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１２月半ばに訪れた際、店主から「１月２日３日にお正月限定やりますよ」とお声がけいただき２日に行ってきました（「行雲流水」からハシゴ）。提供されるのは店主が最初に営業を始めた松本市巾上時代の「俺らラーメン ちょもらんま」の味を再現したものとのことで期待が高まります。通し営業とのことでしたので１６時ころに訪店。声をかけてくれた店主は残念ながら不在でした。



「新春特別営業 正月限定メニュー」として２種類が用意されていました。選んだのは“鯵しょうゆ -ヌプチェver- (\780)”。背脂の有無を聞かれたので「無し」で。



見た目が豪華ですが、スープの色はまさしく当時のそれ。一口飲んで苦みのある煮干しの懐かしい雰囲気が感じられましたが、ガツンという感じではなくマイルド。葱と針生姜で食べやすい方向になっています。厚みのあるバラチャーシュー、燻製になった味玉は当時と別物ながら、それぞれ特徴的。



思い出のあるメニューの復活は楽しいですね。「脳内美化」は少なからずあるかもしれませんが、いっそトッピング抜きで食べたら当時と近いものが感じられたかもしれません(笑)

２日に「ヌプチェ」の新春限定を食べに向かう途中、お店が開いていて誰もいないのを見かけてＵターン。かつて「麺ちょびほた丸」や「ＡＢＣラーメン」などがあったログハウス風の建物で、気にはなっていたものの未訪でした。





オーダーはメニュー筆頭の“とろみ煮干し味噌麺（\860）”。



野菜をドロドロにしたスープに味噌と煮干しを合わせたという複雑で個性的な味で、とろみがある分かなり熱々。野菜・煮干し・味噌がそれぞれ立ち、油分が無いのであっさりとしています。後半を過ぎるとやや飽き気味になってしまいましたが、卓上に用意された柚子胡椒などの調味料を使って変化させて楽しめます。



麺は茹で時間がちょうど１分でしたが、仕上がりはかなり柔らかめ。スープに絡めて食べるという表現が近い感じ。大きなローストポークは豚の旨味が凝縮した印象で秀逸。“ローストポーク定食”や“ミニ丼”があるので自信作なのでしょうね。メニューには麦味噌を使ったメニューなどもありましたが、食べ慣れた醤油味の提供があればなぁ…と。とはいえ、県内でも珍しいタイプのラーメンですので一通り試してみたくなりました。