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2012年10月10日 イイね!

NO.679 情熱か意地か RR復活クラッチ編-1

NO.679 情熱か意地か RR復活クラッチ編-1 さて日曜日から作業開始したGSX-R750Rです。
 販売当初、僕らの世代は機種名(GSX750RR)にRが2つ付くので“ダブルアール”と呼んでいました。
 1986年にスズキから限定500台で発売されアッと言う間に売り切れたバイクです。
 国産市販車で初のヒャクマンエンオーバーバイクです。

 限定車の所以たる装備は一人乗りとなるシングルシートとそれに合わせるべく専用設計となったリヤショックや当時TT-F1を戦っていた“ヨシムラ”レーシングカラーのフルカウル等が有ります。 その他に細かいところ色々。
 しかし最もその希少性を際立たせるパーツが画像の乾式クラッチで、湿式型をこれに換装するとしたら部品代だけで約28万円もかかると言われていました。 
 それでもこの為にわざわざ型を起してマグネシュウム製のインナー/アウターカバーを作ったり、クラッチハウジング/ハブ/ブレートまで用意したのだから赤字だったことでしょう。
 元々がレース仕様用のこのクラッチ、メンテナンスが容易な事とオイルに浸っていないので撹拌抵抗が少なくレスポンスに有利で、その独特な「シャンシャン、カラカラ」音は雰囲気満点です。
 しかしそれと引換えにクラッチミートがシビアだったり消耗品の耐久性が低かったりと差し引き勘定では『損』の面が多い事も確かです。 でもくすぐられるんだナー、この音と見た目に!


 と言う訳でRR復活はこの乾式クラッチから始めました。
 さすがにメンテナンス性は抜群でものの数分でバレちゃいます。
 ただしクラッチハブを固定しているナットが27ミリで手持ちが無く、日曜日に我箱で作業した“まさパパ”さんにソケットとインパクトレンチを借りての作業となりました。


 とりはずしたクラッチハウジングを点検するとドライブプレートとの接触面が段付摩耗していました。
 実走行で9000Kmしか乗っていないのに・・・。
 クラッチが切れる時にドライブプレートがここを横移動するのにここに段が有ると引っかかり抵抗になり作動の重さにも繋がります。


 山の角度を狂わせない様に尚かつ面を出しながらヤスリで研磨して修正する事にしました。
 常に物理的に衝撃を受ける場所なだけに普通のアルミより硬い材質で作られている様です。
 合計42山あるのでX2面で84面をシコシコギコギコとする根気作業、日曜日から始めて本業後に数時間かけて3日間であと15面まで辿り着いた所でヤスリを抑える指が限界を迎えて今日は終了しちゃいました。
 マメも出来たし。 機械が使えればナー・・・。 
 
 ※ まだスリーブハブ側にも段が出来ているし、今週中には到底終わらない予定です。(笑)
  良く言えば『情熱』、いや『意地』が無いととても出来ない作業ですネ。 【^_^】
Posted at 2012/10/11 02:59:42 | コメント(12) | トラックバック(0) | GSX-R750R | クルマ

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