理的には)、インドと同じ傾向になる流れがあるのかも知れませんね。

と言うことで、海外クルマ見聞録、スリランカ編でした!
こうしてクルマと、それを取り巻く状況を見ていくと、その国の社会や文化がよく見えてくると思いませんか?
実はまだまだクルマに興味深い国は沢山あるので、またいつか書いてみたいと思います。

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「衝動的にプラモデルが作りたくなり、数十年振りに購入してみた。イマドキは塗装も接着剤も不要のプラモがあるなんて、驚きだなぁ。」
何シテル?   01/15 16:42
こんにちは、Suite Sweet Carlifeのわんどらです。 ここでは私のクルマと、ヨーロッパのクルマに関するお話しを、あれこれ不定期ながら書いてみよう...
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