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平日の正午少し前で雨天だったこともあり、比較的空いているかなと思って訪れたら店内に列が…凄まじい人気の高さですね。今度はシャッター狙いのつもりで行かねば…。



前回品切れで食べられなかった“味玉煮干し醤油らぁ麺(850円)”を。





3ヵ月半ぶりの煮干しでしたが、スープの見た目が明らかに濃くなっています。そしてこれまでより煮干しの香りと良いエグみによる主張が一層強くなりました。好きば人には堪らないギリッとした煮干しが堪能できます。煮干しの産地によるものか、店主がこれまで抑えていたものを解放したのか(笑)。エッジはこれまでよりかなり効いていますが、上品さはきちんと残されています。



“夏野菜と芽かぶの山形だしご飯(150円)”も一緒にオーダー。野菜を細かく刻んで醤油などの調味料で和えた山形県の郷土料理。長野県内でも主に北信地域で「やたら」という似たものがありますね。ご飯だけでなく、そうめんのつゆに入れたりもします。

キュウリなどの食感と芽かぶの粘り気、そして味付けは醤油や昆布でしょうか、ほのかに甘じょっぱいさっぱりとした味でご飯のお供として間違いない美味しさ。煮干しらぁ麺との組み合わせ、共に好みで最高でした。

ドライブイン「安曇野スイス村」の一角に、28日(月)オープンしたばかりのお店。



元々は「上高地ラーメン めんの里（未食）」が入っていた場所です。「くろがね」という名前から察する通り「らぁ麺 しろがね＠松本市石芝」の2号店。なお、お店のブログでは「らぁ麺 くろがね」となっていますが、タイトルはお店の看板名に準拠しました。

オープン直後で混んでいるとの情報があり、ピーク時を避けて14:20ころ訪れました。流石ドライブイン、車を停める場所には困りません。



雨だったせいか、店内は前後客ゼロで貸し切り状態だったのは誤算(笑)。店内に入って正面に食券機があります。



現在は豚骨と中華そばの2本柱ですが、右側の隠されたボタンには「レッド」と「イエロー」とありました。レッドは辛いバージョン、イエローは店主のフットサル仲間である、人気カレー店「メーヤウ」コラボのカレー味と予想。

今回はこちらのメインであろう“豚コテ(800円)”を選びました。



本店は鶏メインですが、こちらでは豚で勝負。全体的にシンプルながら、器の色彩もあってビジュアルはとてもオシャレ。目を引くのは淡いピンクのチャーシューとオニオンスライス。まずはスープ。一瞬「かなりライトな博多豚骨？」という印象でしたが、豚のコクがばっちり出ていながらも臭みの一切無い、とても上品で旨味のある豚骨スープ。ガツンとした“家系”とは一線を画すもので、老若男女問わず受け入れやすそう。



麺は色白でやや太めの平打ち。高加水でツルッと滑らか。スープに負けない存在感ですが、個人的にはやや麺が勝ち気味な印象。チャーシューは、表面のピンク色が中盤まで残るレアさ。しっとりとして程よい味と噛み応え。過去に苦い経験(？)のあるオニオンスライスですが、こちらは豚骨との相性がとても良く、嫌な辛さも感じさせません。スープを飲み干すと底にはザラリとした骨粉が“こずんで”いました。

豚骨と鶏白湯のいいとこどりといった印象で、面白い1杯。追加メニューや限定もありそうなので楽しみなお店です。今の時期は良いですが、場所柄お盆前後やスキーシーズンは混雑で老婆心ながら大変そう…。

【追記】
2019年6月23日の昼営業をもって閉店
6月27日より「しろがね安曇野」としてリニューアル予定



安曇野市豊科南穂高5555-1
11:00～15:00、17:30～21:45
不定休

来月、建て替えのため一旦閉店となります。



ローカル紙に「店舗建替えのため現店舗での営業を終了」という広告が掲載されました。閉店日は6/16。その後別所にて仮店舗での営業を始めるそうです。仮店舗について、聞いた話では今より信濃大町駅寄りの五日町の空き店舗を活用するとの情報があります。お店に入るとカウンターに「LASTまで…21日」と書かれたカウントダウンボードが置かれていました。



オーダーはラーメン、餃子、炒飯、野菜類などがセットになった“Aランチ(735円)”の、ラーメンを“肉片湯麺(ウマニソバ)”に変更した、通称“A・ウマニ(890円)”です。その他のメニューにも差額で変更可能。



“ウマニソバ”は、野菜のあんかけが乗った醤油味のラーメン。白菜・人参・ピーマン・タケノコ・シイタケ・キクラゲ・豚肉…と、かなり豊富。熱々ですがさっぱりとした味。麺は細めで柔らかいながら最後までその食感をキープ。酢との相性も〇。



そして別皿のおかず類。「大町で餃子といえば俵屋」というくらい、このお店の名物で大ぶりの餃子が3個。表面はパリッとし、中の餡がたっぷりで食べ応えは抜群。そして半炒飯。ラーメンのレンゲでいただきます。ガッツリでお腹いっぱい。



流石、地元民に愛される人気店で2階のテーブル席にどんどんと人が入ります。建て替えのきっかけは店主の子供たちが味を受け継ぐことを決意したからだとか。7月から仮店舗での営業がありますが、今の雰囲気を味わっておきたい方、お急ぎください。


大町市大町仁科町３３１２
11:30～14:30、17:00～20:00
日曜日定休
※上記地図の店舗西側「スーパーヤマトヤ」と「林屋旅館」の間に駐車場有り

少しもやもやの残る1杯。



金曜日限定の“鶏JIRO DX”狙いで訪れました。到着したのは12:25。行列は無く、席が片付け終わるのを少し待った程度で着席。メニュー表を見ると筆頭の“あご塩麺”が隠されています。



予定通り“鶏JIRO”をオーダーしたところ「今日は終わりました」とのこと。まだ12時台なのに…。



仕方がないので今週の限定麺“八王子拉麺(700円)”をお願いしたところ残りの杯数を確認していて、どうやら私が最後の1杯だった様子。こちらは限定15杯/日ですが、そんなに殺到したのですね。カウンター席は一杯でしたがテーブル席は入れ代わりつつ1卓2卓空いたり埋まったりという状況。ですが、なかなかラーメンが出てこない…。結局提供まで25分ほどかかりました。



気を取り直して実食。油膜が張り、表面を「八王子ラーメン」のアイデンティティである刻んだ生玉葱がびっしりと覆うもの。その定義に沿った食欲をそそるビジュアルです。コクとキレが共存する醤油スープですが、かなり塩分過多。ご飯と合わせれば丁度良さそうですが、単体ではかなりしょっぱめです。噛み応えのあるサイコロ状のチャーシューも濃い目。それを玉葱がなんとか中和してくれます。麺は中太手もみ麺。かなり柔らかめの茹で加減なのは狙いなのでしょうか。



全体を振り返ると美味しいのですが、しょっぱさが強かった印象。プラス、金曜日とはいえ行列のない平日12時台でイチオシと2つの限定の計3種が終売というのは疑問符を付けざるを得ません。もう1点、一緒に連れてきた家族が頼んだトッピングを忘れられるという事もあり、冒頭のもやもや感につながりました。“鶏JIRO”、リベンジしたいと思います。

5月から始まったメニューを求めて訪店。厨房には山下さん1人。



去年も限定で提供されていたつけ麺、“ふきそば(900円)”が今年も登場したので伺ってきました。名前の通り蕗味噌を使った和風つけ麺。つけ汁が緑色という、かなり個性的なものです。



全粒粉の麺の上には、炙った鶏チャーシュー・ネギ・ミョウガ、そして蕗を甘く煮込んだ伽羅蕗（きゃらぶき）が乗ります。かなり熱々で提供されるつけ汁に浸していただきます。苦いイメージの蕗ですが、微かなほろ苦さを感じる程度で、その風味と味噌の甘みが強調されています。POPにある通りまさに大人味。

蕎麦でもうどんでもなく、中華麺で合うのが面白い。トッピングは豊富で手間が非常にかかっている印象。ですがそれらが邪魔になっておらず、甘ったるさをまとめ上げてくれる存在。イロモノっぽいですがそんなことはなく、なかなか好みの1杯です。



夏の恒例“さばれもん”が登場する7月ごろまで提供される予定とのこと。限定を追うばかりでレギュラーになかなか辿りつけません(笑)。