
今回で2022年春旅の4回目のブログです。
“道の駅・宍喰温泉”から四国南岸を走って四万十を目指します。
約半分は過去にハイエースで走行していますが、スタートしてから室戸岬までと桂浜から先は初めてなので楽しみです。 300Km超えルートです。
4月6日朝6時のcw号

朝食を済ませてあたりを散歩して戻ってくると

隣に止まっていたハイエースキャンパーのオーナーさんからご挨拶されました。
「ソーラーパネルってどうですか?」「僕の旅行パターンだと走行充電の比率が高いので、あれば便利って感じです」
その他、自作・製作期間・費用等々のやりとりはもうお約束です。(笑)
八王子のご夫婦で四国を周っているとの事でした。
お互いの安全を祈って逆方向へ走り出してお別れしました。

僕は少し戻って前日通過した“阿波海南駅”に到着です。
ココではある興味深い事が有ったので。

それ専用の駐車場が設置されています。
案内板下には『Dual Mode Vehicle』の文字が。

JRの終着駅なのですが、その先にも線路が続いています。

丁度気動車がやって来ました。
ここから折り返して徳島へ戻ります。
ではその先の線路とは?

貼られていたポスターです。
線路をバスが走行しています。
これが『Dual Mode Vehicle』なんですネ。
2021年12月、世界初となるDMVの本格運用が開始されています。

バスが国道をそれてやって来ました。
楽しみ楽しみ。
僕の周りにはその筋のマニアさんが5人現れています。

まず停留所で乗客を乗せたら

線路の端までやってくると

車体から鉄車輪が降りて来ました。
車輪をレールに着地させる為に手前導入部の両脇に有るコンクリートのガイドが前輪タイヤを誘導する様です。

車体が上がっても前輪が降りない仕組みが有るのかな?
これで方向はレール/車輪によってなされます。

で、後方はと言うと。
こちらも鉄車輪が降りて来てレールに着地しています。
しかし車高は上がらずに後輪タイヤは接地しています。
鉄車輪はあくまで位置決めの為で、駆動はバスモード時と同じくゴムタイヤで行われます。
ダブルタイヤの内側がレールと接していました。

一連の動作は20秒位でしょうか、なので前後の撮影は忙しかったです。
走り去っていく姿を数人の鉄オタさん達が撮影していました。
この青の他にポスターの緑と赤の3台あるそうです。
駅前のコンビニで買い物ついでに聞いたところ、休日はかなり賑わうそうです。
便数が少ないので前日の通過時に時刻表を確認しておいて良かった!
珍しい光景を見られてとても満足しました。
さて、先を急ぎましょう。

約50Kmを1時間走行して到着したのが

“室戸岬”
13年前にハイエースで訪れていました。
当時はここから高知へ戻ったのでココからは再走になります。

折角なので波打ち際まで降りてパチリ。
この頃、時刻はまだ午前10時なのに汗ばむ位の陽気になっていました。

案内板を見ると、展望台があるらしい。
ハイエースの時は行っていないので訪れてみましょう。

海岸から離れて登って行く道は部分的にもの凄い勾配!
cw号は3速では速度を維持できずに2速走行を強いられる急坂がありました。

高岡園地展望台(室戸スカイライン山頂展望台)
やっと到着したの画。

展望台に上がってみます。
なんか、『恋人の聖地』って多すぎない??? (笑)

走行してきた沿岸線を眺めましたが、宍喰温泉までは見えませんでした。
と言うか、ココそれほど眺め良くない様な気が・・・。
その後は室戸スカイラインを気持ちよく走行して海岸線へ戻り、高知を目指します。

時刻12時半、桂浜少し手前まで来て昼食としました。

そこまで言うのならココにしましょう。(笑)
数店並ぶ中で一番古風なお店です。

入店するといきなり渡されて案内されて点火されて焼かされました。
(笑) 数秒で「はい、ひっくりかえして〜」

切って盛り付けてもらって調理終了しました『かつおタタキ定食』です。
勿論と言うか当たり前、いままで食したカツオの中では1番の味でした。
地元で食べるものはネットリした食感が余り好きになれず、特に食べないのですが。 美味しく¥1600で戴きました。

ものの3Kmで到着しました。

ここまではハイエース時でも来ていますが、その時は撮影していなかったので今回はじっくりと。

色々な被写体がギュッと詰まった箱庭の様な風景です。

階段を上がると、あまり紹介されない“龍馬像”の後姿が見えて来ます。
何やら横に仮説の足場?の様なものが・・・。

¥100で上がれる特設展望台だったので龍馬目線まで来ました。
下からでは見る事ができない履いているブーツと同じ目線の海原を観て感激です。

結構ハンサム?なドアップです。
もろに逆光だったので白飛びしちゃってます。

そこから丁度下にcw号がチョコンと見えました。
汗だくになりながらクルマに戻ります。
この後は当然の様に海沿いを走行しましたが、宇佐大橋を渡ってからの“横浪黒潮ライン”が素晴らしかった!
まったくノーマークだったけれど、その景色の素晴らしさに見とれてコーナーワークが疎かになる程です。 所々路面は荒れていましたが。
殆ど対向車も無く走りやすく、展望所(止まらなかったけど)が数多く有るのも美点でした。
画像が無いのがその証か? (笑)
“道の駅・かわうその里すさき”でトイレ休憩のみして、すさき西ICより高知自動車道を終点の四万十町中央ICまで走行します。
この区間、殆どがトンネルで工事は大変だった事でしょう。

途中睡魔が襲って来たけれど、PAが無く必死に頑張りました。
で、IC降りてすぐの“道の駅・あぐり窪川”で小休止です。

この旅初めて!? オレンジではなくミカンソフトクリームです。
これでスッキリ目が覚めたので先を急ぎましょう。

本日の宿泊予定地に予定より早く到着したので、翌日朝のイベントを前倒しする事にして到着しました。
四万十川にかかる“三里沈下橋”です。
一つ下流の“佐田沈下橋”が有名ですが、こちらの方がロケーション的(空撮等)に良いのでチョイスしました。
途中の道路は狭くて大変ですが、その分通行量が少ないのも利点です。
これはドローンからの画像です。

橋の幅が狭くてとても緊張します。
ハイエースワイドだったら渡らなかったでしょう。
撮影の為に降車するにもハラハラドキドキで左に寄せました。
幅狭の軽トラでもドアを開けて降りる時は緊張します。
普通車だったらドアを開けたらすぐ下は川面ですヨ。

「すみませ〜ん」と大声で!
地元の軽トラさんが待ってくれていました。
良く有る事なのでしょうか? すれ違いざまにニッコリ笑ってくれました。
時刻は午後6時近かったので条件は余り良くなかったけれどドロ君に頑張ってもらいました。
3シーンで計15分程の空撮映像が撮れました。
他の有名沈下橋だと観光客数や通行車両の点で難しかったかも・・・。
さて、暗くなってしまったら怖そうな来た道を急いで戻りましょう。

四万十川沿いに河口に向かい、海近くの山の上にある“四万十いやしの里”で入浴しました。
2つ星のホテル、流石に建物も浴室も綺麗です。
内湯はトローリとしていて、露天の方は海水でした。
食事が出来なかったのが残念。

四国にも有るんだ!
宿泊地へ向かう途中に見慣れた看板につられて入店しちゃいました。

前日の徳島コッテリが尾を引いたのか、あっさりと“柚子塩ラーメン”にしておきました。
戻って家族に言われました、「四国までいってわざわざ?」(笑)
チェーン店は勝手知ったる味なのでハズレ無しで安心ですからネ。
宿泊地に到着したらもう午後10時過ぎ、ここまでの旅の記録をメモってからそそくさと眠る僕でした。
○立ち寄り道の駅
キラメッセ室戸
かわうその里すさき
あぐり窪川
なぶら土佐佐賀
ビオスおおがた
○ハイタッチ 無し
※ 走行距離312.5Km 合計1291Km
Dual Mode Vehicleの撮影、藁焼タタキ体験、龍馬超接近、横浪黒潮ライン快走、沈下橋空撮と盛り沢山の1日でした。