
4月9日は“対馬”を本格的に観光します。
真ん中でくびれた北側を『上対馬』、南側を『下対馬』と呼ぶ事もあるとか。
その『下対馬』を時計回りに巡ります。
見所は主に海沿いに多いので必然的にその周り方にしました。
周遊が終わってもまだ時間に余裕が有ったので洗濯をし、その間に2箇所も追加観光しています。
走行154Kmの記録です。
この日は特に時間的な制約は無いので、事前に立てた予定通りに進めるでしょう。
“対馬”では日程に余裕を持たせたスケジュールになっています。

午前7時の“漁火公園駐車場”で目覚めましたが、この日の予報は曇り後晴れ。
天候の回復具合に合わせて少しゆっくりスタートとしました。

昨日購入済みの『とんちゃんバーガー』をレンチンして頂きます。
この“とんちゃん”とは、
『醤油、味噌などをベースにした甘辛の焼肉ダレに漬けこんだ豚肉を、キャベツやもやしなどの野菜と一緒に焼いた料理のことで、戦後間もなく北部対馬で在日韓国人により広められたのがルーツと言われている。地元の精肉店によって日本人の口に合うように工夫された』 by Wikipedia
だそうです。 朝からカロリーたっぷりです。

少し雲間から太陽光がさし出して来た午前8時にはスタートします。
そう言えば昨晩は由来の『漁火』は見え無かったな。
漁の季節ではないのか?
走り出してすぐの“厳原町”を通過した時、大量のK国観光客らしき(見た目で即判る)通行人を確認しました。
街中の看板や案内表示もハングル文字が目立ちます。

10Kmを20分で到着したのは“内山峠展望台”です。
国道を外れてからの道は結構な坂道でした。
やはり壱岐と違って山深い島を実感し始めます。

おー、これから向かう場所も見える様です。
“矢立山”は対馬最高峰で648m。
ここは標高434mで、昨日の“上見坂展望台”は358m。

でもちょっとまだかすみ気味。

これから下って行く道が確認出来ました。
事前に調べて驚いたのが、日本で一番名前のある山が多いのが対馬市だそうです。(177山)
2位の日光市に50もの大差をつけ、佐渡島/屋久島の3倍だそうです。

それを物語る様にそこからのルートは山道の連続で、この“尾崎山自然公園”までの25Kmを1時間かけて到着しています。
この手前の“神崎灯台”が島の最南端なのですが、とても到達は困難なので『車で行ける最南端』と勝手に決めて来ました。

徒歩で灯台へ向かう途中に軍事施設跡らしきもの発見。

“豆酘崎砲台跡” やはりここにも砲台が在った様です。
地理的に考えたら、ここに砲台設置は当然ですね。

“豆酘埼灯台” つつと読むのだ。
一見良さそうな景観は周りの木々が邪魔して殆ど拝めません。

下に降りたスペースからドロ君の対馬初飛行です。
沖の副標(元の灯台)まで約1Kmを飛んで振り返りショット。
現在は点灯しないらしい。

高度を上げながら灯台と岬全体を空撮しています。
上空145mからの眺め。

灯台真上からキャリイ号までを含めたショット。

下降させて望遠レンズでパチリ。
強力そうな通信施設が在るので、電波障害を恐れて余り近づきませんでした。
(過去にコントロール不調の経験あり)

するといつの間にか騒がしい鳴き声が!
過去最大数のトンビ?に囲まれています。 10羽以上います。
ここの群れは攻撃的な様で、次第に包囲の輪を縮めて来ます。
慌てて帰還させて事無きを得ました。 ホッ!

まだ先までの遊歩道が有ったので南端を目指しました。
ドロ君だと数秒の距離でも歩くとフウフウ状態になりました。

途中に“不動明王”が海を見守っていました。
まだアイツが飛んでる。

岬の先端に到達しました。

条件が良ければここから壱岐の島が見えるらしいです。

岬の先端に立つ! (笑)
ふざけてないで次へ向かいましょう。

県道192号まではアップダウンの激しい山道を進み、10Km25分がその険しさを示しながら到着しました“鮎もどし自然公園”です。
川を遡って来た鮎がここの岩で滑って下流に流されてしまう事が由来とか。
では見てみましょう。

流れる“瀬川”に吊橋が掛かっています。
見えている観光客さんとすれ違いましたが、かなり揺れました。

橋の中央部から下流方向をパチリ。
これ全部が一枚岩の花崗岩です。

上流方向もパチリ。
夏はこの岩を滑り台の様にして遊ぶ事が出来るそうです。
それ位ツルツルなんですね。

ではドロ君に上流まで向かってもらいましょう。
この辺が花崗岩の終地点らしいです。

続いて僕が操縦する橋の下を通過させて。

下流の先の方まで飛ばせてみました。
新型のAir3sはこの様に細い枝に接近すると、新たに装備されたLiDARセンサー(レーザー光照射)が反応して自動に回避ルートを飛行します。
以前のAir2sではこれが苦手だった。

最後に最大高度149mまで上昇させて、この公園全体を空撮しました。
ドロ君を収容したら時刻は午前11時、もう1箇所観光してから昼食場所へ向かいましょう。

西岸を北上する県道24号を少し外れた場所にやって来ました。

珍しい『石屋根倉庫』です。

それほど太くも多くも無い柱でよくもこの重い屋根を支えているものだ。
と感心しきり。
強風にも耐えられるだろうけれど、建設時は大変だったでしょうね。

午前11時50分の丁度お昼時に到着したのは“対州そば匠”です。

色々有ってもお勧めに限るでしょう。

『対州そばと対馬あなごの名物御膳¥1800です。

対州そばとは
『縄文時代後期、中国南部から対馬に渡った蕎麦の実。
その実を交配させずに、対馬の清流と豊かな土壌と日本ミツバチによる受粉を行い、地元の生産者と互いに協力しながら原種の味を守り続けています。
小粒の実に凝縮された深い風味と食感はそば通がうなる珠玉の逸品』by HPより
確かに今まで食べたどの蕎麦とも違う風味と舌触りを味わえました。
スープは対馬産地鶏と対馬産どんこ椎茸から作られていて、あっさりでも深い味わいが有りました。

どんこ椎茸の天ぷらは肉厚で美味しく、美味しくて有名な対馬あなごも肉厚でも柔らか。 今まで特に指名して食べるほど好きでは無かったあなごの印象が一変しました。
クチコミ4.2の評価は過小では? と思う料理を頂きました。

また海岸まで戻るとここも外せない場所。
“小茂田浜神社”はゲーム『Ghost of Tsushima』(ゴースト・オブ・ツシマ)の舞台になった場所。
3万の敵兵に僅か80騎で立ち向かった場所です。 (史実でも)

奮戦虚しく全滅...。

その時の勇者“宗助国公”の騎馬像です。

すぐ横の戦場となった“小茂田浜”にも歩いて行きました。
もう一回ゲームがやりたくなりました。

15分ほど北上した“阿連漁港”から、知らない人は知らない迷所へドロ君を発進させました。

最初に一山越えた辺りを探索しましたが見つからず、もう一つ山越えしてやっと見つけました。

そうして下降を試みると間の山が邪魔をして通信が途絶えてしまいます。
仕方なくギリギリの高度まで下げたところで望遠レンズを使ってパチリ。
これ、『日韓トンネル』の工事現場なのです。
何かと お騒がせしているアノ教会が関与しているとか。
工事は中断している様ですが...。
技術的に到底無理。 仮に出来ても維持出来ない。 そもそも必要なの?
な、珍所でした。 (笑)

そうして対馬下島を一周して“美津島町”まで戻って来たら、溜まった洗濯物を処理しましょう。
洗濯/乾燥で約1時間の待ち時間を有効に使います。

8Km10分で到着予定の東岸を目指すのですが、途中からこの険道を進むことになりました。 「頼むから対向車来ないでくれ」

運良くスンナリと到着出来たのは“姫神山砲台跡”です。
が、ここはまだ駐車場。 ここからは徒歩で向かいます。

10分位フウフウ/ゼイゼイする坂道を登って現地に到着しました。
ここでちょっと呼吸を整えて。
一種異様な雰囲気を放つ施設へと向かいます。

時間が無いので説明は読まずに撮影して、後で読み返しましょう。

一段上がった所には砲台の穴が在り、2台分が3セット隣接していました。
穴は埋められています。

倉庫や設備室の様な建物の間を進みます。
何かが飛び出て来そうな、非常にダンジョン感溢れる光景でした。

一番の高台に到着しています。
ここは“右翼観測所”だったとか。
条件が良ければ“壱岐島”まで見えるらしい。
ここから“勝本”までなら約60Km、両側から監視していたわけですね。
『バルチック艦隊』を見れたのだろうか?

北側には複雑に入り組んだリアス式海岸が望めます。
もう少し晴れていればな〜。

砲座の海側は高くなっていて、そこからの眺め。
そうか榴弾砲は砲身が短く、仰角上げて発砲するからこれでも良いのだ。

さておよそ25分を経過しているので、急いでコインランドリーに戻りましょう。
もう午後4時近くなら対向車も上がっては来ないだろう。
落ちたら○ぬ様な狭い道を降ります。
コンクリート路面なのがせめてもの救いです。
その後国道に出て空港周辺を通過する際、この旅初めて( と言うかここ数年ぶり)にネズミ取り現場に遭遇しました。
車載の探知機はまったくの無反応(ステルス?)でしたが、法令遵守の僕は心配無し。
こんな離島(失礼!)でも取締りするのですね、確かに長い直線部分で速度を出したくなる場所でしたが...。

ランドリーには乾燥終了してから5分後位に回収に戻れました。
しかし、全自動機が一台しかないとは不便ですね。
しかも10Kgまで¥1300とお高いし。
良くあるのは8Kg¥800かな。

まだお風呂までは早いと判断し、もう一つ観光しておきました。
ここは“万関橋展望台”です。
途中、またあの現場を通過しましたが、まだ営業中でサイン会場には数台が御用になっていました。
最近は『パッシングでお知らせ』も煽り運転の疑い掛けられそうで躊躇しますね。
それでも優しい僕はしたけど。

これは西側の眺め。 夕日が逆光になって邪魔。

東側は“久須保浦”越しに“黒島”かな?まで見渡せました。

赤いアーチが渡って来た“万関橋”です。
ここからだと周辺のリアス式海岸がとても良い感じで空撮出来るのですが、“対馬空港”から3Kmしか離れていないので無許可では飛行させられません。
ここは福江空港”の時とは違って、当初から諦めていたので問い合わせも申請もしていません。

昨日と同じお風呂への分岐点を少し通り過ぎ、夕食の買い出しをしておきました。
今日はお店の閉店時間を気にせずにゆっくり入浴したかったのでシェル内食としました。

午後6時過ぎ、またお世話になります“湯多里ランドつしま”さん。
この日は昨日よりは多い5〜6人が先着していました。
サウナ出て水風呂に浸かり、露天風呂脇のデッキチェアでウトウト。
結果3時間も滞在しています。 ふやけちゃわないか? (笑)

坂を下ってすぐの“グリーンピア 海浜公園”で車中泊としました。
夜半までライトアップされる綺麗な公園です。

スーパーでの購入品で一人宴のスタートです。
かんぱち/タコの握りに海鮮漬け丼と冷やしうどん。
全部合わせて¥1500ちょっとの豪華?な夕食でした。
最近ビールの缶数が増えて来たゾ。 3.5%ですが。
そう言えば、イカを見かけなかったな。
○ 走行距離 154Km 総走行距離 2632Km
○ 空撮 豆酘崎 鮎もどし自然公園 日韓トンネル
○ 食事 対州そば匠 そば/あなご天ぷら膳 ¥1800
スーパーサイキ 寿司/うどん ¥1511
○ お風呂 湯多里ランドつしま ¥800
※ 壱岐と違って対馬は内陸部に余り観光名所が無いので、割と一筆書きに近いルートを描けました。
それにしても山深い島、これ程キャリイ号が2速を多用した日は有りません!
【^_^;】