Version-Rではブーコンを取り付けてブーストアップすると、エンジンチェックランプが点灯すると言われますが、
YR-Advanceさんの
簡易ブーストアップ装置ではチェックランプがつかないのはどうしてか?
私はブーストセンサーで加給圧をモニタリングして、基準値よりもブーストが上がりすぎるとチェックランプがつくと思っていたのですが、それだと簡易ブーストアップ装置でブーストアップできる理由を説明できません・・・
疑問に思っていたので、MMFでYR-Advance代表の
この方に突撃取材してみました(笑)
話の中で分かったことは、純正ECUではブースト圧は測っておらず、エアフロセンサーで空気流入量を測っているだけということ。
エンジンチェックランプが点灯するのは、「流入空気量が基準値より多い」ということが原因ではなくて、「空気流入量変化の
“加速度”が純正と比べて急激に変わる場合にエラーが出るらしいです。
簡易ブーストアップ装置でソレノイドを換えると、空気流入量は増えるものの、空気流入量変化の加速度は純正とそれほど変わらないので、チェックランプもつかないとのことです。
ということは、ブーコンでブーストの立ち上がりを良くしようとしても、チェックランプがついてしまうので導入する旨みがありません。
また、何人かの方がやっている“オリフィス抜き”の話もしましたので書いておきます。
オリフィスを抜くと、ブースト圧は1.2~1.3まで上がるようですが、Version-Rの4G15エンジンで耐えられるのか?というと私は疑問に思います。
YR-Advanceさんでも、これは上がりすぎだろうということで、ブースト圧を若干抑えた簡易ブーストアップ装置を作成されたようです。
1度や2度なら問題も出ないでしょうが、その状態で何年も乗れるのか?というとYESとは言えません。
4G15は4G63エンジンの様にチューニングベースとして使われることを前提としているエンジンではないので、せいぜい0.9くらいまでで抑えた方が無難かなぁと思います。
簡易ブーストアップ装置もオリフィス抜きと原理は同じようなので、オリフィスを自作して若干ブーストアップするのもアリかなぁと思います。
ホームセンターでアルミ棒を買ってきて、真ん中に穴を開けるだけですし。
まぁ、どの程度の穴を開けるのかは何パターンかを試作しての思考錯誤になりますが、ブーストアップは確実にエンジン寿命を削っていくのでよく考えてからやらないと“痛い”ことになりそうです(笑)
Posted at 2007/09/27 21:25:25 | |
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