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マナーが悪いと思う運転方法と言ってまず頭に浮かぶのが”割り込み”ではないでしょうか。
混雑していると特に多く見かけます。皆さんやりたくないと思っていてもやらざる負えない状況になってしまった経験もおありでは？


中には複数車線を目いっぱい使って先を急ぎ右往左往する程度の悪い車もいます。
マナーが良い運転って具体的にはどんな運転なのでしょう？

個人的には周囲の車に紛れて運転することがその近道ではないかと思っています。もう少し言うと自分が関連しそうな周囲の複数の車の動きに注意しながら自車の速度や行きたい方向を考え、それらの車にできるだけ影響を与えないように進んでいくことではないでしょうか？簡単に言うと周りによく気配りするという事になると思います。

具体的な例を２つほど。
まずは幹線道路が交差する大きな道路。

国道一号線の天竜川橋付近なのですが、帰宅時には赤矢印の方向に走ってます。ここは市街地から出る主要道と郊外からの１号線バイパス、そして東名浜松インター方向から来て東進する車が合流する部分です。それが橋で一時的にごちゃ混ぜになった後、右の３の部分でバイパスを東進する車や堤防を北上する、或いは磐田市街に降りる車などと別れていきます。
分かりにくいので端折って言うと、多方向からいろんな車が結構な速度で橋になだれ込んだ直後にまた分かれていく場所です。夜間だと制限速度+15km/hくらいではどんどん追い抜かれてしまう場所で、警察の集金場所にもなっています。
橋の上では片側４車線ありそれこそ高速スラロームもどきで走る車も散見。私はここではまずは周囲の場を感じてその平均的な速度にまずは合わせます。その後そのままバイパスを走行しやすいよう、右から２番目の車線に移動しますが、この時左の国一バイパスからの流入車の状況をよく確認します。なぜなら左端の車線から斜めに右端の追い越し車線に入ろうとする車が多いことを知っているからです。場合によっては右端を流れに乗って走ったほうがそれらの邪魔になりにくい状況もあるからです。こんな時に”私は安全運転！”などと制限速度で２番目を走行してるとかえって危険で、煽られる原因になりかねません。実際よく目にします。
道交法は基本事故を防ぐための物で、事故を起こす原因にはなってはならず、法を破ることで事故を防げるのならやむを得ないと私は考えています。
ですから制限速度付近で走るパトカーでさえ、場合によっては事故のもとにもなりうるという事です。

もう一つ違う事例

これは自宅近くの変形三差路ですが、比較的最近整備された部分です。この上側は最近開発が進み以前の交通量とは二けた違うようになったと思われ、この道は通学路にもなっているため意図的に速度を落とさせる曲がりにくい設計がされています。
なので上から下に走行し右折（向かって左）する場合この交差点で停止線まで行ってはいけません。右から来て上に曲がる車は鋭角になるのでかなり曲がりにくく、大型車だと停止線が完全にかかってしまいます。事実接触事故を見ました。
ですからこの交差点を見渡した時に直観的にどこまで出ていいのか閃かなくてはなりません。これもドライバーとして必要な技術と思います。
このように自車の関連するであろう車や事象を予測判断し、それらがスムーズに走れるよう気づかいしつつ自分も支障なく走行することがマナーが良い運転と言うのではないでしょうか？

そんなに簡単ではないと運転歴４０年の変態オヤジは思うのでした。

12月2日 追記
下のコメントに返信して書き足りなかったと思いました。
運転中に何かアクションを起こす場合は、周囲にわかりやすく対処しやすいようにするのも重要です。指示器を出すタイミングもその一例。
早めの点灯など、自車がわかりやすいような配慮も同様です。