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わんどらのブログ一覧

2021年07月16日 イイね!

[番外編]Tokyo 2020を歩いてみたら

[番外編]Tokyo 2020を歩いてみたら
いよいよ東京五輪が1週間後に始まりますね。
その開催是非などは未だあちこちで議論がなされていますが、個人的な思考、意見はここではひとまず置いておくとしても、事実としては来週の金曜にはこの世界一の祭典が粛々と(あるいは盛大に)始まるのだと思います。
私の周りには何故か五輪を楽しみにしている人がおらず、特に盛り上がるわけでもなくシレッと普段通りに暮らしているので、そんな様子がイコール世間の縮図かどうかはわかりませんが、いざ始まってみたら、やれ水泳だの、陸上リレーだの、バスケ、サッカー、野球、柔道、バドミントン、テニス、卓球…世界の、そして日本人が活躍のチャンスがある競技は目白押しな訳で、純粋にスポーツ競技が好きな人々が振り向くような熱戦には期待できるのかもしれません。

さて先週あたりから私の住む地域にも徐々に五輪の雰囲気を感じつつあります。
今日はたまたま国立競技場近辺にて所用があったこともあり、競技場周辺を歩いてみたので、今回は番外編として、開会直前の"クルマにちなんだ"街の様子をスナップしたいと思います。

まず、先週あたりからゾロゾロと道を走るようになってきたのが観光バスの行列です。
あれ無観客(東京は)なのに観光バス?と思ったら、それらは全て選手関係者を乗せた移動手段です。
バスの前後には小さな識別シールが貼ってあって、これらは全て関係者が乗るクルマとのこと。

(車体の割には小さくて地味)
首都圏のバスだけでは足らずに全国のバス会社からかき集めたと言われていますように、ナンバープレートは様々な地名がはいっていますね。

全国からの応援と言えば交通整理や警備などを担う警察官たち。


国立競技場周辺の道路封鎖の誘導や検問などには、多くの東京以外の警察車両が見られます。
全国から出張応援されるのは大変ですね…。

東京五輪期間中の道路は、競技施設周辺が通行止めになったり、関係車両専用になったりします。


いつも通ってるから…という道も"あれ、進入禁止なんだ…"なんて迂回を強いられることもありますし(今日がそうでした)、ピンクのマーキングがされた"専用レーン"なんてのがあったりと(これがまた見難い…しかももうひと月以上前に施工したせいか、既に薄く擦れているし…笑)、周辺道路をいつものように使うわけにはいかなそうです。
ちなみに我が家から一本出た幹線道路もその選手移動バスルートらしく、大会が始まったら規制とかありそうな…。

あと、写真を撮れなかったのですが、会場周辺には運営スタッフなどの輸送用のトヨタノア(と兄弟たち?)がたくさん行き来しています。
こちらは最大のスポンサー、トヨタが用意したオフィシャルカーなのでしょう。
白い車体に東京2020イメージの赤、ピンク、ゴールドのラインが描かれ、なかなかセンスあるカラーリングです。

さて、パラリンピックも含めてこれから約ひと月半の間、僕らの最も近くで開催されることが未だ信じ難く最も遠い存在になっている真夏の祭典。
しかしお膝元を歩いてみると、ああやっぱり東京五輪は本物なんだ…というふうにグッと現実感が湧いてきます。
さて始まってみたらどうなっていくのか、スポーツだけでなく、地域のクルマを取り巻くあれこれ含めて注目してみたいと思います。


2020年08月20日 イイね!

最近気になる、さあ行くぞ日産 pt.5 -日産パビリオンに行ってみると

最近気になる、さあ行くぞ日産 pt.5 -日産パビリオンに行ってみると例の経営幹部の問題など、いろいろあってもやっぱり応援してしまう、横浜出身神奈川育ちの私わんどらの超個人的日産贔屓のあれこれを書いたブログも第5弾目。
かつての矢沢永吉さんのCMでのキャッチコピー"やっちゃえ、日産"から、"やるじゃん"を経て、新たなブランドキャッチコピーである"さあ行くぞ"のタイトルに付け替えて、1年2か月ぶりに書いてみたいと思います。

この8月から期間限定でオープンした気になる施設、日産パビリオン。

"さあ行くぞ、幕開けだ -START OF NEW NISSAN"とのキャッチコピーを引き下げ、この夏からブランドCIの改定や新型車・新技術の発表/発売という復活の狼煙をあげた日産が、その技術力を示す体感スペースに行ってきました。

施設の詳細はホームページ(https://www.nissan.co.jp/BRAND/PAVILION/)を確認いただきたいのですが、コンテンツは日産の考える未来のモビリティ社会と、先般発表された新型EV車種アリヤに搭載された最新技術体感(AD/ADASなど)を私たち一般の生活者にもわかりやすく伝えるため、インスタレーションや映像、体験物形式で構成したもの。
大きくは3つの体験ブースがあります。

The Theater:
大型スクリーン(4Kプロジェクションマッピング)と実車を用いた映像空間、そして映像に合わせて座席が振動するソニーのハプティクス技術(触覚提示技術)を取り入れたシアター構造にて、新型車ARIYAの特徴訴求(自動運転技術中心)、Formula Eバーチャル体験(エンタテインメント)、そしてNaomi Beatsという大坂なおみのショットを打ち返すという、Invisible to Visible(=見えないものを可視化する)技術を応用した体験型アトラクションを連続して鑑賞できるもの。
プロジェクションマッピングとセンシングが作る世界は、"自動車版チームラボ"的な面白さがあります。
大坂なおみとの対決は、事前申し込みにより参加者6名がステージ上でゲームにチャレンジしますが、これが見ているほうもワクワクします。

ヴァーチャルとは言え、やはり恥ずかしがらずにラケットを振り抜くことが大事。
そういう意味で子供の参加者は思い切り取り組むので、子供のスコアは高いのです!(大人は恥ずかしがって手足を動かさないから…)

The Life:
技術進化に伴い車にまつわるライフスタイルも変わるという主旨のショートムービー(2種)か鑑賞できるブース。
1.コネクテッドの進化で変わる家族のコミュニケーションを題材にしたアニメーション
2.自動運転技術がもたらすコミュニケーションの変化を題材にした実車ミニドラマ
私は滞在の都合にて2の自動運転テーマのドラマを鑑賞しましたが、泣けるストーリーで良かった!(最後は予定調和すぎで読めちゃったけど…)
1のアニメも観てみたかったなあ。

The City:
ADAS機能、コネクテッド機能に持ちいる技術を疑似体感するコンテンツ。
1.事故のない社会:センシング技術を体感できる空間

2.活性化する街:コネクテッドの「つながる」をイメージした空間

1のセンシング技術の体験型インスタレーションはわかりやすくてよかった!けど、2のコネクテッドはその面白さがよくわからず…。

その他
・カフェ(オリジナルのお土産があります)
・ARIYA乗車体験(中は撮影禁止…)での新たなディスプレイ機能の紹介(ナビ、Alexa連動など)
 
などなど。

場内に展示されていたクルマは至ってシンプルで、もちろん主役はアリヤ


日産ブランドの象徴、GTR


そしてこちらe-NV200のアイスクリーム販売車(確かUKの商用車モーターショーで発表されたモデル)

あとはリーフくらいなもので、特に"クルマを見る"という視点でないのがまた空間として好感持てるもの。
あくまでも、モビリティの技術を未来の社会や生活を変える存在として体験、視聴できることで、より自分たち生活者との親和性を高めてくれると感じさせてくれるのでした。
そして、センシング技術などを取り入れた表現により楽しんで理解促進できるというデジタル演出も秀逸。
ついでに感じたのは、アリヤが欲しくなってしまった…!

設えも演出も、全体的に日産らしいクール&シンプルな世界観でまとめられていて、VIを実施し再出発を示すブランドの新しいメッセージが明確で好感持てる日産パビリオン。
日産贔屓の私だけでなく、きっと誰もが楽しめるのではないかと思います。
もちろん私わんどらは満足感あり、ますます日産を応援したい気になってしまいました。
まあ後日談として、このパビリオン訪問と"技術の日産"のブランド形成に対するセンスの良さを他自動車メーカーの社員さんに伝えたら、"ふーん、まあセンスが良くても収益に影響しなきゃ意味ないじゃん"という身も蓋もないお言葉をいただき、私わんどら、日産の社員でもないのに何となく憤りを感じたエピソードも加えておきます。
山の中にニュルブルクリンクもどきのテストコースをこさえてテクノロジーを商品本位に訴求するよりも、技術をライフスタイル本位で伝えてくれるほうが個人的には好みだなぁと感じるのですけどね。
そんな日産の"さあ行くぞ"という意志を感じた施設は10/25までの開催にて、横浜に行った際はぜひ立ち寄ってみては。
2019年01月21日 イイね!

次世代自動車時代の扉を開けてみると

次世代自動車時代の扉を開けてみると今、世界ではモーターショーの存在価値に変化が起きているんだそう。
この1月に開催されているデトロイトモーターショー、かつては世界◯大モーターショーのひとつと言われていたアメリカ屈指の自動車産業のお膝元で開催された今回の展示会には、メルセデスもBMWも出展しなかったそう。
昨年秋のパリモーターショーだってVWや日産、トヨタがメーカー出展を避け(トヨタは現地販売会社が出展)、あららクルマ文化に根ざした欧州でさえそんな状況なのねとモーターショーの役割変化を切実に感じるものがありました。
あるメーカーのマーケティング部門の方にその状況を聞いてみると、欧州はジュネーヴショー1本あれば十分なんだとか。
一方で中国や新興国のモーターショーは展示即売会の役割を持っているため、消費者への重要なアピールの場となっていますが、メーカーが発信する技術訴求の場にはなりにくい存在です(拡販目的なら現地販売会社に任せればよいですからね)。

さて、モーターショーから消えてしまった自動車メーカーはどこに行くのか…それはやはりCES(Consumer Electronics Show)の方向なんですよね。
自動車の家電化、サービス化…トヨタも"モビリティサービス企業になる"って昨年のCESで宣言して以来、今年になりトヨタイムズとか始めてますし、同じようなことをGMだってメルセデスだって宣言しているように、MaaS (Mobility as a Service)とかCASE (Connected-Autonomous-Share-Electric)戦略とか言われている自動車にまつわる未来がどんどん変わっていくのでしょうね。

先週、オートモーティブワールドという展示会が東京ビッグサイトで開催されました。
先進技術素材&部品、自動運転、コネクテッド…イマドキのCASE戦略に沿った設計開発支援ITツールや通信サービス、先端素材&部品、自動運転デバイスなど、多くの高度技術が出展されていました。
正直、"よし、少し先のモビリティを見に行こう"という軽いノリで訪れた私には少し難し過ぎたというか、モビリティ未来ショー的要素は皆無で、ガチのトレードショーすぎて閉口してしまったのですが、面白かったのはパナソニックやNECなどの電機、マイクロソフトなどのIT、ドコモなど通信、そして素材メーカーなどの普段から何かと触れる機会のある企業が、モビリティ技術に特化して出展していたこと。
特に素材メーカーは自社でクルマを作っちゃったりして…
例えば、旭化成

あるいは、東洋紡

自動車に使われている部品点数は2万点と言われているだけに、こうした素材メーカーも自身の強みを生かしたアプローチからモビリティサービスへの参画をしていくんでしょうね。
まあ、スタイリング的には微妙ですが…。
そんな感じに、技術も業種も入り乱れてやや混沌とした展示会場ではありましたが、5G通信活用やVR(仮想現実)を用いたサービスなど、自身の仕事にも役立ちそうな情報を得ながら視察をしたのでした。

自動車メーカーの多くは、2025年をMaaSのターニングポイントとして想定しているようです。
まさに未来はもうすぐそこ、という感じ。
一方で自動運転はレベル3(限定空間での完全自動運転走行、ただし緊急時は人が操作)の実用化がせいぜい現実的と言われるし、他国はともかく、日本においては法規やインフラの問題もあります。
それに、こんなモビリティ世界を描いているのは一部の先進国に過ぎず、世界の殆どはまだまだモータリゼーションがこれからです。
結果、2025年になったって今と大して変わらないのではないか?と想像もしてしまいます。
かつてスマートフォンが未来的なデバイスとして登場しつつも、結果一気に当たり前の存在となったように、自動車の電動化、自動化も今の非日常的世界はすぐに日常へと変わっていくのかもしれませんが、2025年だって意外と今と変わらないよ、という予想もまた少し安堵してしまう自分がいます。

2025年、果たして私わんどらはMaaSの中にいるのでしょうか。
何が起こるかわからない未来ですが、今は今らしい徒然なるままカーライフを楽しんでいきたいと思います。
2018年11月21日 イイね!

ニュースに想うブランドの未来

ニュースに想うブランドの未来横浜発、世間を騒がすニュースが連日報道されています。
世界の自動車メーカーが近年起こした、やれディーゼル不正だの、完成車品質検査偽装だのという品質における信頼失墜のニュースとは違い、経営者によるスケールが桁違いの事件が主題、そしてビジネスマンなら知らない人はいないという優れた経営者の失墜というだけに、衝撃が大きな出来事です。
私は報道陣でも法律家でもないので、その事件の核心追及やジャッジはできませんが、外国人経営者であれど国内企業のトップ、日本の法律を守らなかったという事実は許されることではないというけじめなんだと思います。
ニュースで伝えられていることはただ受身で見ているしかないですが、その背景などは今後の自動車市場に大きな影響を与えること必至で、しばらくは注目すべき事件なんだと思います。

さて、つい先日銀座のショールームで見た特別なGTRの事を書いたばかりですが、そこでも書いたように、実は私わんどらは日産のファンなんです。
それは、自身も横浜生まれ神奈川育ちにて日産が身近にある環境だったこと、親が日産車好きで、実際に幼い頃から日産に触れていた原体験があるからだと思います。
実際に自身が初めて買ったクルマも日産だったし、大人になってからも好きなブランドのひとつとして今に至っています。
(そんなことで、いつもはこんな企業事件を取り上げるような事はしないのですが、思わずタイピングをしてしまった次第です)
もちろん彼が就任した時の、あのリバイバルプランの衝撃も、そこからの"Shift_the Future"の戦略も、ワクワクしながら常に注目していました。
正直、彼のファンだったと言えるかもしれません。
時に発する発言(例えば"イノベーションを起こすにはレジスタンスはつきもの"とか)は自身のビジネス姿勢にも影響を受け、自分もビジネスをクリエイティブにいなきゃと思ったものでした。
まあ、今回の事件がそれを全て覆すかといえばそうではなく、悪いことは悪い、しかし凄い人であることは間違いないと個人的には感じています。

さて、日産ブランドはどうなるんでしょう。
世間は彼ではなく、ブランドをどう受け止めるのでしょうか。
少なくともステークホルダーは昨日の株価を見る限りは冷静なんだなと感じましたが、ブランドイメージはこういったニュースにコロコロとなびくもの。
ブランド離れは起こるのでしょうか。
(法人も立件の動きとのことで、ブランド離れは起こるんでしょうね…それどころか"おたくの会長がやらかしたね〜値引きして"なんて、販売店は意地悪な対応に苦慮するのかも?)
そして、この事件をきっかけに日産とルノーの関係性が刷新されるのてあれば、そのひとつの局面として、大株主のフランス政府からの兼ねてからの"経営統合"要請も具体的に動き出すのかもしれません。
そうなると日産ブランドはどうなるの?
日産は今やルノーにおける牽引役であるだけに、フランス政府が完全子会社を推し進めると、ブランドがシュリンクしてゆく?あるいはさらにブランド価値が高まる?なんて、これまたエコノミストでもない私がテキトーな予想を立てたところで何もあてにならないのですが、行方は気になります。

もし完全子会社化のシナリオがある場合(今回の場合、力をつけた日産の買い戻しへの画策が"クーデター"的報道になっているようですが、如何に?)、グループとしてのブランド構成の形はいくつかあると思いますが、グローバル展開においてリージョンやマーケットごとの最適ブランド投入は自動車メーカー昨今の当たり前。
実際PSAは近年のオペル/ヴォクスホール買収においてブランドは飲み込みませんてした。
同じくVWグループもそう。
セアト、シュコダ、アウディ…それぞれリージョナルトップだったり、プレミアムセグメントだったりと特徴を生かしつつブランドを存在させています。
ルノーで言えば日産やインフィニティ、ダチアと、これまたブランドを生かした世界戦略を展開していて、リージョンごとのシェアを振り分けています。
実際にメキシコなど中南米は日産のシェアがルノーよりもはるかに高く、日産ブランドを失うことはグループのシェアを失うことにつながります。
(メキシコを旅するとホント日産車が多いことに驚きます)
そして同じことはアジア、中国戦略にも言えますよね(それからここ日本も!)。
ましてや日産はルノーブランドの牽引役。
資本のバランス次第ではより対等な立場で、日産はルノーの心臓にでさえなるかもしれません(だからフランス政府的には欲しいんでしょうけど)。
さらにはグローバルでの生産最適化も日産は国内メーカーのどこよりも進んでいて、経営統合により日本の工場でルノー車が作られるなんてことも、日本の高い生産コストを思うと考えにくいだけに、結果ブランドは何も変わらないのではと思います。
(もしや車種整理は進んでいくかもですが、それも既に現地最適の進んでいるルノー日産には今更感があります)
それにしても、ルノー日産におけるこれらのグローバルでの調達から開発、生産、販売のスキームって、実は彼の成果なんですよね…。

まあ、まだ何も起きていない中でブランドの今後を思うなんて、何とも余計なお世話なんでしょうけど、ブランドの提供価値は変わらず"やるね、日産"であって欲しいと思うのです。
そういう意味で私たちが期待するのは、これからも魅力的なクルマを提供し続けてくれることを願うに尽きるのかもしれませんね。
2018年04月19日 イイね!

レクサスと共に過ごすカフェタイム

レクサスと共に過ごすカフェタイム東京は次から次へと街が変わっていくなぁとつくづく感じます。
新しいビルが建ち、話題が咲き、人が集まる。
東京オリンピックを迎えようとする最近は特に、再生を含めた新しい街作りが各所で行われています。
先月末にオープンした東京ミッドタウン日比谷もそのひとつで、古い日比谷の街に新風を与えて活気をもたらしています。
日比谷は職場のある銀座の隣町。
そんなことで、早速ミッドタウンの様子を見に行ってみると、あるではないですか、自動車ブランドの店舗が。
それが、レクサススピンドルカフェです。

先日訪問した八重洲のBMWカフェとは異なり、こちらは雰囲気の良いセレクトショップと本格的なカフェの組み合わせで、ゆっくりと過ごすことができる佇まい。
さすが既に青山でアンテナショップを展開しているだけに、レクサスにとってこの手の店づくりは余裕なんでしょう。
物販のショップエリアは、香りの高い気取った雑貨たちに混ざり、"魅せ"のLCと、"売り"のSUVが並んで展示されています。
一方、エリアを別としたカフェは、レクサスのアイデンティティであるスピンドルグリルのモチーフがアイコンとなった、コンセプチュアルな空間が広がっています。
スピンドルグリル、当初GSやISあたりで採用された頃は、アウディのシングルフレームを模倣し、さらにはトヨタブランドのクラウンにも似たような意匠が施された様子に、トヨタ(レクサス)デザインの限界を感じたもので、決して好きではなかったのですが、さすがにアメリカ向け大型車種のLS、LCのそれを見ると"美しさ"を感じています。
(しかし正直、ミドルクラスやコンパクトにはデザインの落とし込みが向かないのか、あるいはコストダウンがデザインをチープにしているのか、その他のクルマにはしっくりこないのは未だに感じています…すみません)
そしてこのカフェに見られるモチーフは、そのLS的な美しい造形を見事にインテリアに仕立てていて、これはブランド体現の場に相応しいものになっています。

カフェ自体はトランジットというレストランサービスの会社が運営しているので、こだわりのメニューも味はまずまず。
トランジットはあの"世界一の朝食"で名高いパンケーキ有名なオーストラリア発の"bills"を日本で運営している会社だし、このあたりのパートナーチョイスも、いかにもお金持ちの会社に対して広告代理店が予算をかけてプレゼンしましたという様子が手に取るようにわかり、レクサスとのパートナーとしては鉄板かつ間違いないんだと思います。

スピンドルグリルの大きなオブジェがあるカウンターに座りソーダとサンドウィッチでひと休み。
クルマは見えないけど、落ち着いたカフェの雰囲気はクルマの好み云々は問わず、ゆっくりとひと息つくにちょうど良い佇まいです。

メルセデスにBMW、そしてレクサスのカフェ巡り。
特に意識して訪れているわけではないけど、あえてクルマブランドカフェを巡ってみるのもいいかもしれません。
最近は青山にボルボのカフェがオープンしたというし、都内の何処かにはアバルトのカフェがあるとも聞いたことがあります。
そうなると、フランス車ブランドのカフェなんか、ブランド体感の場としてとっても良い感じになると思うんですけどね。
PCJさん、ルノーさん、ぜひご検討を!(笑)

プロフィール

「衝動的にプラモデルが作りたくなり、数十年振りに購入してみた。イマドキは塗装も接着剤も不要のプラモがあるなんて、驚きだなぁ。」
何シテル?   01/15 16:42
こんにちは、Suite Sweet Carlifeのわんどらです。 ここでは私のクルマと、ヨーロッパのクルマに関するお話しを、あれこれ不定期ながら書いてみよう...
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