
4月6日、この回からは出発前に予定したルートが大幅に変更になります。
福岡市内近郊で車中泊したら、そのまま北九州沿岸を反時計回りに走行する予定でした。 スタート前にも散々悩んだこの地域のルート、一筆書きを優先するか?それとも時計回りにして景色/太陽光を優先するか?
思案の結果、すでに沿岸部から70Kmも内陸へ来てしまっている事。
また、決めていた走行ルートはそのままに反対向きになるだけだという事。
そして本日も1日中雨降りらしいので当初のルートだと3ヶ所有る空撮ができない事。 以上を考慮して有明海を周るルートをタブレットナビに設定しました。

一晩お世話になった“道の駅・原鶴バサロ”
因みに「バサロ」とは「たくさん」を意味する「ばっさろ」という方言から名付けらたそうです。 (こじつけ?)

良く遭遇する大型トラックのアイドリング音も無く、横の国道の交通量も少なく静かで安眠出来ました。
せめてものお礼に自販機の飲料を本日分5本(こんなに飲むか?)を購入します。

前夜の入浴時の体重測定で約2Kgも増量していたので、朝食はこの頃から軽めにしました。 でもお昼に飽食したら意味が無い? (笑)

旅に出て5日も経過するとそろそろ着替え(特に下着)が心配になってきます。
そこで次の訪問施設の開業までの時間を使ってコインランドリーへ向かいました。
北海道旅行でも、ここ九州でも洗濯から乾燥まで全自動で行う機種が無い事が多いです。 ここでも二度手間になっています。
計40分程で乾燥まで完了したら時刻は午前9時になりました。

「次回九州へ行くのなら絶対に外せない場所だな」と胸に秘めていた場所へ到着です。

筑前町立“大刀洗平和記念館”です。
ここは旧陸軍の飛行場跡にある資料館で、僕の最大の関心事は『震電』の実物大模型が展示されている事です。
早速入場料¥600を支払って入館します。

最初に目に入ってくるのが実物大の“震電”です。
「やっと見れたナ」
東京の映像制作会社が作成して、2022年7月6日より展示されています。

エンテ型の特徴的な造形です。

機首前方真下から。
なが〜い前輪脚の強度が心配になりました。
アンテナ支柱が斜め出しなのは知りませんでした。
考えたら当然か・・・。

6枚プロベラの後ろ姿。

グッと近寄って見る事ができます。
流石にカウリングから覗ける“誉”エンジン内部までの再現は難しかったみたい。

この垂直尾翼下部には尾輪がついていた筈だけど・・・。

2階からも見学できます。
遠目で全体を見ると思っていたより小ぶりでした。
とても夢の有る機体ですが、後年の考察では色々と無理が有った設計だとか。
そんな事はどーでも良いのです! 小学生cw少年の夢を壊すナ!!

“零式艦上戦闘機三二型”は開館当初からの展示です。
その他にも色々有りますが撮影出来ないので。
その後は館内シアターでの映像記録を見たり、スタッフさんからマンツーマン(この時の入場者は僕一人)で色々とお話しを聞く事ができました。
感無量、念願が叶いました。
さて時刻は11時少し前(2時間も見て歩いたのか)、次の目的へ向かって昼食としましょう。

“九州横断自動車道小郡IC”から鳥栖JCT”を経て“九州縦貫道”を走行してココで休憩です。
“北熊本SA下り”は思い出の地なのです。
2009年5月、当時の愛車“フィット”にて無給油/ノンストップ走を敢行した時の最終地点なのです。
自宅からここまでノンストップ15時間半、1211Km走行して44Lの給油量で27.52Km/Lの燃費を記録した場所です。
今考えると無謀なチャレンジでしたネ。(まだ50歳代前半だったから?)
しかし、改装工事中で当時の面影は無し・・・。

その時に折り返した“熊本IC”で降り、一般道を走行して次の目的地に到着しました。 ここでは少し歩くので有料駐車場へcw号を止めました。

時刻は午後1時少し前、車内で食事場所を検索したら小雨降る市内を歩き出しました。 巨大な“サクラマチクマモト”内を歩けば傘は必要無く助かります。
ここの飲食店街も魅力的でしたが、初志貫徹で決めたお店へ向かいました。

10分位歩いたでしょうか、“秀ちゃんラーメン”までやってきました。
見渡したら近くにも駐車場は有ったナ。
ま、たまには街歩きも良いでしょう〜。
このお店、クチコミ評価が良く『観光客目当て』のお店では無いのが決め手でした。

ド〜ンと来ました! チャーシューメン¥1100と餃子¥450です。

厚さ1センチ以上もある直径10センチ近いチャーシューが9枚も乗ってる!
味が良く染み込んだホロホロ肉ばかり食べていても中々麺に辿り着けないのでちょっと避けて。
麺は昨日の博多ラーメンよりは太めでも柔らかめ、スープはこれぞ熊本ラーメンと実感されられました。
僕は断然博多より熊本だな。
但しこの九州旅行で思ったのが餃子のタレ、どこも(僕が言った店)最初から酢が入った醤油タレしか無かった。 僕は醤油にラー油が好みなのです。
ま、九州はその醤油自体も甘口なんですがネ。 (笑)

ドッシリと重くなった胃袋を抱えながら食後の散歩です。
cw号に戻る道すがらには“熊本城”が有ります。
城内へは過去に行った事が有るので今回はパス。

それでも“行幸橋”たもとの“加藤清正公”にはご挨拶しておきました。
高校の修学旅行の時だったから、カレコレ50年も経った再会です。(笑)

“坪井川”沿いの“長塀”に沿って歩いてcw号まで戻りました。
午後2時、1時間半の熊本見学は終了です。
その後は有明海沿岸へと進み、“大牟田”からは“有明海沿岸道路”を走行して佐賀に入ってからは県道をひた走ります。
僕的にはこの熊本〜佐賀の沿岸ルートはあまり目に留まる場所が無く(失礼!)、雨の日に通過出来たのは好都合です。
『淡々走』と言うべきか・・・。

その“有明海沿岸道路”が予想外に効率よく走行出来たので、予定よりかなり早めの午後4時半に当日のお風呂に到着できました。
大町温泉“ひじり乃湯”です。

平日の夕方でも駐車場は結構な台数が来ています。
見渡すと殆どは地元ナンバーですが。 (当たり前か)
色々な内湯(10種類)とサウナ/水風呂に庭園の中に有る様な露天風呂が特徴的でした。 泉質は昨晩の温泉よりはサラッと気味のナトリウム塩化物泉でした。
ここは当日検索して来た割にはアタリでしたね。
すっかり気持ちが緩んだ僕は浴室ベンチチェアーでうたた寝なんぞしてしまった物だから、滞在時間が3時間近く! かなり長旅の疲れを癒せました。
但し、売りの露天風呂の通路/床が落ち葉だらけで歩くのに気持ち悪かったのが残念!
おまけで○にしておきましょう。 ¥700

施設内食堂でも食事は出来ましたが、お昼のラーメンがまだ胃に重くのしかかった状態のままです。 (胃もたれではないです)
それで宿泊地でのシェル内での軽食にしておきました。
当夜の宿泊地は20分位走行した道の駅・しろいし”です。
うたたねが災いしたか、中々寝付けずに午前1時頃までネット動画を見てから就寝となりました。
○ 立ち寄り道の駅
しろいし
○お風呂
大町温泉ひじり乃湯 ○ 今度は落ち葉の無い時に
○ハイタッチ
2回
※ 走行距離230Km 計1910Km
天候と僕拘りの走行条件を考慮して急遽反対回りとしたこの日でしたが、この後に「正解だった」と思える事に希望を持ちましょう。
一番のトビックはなんと言っても『チャーシュー麺』でした。
【^_^】