
この旅も7日目となり、いよいよ九州左肩の複雑な沿岸を巡ります。
天気予報も午後からは晴れると言う事で綺麗な景色が楽しめそう。
“道の駅・しろいし”から有明海沿いに南下、島原から長崎までのルートです。
前日無駄とも思える熊本までの南下ルートを取る変更までした『時計回り』が始まります。
僕の今までの長旅のルートを見ると判るのですが、過去の北海道/九州や房総半島/伊豆半島を巡った旅は『時計回り』にする事が多いです。
これは経験上で太陽の向き(順光が多い)と左側通行だと海側を走行する事になり、ビューポイントでの停車/駐車が容易になるからです。
よってこの日からは当初の予定ルートを逆走する事になり、宿泊ポイントは流動的となります。

“道の駅・しろいし”はまだ新しい施設で駐車場も広くて静かで安眠出来ました。
場所柄?かcw号の他に車中泊車は少なかったです。
混雑していて駐車場所に困るのも考えものですが、あまりに閑散としているのも寂しくなりますね。

昨晩到着前に調達した朝食を取り、本日の予定ルートをタブレットナビに設定したら出発します。

走り出してまだ30分ですが“道の駅・鹿島”に停車しました。
経路上に道の駅があればちょっとの時間でも立ち寄って見るつもりです。

この辺は有明海の干拓で有名です。
水族館の様な施設が併設されていました。

この時は潮が満ちていて干潟は見る事ができませんでした。
潮が引けば泥んこ体験が出来るそうです。 (やりませんが(笑) )

そこからものの5分で次の“道の駅・太良”が有りました。
こんなに近くに作る理由が不明で、税金の無駄遣いになっていなければ良いが・・・。

これから向かうビューポイントの説明が有りました。
この頃になると雨はやんだけれどまだまだ曇り空です。

25Kmを30分で到着したのが“雲仙多良シーライン展望所”です。
7Kmの干拓堤防道路の中間にある展望所で、道路が繋がっているだけだと思っていたのに立派な堤防になっていて、この工事は大変だったろうと思います。

歩道橋に上がってパチリ。
“雲仙”へのショートカット路とした生活道路になっているのでしょうが、まだ午前9時前なので交通量は少ないです。

ここでドロ君の登場です。
近辺に大型の鳥類(トンビ)が数羽飛んでいたので注意せねば!
彼らはとても縄張り意識が強いのでバードアタック注意です。

一旦堤防の橋まで飛行させ、有名な“諫早湾干拓北部排水門”から“南部排水門”まで空撮しました。
が! 着陸後に確認すると動画が記録されていない!
どうもVerアップしたアプリが正常に作動していないようだ。
それでもこの静止画は記録されていたので我慢しましょう。
今晩就寝前にアブリの再確認せねば。

島原半島に入ってすぐの雲仙瑞穂にて給油しました。
455Km走行して30.7Lの給油は14.8Km/Lのまあまあの燃費でした。
この時SSマンに「コレ、スズキの特装車ですか?」と尋ねられました。
DIYの説明しましたが、メーカー製と間違われるのは僕に取って勲章もらった様なものです。 (うれし)

有明湾沿いを南下する事1時間で“道の駅・みずなし本陣ふかえ”で小休止しています。
工事中なの? なんか閉店している様な道の駅でしたがトイレは利用できました。

島原半島南端の“南島原イルカウォッチング”からは昨年周遊した天草が望めました。
さあここからが大変!
島原半島西側の町で昼食にしようにもまだ時間が早く、そのあたりを通過してしまうと食事施設が見当たりません。
県道34号に入ってからはクネクネ道の連続で食事どころではありませんでした。
でも、このあたりの景色は素晴らしかった!

「もういっちゃえっ」とばかりに長崎県の最南端まで来ちゃいました。

“権現山展望公園”に到着です。
端っこ好きには困った物です。(笑)

ここからは有明海を離れて東シナ海を眺める様になります。
この頃になると天気はピーカンです。

こんな最果てに食堂なんぞ有りません。
午後2時にレンチン食での遅めの昼食とします。
素晴らしい景色がおかずになり、とても美味しく感じられたカレーライスとヌードルでした。
これもこの種のクルマの醍醐味の一つかと。
テーブルの奥ではドローンのバッテリーを充電しています。
ここでは飛行申請していないので飛ばしませんが。

長崎市内へ向かう国道499号で途中停車して。

何かと騒がしい“軍艦島”(端島)を撮影しました。
長崎港から遊覧船が出ているそうですが、波/風の影響でなかなか上陸するチャンスは少ないそうです。

長崎市内に入りまず訪れたのが“平和記念公園”です。
駐車場からはショートカットして行けますが、せっかくなので正攻法で向かいました。
これは正面入り口にあるエスカレーターです。
公園へは結構上がるので年寄りには助かります。

“平和の泉”の真正面に“平和祈念像”が見えています。
石碑に刻まれた言葉・・・。 残酷です・・・。

50年ぶりに又会えました。 あの頃が懐かしく思い出せました。
次が有っても無くても、僕がこの世から消えても平和を祈り続けてくれるでしょう。
沢山撮影して、また目にも焼き付けておきました。
ここでの観光客は日本人が半分、残りの半分はC/K/西洋人でした。
日本人のシンミリな表情と外国人のハッピーな表情が対照的です。

市街地にもどって有料駐車場にcw号を止めます。
坂が多く狭い町ですが、この様なコインパーキングはアチコチに有りました。
目的地目の前に丁度空いている駐車場が有りラッキー!

長崎と言えば“眼鏡橋”でしょう。
50年前の修学旅行時には訪れて無く、1982年の長崎大水害では半壊してしまいもう見られないと思っていました。
ま、こんな観光名所を修復しないわけありませんよネ。

川面に降りるとこんな飛び石が。
何人かの観光客が渡っていたので僕も倣います。

下からのアングルでパチリ。

もっと近づいてパチリ。
ここから上がれると思いきや?この先水没していてUターンしました。
ここでも観光客比率は“平和記念公園”と同等です。

もう一つ長崎と言えば? そう『チャンポン』でしょう。
中華街まで歩くには遠く、わざわざクルマで移動して観光客目当てのお店でハズレを引いたら堪りません。
そこでググって近くの商店街に有る町中華のお店に決定しました。
“眼鏡橋”からは歩いて2〜3分、長崎にあるのに“よこはま”と言うお店です。

メニュー表の『特製チャンポン』に目が行きましたが、聞くと色々な具材が追加されていて本来の味から外れそうだったので普通のチャンポン¥880にしました。

時刻はまだ午後5時の早夕飯です。
早めの夕食で深夜に空腹で目覚めたく無いので餃子¥500と半ライスも追加しています。
全国にあるチェーン店のチャンポンとは一味違い(アッチも嫌いではありませんが)、特にスープのコクとクリーミーさが際立っていました。
麺もよく食べていた物よりモッチリ太めで美味しかった。
但し、ココでも餃子のタレが既に酢入りの物しか無い・・・。
これって九州ではデフォなんですかね。
餃子自体は皮も具も焼き加減も良かっただけに残念でした。

長崎港の反対側へ向かい、驚く様な急坂を登ってこの日のお風呂に到着しました。
途中の坂道発進では普段なら使わないサイドブレーキを併用しましたから。
高台にある施設からは長崎港が一望出来ます。

“稲佐山温泉ホテルアマンディ”です。
日帰り入浴¥800。 別に入湯税¥30が必要ですが、僕は何も示していないのに免税(65歳以上)されました。 見た目で判断した? ¥30の得でもなんかガッカリ
(笑)

観光ホテルのお風呂ですからそんなに広くはなかったけれど、綺麗に手入れされて清潔感が有ってサウナ(ドライ/塩)/水風呂/パリ風露天風呂にジェット湯と湯種も豊富でした。
なにより露天風呂から一望できる長崎の夜景が素晴らしかった!
但し、駐車場からのアクセスがエレベーターで行ったり来たり(B1F〜3F〜1F)と面倒臭かったです。
午後9時までゆっくりしたら宿泊地“道の駅・夕陽が丘そとめ”まで32Km を頑張って走行して午後10時に到着しました。
この辺は逆回りにしたルート変更の弊害になってます。
○ 立ち寄り道の駅
鹿島
太良
ふかえ
そとめ
○ お風呂
稲佐山温泉ホテルアマンディー △ ¥800 眺め良しでも施設内が迷路
○ 空撮
雲仙多良シーライン
○ ハイタッチ
0回
※ 走行距離299Km 計2209Km
この日からいよいよこの旅のメインの一つ、九州左肩の複雑な沿岸を巡り出しました。 瀬戸内とは違った入江と島々を眺めながらのドライブは時計回りで正解です。
【^_^】