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cwr3072 (シーダブ)のブログ一覧

2012年08月20日 イイね!

NO.670 最終日のサプライズ!? 2012北海道ツアーの5

NO.670 最終日のサプライズ!? 2012北海道ツアーの5 ← 彼は今ひとり津軽海峡を渡る船上で登場の仕方のアレヤコレヤを思案中である。
 「黙ってコッソリ現れたらみんな驚くだろーな」「でもアッチで会えなかったら困っちゃう・・・」
 「だから誰か1人には打ち明けておかないとっ」「さっきから探りの電話がうるさいナ」「まさかバラしてないだろうな?」 

 そのドライバーは高ぶる高揚感と一抹の不安と共に深夜の東北道をひとり北上するのであった。
 それは全て2晩前からの筋書き通りに進まされている事も知らずに・・・。 ましてや選んだ告知相手は『魔女』だったのだ! (笑)

 今日は8月14日、北海道での最終日です。 予定では朝食後に急いで朝市へ出向いてお土産の手配をし、すぐさま昨日あたりを付けておいたデポ地にて1号機を降ろして山へ上がるつもりでした。
 ところが前出のアトラクションが乱入してきたので少々順番に狂いが生じました。
 まあ僕としてもどんな顔をして下船してくるのか確かめたいし、と言う事でタイムスケジュールの組み立て直しです。

 宿泊した平成館開陽亭。 とても綺麗な観光ホテルで、宿泊費もとてもリズナブルでした。 『魔女』はホテル選びも巧みです。
 

 指定された駐車場に段差が有った為に建物裏のスペースに縦列駐車するハイエース4台。


 朝食〜お土産購入と時間調整してフェリーターミナルへ到着するともうすでに船は接岸していました。
 よーく見ると舳先のデッキで大きく両手を拡げて振っている人物が。 (笑)
 乗用車に続いてバイクが次々と降りてくる中、徒歩の乗客が車両デッキ奥で待たされているのが見えます。

 しばしの待ち時間の後、先陣を切って“まさパパ”どんの登場です。 満面の笑みと喜びの感情を体全部で表現しながら。 待ち構えていた全メンバーのシャッター音を伴奏にしてリズミカル! 【^_^】
 深夜の青森FTに愛車を残して体ひとつ海峡を渡って来たのです。 滞在時間が7時間も無いのに・・・。


 各自の毎晩の電話で徐々その気にさせる作戦、最後に『魔女』“こまち嬢”にトドメを差させた事。 そしてその全てを全員が一部始終知っていた事。 等々を話しながら北の大地での再会を喜んだら僕は一足先に朝市へ向いました。
 とても楽しい“サプライズ”でした。


 さあ、ここからが僕の本来のルート、出発前に手渡されたお土産リストに従って発送の依頼まで済ませたら“トラピスチヌ修道院”交差点を逆方向に左折すれば予定のデポ地に到着。
 我CRF150F号は林道大船松倉線に突入しました。 左は寅沢林道、直進が本ルート。


 それまでの森林を抜けた所が素晴らしい景観。 遠くに見える泣面山(835m)を越える予定です。


 おおっ、事前調査でも『要注意』と脅かされていて懸念材料だった看板が・・・。


 本州では中々見られない長いストレート林道。 標高をグングンと上げています。
 路面は良く締まった小砂利のフラットダートで、「これぞっ北海道」と思わず叫ぶ僕。 (笑)


 ん? 通行止め! 工事中で海まで抜けるルートは断念。 仕方なく行き止まりの万畳敷高原へ左折。


 軽快に進んで行くと数十メートル前方左の山側から何か黒い物体が転げ落ちて来ました。 「もしやっ」と目を凝らすと・・・・出ましたっっっ! 熊です!! 
 敵が走っているうちはこちらも止まってはいけないとも言われていたので付かず離れずの距離を取って追走します。 約500m程進んだ所で急なブラインドコーナー、勿論その時点で姿を見失っています。 恐る恐る超スロースピードでコーナーを抜けるとそこは長い直線、一体どっちへ消えたのか判らないのでここ↓は意を決して全速力で突破しました。


 「もう平気だろう」と言う場所で一旦停車した時に気がつきました、あまりに慌てて撮影していない事に。 実際に山の中で野生の熊に遭遇するとその恐怖心は想像とはまったく異次元、心臓はバクバク喉はカラカラです。  証拠無しではこのサプライズも信用してもらえないかも? ま、無事が何よりだ。

 それから数キロで万畳敷高原に到達、泣面山登山口の所で道が急に草木に覆われているのでここらが終点かな? ナビで位置確認して来た道を戻る事にします。 実際このルートは僕のナビに表示されないので数本有った分岐点で迷わない様に走行軌跡を注意深く辿って行かないと。
 走行軌跡に林道ではあり得ない程の直線が表示されているのが確認出来ます。


 徒歩30分で泣面山山頂という所には又あの看板が!  結構ビビッている僕は予定のお弁当を食べるどころかエンジンさえも停止出来ずにもう一目散に下山する事にしました。

 
 さあ、このカーブを曲がった当たりが先ほどの遭遇地域だ。 まだ同じ場所に居るとも思えないが・・・。
 一旦気を落ち着かせてからスタート、低いギヤでエンジン回転上げ気味で爆音を響かせます。


 「で、でたっっっ!!」

 さっきと同じに追走すると敵は急に立ち止まってしまいました。 当然僕も停車して様子を見るとプーさんは方向転換してこちら向きに座り込んでしまいました。
 焦ってデジカメをポシェットから取り出そうとした僕は手が滑って地面に落してしまいます。  バイクに跨がったまま拾おうと無理な体勢を取ると左足でチェンジペダルを踏んでしまいエンスト、あたりが静まり返っちゃいました。 
 「ヤバイ、ヤバイぞ」すかさずセルスタートしてからパチリしたのがこの画像。
 今見ると子熊? いや、この時は恐怖心も有ってか“しんこ”センセと“まさパパ”どんの中間位のサイズ(だったと思う)でもやたらと大きく見えたものです。
 さあ、この道を進むしかcw号に戻る道は有りません。 にらみ合う事2、3分だったか、ヤツは一向に動く気配が有りません。
 この旅前に数人にはお話したのですが、まさか必要無いだろうとサボってしまった『熊撃退スプレー』の事が頭をよぎり後悔しきり。 仕方が無いのでアクセル煽って爆音出したりホーンを慣らしたりしても効果無しっ!  
 リュックに鈴で熊よけ? ホンマかいな?なんて言っている場合じゃない・・・。
 一か八かでハーフクラッチからのウィリースタート、これにはプーさんも驚いた様で反射的に逃げ出しました。 左の茂みに逃げ込んだのを確認できてもいつ飛び出してくるかも判らないのでプロのモトクロスライダーばりの速度でそこを通過した事は言うまでも有りません。 ふうう。
 前々からあちらこちらとネットで調べていても熊と遭遇した記事を見た覚えが有りません。
 まさか僕が体験してしまうなんて。  こちらは怖ーい“サプライズ”でした。 (ホンの数分の出来事にこの行数 (笑) )
 
 その勢いのままcw号まで戻り着いたら56.6Km走行。予定の半分の距離でしたが、中身は倍以上の濃さとなりました。


 ナビで走行経路を確認。 もう少しで海(下側)まで行けたのに、通行止めでは仕方なし。 これで今回の北海道ライドは終了です。 何はともあれ、AX-1/CRF共に無事故無転倒で終われて良かったと思います。


 1号機を格納したcw号のエアコンを効かせてから着替えて遅めのお弁当をパクつく僕。 フェリーターミナルの集合時間まであと40分は丁度のタイミングです。 
 スマートチェックインゲートに到着するとハイエースの姿は無し。


 誘導されるままに高速船の乗船待機場所へ進むと居ましたヨ、念書ラインに。(笑)
 間にGTRを挟んで僕も並びます。3台はナンバープレート無しです。


 他の3台とは少し離れた壁際に停まったcw号。


 嗚呼、いよいよ北海道ともお別れの時、何とも言えない寂しい気持ちが。
 たったの7時間滞在でもう離岸する“まさパパ”どんの心境やいかに? (笑)
 参加メンバー全員が後部デッキで楽しかった北海道との別れを惜しみました。


 帰りの船は高速船“ナッチャンWorld”、3時間弱で青森港に到着。
 “まさパパ”号の駐車場所で『儀式』の後に記念撮影。
 僕と3家族の合計10人+1人の楽しい北海道ツアーはここで一先ず解散となりました。


 楽しいメンバーと一緒に走り回った北の大地、美味しい食べ物と素晴らしい景色は一度行ったらヤミツキです。 まだまだ半分以上も残している行きたい場所候補は来年以降のお楽しみになりました。
 同行してくださったお友達、そのご家族と一緒の思い出を作れた事は僕の何よりの財産となりました。
 特に、中々踏ん切りがつかない僕の背中をドンッと押してくれた“しんこ/こまち嬢”御夫婦には感謝の念が堪えません。  お疲れ様、そしてお世話様でした。
 
 ※ 来年も行くゾッ! 【^_^】 そしてまだ帰らない僕の旅はまだ続くのでした。 その6へ続く
Posted at 2012/08/21 01:40:54 | コメント(9) | トラックバック(0) | CRF150F | クルマ

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