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シートベルトキャッチャー内部の回路の違いについて昨日レポートしましたが、その際に調べた「ギブリ用キャッチャーのアナログスイッチの仕組み」を一応載せておきます。

以下の写真は、スライドスイッチを外した状態の想定図。基盤に３つの接点がありますが、×の付いた接点は配線がつながっていないので未使用の端子になります。


以下の写真はシートベルトを付けていない初期状態。スライドスイッチ裏にも接点があり、２つのポイントを結線することでONの状態になっています。


以下はシートベルトを付けた状態。スライドスイッチが左側に動いた結果、２つのポイントの接触が切れてOFFの状態になります。


ということで中身を見ないでデジタルテスターで調査した外部仕様、
＞初期状態で導通、ベルトロック状態で導通無し、2本の線の違い無し
を仕組みとしても確認することができました。

こういう簡単で故障しにくい機構は好感が持てます。
非常にイタリア車らしいという気もしますしね～（笑

おしまい！

昨年の夏に一旦解決としたリアシートベルトキャッチャーの短縮加工ですが、まだ少し気になることがあります。

それはメータークラスターに表示される「シートベルト装着警告」の表示内容です。

この時は後部座席には誰も座っていない状態ですが、中央席だけが赤、左右の2人はグリーンです。
初期状態を覚えていないのですが、中央席のシートベルトキャッチャーは無加工の純正状態なので、この赤状態が正解なのだと思います。
ちなみに中央席のシートベルトをはめてみると、、、


メータークラスター内はグリーンになります。

つまり、後部座席の警告表示としては人が座っているかどうかに関わらず
・シートベルトをしていなければ赤
・シートベルトを装着したらグリーン
が正解のようです。ちなみに前席側は着座状態との組み合わせなので少し複雑です。

となると、常にグリーンになってしまった後部左右の席、つまりVOLVO用のシートベルトキャッチャーを移植した席は何かがおかしいということになります。

そこで、手持ちの余った部品を使って調査活動を行いました。
まずは導通（抵抗値）の状態を調べてみます。

シートベルトキャッチャーからは２本の線が出ているので、それにデジタルテスターを当てて調べます。シートベルトをロックさせたりフリーにしたり、プラスとマイナスとを入れ替えたりしたのですが、ギブリ用とVOLVO用で動きが違うと分かりました。
簡単に言うと
・ギブリ
　初期状態で導通、ベルトロック状態で導通無し、2本の線の違い無し
・VOLVO
　2本の線は別（導通方向が決まっている）
　特定方向は常に導通無し、逆方向は一瞬導通するが数十オームの抵抗値有り

ギブリ君はロックの有り無しが単純にON/OFFに置き換わっているだけですが、VOLVOのほうは何か回路が有って細かい制御をしているようです。うーん。
今はVOLVO用を導通無し状態で使っているので、常にベルトロック＝グリーンと判断されているということですね。

形が同じなので中身も全く同じものだと勝手に思い込んでいたのですが、これはまずいですね。。。思い込みは良く無いですね。反省。

何が違うのか、中を開けて比較してみました。

基本的な構造は同じなのですが、シートベルトの金具が挿入されて押されたことを伝える機構の作りが全然違いました。そして外部からの配線はそれぞれの機構に向かって伸びています。

ギブリ君用のアップ。上下の動作が左側のスライドスイッチに連携されて、導通を切ったりつないだりしているようです。しかしサンバイザーの照明と言い、スイッチ類は非常にアナログな作りですね・・・


ということで、このスイッチ（とスイッチを含んだカバー部分）を移植すれば良いと分かりました。（VOVLO用の回路は線を切って使わないようにする）
やることは簡単だけれど、リアシートを外すのが面倒なので、春になったらやろうと思います。

おしまい！

ワクチン注射の翌日なので安静にせよと指示を出した奥さんがそそくさと出かけて居なくなったので、それではと予定の作業に取り掛かることにしました。そうです。前回準備が整ったリアシートベルトのキャッチャー交換です。

まずは最難関のリアシートの取り外し。
前回ショップにお願いして外してもらったので裏側の構造は理解済み。左右と中央の３つのフックで引っかかっていますが、以下の写真の右端のフックから攻めます。位置が分かったのでそこに力が到達するように一点集中でヒザで押します。その際にシートの後端を上に持ち上げられるように、かぶさっている金具を避ける形でシート後端を引き上げておきます。


そうすると、かなりあっさりとフックを外すことができました！
左右両端を同じ方式で外し、あとはシート全体をがちゃがちゃ揺らしていると中央フックも外れて、全体を取り外すことに成功しました！！


ここで、前回発見した「シートクッションを固定しているシート金具の穴がずれている問題」も対応しておきます。
回転ヤスリで穴を広げ、黒い塗料でさび止めしておきます。今日は天気が良いからすぐに乾くわー


さて本来の作業に戻ります。前回作成した短縮キャッチャーを車体に固定します。純正のワイヤー式と違ってビクともしません。配線もギボシで加工して接続しました。


シートベルトをはめてみます。うん、正しくロックされました！良いね。
念のためにエンジンをかけて警告が出ないか確認しました。すると、片側だけエラー（シートベルトをしていないような警告音）が出ます。ベルトをはめているのに警告音が出るのは実用上も困るので放置できません。
ここまで来てエラーはまずいです。もう後戻りする体力はあまり残されていません。。。じっと考え、あることを思いつきました。
配線は「シートベルトを締めた際に、配線が短絡するだけだろうからプラスマイナスは無い」と思っていたのですが、まさかのプラスマイナスの識別有りでした。2本の線を入れ替えたらエラーが出なくなりました！良かった！！


さあ作業もいよいよ大詰め、リアシートのはめ込みになります。うまくフック部分を引っかけられるか、そして新しいキャッチャーが理想的に収まってくれるか、、、


キャッチャーは全然動かせないのでシートを上からかぶせるようにし、穴の裏からキャッチャーが出てくるようにします。そしてシート後端を押し込んでいくと自然にフックにはまり込みました。取り付けはあっさりと終了です！


気にしていた運転席後部のキャッチャーが込み合っている部分。ここにしわができたらどうしよう、と思っていましたが杞憂に終わったようです。


ということで、最初に課題意識を持ってから約2年、ようやく満足いく結果を得ることができました。これでガンガントランクスルー使えるなーwww

リアシートベルトのキャッチャーが出っ張り過ぎで革シートに食い込むのでトランクスルーが使えない件ですが、まーだ最終的な対策方法で悩んでいます。。。
忘れてたわけでは有りませんが、面倒くさくなっちゃったんですよねぇ。歳かなぁ（笑

時間が空いたのでここまでの取り組みを一度振り返り、今後の対策の説明をします。


そもそもの原因はキャッチャーを立ち上げているワイヤーがハードすぎる事なので、それを緩和するためにシート中央の布ベルトキャッチャーを左右席に転用するアイデアで進めてきましたが、バックルと挿入口の依存関係により完成に至っていません。今は汎用のエクステンダーをかませて誤魔化したままです・・・



挿入口の加工も考えましたが、素晴らしく奇麗に仕上げられる確証が無かったので、手が付けられずにいました。

ここまでが今までの振り返り。


さて、あれから色々と考えたのですが・・・
やはり正しく左右用に作成されたパーツでなければ結局は美観として満足できないだろうと思われました。また再現性が高い（他人がまねをできる）方法であることが重要と考えていますので、一度検討して取りやめた「VOLVO V40用の後部座席シートベルトキャッチャーを活用する方法」を採用することにしました。外観はマセラティギブリ用と全く同じで、車体との接合部分だけが独自形状になっています。


グラインダーで留め具を破壊してフリーにしたところ。丸い穴の開いたアームが飛び出していますが、ギブリはこの部分がワイヤーでできています。ワイヤーを短縮するような加工は大変そうなので、このVOLVO用を流用してみます。アームの穴が大きすぎて（直径14mm）使い勝手が悪いのでここを対策する必要があります。


準備したのは以下の写真のような、L字型ブラケット、低頭ボルト、薄型ナット、ワッシャー、そして厚さ3mm/外径14mm/内径8.2mm のステンレス製カラーです。これを穴にはめ込むことでM8サイズのボルトでガタツキ無く固定できるようになります。
L字型ブラケットの穴の一つは車体固定用のM10サイズのボルトが入るくらいまで拡張しています。その後さび止めの黒塗装を行っています。

ちなみにL字型ブラケットは ヨドバシ.com で購入。
ハント 69102 [ダイドーハント マルチ金物 L型 ブラック 2.3×40×42×42]
この安い部品が送料無料です。。。ヨドバシさん、本当にいつもすいません。

カラー（スペーサー）はYahoo！ショッピングにて購入しました。
スペーサー ステンレス 内径8.2mm 外径14mm 長さ3mm 2個入 バイク用 カラー


組み立ててみたところ。思いのほかスマートな感じにできた。


純正品との比較。全長が数センチ短くできました！


あとはこれを取り付けられるか試してみます。運転席側の後ろ座席の穴が小さいのでうまく埋め込めるかどうか。そこが勝負です。あとはそもそもリアシートの取り外しが自力でできるかどうか（笑


来週ガンバロウ～
https://minkara.carview.co.jp/userid/201520/blog/45289374/

前回シートベルトエクステンダーをかませて時間稼ぎをしましたが、本格対応を考える必要があります。エクステンダー君は度量が大きくどんな金具も受け入れてくれるのですが、許容範囲が大きすぎて金具がカタカタと動いて不快です(；´Д｀)。　そもそも邪魔ですしね。


ということで、まずはシートベルト金具がロックするまで刺さらない原因の調査を行いました。

以下の写真はシートベルトの金具。中央シート用と左右シート用は基本的に同じ形なのですが、根本部分の突起部の幅や高さが違います。


相対するキャッチャー側は以下のようになっています。
※写真は VOLVO V40 のシートベルトの金具。ギブリと全く同じなのでこれで説明します。

中央用は狭い幅の金具の根元までスッポリと入る幅と深さを持っている穴形状です。対する左右用は幅が広い金具根元が収まれるように、入り口が深めにえぐられています。これらの構造によって、正規の組み合わせで無ければ奥まで入らないようになっているんですね（逆にするとどちらも奥まで入らない）うーん良くできています。


今回は全てが中央シート用のキャッチャーになったので、以下の写真の様に黄色枠の部分を少し削る加工をすれば金具が入ることになります。


そんなに大胆な加工量では無いし、目立たない場所なので施工は可能です。
問題はこのキャッチャーを取り外すために、またリアシートの座面を外す必要があり非常に面倒くさいことです。


できればもう座面は外したくない（泣　となるとキャッチャーも外せない。
キャッチャーを取り外さないということは、削る作業をこの後部座席で行うことになります。むむ。。。
車内に削り屑を出したくないし、外の作業は寒いし、狭くて作業しにくい。

うーんどうしようかな～(；´Д｀)

以下に続く
https://minkara.carview.co.jp/userid/201520/blog/45273552/