
2月22日は旅の3日目の記録。
『道の駅・樋脇』から鹿児島湾を横断して大隅半島へ渡り、『道の駅・野方あらさの』までのルートです。 図中赤線は過去ルート
当初の予定では本日午後6時出港のフェリーに乗船の予定でしたが変更しています。

2月22日朝10時になってもまだ『道の駅・樋脇』にいるcwキャリイ号です。
いつもなら既に50Kmは走行している時間ですが、午前5時に起床後に今後の天気予報を確認すると暫くは雨模様・・・。
その時点ではフェリー乗船に対して気持ちは半々の状態です。
もう二度と行けない(であろう)沖縄の天気が雨ではね〜。
現地で合流予定の娘と電話相談する為に午前8時まで待機していました。
結果、「折角有給休暇を取っのだからどうしても行きたい!」と背中を押された僕は沖縄行きを決行とする事にします。
但し少しでも天候回復の可能性に賭けてフェリーは翌日便に変更する事に。
(予備の予約しておいて良かった!)
そこで本日は雨の影響が少ない博物館/史料館廻りに予定変更して、乗船キャンセルの連絡を入れました。 当日でもキャンセル料は発生しません。

ちょっと遅めの朝ごはんを食べ

宿泊のお礼代わりに飲み物を購入しようと施設へ向かうと?
何とも強烈な名前ののぼりが!
なんでも薩摩地方では小さい事を「ちんこべー」と呼ぶので、それが変形したそうです。 朝食後だったので購入しませんでした。

さあここからはワインディングロードを軽快に下って沿岸部へ向かいます。
気持ちよくコーナーを楽しんでいると、少しきつめの下りコーナー手前で前輪がブレーキロックしてしまいました。
そう、現在履いているタイヤも走行が4万キロ超になっていて、そろそろ交換時期だった事を思い出しました。
路面が濡れていた事もあったのでしょうが、今後は気をつけねば!
『道の駅・きんぽう木花館』まで約50Kmを1時間で到着です。
到着少し前に燃料警告灯が点灯したのでここで近くのSSを検索しました。

金峰町のここで給油しました。
470.4Km走行して31Lの給油は15.2Km/Lの燃費です。
昨日の最後の登り坂以外は高速道と平坦な道が多かったのが好影響しています。
そしてここでもシェルに関する話題で数分間を楽しく過ごしました。

すぐに到着したのが『万世特攻平和祈念館』です。
ここは2022年にその存在を知らずに通過してしまって、後に後悔していた場所なのです。

こちらがメインの駐車場だと思ってcw号を停めましたが、裏側に大きな施設と駐車スペースが設けられていてそこには温泉まで有りました。
今回は距離と時間的には無理だったけれど、ここを宿泊地にしても良かったナ。

料金¥310を支払って入館します。
平日の午前中だったので拝観者は僕一人、スタッフのオネーサマからゆっくりとお話しを聞く事が出来ました。
既に1993年から開館しているのに、こう言った博物館に興味が有る僕が通り過ぎてしまうとは「宣伝不足なのでは?」と話を向けると?
どうやら遺族の方の意向が色々と有ったらしく、中々大々的には宣伝出来なかった時期も有ったとか・・・。
したがって、二階の遺品/遺書コーナーは撮影禁止となっていました。
画像の零式三座水上偵察機は1992年に南薩摩市吹上浜沖から引き上げられたそうです。

壁まわりの陳列ケースには色々な備品/パーツが展示されています。

『万世特攻基地』は終戦までの4ヶ月の間にこれだけの戦没者を記録しています。
遺書コーナーを見て回ると、当時の若者の達筆さに驚かされます。
最後に深々と一礼してこの地を後にしました。

20Km30分で次の目的地『知覧特攻平和会館』にも立ち寄りました。
こちらは2022年4月にたっぷりと3時間以上も拝館しています。

一式戦闘機『隼』は外部に展示されています。

映画撮影用に忠実に製作されたレプリカです。
そのDVDを持っているので思い入れが有ります。

次の目的地までに少し寄り道しています。
ここは前回見落としていた場所なので、次の機会には是非にと思っていました。

こちらも映画のロケ地となっています。
北海道と九州には高倉健さんのロケ地が沢山ありますネ。

ここでも先ほどの映画がロケされています。
なんの変哲もない農道の交差点近くにひっそりと在るのが物悲しい・・・。

その後は雲を被った『開聞岳』を眺めながらJR最南端の駅『西大山駅』を通過(2022年訪問済み)して到着しました『道の駅・山川港 いお海道』です。
こちらは2022年に一泊お邪魔させて貰ってます。

その時は早朝スタートしてしまったので今回は恩返しも兼ねて。
『かつおタタキ定食¥1000』を昼食としました。
そう、この一帯から枕崎にかけてはカツオ漁で有名ですからね。
やっぱり新鮮な鰹は美味しいっ!
(普段地元の魚屋のモノはヌメッとした歯応えが嫌いであまり食しません)

すぐ先の港からフェリーにて鹿児島湾を横断します。
次の便は午後3時30分なので約一時間の乗船待ちとなりました。

やってきました『なんきゅう』丸が。
50分で大隅半島に渡れます。
係のおねーさんに聞くと「昨日はシケで終日欠航でした」との事。
乗船料金は4m未満¥2900の現金のみです。

Kカーばかりの5台が乗船しています。
船の重心を考慮したマス集中の止め方ですね。
湾内の航行なので揺れないから? 車止めやスリング等の固定はしないようです。

山川港を出港しました。
雨は止んでいましたが、何という空の色・・・。

外見に反して意外(失礼!)にも豪華な船内風景です。
オコチャマな僕はここには座らずにずうっとデッキに出て風景を眺めるのです。
(笑)

もう根占港が見えて来ました。
湾を横断するこの船と湾外に出ていく船の交差頻度が高く、時にはスリリングな場面も見受けられたけど、毎日の事だから?慣れっこでしょう〜。

そろそろ着岸なので車両デッキに降りて行きましょう。
懐かしい風景が見えて来ています。

お世話になりました。
この航路、東京湾フェリー(久里浜〜金谷)に良く似た感じです。
湾の横断とか船の交差具合とか。
50分/40分 ¥2900/¥3500と東京の方が割高。

港を出て左折するとすぐにここに到着します。
過去2回通過してしまっていた南大隅町観光協会です。

目的はコレを戴く為でした。
通過当時はこの様な物にあまり興味が無かったのですが、他の3ヶ所の物を入手している手前残りの一つも欲しくなるのは当然の成り行き。
日付はキャリイ号で訪れた時を記載して頂けました。
また、四極到達達成記念に大隈町マンホールステッカーもプレゼントされました。
とても感じの良い女性で、ついつい旅の話が長くなり・・・。 (笑)

し、しまった! 北と東の日付が初訪問日じゃないっ!
ま、いいかっ。 (笑)

裏返して初めて一つの文になります。
が、各所の行揃えが微妙にズレてます。
こんなのを集められるのも暇人ならではですネ!

25Kmを40分で辿り着きました『鹿屋航空基地史料館』へ。
この日3か所目の史料館ですが・・・。

朝のスタート遅れが災いし、見事に閉門後の到着です。
諦めて今夜のお風呂へ向かいましょう。

鹿屋市の『ゆたか温泉』¥460です。
鹿児島一の濃厚な重曹泉だそうで、たしかにトロトロした浴感でした。
シャンプー/ソープ無し。
深さ1.4m直径0.8mの一人泡風呂が珍しかったです。
ここで今夜の宿泊地を検索、少し離れた道の駅に向かいます。

今日は食材をスーパーで調達する時間がなかったので経路途中のココで夕食としましょう。 ふと立ち寄ったごく普通の街のラーメン屋さんです。

大人のラーメン(ピリ辛ニンニクチップ入り)¥780と黒豚餃子¥400です。
鹿児島だから? 甘めの豚骨スープだけどピリ辛味噌を程よく混ぜるととても美味しかったです。

20Km20分で当夜の宿泊地『道の駅・野方あらさの』に到着しました。
鹿屋周辺には道の駅が少なく、周辺の他の『おおさき/たるみず』は訪問済みだったので少し内陸のココにしてみました。

ちょっと小腹が空いたのでスイーツをば。 これだから太る?(笑)
そして停車場所が失敗!
IC近くの道の駅だから? 大型トラックがアイドリングしたままで排気ガスが当たりに充満。 我シェル内にも排気臭が侵入して来ました。
しぶしぶと場所を移動してからの就寝は午前1時頃だったかナ。
○ 走行距離177.6Km 総走行距離1597Km
○ 立ち寄り道の駅 きんぽう
いおかいどう
にしきのさと
野方
○ 入浴 ゆたか温泉
※ フェリー乗船を1日ずらし、その分を復路で周る予定だった場所を巡る事で雨の1日を有効に消化できたと思います。
しかし、スタートから3日間まったく太陽が拝めないなんて!
【>_<】