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11/2にオープンした「八家（はちや）」。元々は石芝の「ずくや昌楽（閉店）」などがあった長屋の一角にあり、現在の場所に移転後もこの10月まで豚丼のお店でしたが、突然ラーメン店にチェンジして驚かされました。



店内はカウンター8席と2人掛けテーブルが1卓。



メニューはラーメンとトッピングのみ。残りはドリンクです。オーダーは“ラーメン(800円)”。お店の名前は平仮名の「らーめん」ですが、メニューは片仮名で「ラーメン」なんですね(笑)。



一瞬びっくりする真っ黒いスープ。ですが、味わいは鶏ベースでシンプル。タレは豚丼時代の名残でしょうか、みりんの甘みが強く割り下っぽい雰囲気が感じられます。



麺は地元「清水製麺所」のものだとか。店主曰く、お隣の老舗店「福州軒食堂」が清水製麺所を使っているから配達してもらうのに気を使わなくて済む…とのこと。少しむっちりとした茹で上がりのザ・中華麺。具材はチャーシュー、メンマ、玉子半分とネギ。チャーシューの少し炙ったような感じも以前の作り方の名残り？薄くスライスされていましたが旨みはしっかり。

お喋り好きのご主人で私が食べている間も、前に来た客のことや流れているテレビの話題などずっと話しかけてくれます(笑)。「気に入ったらまた来てね」と、外までお見送りも。不思議な雰囲気が漂うお店でした。


松本市大手4-7-9
11:30～14:30、17:30～22:00
※12/9からは昼営業を止めて18:00～25:00になるそうです
木曜日定休

長らく課題のお店だった「とっつぁん」へ初訪問。オープンは3年ほど前ですが、その後すぐ火災（「龍音」と同じく原因は壁の炭化だとか）によって休業。1ヵ月ほどで再出発されたお店です。





ラーメンは豚骨のみで勝負。ですが時折、鶏白湯や鯛などの限定を出すこともあるとか。それと“辛味噌坦々”が手偏（担々）ではなく土偏（坦々）表記なのが個人的に気になります…。今回は筆頭の“豚骨らー麺 醤油(780円)”をオーダー。



ベースは豚骨でビジュアルは家系ライクですが、味は九州っぽい。濃度が高く骨粉もたっぷり沈んでいます。それでいてすっきりとした味。塩分濃度はやや高めですが、それほど気にならず。



麺は細めのストレートで程よい噛み応えが最後まで続きます。



卓上にはフライドガーリック、ニラキムチ、カクテキが並びます。途中フライドガーリックをスープに投入。おろしニンニクとは違う香ばしさが楽しめます。丁寧に炊いた豚骨はとても美味しく、次回は塩を頼んでじっくり味わいたいなと。ちなみに開店記念日の12/1には感謝祭として1杯500円になるとか。


北安曇郡白馬村北城1386-1
11:00～14:00、17:00～20:30
水曜日定休

県内にも大きな影響をもたらした台風19号が最接近した、先月12日に開店した話題店。



店主は“辛辛魚”で有名な「井の庄」出身だとか。同じ上山田温泉の人気店「大黒食堂」のすぐ東隣という立地。駐車場は道を挟んだ向かいに6台分あります。シンプルかつオシャレな店内で、カウンター3席にテーブル3卓（4人×2卓、2人×1卓）と小上がりが1席。





つけ麺がウリの様ですがラーメンもあります。オーダーは筆頭の“つけ麺(850円)”。今月中はランチタイムのつけ麺中盛りが無料になるとのことですが、ハシゴなので並盛りで。逆にトッピングの“ニンニク(20円)”が本日無料ということでお願いしてみました。



豚骨魚介のつけ麺はよくありますが、こちらは濃厚でありながら重たさを感じさせず、クリーミーな豚骨は他とは一線を画すもの。鶏もかなり入っているのかも。その中にはゴロっと大きく刻んだチャーシューと極太メンマ。「三河屋製麺」の特注麺は多加水でしなやかさがあります。ありがちなゴリゴリの極太麺ではなく細めなのが特徴的。それでいて濃厚なつけ汁に負けない存在感があります。並で200g。以降100gずつアップとのこと。つけ汁も麺も、場所柄年配の方にも食べやすく仕立てたのでしょうか。途中で刻みニンニクを投入。魚介豚骨には珍しいトッピングですが、ジャンクに変化してこれが意外とマッチ。

先述の「大黒」のほか、「亀屋」「たち花」と上山田温泉は個性的で良いお店が集まっていますね。全部回りたいくらいですがお腹も財布も持ちません(笑)。


千曲市上山田温泉2-24-2
11:00～15:00、18:00～21:00（20:30L.O.） ※火、水、木は昼営業のみ
日曜日・祝日定休　※営業時間はしばらく安定しないとのことなのでTwitterなどで要確認

このブログでは初登場となる長野市の人気店「麒麟児」。訪店は3月のズワイガニを使った限定をいただいて以来です。



お目当ては今月24日までの牛と松茸を使った限定メニュー。ラーメンバージョンのみかと思っていたら、店内の貼り紙でつけ麺バージョンがあることに気付き“牛と松茸のつけそば(1,300円)”にしてみました。贅沢なすき焼きのような予感(笑)。



提供時に薬味の乗った小皿が出され「まず塩を麺に乗せてそのままで」と。このお塩に、何かは分かりませんでしたが色々混ぜてあってまろやかで甘みが感じられます。つけ汁に浮かぶのは刻んだ春菊でしょうか。文字通り牛と松茸が同時に楽しめる極上スープ。牛のコクはしっかり出しながらいやらしさがなく、松茸も予想以上にリッチな出汁感があって、千円越えでしたが逆に安いと思えるくらい。



お肉はローストビーフ。途中、スダチを麺に絞ってさっぱりと。素揚げのゴボウも面白いアクセント。



一緒に頼んだ“牛と松茸の炊き込みごはん(300円)”はスープ割と共に。香ばしい松茸ご飯に生姜風味の牛しぐれ煮が乗る、こちらも贅沢な一品。濃い目の味付けは私好みで食べていて幸せな気分に。この次の限定は“牛すきつけそば”だとか。魅力的な限定ばかりでレギュラーメニューがなかなか食べられません(笑)。


長野市川中島町原657-4
平日 11:00～14:30、17:00～21:00
土日祝 11:00～21:00
月曜日定休

「尚念」に2つの新メニューが登場して4本柱になりました。



その新メニュー中から“醤油つけそば・並盛(900円)”を。



麺は極太ではなく細めのストレート。つけ汁はこの手のあっさり系ではかなり甘みが強いです。ベタっとしない上品でクリアなもの。甘いだけでなく鶏の旨みと鶏油がしっかり。



そして器も含めてかなり熱々で、並盛程度では冷めきらず。



卓上の唐辛子類も5種類と充実。柚子七味は無くなってしまったようです…