
4月6日は島旅の再開です。
博多港を出港して午後12時20分に“壱岐島郷ノ浦港”に着岸したので、島での観光は半日分になります。
曜日の関係で翌日の予定を前倒ししたので、いつもの様な一筆書きルートにはなりませんでした。
と言うか、島の全行程を見直しています。
それでも小さな島なのでそのやり繰りは簡単でしたが。
“壱岐島”に上陸してから53Kmの観光の記録です。
今日はフェリーの出港時間が午前10時なのでゆっくりスタートです。
ルーフキャリアに溜まったゴミの整理などをして(この旅ではこの処理に苦労しました)、2日間お世話になったコインPから走り出しました。

我車の他には1台だけの駐車風景。
隣の車は放置車両なのか? ずうっと動いた形跡が有りませんでした。

余裕を持って1時間前にターミナルに到着して窓口へ向かったけれど、手続き開始は出港30分前からだと・・・。
この辺の航路はのんびりしてますね。

乗船手続きを終わらせて待機場所に居ると、フェリーがやって来ました。
スラスターでお尻を振って90度ターンしています。
今度の船は今までのより大きそうです。

大型トラックの乗船が終わると乗用車組が乗り込み始めます。
手続きが最初の方だったのに、僕車は最後の方でした。
経由港の壱岐で皆降りるから? 対馬までの車両の方が後からの筈ですよね。
不思議。

まさか初めての『バック下船』なのか?

就航から13年経っているけれどこの船も綺麗なロビーでした。

客席もお座敷とシートがあり、この時はガラガラでした。

そろそろ出港時刻になるので上部甲板に出てみましょう。

午前10時に出港しました。
左はクルーズ船『スペクトラム・オブ・ザ・シーズ』で17万トンの大型船です。
何かバランス崩しそうなスタイルに見えます。

こちらは1800tなので約10分の1しかありません。
それでも今回乗船したなかでは大きい方。

売店にて御船印を購入しています。 5航路目にして2枚目ゲット。

2時間の船旅でそろそろ“壱岐島郷ノ浦港”が見えて来ました。
着岸まであと20分、アナウンスに促されて車両デッキへ降りていきます。

僕車後方の大型トラックを残して全車ここで降船したので、ちゃんと前進で下船です。
フェリー“きずな”また次も宜しく!

上陸後はすぐに橋の上?に在る有料駐車場にキャリイ号を止めて徒歩で昼食場所へ向かいました。

“洋食と珈琲の店 トロル”が目的のお店です。

落ち着いた雰囲気の店内、午後12時30分ではテーブル席は満席。
お一人様はカウンターに着席です。

楽しみにしていた“壱岐牛”なのですが、夕食にも予定しているのでここではハンバーグにしておきました。
壱岐牛ハンバーグ定食M(180g) ¥1400

このハンバーグ、僕的にトップクラスの味でした。
又来たい! (来ますが)

食後クルマに戻って『もしや?』の電話の結果、翌朝予定を今日に早倒しする事に決定。
島の南から北へと国道382号を北上する事15Kmを20分。 (その位小さい)
“勝本港”に到着しています。

ここで『辰の島遊覧船』に乗船します。
この遊覧船は乗船人数が少ないと出航しないと事前に情報を収集済み。
翌日の月曜日ではその危険が有る為に、本日日曜日に期待を掛けました。
「今日は団体予約が入っているので船は出ますよ」との事でした。

お天気が良いので2階席が良いでしょう。
ツアー観光バスがやってきて、団体さんが乗船する様です。

午後2時30分、20人位のツアー客と一緒に出港しました。

最初に“若宮島”に近づくとこの海の色!
いままで見たことのない色です。
この島は自衛隊の島になっていて上陸は出来ません。

“辰の島”に接近して小さな入江に入り込んで行きます。
下の船首部の人達は岩肌にタッチしていました。
う〜ん、下の方が良かったか?

沖へ向かう途中に野生の鹿を発見。

“マンモス岩”から先は外洋です。
この時はうねりが大きく、船長判断でここでUターンとなりました。
(事前に告知済み)
約40分の遊覧は¥2000の価値有りの観光です。
下船後にバスのドライバーさんに話しかけられ、シェル/旅の説明と交換に島各地へのアクセス情報を仕入れました。

島の北端を目指し、やって来たのは“壱岐の土台石”です。
凄い迫力が有る断崖で2500万年前に堆積した砂岩が隆起した地層だそうです。
こんなに近寄って見られる岩壁は中々有りません。
ここは見応えが有りました。

島を東に7Km20分で次の目的地に到着。
1速で上がる坂の上に駐車場。

“男嶽神社(おんだけじんじゃ)”でも階段苦行が始まります。
まず手前の展望台に上がります。

小さな島でもダムが在ります。
“男女岳ダム”とは男岳と女岳の間に在るから?

この後向かう“芦辺港”が見えていました。
直線距離で3Km位か。

では神社へむかいます。

“猿田彦“が祀られている神社なので猿の石像が無数に有ります。

本殿の周りにも沢山。

こ、これは! 自主規制しておきます。
羨ましい!! (笑)

奥にはお稲荷さんも在りました。

続いて男の次は女です。
“女嶽神社(めんだけじんじゃ)”へは極狭ルートで、僕が普通車なら行きません。

男がアレだとしたら女なら? と、変な期待は儚くも散り・・・。
こちらは寂しげな佇まいの神社でした。

次に向かったのは観光名(迷)所? “諸津観音”に到着です。

厳かさとは反対に賑やかな雰囲気がします。
色々有る様ですが...。

やはり“珍”の方ですか。

由緒とは違った方向を向いている見たいですね。

これなんか鳥居のつもりなのでしょうか?
なにしろ独特な雰囲気の場所でした。

ここでの一枚はこれかな? 青空に桜と朱色の柱がコントラスト良し。

次は一気に海岸まで降りて来て“少弐公園”に到着。
ここには壱岐の三大龍神が在ります。

展望台からの眺めると。

“龍蛇神社”が見下ろせました。
あそこまで行ってみるかっ!

遊歩道を下って登って、最後はこんな道。

三大の内の一つとしてはこじんまりとした佇まいの祠でした。
丁度地元のお婆さんと遭遇し、お話ししながら戻り道を歩きました。
この島には余り訛りはないようで、ちゃんと聞き取れました。
毎日この神社へお参りしているそうで、「そろそろ足腰が...」との事。

途中でお別れして「おばあさん、お元気で〜」
(実は僕と3歳しか違わないけど)

“芦辺港ターミナル”にやって来ました。
ここにもフェリーは来ますが、今回は航路違いでした。

『少弐資時像』です。

壱岐に来たら“元寇”は無視できません。
元寇の文永/弘安の役を戦った壱岐の悲劇のヒーローです。

近くのイオンで今晩の夜食を物色し。

午後6時に夕食としました。
ここは壱岐牛の有名店“味処 うめしま”です。
五島牛との対決が楽しみです。

五島ではロースだったけれどここではヒレにしましょう。
150gでは足りなそうなので180gに増量でオーダー。 ¥4200→¥4740

ドーンと来ました。
ライス/スープ/サラダ/コーヒー付きです。

さすがは全国のブランド牛の素牛となっているだけあり、その柔らかさたるや!
人生で最高かも?
五島vs壱岐はこちらの勝ちだな。 (ロース/ヒレの違いはあるけど)

それもその筈。
○壱岐で生まれ、壱岐で育った牛であること。
○育てられる肥育農家が決まっていて、壱岐市農業協同組合の協肥育部会の構成員であること。
○餌が決められていて「一支國配合飼料」で肥育されていること。
○枝肉格付けで肉質等級が5等級4等級3等級のものであること。
現在年間900頭しか出荷されず、希少性の高い和牛として有名だそうです。

美味しいステーキで大満足した僕は島を東から西へ横断。
9Kmを15分で“湯元・すこやか温泉”に到着しています。

ここでは大浴場¥400では無く、家族風呂(貸切)¥700に入浴しました。
“有馬温泉”に似た茶褐色の湯で、蛇口から出る源泉で温度調整出来ました。
特に時間制限は言われず、1時間程ゆっくりと浸かれました。
秘湯感たっぷり!

入浴後はすぐ近くの湯本港の駐車場にて夜食。
イオン購入のアジ/ヒラス/キハダ鮪/たこ柚子をつまみに乾杯。
FI日本GPの結果動画を見てから午後11時に就寝となりました。
○ 走行距離 53Km 総走行距離 2241Km
○ 食事 郷ノ浦 洋食と珈琲の店 トロル ハンバーグ定食 ¥1400
芦辺 味処 うめしま ヒレステーキ ¥4740
イオン購入 刺身/他 ¥2180
○ お風呂 湯本 すこやか温泉 ¥700
○ 辰の島遊覧船 ¥2000
○ フェリー代 ¥14960
※ 島巡りの旅が再開しました。
実は“壱岐島”はほんの立ち寄りのつもりで予定していたのですが、フェリー時間の都合が悪くて2泊する様になっています。
が、これが結果的に大正解の見所多しの島になりました。
【^_^】