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去年7月以来。土日のお昼時は外まで行列ができる人気店です。この日は金曜でしたがピークタイムを外したのですぐに席へ。



看板には「中華蕎麦」の文字が残っていますが、現在提供するのはつけ蕎麦オンリー。全メニュー1,000円スタート。左下の“割れ味玉(30円)”は嬉しいトッピング。



今回は未食の“塩つけ蕎麦(1000円)”を選んでみました。



少し濁りのあるつけ汁はほのかな酸味。たっぷりの鶏油が全体を支配。あっさりしていそうな見た目の印象よりもギトっとしています。中には細かなチャーシューとメンマ。



麺の美味しさは変わらずですが、水で締める時間が短いのか少し温かさが残っています。これが狙いかどうかは分からず。炙りチャーシューは前回感じた脂身の多さが抑えられた印象。

冷蔵庫やストッカーがフロアに増設され、これまでセルフだった給水機を置く場所がないのか水を持ってきてくれるスタイルに。厨房内はグリラーが無くなり湯煎式のウォーマーになるなど設備も様変わり。スタッフも以前と変わり、身に着けている白衣や白い帽子がスープを触った手で茶色に…。藤田店主が立っていた頃の凛とした雰囲気はなくなってしまいました。

月替わりの限定を…と思ったら3月の限定が期間延長。



そこで今回は未食のレギュラーから味噌系を選んでみました。



『女性人気No.3』という“白みそとんこつラーメン(900円)”をオーダー。レギュラーの味噌は初めてですが、2016年には“３種のキノコが入った白みそ香るあっさり味噌ラーメン 秋ver.”、2018年は“濃厚白みそとんこつ”という限定がありました。



いかにも味噌ラーメンという顔。ぽったりとした豚骨スープに甘い白味噌のコク、そこに炒め野菜の香ばしさが加わります。重たそうで重くない。コーンの甘みが白味噌の甘みと異なり良いアクセント。



後半やや単調になりそうでしたが、途中で卓上の一味を足しても面白い。辛いのが好きな方ならラー油も合うでしょうか。「月の兎影」らしさを感じる白味噌。赤味噌にも興味が湧きます。ただ、明日から提供の4月の限定は魚醤を使った煮干しラーメンとか…煮干し好きとしてはかなり楽しみなので、赤味噌は追々(笑)。