
4月10日は『九州左肩なぞり』の最終日となりました。
とても複雑な地形(ある意味瀬戸内海よりも)なので、かなりの心残りが有るけれど可能な限り頑張ったと納得しましょ。
そしてこの日の午後は当初の予定を変更した皺寄せ日にもなっています。
タイトル画像の赤線は4月5・6・7のルートを示していますが、『時計回り』に変更した為に5日と6日の福岡から熊本と本日の福岡から阿蘇までが本来なら一筆書きできた筈だったのです。
当初ルート

この時計回りだと逆光になる確率が多く、またビューポイントが対向車線側になる事が多くなり何かと不便なのです。
青丸部は“太刀洗平和記念館”で、ここだけはどうしても外せないので不自然になっています。
都合1日はロスした事になりますが、引き換えにとても素晴らしい(太陽光・車窓風景)旅を楽しめました。
では午前中は主に空撮、午後はひたすら遅れを取り戻す挽回ルートの1日の記録を振り返ります。
“芥屋の大門”駐車場

しまった! うっかり朝寝坊してしまいました。
“まむしの湯”駐車場で車中泊して目覚めたのが午前6時になっていました。
アラーム鳴ったはずだけど二度寝しちゃったみたいです。
そんな事で車中泊風景と朝食を撮影忘れしたまま、本日の第一目的地まで来てしまいました。
“糸島”の“芥屋の大門”駐車場に到着したのが午前8時前になっています。
空撮作戦練り

ここでは空撮をするので案内板で良さそうな場所を確認しています。
普通なら船からでないとその風景は見られないらしいけれど、僕には頼もしいドロ君がいますから心配ありません。
大門神窟の鳥居

浜辺近くの鳥居には沢山の石が載っています。
なにかのおまじないなのでしょうか?
何かのバチが当たりそうなので僕はしませんでしたが。
大門見えず

やはりここからは見えませんね。
案内に従って展望所まで上がって見ました。
“トトロの森”上の展望所

運動不足な僕はヒイコラ言いながら“トトロの森”と呼ばれる森の中を上がって来ました。
あれが展望台か。 でもここからは目的の穴?は見えないのです。
離陸準備完了

本日1回目のフライト準備が完了しました。
フライトアプリは再インストールしてあるので動作は完璧な筈です。
ではGO FLY!
高度100m

まず高度100m位まで上昇させて時計回りに撮影開始します。
最初は東向きなので逆光気味です。
離陸位置

右上の赤丸が展望台でここから操縦しています。
この展望台、肝心な穴は見えないので何を見せたいのやら?
左に穴らしきものが見え出しています。
“芥屋の大門”

もっと回り込むと、こっちが本物でした。
日本三大玄武洞の一つで、昨日の“七ツ釜”もその一つです。
残りの一つは兵庫県豊岡市の“玄武洞”ですが、昨年通り過ぎちゃってました。
ここは高さ64m・間口10m・奥行き90mもあり、最大だそうです。
ここでも“柱状節理”が確認できますね。
電波ロスト

当然の様に洞窟に下降接近を試みましたが、送信機からは岬頂上が邪魔になり電波がロストになってしまいました。
どうしても近寄っての撮影が出来ませんでした。
よく考えて見たら、先ほどの鳥居のあたりの方が電波状況が良かったな・・・。
稜線

この岬の稜線は恐竜の尖った背中の様に見えます。
遠方の港から遊覧船が出るそうです。
柱状節理

稜線の東側は草木に覆われていて、西側にはこのように柱状節理が剥き出しになっています。
画像中程より少し右にまた『アイツ』が飛んでいますネ。
さて、“トトロの森”を足を滑らせながら下ってcw号まで戻ります。
底のツルツルなドライビングシューズでは土の道はダメですね。
これからは面倒でも靴は履き替えましょう。(笑)
“桜井二見ヶ浦 夫婦岩”

次は糸島のもう少し北にある“桜井二見ヶ浦 夫婦岩”までやってきました。
“志摩サンセットロード”を約20分で到着します。
有料駐車場にcw号を止めて、ここでも空撮しました。
遠景

駐車場から道路を渡った所にある展望所から遠景をパチリ。
なにやらプロらしき撮影集団が見えています。
後ろ姿

ドンドンと近づいて来たのでドロ君には待機してもらって、集団が通り過ぎるのを待ちました。
僕のすぐ脇を通っていったので確認すると、右端の人物は芸能人“飯尾”(ずん)さんでした。
多分、地方局のロケでしょう。 他に僕の知っている顔はありませんでしたから。
この後ずうっと海岸沿いを歩いて行きました。
離陸

さて、浜辺に人影も見られない今が離陸/撮影チャンスです。
本日2箇所目のGO FLY!
夫婦岩

こう言った“夫婦岩”って各地にかなり有りますよね。
二つの岩に絞め縄わたせば完了って簡単!?
釣られて来ちゃいますが。 (笑)
ドローン撮影ならではの近接ショットです。
裏ショット

こちらもドローンならではのショット。
しかし、福岡の海も綺麗ですね〜。
鳥居も含めて

波打ち際近くの白い鳥居に接近しようとしたら、観光客が数人現れたので高度を取っての撮影となりました。
驚かせてしまったら申し訳有りませんからね。
合計5シーンの動画撮影を終えてドロ君は無事帰還しました。
“福岡タワー”

およそ30Kmを1時間は渋滞を含みます。
“福岡タワー”ふもとの駐車場までやって来ました。
近くから全景を入れようと広角で撮影するとこんなに歪みます。
タワーに登って見たかったけれど、寝坊したロス時間の為に断念しました。
“福岡市海浜公園”

それでも近くを少し散策してみましょう。
“福岡タワー”は海のすぐそば、海べりに行ってみます。
“マリゾン”

なんかオシャレな場所があります。
後で調べたら、ここでは結婚式も行われるそうです。
って言うか、結婚式場?
“シーサイドももち海浜公園”

福岡の様な大都会のすぐの所にこんな素晴らしい海岸が有るって良いですネ!
ほんと、綺麗な砂浜でした。
ビーチバレーなんかもやっていました。
午前11時のおやつ

少し汗ばみながらcw号に戻ったら、シェル内でおやつの時間としました。
まだ残っていたイチゴと夏みかんにエクレアとアイスティーです。
車内に氷が有るってありがたいですね。
その奥ではドローンのバッテリーが充電状態になっています。
一息ついたら次へと向かいましょう。
海の中道

マップでこれを見たら我慢できなのが僕の性(サガ)です。(笑)
ここは5日の“宮地嶽神社”の後に行く予定でしたが、時間と天候の都合によりパスしてしまった場所です。
少し遠回りになるけれど、この機会を逃すと後悔しそうなので強行しました。
空撮3

時短を考慮して高速を走行して25Kmを30分で“志賀島”までやって来ました。
この日の空撮3回目です。
高度を上げて“海の中道”全景を撮っています。
正面奥に先ほどの“福岡タワー”がかすかに見えています。
中道上空

この様に繋がっていても島なんですね。
不思議に思って調べてみると?
道切(みちきれ)

調べて見たら一部分が満潮時には砂州が沈むようで、確かに映像を確認するとその部分には橋が架かっていました。
ここを“道切”と呼ぶそうです。
で、納得。 (笑)
おかえりなさい

中道上空を往復撮影してドロ君が戻って来ました。
先に見えている漁港の人が関心を持って近づいて来たので映像を見せると、「こんな光景初めて見た」と喜んでもらえました。
お昼ご飯

時刻は午後1時です。 近くのお店“海鮮レストラン 遊”で昼食とします。
cw号が奥に映っていましたね。
お刺身御膳

お刺身御膳¥2530を注文しました。
上左からブリ、コウイカ、スズキ、とびっこイワシ、下左からタイ、炙りサワラ、マグロ、ゴマサバと8種類のお刺身にアラ汁、茶碗蒸し、その他と豪華でした。
これアタリ! 何の気なしに飛び込んだお店でアタリを引くと喜びもひとしおですネ! しかし、依然とお醤油が・・・。(笑)
事前に調べて行った昨日のお店をハズしていたので尚更でした。
ここで福岡市内では購入しなかったお土産を物色、もう冷蔵庫が満杯なので乾き物を数点購入しています。
午後の一目散

さあこれで九州の左肩沿岸の旅の予定は終了です。
ここからは当初の予定では到着していた筈の目的地までの挽回走行となります。
5日のルートを交差しながら、6日のルート近くをかすめてひたすら九州の山間部を南下します。
“道の駅・うすい”

“志賀島”から“道の駅・うすい”まで50Kmを1時間で到着。
トイレと水分補給してすぐさまスタートしました。
“道の駅・小石原”

“道の駅・小石原”までは18Kmを30分で、ここまでは比較的穏やかなアップダウンのルートでした。
このあたりで燃料警告灯が点灯したので次の目的地までの間で給油しましょう。
九州は町がそれ程離れずに点在しているので平気ですが、この警告灯点灯までやっちゃうと北海道ではえらい目に遭います。
“道の駅・水辺の里おおやま”

“道の駅・水辺の里おおやま”までの区間で給油しました。
日田市内のSSにて440Kmの走行で32Lの給油は13.8Kmと言う燃費はかなり悪いナ。
前回の給油からほぼ全ての区間が急足だったから?
この辺から段々と上り勾配がきつくなって行きます。
“道の駅・小国”

“杖立川”沿いに進む国道212号は素晴らしい眺めを見せながらどんどんと標高を上げて行き、「一峠越えたかな」と思ったところで“道の駅・小国”に到着しました。
この後はもっと厳しくなる山岳ルートなので、ここでは長めのクールダウンでcw号を休めました。
でも時刻は午後5時、暗くなる前に次の難所を越えねば!
また来ました

途中の“押戸石の丘”への分岐点からは去年走行したルートの逆走となります。
“大観峰”への分岐を過ぎると目の前に阿蘇中岳が見渡せる場所が有ります。
“阿蘇”へ又来ちゃいました。
もうこの辺からは下り坂がメインなのでcw号もやっと5速が使えます。
今夜のお風呂

阿蘇の道の駅近くに予定したお風呂は臨時休業中でアウト、そこで検索したのがココ。
“阿蘇市一の宮温泉センター”でした。
到着してみると、ここは地元の銭湯って感じでした。
何故かって? それは駐車場での軽トラ比率で一目瞭然なのです。
cw号も軽トラですが。 (笑)
村人の憩いの場

入ってすぐの休憩所ではネイティブな熊本弁が飛び交っていて、僕にはまったく何を話しているのか判りませんでした。
で、入浴料金が¥200! 僕の旅史上の最安値でした。
お風呂自体は狭めの内湯が一つと大きめな露天風呂が有るだけで脱衣所だってカゴですよ。(笑)
身体も気持ちもホッコリ

でもね、何故だかとてもホッコリするお風呂でした。
受付のおじさんもとても愛想が良く、帰り際には「また来てね」(翻訳済み)と見送ってくれました。
さすがにドライヤーまでは完備されていなかったので、戻ってシェル内で髪の毛を乾燥させました。
晩御飯

昨年の好印象が決めての“道の駅・阿蘇”まで走ったら時刻は午後8時半。
そろそろ冷蔵庫の在庫処理して容積を増やさなければならないので、この日の夕食はお手製の蕎麦とレンチンご飯に牛丼の具を乗せるメニューにしました。
ネット動画を見ながら翌日のルートをナビに設定したら「おやすみなさい」
午後10時には夢の中の僕でした。
○ 立ち寄り道の駅
うすい
小石原
おおやま
小国
阿蘇
○ 空撮
芥屋の大門
二見浦夫婦岩
海の中道
○ お風呂
阿蘇市一宮温泉センター △ ¥200 内風呂1、露天風呂1
○ ハイタッチ
3回
※ 走行距離286Km 計2946Km
この日で九州の沿岸をなぞり終えた事になりました。
正確にはまだ細かく残していますが『ニホンノカタチ』シリーズも残すは防府から下関のルートのみの認識となりました。
翌日からは当初の予定通りのルートに復帰できます。
【^_^】