『いい夫婦の日 (11月22日) 』は忘れてたのに『いい風呂の日 (11月26日) 』は憶えてたコロたんです。
この週末は年休を取得して 晩秋の山梨県南部地区を舞台に1泊2日の “おとこ旅” に行ってきました。
ここのところソロキャンネタばかりで “おとこ旅” は久しぶりですね~
ま、冬用シュラフすら持ってないし 凍死したくないから、泊まりキャンプはしばらくお預け...
ということで、今回は “ゆるゆる” というよりも “ぬくぬく” って感じで 下道ばかり440km余りを走り抜いてきました。(^o^)/
金曜朝4時に屋根開けて自宅出発、甲州街道から笛吹ラインを抜けて国道52号「身延みち」で富士川沿いに南下して現地入り。
まずは早川を遡って奥の奥を目指してみます。o(^-^)o
南アルプスの懐だけに なかなか深い渓谷には陽が届かないですね~ (^_^;)
ん?! リニアの工事やってんの??? ( ̄O ̄;)
どうやら今走ってる先に南アルプスをぶち抜くトンネル工事の現場があるみたい...
どおりで工事関係車両っぽいワゴンやバンが多いわけだ。
お仕事お疲れさまです。事故も起きてるので くれぐれもご安全に~
富士山に次ぐ第二峰の北岳の先端でも見えないかなぁ~と思ってエス君を走らせていたけど、工事車両以外進入禁止で警備員に止められちゃいました! (-_-;)
仕方ないので ちょっと早いけど手前の『奈良田の里』を散策することに...
富士川から逸れること30km以上も山奥にある『奈良田の里』
ここに来たら「山梨なのに奈良田」とつぶやかずにはおれないな。(^^ゞ
紅葉も終わっちゃって 奈良田湖もなんとなく殺風景な感じ...
小一時間 何もない集落をうろうろ...(って不審者かよ!)
やっと9時の営業時間になったので『いい風呂の日』にちなんで温泉を楽しんじゃいます...♪
古民家風の温泉施設、町営なのでお安いのがいいね。
平日の一番風呂ゲット! (*^^)v
奈良田湖を眺めながらの~んびり過ごす時間、贅沢ですわ~♪
温かい方(左)とぬるい方(右)があって 交互に入るのがいいとか?
ぬるい方は屋内プールみたいで温まるという感じではないけど、どっちもぬめり感があって気持ち良き☆
交互に入ったら 湯上がり後にはつま先までじわ~と温もりを感じましたよ。
北岳からの下山途中にプロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんが寄ったらしい。
体力と知恵と技術を武器に 笑顔をまじえて旅を続ける、この方の三百名山踏破を楽しく拝見してます。やっぱ山はイイよねー!
芯から温まったあとは古民家カフェでちょい遅めの朝ごはんを。
鹿すね肉のトマト煮にしてみました。
ま、オーダー後にキッチンの方で「チーン♪」と音がしたのはご愛敬~ (^◇^;)
食後のコーヒーもお洒落な器でいただきました。
こちらもデロンギっぽい音が... (^_^;)
『奈良田の里』で一番楽しみにしていた山岳写真家 白籏史郎さんの写真館も拝見。
南アルプスはじめヨーロッパアルプスなど、あらためて山に魅せられましたね。
到底近づくことなどできないから、最近は山を眺める方が専門になってきたかも...( ^ω^ )
そんな時間を過ごしてる間も ひっきりなしに大型ダンプが! ( ̄◇ ̄;)
それでも僅かだけど “残り秋” めっけ...☆ \(^o^)/
トンネル工事の残土かな? こういう光景が何ヶ所かあった。
カフェのおばちゃんが「すっかり景色が変わっちゃいました」と言ってたのはこういうことなのかもな... (ー ー;)
来た道を戻って 今度は『雨畑湖』を目指してみました。(ほとんど聖地巡りになってるやん、笑)
途中 明るい陽だまりで しばし光合成...じゃなかった、日光浴。(このボケはボツだな)
うーん... 『雨畑湖』はどこ?どこなん? これじゃフツーに工事現場やん! (ToT)
(この写真撮ってスグに引き返しましたとさ)
もちろんココのお巡りさんはお約束でしょう~ (^_−)−☆
どうしても冠雪した峰を拝みたいと思って、富士川を挟んだ反対側の山に登ってみることに! (^^)/
北岳は見えなかったけど 遠くに八ヶ岳が見えたよー☆
(やっぱり今週末も八ヶ岳が関わってしまってるわ)
実際には真ん中の奥の方にちょこんと見えてるだけなんだけどね。
でもこの道、この先が法面崩落で通行止めなんで 交通量ゼロ。
だからこんな石をスラロームで避けたり...
落ち葉の吹き溜まりに突っ込んだり... なかなかハードでした。(^◇^;)
硫黄分は補給済みなんで 身延線の普通電車で不足がちな鉄分を補給。
まだ午後3時前なのに もう夕暮れの気配がするよー
山の影が伸びて冷え込んできたので『道の駅 みのぶ』で寒さついでにシャインマスカットの “柔” を~ o(^-^)o アタマオカシイ?
題:トスを上げる全裸の少女 (← もちろん違います)
3時半でこの日陰ですよ!しかも建物の影じゃなく山の影です。
午後4時 『下部温泉郷』の昭和レトロなホテルにチェックイン。
「楓」の間ですよ、こんなところに “秋” みつけちゃったじゃないですか~ (≧∀≦)
なんか部屋に怪しげなケーブルも引き込まれてるし (笑)
部屋は3階だけど きしむ階段だけでエレベータなんか無いもんね。
和室定番のお寛ぎセット。信州方面に行くと決まってお菓子は「雷鳥の里」なんだけどね~
ちなみに右のボトルは飲用の冷泉。やわらかくって 風呂上りや夜中にこればっかり飲んでました。
『和洋折衷』です。
ヒーターもないし、もちろんシャワーなんか出るはずもなく。(^◇^;)
ただ 廊下には別にウォシュレット付の共用トイレもあります。
極め付きはお風呂にあった体重計!
「これって宅急便にある荷物の重さ測るやつじゃないの?」って思いながら乗っかると、やっぱり針は3/4回転しちゃいました。
何の忖度も誤魔化しもなく、また体脂肪率なんかで脅迫することもなく、基本に忠実でイイ仕事してますね~ (^^ゞ
肝心の温泉はかけ流しで、冷泉と加温を交互に入るのは奈良田と同じですね。
でも冷泉の方は「20℃あるか?」というぐらいの冷たさで縮みあがりましたよ~(何が?)
愛車との “おとこ旅” に乾杯!!!
全裸になってすべてを開放して就寝、ソロの時はクルマも寝相もオープンです。(^^♪
朝風呂で目を覚まして、朝ごはんもしっかり食べて...
これで今日も一日気持ち良く走り回れそうだな~ o(^-^)o
チェックインの時によく見てなかったけど、外観も昭和レトロです。
でも『下部温泉』って 多くの宿泊施設がやめちゃってるらしくて、かつての賑わいは完全に失われたよう...
そんな話をσ(^_^)の自宅近くのご実家から身延に嫁に来たという仲居さんが話してくれました。
2日目は、身延に来たんだからまずは身延山へ(ベタですが)
ロープウェイで山頂に上がれば、仏様を忘れて つい手を合わせてしまいそうなくらいにありがたい富士山が拝めましたね。 \(^o^)/
蛇行する富士川、その先には輝く駿河湾や伊豆半島も見えました。
ただ北側の眺望はというと、赤石山脈の峰々、特に日本第二峰『北岳』、第三峰『間ノ岳』を擁する3000m級の『白峰三山』には残念な雲が...
その後も30分ほど眺めてたけど雲晴れず、それよりも0℃の寒さに耐え切れずやむなく退散。
ちょっぴりお焦げが美味しい「みのぶだんご」で “串 (苦死)” 切りしてもらいました。
下界に降りてくるとかわいい2台めっけ☆
身延山をあとにしたら身延みちを富士川沿いにさらに南下して。
今度は南部町の福士川に沿って懲りずにまた渓谷を遡上しちゃいました (笑)
かなり南下したせいか、前日の早川渓谷よりは紅葉がまだ残ってたな。
すれ違いのできないような渓谷沿いの道を突き進んで10数キロほど山に入ったところの山奥温泉...じゃなかった、『奥山温泉』で乳頭...じゃなかった、入湯です。(o^^o)
こんな山奥に設けるにはもったいないくらいのきれいな温泉施設でしたね~
露天風呂を取り囲む山の斜面の緑や黄や赤を眺めながら ぬるめのお湯に浸かってると時間を忘れちゃう。
目がくらむような高さの中部横断自動車道。
これが開通して南山梨がますます便利になったから、身延山同様に『下部温泉郷』もまた賑わってくれるといいよね。
『道の駅 とみさわ』の巨大タケノコ。
ちょっとシルエットが “コンドーさん” に似てるような (卑猥笑)
近づいてみると電話ボックスでした。(^^ゞ
美味しい “柔” は巨大ではなく普通サイズ...って当たり前ですね。(^_^;)
その後 静岡県に入って凍えるような『田貫湖』に寄ってみました。
滞在時間10分ほどなのに マジで凍死するんじゃないかと思いました。
それでもヒーター最強にするだけで屋根は閉めないですけどね~(意地っ張り?)
今日は夜ごはんも食べてくるようにとの嫁指令 (笑) だったので、奮発してお気に入りのこちらのポークソテー・ディナーにしちゃいました。
お肉サックリ、玉ねぎたっぷりの醤油ソースでライスもすすむわ~ (*^▽^*)
いつお邪魔しても 安定してゆったり寛げるお店ってうれしいですよね。
お店の方のもてなしの距離感とか、偶然に同じ時間を過ごすことになった他のお客さんの嗜みとか、こういうことも素敵なお店の大事な要素だと思えるから。(*^^*)
ラストは漆黒のパノラマ台から富士山と山中湖を撮ってみました。
三脚持ってきてないからエス君に身体預けての撮影でブレブレだけど、たくさんの星が見えたし、実際には真っ暗で肉眼で見えない富士山がクッキリ浮かび上がって感動です! \(^o^)/
ただ 田貫湖に続いて死ぬほど寒くて 指先が “仮死状態” になったも同然で、シャッター押すどころか 触れてる感覚さえもなくなっちゃいました。(ー ー;)
この後は道志みちを2速⇔3速⇔4速で気持ちよくオープンドライブして8時頃帰宅。
2日間で山梨県南部にある『奈良田の里温泉』、『下部温泉 (夕・朝)』、『奥山温泉』と4回入湯してきた奥山梨を訪ねる今回の “おとこ旅” は終了です。
帰宅後、自宅のお風呂に浸かろうかと思ったらまだ湯張りしてなくって、栓をしてフタ閉めて、スイッチ押して...
ベージュ一色の狭い湯船に体育座りして浸かってると、「やっぱり広くていつでも好きな時に入れるお風呂はいいよなぁ~」とか「『奈良田でも奥山でも、あと10分浸かっとけばよかったなぁ~」とか、当たり前のことやセコイことを考えてしまうのでした。
そういう意味ではまだまだ人間ができていないコロたんなのでした。(^^;)
ではブロ~♪