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久々の休日。狙っていたオープンしたばかりの某新店が厨房機器のトラブルということでオープン3日目のこの日から臨時休業、しばらくおあずけに…



ツイッターのTLで評価が高い、こちらのお店で現在提供中の限定を求めて。



平日で正午を少し回った時間ですが、なかなかの混み具合。



「限定A」の“中華そば(870円)”です。シンプルかつストレートなネーミング。その狙いは明らかです。



今回はトッピングの“メンマ(160円)”を追加。



満々と張られたスープは動物と魚介の旨みがグイグイと押し寄せ、あっさりした口当たりながらコク深く、飽きの来ない味。細縮れ麺とのバランスも絶妙。生姜が香るプリッとした薄皮ワンタンは熱々でちょっと火傷(笑)。

看板メニューの“支那そば”を1段も2段も引き上げつつ、冒頭の某新店に対するプライドが感じられた渾身の一杯。

2022/10/29オープンのお店（開店おめでとうございます）。余談ですが店名は「縦」と同じく「い↑け↓」というアクセント。



こちらの店主は、諸事情により開店から僅か4か月で事実上閉店となった「小麦そば 大渡＠池田町」から独立された大池尭之氏。



入口の真横には出身店「饗 くろ㐂＠秋葉原」からの開店祝い。暖簾にも「饗（もてなし）」の文字。店内はＬ字カウンター9席と4人掛けのテーブルが1卓。以前は「尚念」の店舗だった居抜きで、テーブルは計3卓ありましたが、製麺室を設けるなどの理由で減。



扉を開けて右手に券売機があります。「大渡」時代と似た構成。今後提供予定の“つけそば”なども楽しみですね。初回なので麺類最上段の中から基本と思われるものを。



“塩そば(1,000円)”です。

以前と同様、麺は「細麺」と「手揉み麺」から選べます。相性が良いと感じた手揉み麺でオーダー。一口目、ちょっと薄味かな？と思いましたが徐々に出汁のふくよかさが増してきます。じんわりと広がる旨みと角の無い塩ダレの風味。具材に手を付けないまま麺を半分ほど食べてしまうくらい吸引力のあるスープ。



その麺ですが、もち性小麦「もち姫」をブレンドした自家製麺。茹でているテボがブクブクと膨れているのが良く見えます。茹で時間はちょうど6分とかなり長め。その名の通りモッチリとした歯応えと喉越し。例えとして正しいか分かりませんが、いわゆる「10分どん兵衛」っぽい弾力感。『やわらかめが好き』という店主の狙い通り独特な粘り感が楽しめ、それが最後まで持続します。逆にコシを重視する人は物足りなさを感じるかもしれません(笑)。

具材は2種のチャーシューやメンマ、それにミニトマトや大根など。この大根が「大渡」で感じた歯応えと大きく変わり、適度なやわらかさと出汁の滲み具合が絶妙。このほか細かなところまで進化をしっかりと感じられます。



駐車場がないため近くのコインパーキングを利用しました。



当面休みは無く、定休日は状況を見ながら判断していくようです。


松本市中央1丁目25-1 犬飼ビルＤ
11:00〜14:30、17:30〜21:00
定休日未定