
『ソロモンよ、私は帰って来たっ!』
いや、『箱根よ、僕は帰って来た』でした。
GSX-R750Rの復活作業中に決めていた事が有ります。
峠の本気デビューは“箱根ターンパイク”でと。
RR号で最後に走ってから18年、あの頃と今ではどれほどライディングに違いが有るのだろうか?
昨28日は一日中家族サービスをしたので、今日は思いっきり羽を伸ばせます。

朝6時に首都高速三郷IC近くのSSにて給油。 朝日が眩しいです。
まだ気温は低いのでメッシュジャケットの下にウインドブレーカーを着込んでスタートしました。
(プロテクターが嵩張って上に羽織れませんでした)

東名高速の流れは早く、約40分で海老名SAに到着しました。
居るは居るはのバイクの群れ。 GWでこの天気なら当然ですネ!
数人のライダーとの会話はお互いの目的地やバイクの調子の事等。
厚木ICから小田原厚木有料道路を経由して小田原西ICを目指します。

そしていよいよ着きました、“TOYO TIRES ターンパイク”。 (名称が変更されてました)
僕が一番好きなワインディングロードです。 但し登りのみですが。
料金所手前で地元のライダーさん二人としばし談笑しながらもはやる気持ちが抑えきれません。
お互いの安全を祈って一足先に僕がスタート、比較対象は18年前の僕です。
当時は殆ど頭に入っていたコーナーも今では全く覚えていません。
しかし今回は強い味方、バイクナビが有ります。 表示縮尺を変えて迫り来るコーナーの曲率を確認しながら走行出来るのでブラインドコーナーでも安心です。

ここは比較的高速で通過するコーナーが多く、曲率が余り変化しないで回り込んでいるのでバンクさせている時間が長く、徐々に限界に近づけるので僕のリハビリに最適です。
アッと言う間に大観山レストハウスに到着しました。
さて、ここまでのタイムは? うーん、18年前より1分位遅れていました。 (時間は秘密です)
行程13Kmで1分も遅いとは・・・。 「あの頃は命知らずだった」と強引に納得します。(笑)
一度下ってビューポイントにて撮影するつもりだったのに、ナント!簡易料金所があって又オカネを払わねばならない事になっていました。 昔は何度も往復できたのに残念です。
兎にも角にも僕にとっての『聖地』に戻ってくる事が出来ました。 【^_^】
さあまだ時刻は8時半、ここから先は無計画です。
ここまで来たら外せないのが“芦ノ湖スカイライン”と“箱根スカイライン”でしょう。
一度国道1号まで降りて“道の駅箱根峠”でシートカウルに入れられる小さなお土産を購入しました。
“芦ノ湖スカイライン”料金所はETCの設備無し。 オジさんに聞いたら「今後も導入の予定無し」だそうです。
二輪車¥250ナリ。
ここは通称“ヤギさんコーナー”です。 以前は四輪車で良く集まった所で懐かしいです。
今でも色々な車種のオフ会/ミーティングが行われているそうですが、今日は僕の顔見知りには遭遇出来ませんでした。 写っていませんが、右に芦ノ湖、左に相模湾(駿河湾?)が見渡せる“レストハウスレイクビュー”の駐車場です。
今日はヤギさんを見つけられませんでした。
その先の三国峠では絶好の富士山ビューポイント。 今日は雲一つなく最高の眺めでした。
このあたりはコーナーを曲がると目に飛び込んでくる富士山に気を取られて走ると危険ですネ。
湖尻峠で分岐するのが“箱根スカイライン”です。 この駐車スペースも昔良く来た所。
今日来てビックリ! ここを走るライダーの数とその速度がもの凄いんです。
話してみると地元のライダーが多く、当然ココに通いつめている訳で全てのコーナーが頭に入ってるとか。
その人達のバイクのタイヤを見ると、もうネチネチに溶けています。 それもエッジ部分が特に。
暫く目の前をかっとんで行くバイクを眺めている内に何だか怖くなって来ました。 僕も歳だナ。
「左ウインカー出しながら行くから優しく抜いて行ってネ」と言い残してスタートしました。 (笑)
長尾峠を下りきって国道138号脇でパチリ。 もう御殿場なので富士山に一層近づきました。
ここはカメラ撮影する人がひっきりなしに居て、このショット撮るのに苦労しました。

ここで午前11時、ランチにはまだちょっと早い。
この後はまだ未経験な新東名高速走行をする事にして、途中のPAでお昼にしよう。
清水PAの二輪駐車スペースにて。

初めての新東名は車線が広くとても走り易いせいか流れが早く、フツーのドライバーが「えっ、こんな速度で!」って感じで走行しています。
当然僕のバイクナビにはココがデータ収録されている筈も無く、画面は山の中の道無き道を進んでいます。
地図表示していても意味が無いのでGPS情報表示に切り替えて速度メーターの誤差テストをしてみます。
色々な速度で確認すると殆ど速度計とGPSに誤差は有りませんでした。
(因みにAX-1は時速100キロで誤差3キロ、CRF150Fはタイヤ外周値をメーターに入力するので誤差無しです)
トンネルを抜けると前方がオールクリア、試しにRR号の体力測定をして見ます。
その結果GPSで『ふあえ』までは確認出来ましたが、そこまでで前方に危険を感じたので終了。
その時の回転計は11000rpm少し手前だったのでもうあと幾らも余力は無いでしょう。

何とこのPAには“クシタニ”が出店していて驚き、そしてレンタルバイクまで有る事に二度ビックリ。
なんて二輪に配慮されたPAなのでしょう。
清水JCTから東名高速に入り富士川SAにて給油。

242Km走行で12.9Lの給油量は18.8Km/Lと頑張った割には好燃費でした。
その先のSA内にて。

今日は本当に何処へ行っても富士山が臨めました。 そしてハーレーも。
この先の渋滞が心配なのでトイレ休憩のみで即スタートします。
港北PAにて。 ここまでのルートで事故箇所が3カ所?有りかなり渋滞が始まっていました。

ここには『ある理由』で停車しただけでまたまた即スタート。
清水PAから約2時間かかって午後4時に我箱に帰り着く事ができました。

そして当然の如く始まります。 (笑) 特にリヤホイールはブレーキパッド粉で真っ黒です。
今日のリヤタイヤ。 何回かはエッジまで使った様です。 中間部はササクレています。
※ 本日の走行は242Km+167Kmで合計409Kmでした。
こうして聖地巡礼も終わった事だし、僕のGSX-R750Rが完全復活した事にします。
身体の方はもうあの頃には戻りませんが・・・。 【^_^;】