
9月7日、いよいよ心配していた台風11号の影響をもろに食らいました。
前日フェリーターミナルで聞いていた「HPで朝5時45分にその日の運行情報が更新されます」に望みを託していたのですが、やはり『全便欠航』の表示・・・。
自然が相手ではどうしようも有りません。
予定が少ないので画像もたったの26枚とショートバージョンです。(笑)
朝6時のcw号です

夜半になると心配していた風が強まり、突風に揺すられるcw号は堪らずに避難するハメになりました。
やはりココを宿泊地としたのは正解でした。

このドームの中ならば無風とは言えないものの、一方が壁なのでそれほどの揺れを感じずに眠ることが出来ました。
但し、昨日せっかく洗車したのに風によって舞い上がった海水をたっぷりと浴びています。
兎に角物凄い突風だっので、恐らく宗谷の山の上のキャンプ場や港近くの道の駅駐車場だったら大変な目に遭っていたでしょう。

一晩cw号を守ってくれたドームの上に上がってみました。
宗谷岬と灯台が見えています。
ココでも空撮したかったのですが、この強風ではとても飛ばせる状況ではありませんでした。

ほう、こんな仕組みになっているのか!
これだけでも、時によっては相当な高波が襲ってくる事が判りました。

多少は風も治まっていたので公園まで移動しています。
先に見えている白いキャブコンも昨夜はcw号と同じに避難していました。
あの側面積ですからね、その揺れは相当なものでしょう。

変わり映えのしない朝食。 (笑)
う〜ん“セコマ”のサラダは緑が少ないんだよナ〜。
結局、利尻島行きは翌日に変更となり、この日は翌日に予定していた空撮を前倒しする事にしました。
朝9時に営業が始まる利尻のレンタカー屋さんに電話連絡を入れて翌日に予約の変更を済ませます。
これで約1日分の遅れを翌日/翌々日で取り戻さねばならなくなりました。

シェル内で今後の予定を組み直したりしてゆっくりし過ぎてしまいました。
30分程走行して“道の駅・さるふつ公園”に到着したのはもう午前11時過ぎです。
まだまだ風は収まらず、到着する荷物満載のライダーがこけてしまったりしています。
まずは早めの昼食としておきましょう。

カニ/ホタテ丼にしました。 ¥1980 ちと高め?
ここ猿払村はホタテの漁獲量が日本一だそうです。
ホタテ丼と迷ったけれど、カニにも目移りしちゃいました。
この時期のカニは冷凍物でしょうが、ホタテは流石の味!
肉厚と甘さが群を抜いています。
食後に冷凍ホタテを家に送っておきました。

食後にシェル内で休憩していると・・・。
「ドンッ」と衝撃が!
表に出て見ると、隣に駐車した車のドアがぶつかったようでした。
30代位のお姉さんが「すみません、すみません」。
保険を使うのでと警察へ連絡、おまわりさんが調書を取っている所です。

損傷は左ドアのフェンダーアーチにこの傷とかすかな凹み。
板金修理に出すにも微妙なトコですね。
他に一杯駐車場所が有るのにわざわざ隣に停めなくても・・・。
降車した時に半ドアのまま、連れてきたワンチャンを柵に繋ごうとした時にドアが強風に煽られたそうです。
僕は買い物等の場合は多少歩くともこう言った被害確率が低い場所へ駐車しますが、やはり観光となると写真写りを考慮した場所を選ぶのがアダになりましたネ・・・。
早速相手側の保険担当者から連絡が有り、「旅の途中なので家に戻ったら修理屋と相談して連絡します」でこの場は落着しました。
(帰宅後、馴染みの板金屋さんと相談の結果、その場で磨いて傷を消してもらうと凹みは余り目立たないので不問に付す事にしました)
それにしてもシェルのアルミ部分で無くて良かった!
キャリイ号には申し訳ないけれど、その修理にかかる手間は比べものになりませんからネ。

気を取り直して空撮予定の場所まで移動しました。
去年も訪れた“エサヌカ線”です。

途中に有るクランク部を過ぎた所の待避所の様な場所にcw号を停めています。 先ほどのオマワリさんいわく、「今日は風は収まらないと思いますよ」。
それでもしつこい僕は諦めません。
村役場と警察には飛行の申請(というか報告)済み。
この辺はフレンドリーでした。
さて、どうせ今日は他に予定も無いのだし、時間の許す限り風が止むのを待ちましょう。

で、ふいにドアを開けたら!
強風でドアが思いっきり持っていかれ、ヒンジ部が曲がってしまった様です。
開閉時に「ガコ、ギー」と異音がする様になってしまいました。
さっきのオネイサンの事を言えた義理ではありませんネ・・・。
持参したツールで何とか応急処置をしている所です。

お菓子食べながら午後1時位から2時間もシェル内で風止み待ちしてます。
去年はドローンを壊してしまい出来なかった空撮です。
今年は何としても、の意気込みと言うか意地です。(笑)

多少風が弱まったかな?と言うタイミングで恐る恐るドロ君を離陸させてみました。
やはりフルパワーのSモードでも定位置でホバリング出来ません!
それでも戻ってこれない程では無いので試験的に飛ばして見ました。

たったの10mの高度でも地上より風は強い様で、プロポに送られてくる映像が安定しません。 グラグラです。
周りの草の倒れ方!

“エサヌカ線” 原野の中を地平線まで続く直線16Km
意を決して高度30mでエサヌカ線上を約1Km行ってこいしてみました。
時たま風の影響で横にブレますが、まあその辺は後の編集で何とかするとして。

アクティブトラック(自動追尾)を使って走行シーンを撮影する事にしました。
ところが大変、まずホバリングさせたドローンからの映像が表示されるスマホ画面でcw号をターゲッティングしないとならないのですが、その為にコントロールスティクから指を離してしまうと風に流されてしまいます。
5〜6回(忘れた)やって何とかcw号を認識させて追尾させたのがこの映像(画像)です。

Sモードは条件が良ければ68Km/hの速度が出ますが、この日の様に風が強いと速度が全然でません。
この時は時速45Km/hでも追尾し切れずに、cw号を見失った場所でホバリング状態になってしまいました。
もうこの距離まで離れてしまうと追ってきません。

それでも諦めが悪い僕は何回も何回もチャレンジします。
これは4テイク目だったか、時速40Km/hで追走させた時の映像(画像)です。 丁度ツーリングライダーとすれ違ったところですね。
バッテリー3個を全て使い切り撮影を終了しました。
100点とは言えないにしても、去年のリベンジに成功したと思える空撮でした。
さて、本日の予定はもう有りません。
明日の早朝フェリーに乗る為にまた稚内市内へと戻ります。
近道する為に走行した道道1077号線(4ケタ!)では前後をダンプカーに挟まれての走行でした。
途中の峠ではキャリイ号のパワー不足を懸念しましたが、積荷(土)満載のダンプと同等の速度で走り抜ける事が出来ました。 ホッ!

市内を抜けて日本海側に来ると丁度

綺麗な夕焼け空でした。
明日はフェリーは出るだろう。

昨日と同じ“稚内温泉童夢”で入浴です。

施設内はとても綺麗です。

窓から“利尻富士”も見渡せます。
この日は身体に模様が入ったお客さんが数人・・・そう言えば『張り紙』もなかったな。
前日よりも空いていた事も有り、たっぷり1時間程の癒し時間となりました。

この日の夕食は宿泊地“道の駅・わっかない”へ戻る途中の“セコマ”のホットシェフ(店で調理して温めてある)の豚丼と賄いのお蕎麦でした。
翌日の早朝フェリー乗船の為にも早寝しないとならないけれど、ちょっと頑張って空撮のデータ整理等をして午後10時過ぎに就寝しました。
機体に装着してあるマイクロSDカード128GBがそろそろ一杯なので。
○立ち寄り道の駅
さるふつ
わっかない
○空撮
エサヌカ線
○お風呂 稚内温泉童夢
○ハイタッチ 1回
※ 走行距離129Km 計1952.6Km
この日は利尻島への予定変更によって厳しくなる後々のスケジュールを少しでも楽にできる様に空撮を前倒しました。
そしてとても見て楽しい追走映像が撮れた日でもあります。
さあ、翌日は離島への旅だっ!
【^_^】