
2022年4月9日は九州に上陸して2日、いよいよ本格的に観光していきます。
と言っても大まかに4ヶ所を重点的に周っただけですが。 それでも走行距離は300Km超えの長距離移動となりました。
それでは56枚の画像を見て思い出しながらの長編です。

“道の駅・フェニックス”で朝6時に目覚めたcw号です。
こちらの道の駅はライダーに人気なのでしょう、朝早くからバイクのエキゾーストノートが賑やかでした。
決して爆音では無く、ライダーの端くれの僕には心地よい目覚ましとなりました。

散歩で海岸方向へ歩くと丁度朝日が上がってくるタイミングでした。
ちょっと薄雲によって輪郭がボヤけているのが残念。

いかにもの南国風景。
青島から続いている洗濯岩が見えます。
準備が整ったら少し戻って観光しましょう。

前日の入浴前にロケハンしておいた場所へ到着しています。
宮崎白浜海水浴場の公園です。

ドロ君が上空へ舞い上がりました。
まずは静止画をパチリして

約2Km先の“青島”まで行ってもらいましょう。
朝8時前とは言え、人気の観光地では第三者からの安全距離を保っての離陸場所が確保しにくいからです。
Sモードの最高速70キロであっという間に“青島”上空に到達しました。

色々な高度と方角から撮影しています。
小さな機体が高度100m以上で飛行しているので、島を観光しているヒトには気がつかれる事もありませんでした。
僕の位置から反対方向へは飛行できません。
何故かと言うと、前日利用したホテルの露天風呂が有るからです・・・。
ドローンを回収したら次の目的地へ向かい、一つ先の内海町で給油しました。
455Km走行して31Lの給油だったので14.7Km/Lの燃費。
う〜ん、この旅で一番穏やかな走行だったつもりなのに初めて15Km/Lを割り込みました。 なんで???
そしてお約束になっている「これで埼玉から来たの?」「どこを周るの」「どこで売っているの?」 今度説明書きでも持参しようかな?(笑)

次の休憩地は“道の駅・なんごう”です。

なんとも南国情緒溢れる場所です。

トイレから戻ってくると近くに停車していた若いドライバーさんから声がかけられました。
この先でスキューバダイビングする為に立ち寄ったところ、cw号に興味を引かれたそうです。
色々と案内/説明してから最後に「撮影しても良いですか?」の場面です。
この先のダイビングスポットヘ向けてご夫婦で先行して去っていきました。

地図によるとこの先に“人間魚雷回天訓練の地碑”が有るというので注意深く走行しましたが発見できずに通過してしまった様です。
帰宅してから調べてみたら、とても小さな標識が立っているだけの様でした。

この入江のちょっと手前の駐車スポットで、先ほどのご夫婦が両手を振り上げながら飛び上がって盛大に通過するcw号に声援?を送ってくれました。
なんだかとっても嬉しくなりましたね〜。

すこし進んだ“幸島”へ寄り道しています。
ちょっとシェル内から異音が聞こえていたのもあってです。
犯人はちゃんと仕舞っていなかった荷物が床を転がる音でした。

ほ〜、そうなんだ。

と、目を凝らしても見つけられる筈もなく・・・。
先を急ぎましょう。

次は“都井岬”です。
国道をそれて少し行くと料金所(駒止の門)が有り、ここから先は野生の馬が生息しています。
注意深く走行していくと、行手に数人が手を振って合図していたので最徐行して行くと? コーナー曲がってすぐのところに野生馬が佇んでいました。
危険を知らせてくれていたのですネ! ありがとう!
クルマが近づいても微動だにしないおウマさんを注意深く迂回して進むcw号。

“都井岬灯台駐車場”へ到着しました。
土曜日だったからか、結構な観光客が訪れています。
ライダーが多いのにも驚きです。

高台からの眺め良し。
先ほど走行してきた沿岸が見渡せました。
ここではアベック(古い!)ライダーさんとお話。
九州一周旅行中だとか。 「この先どこかで会えるかもしれませんね」

灯台下まで歩いてみましたが、柵が?

だそうです。
全国で登れる灯台は16基、九州ではココだけとも別看板に書いてありました。 6日早かったようです。

駐車場の一番端のひと気の無い場所からドロ君が離陸しました。
比較的近距離から灯台を一回り。

次に高度を上げて岬先端の遠景を撮影します。
4シーンで計12分の空撮となりました。
さて、来た道を引き返しまょう。

途中に餌場の様な所が有ったのでおウマさんを撮影しました。
子馬が寝そべってゴソゴソとしています。 背中がかゆい?
ここでお子さん連れのご家族と会話、3人揃った記念写真を撮って差し上げました。

おウマさんの方から近距離まで近づいて来ます。
なにもあげられませんが。

しばらくするとこの光景です。
4頭が道を塞いでいます。
やってくるクルマは大渋滞!
勿論ホーン等鳴らしてはいけません。
クルマに戻った僕も通せんぼされています。
4〜5分程経った頃、後方の車から降りて来た女性ドライバーさんがおウマさんの後ろから両手をパンパンと。 すると4頭の行列が進み出し、渋滞解消となりました。 地元の人? 良く訪れる人? 手慣れたものでした。
発車したcw号ですれ違い様の「ありがとーー」にニッコり返してくれました。

時刻は12時半、次の町の“道の駅・くしま”で昼食にしました。
去年出来たばかりの新しい施設です。

美味しそうな回転寿司屋さんが有ったので行ってみると?
丁度お昼時と言う事も有り大人気。
「お一人様でも待ち時間は1時間ちかくかかります」では諦めましょう。

ふと見つけた看板。
施設内に食堂が有りました。

当然頼むでしょう。(笑)
“ぶりプリ丼”¥1600です。あら汁付き
正解/当たり! こんなに甘いぶりを食べたの初めてです。

5種類のタレも僕専用に運ばれます。
他のメニューも美味しそうなものばかり。
もっと近くに有れば(2000Kmも有る)通うのにナ。

次は計画段階から外せなかった目的地。
“JAXA 内之浦宇宙空間観測所”に到着です。
門衛所で受付をすると説明を受け乗り入れ許可書を貰って入所します。
パンフレットを頼りに8Kmに渡って散在する見所を回ることになります。
クルマ/バイクじゃないと無理ですね。

当然承知の上です。

各所が離れていて、また登り下りもハンパ無いのです。
各施設を近接しちゃうと色々と干渉もあるでしょうからね。

衛生追跡センターには真上を向いた大きなパラボラアンテナが。
直径34mは近くで見るとやはり巨大!

衛生ヶ丘(ほしがおか)展望台の方は直径20mだけれど、こちらの方が近くで見られるので迫力が有りました。

ココは施設の最高地点なので遠くまで見渡せます。
先ほどの34mアンテナがあんなに遠くに見えます。

そして一旦門衛所を出てから向かうロケット打上げ場が見えたので向かいましょう。

その前に観測ロケット打ち上げ場にも立ち寄ります。
cw号がロケットに再接近の画。

M-3S型ロケット、思っていたより小さかったです。
そして細い。

門衛所を一旦出てからかなり下って来ました。
イプシロンロケット打上げ場です。
これは整備塔で打上げはここからスライドして行われるそうです。
高さ40m以上は有るでしょう。

敷地の反対側にM-V型ロケットの実物大地上試験機が展示されています。

こちらの方が先ほどのM-3S型より大きいです。

23.8m48.7トンに対してこちらは31m140トンですって。
16年前に現役を退いたそうです。
ここの駐車場でマスツーリングのライダーさん達から話しかけられました。
僕もバイク乗りだと知ると話題も一層盛り上がり、10分以上もワイワイしちゃいました。 ( 勿論マスク越しですヨ)
もっと居た気がしましたが、約1時間の滞在でした。

そこから70Km1時間半、そして到達しました。

本土最南端/九州最南端? どっちでもいいや。
“佐多岬”です。
途中の船間から別れる海岸沿いルートを走行するつもりだったけれど、とんでもない時間が掛かりそうだったので安易なルートに変更して進みました。
そのおかげで何とか日没前に到着できた訳です。

遠くに見える“佐多岬灯台”は陸続きではありません。
行けるのは手前の展望台までです。
800mのアップダウンの道は諦めましょう。

売店/観光案内所で最南端到達証明書を入手ついでに確認すると「特に規制は無い」と回答だったのでドロ君に飛び立ってもらいました。
日没前の逆光にてシルエット灯台の遥か向こうに“開聞岳”が見えています。

灯台に近づいてみました。
順光だと綺麗に写っています。
かなりの数のソーラーパネルが灯台下に設置されています。

帰還中に展望台近くを飛行。
ちょっと近かったかな? 2人の観光客が見上げていました。
いや〜、良い映像が撮れました。
着陸させるとすぐにライダーさんから声かけられました。
ドローンに興味が有るらしく、色々としったかぶりで説明する僕。(笑)
勿論cw号も興味の的になるのは当然の如く、そしてシェル内に貼ってあるR750R号の写真を見たら話題は盛り上がりますよネ。
お互いの旅の安全を祈ってのお別れでした。 なんかホノボノ。

さて、時刻は5時半過ぎです。
次の目的地へ向かって“佐多岬”とお別れです。

35Km40分で到着しました。
“ねじめ温泉ネッピー館”で本日の入浴です。
到着してシェル内で着替え等の準備をしていると、隣にやって来た軽自動車の若い奥様から声かけられました。
「かわいいクルマですね、色も」4〜5歳の娘さんも興味が有りそうだったのでシェル内へご案内。 ニコニコしていましたヨ。
赤くて小さいので、きっと遊園地の乗り物の様な気がしたのでしょう。(笑)
「ではごゆっくり〜」と手を繋いでお風呂へ向かっていきました。
色々なお話していて、この施設内で食事も出来ると聞いています。
そう、九州の人は人懐っこさが有る気がします。
いたる所で話しかけられる事が多かったです。 それもとても愛想良く。

こちらは町の人の銭湯がわり?
¥300は破格ですね。(シャンプー/ソープは無いけれど)
その割には空いていてゆっくりと湯に浸かれました。

湯上がりに食堂で夕食です。
お昼はブリだったけれど今度はハマチ丼です。
こちらは少しボリュームが少なかったけど¥800で美味しくいただきました。
さてここから今夜の宿泊地は予定より一つ先へ延ばし、約40Kmを夕闇の中を走行して本日の予定終了です。
たっぷりと堪能しましたね〜。 掲載画像は56枚ですが、実際の撮影枚数はその倍以上になっています。
○立ち寄り道の駅
なんごう
くしま
根占
にしきの里(当初の宿泊予定地)
たるみずはまびら
○ハイタッチ
1回(昼食後の志布志市) 四国/九州で初めてです。
※ 走行距離317Km 計2196Km
九州人のひととなり? 北海道旅行の時より声かけられる頻度が高い気がします。 それもとてもフレンドリーに。
人も気候も暖かい! 【^_^】