
9月3日、本日からいよいよ北海道の旅が始まります。
2021年の初回は主に外周沿岸部を一筆書きし、2022年は内陸部を巡っているので今回は今までとは少し違うルートを予定しています。
通り過ぎてしまい見逃している場所だったり、グルメスポットも事前に情報収集済みです。
と言っても地方によっては同じルートを走行せざるを得ませんが・・・。
今年は自分の脚にも頑張ってもらいます。

おはようございます。 9月3日午前4時30分のフェリーロビーです。
流石にだーれも居ません。

モニターを見ると“苫小牧港”に近づいている事が判ります。
波がなく穏やかな海面だったらしく、殆ど揺れを感じずにぐっすりと安眠できました。 もっとも僕は乗り物酔いはした事有りませんが。

さあ営業開始をまって朝風呂をいただきましょう。
昔、阪九フェリーで大阪から新門司まで行った時にもフェリー内浴場は経験済みですが、その時は微妙に揺れる湯面に平衡感覚を惑わされて不思議な気分になった事が思い出されます。

結構綺麗な脱衣所です。
お、一番乗りかと思ったら既に先客が1名いました。
昨夜は出港後の1時間しか入浴出来ないので、僕と同じ考えの人もいるのは当たり前か。

先客さんはカラスの行水? すぐに出て行ったので無人の浴室内をパチリ。
まだ夜明け前なので船窓からは何も見えません。
そして湯面もまったく揺れずにちょっとガッカリ? (笑)
体は洗わずに贅沢な洗顔/歯磨きとなりました。
これも“津軽海峡フェリー”では味わえない体験ですネ。

個室に戻る前に湯上がりのドリンクをオートレストランテーブルにて飲み干しました。
そろそろ入港1時間前、大勢の乗船客が歩き回り出しています。

部屋に戻って荷物の整理をします。 と言ってもスマホ充電器をバッグに入れるだけですが。
下段ベッドより入り口方向をパチリ。
この個室、壁が薄いのか?隣室の物音が結構聞こえます。
次回機会が有れば1等個室も利用してみたいと思いました。

荷物を抱えてデッキに出てみると、もう“苫小牧港”に着岸寸前でした。
艦内放送で「ドライバーさんはクルマにお戻りください」と呼びかけていますが、どうせcw号はあの駐車位置では最後の方の下船になるだろうから余裕でのんびりしています。

船がスラスターで横移動を始める頃になってcw号の元へと戻ります。
案の定、他車の方向転換の為にこのスロープをバックさせられて待機、乗用車群の最後近くの下船でした。

“苫小牧港”に上陸です。
『シルバーエイト号』お世話になりました。
車4m未満2等 事前ネット予約 ¥22500(個室差額¥2800込み)
早朝だから? 空はどんよりと曇っています。
そう言えば今年10月から津軽海峡フェリーの方で『青森〜室蘭航路』が始まるそうです。 来年は利用してみようか?
ここでタブレットナビにルートを打ち込み、北海道走行が始まります。

その前にまずは腹ごしらえをば。
昨年も訪れた“海の駅ぷらっと みなと市場”で朝食です。
同じフェリーから下船したクルマも数台見かけました。
皆、考えることは同じか。(笑)

早朝からガッツリ海鮮丼って気にもならないので、今年もホッキカレーにしました。
ん? 去年のお店より高いゾ!

値段も違うせいか、大きなホッキ貝がゴロゴロ入ったカレーライスでした。
ご飯の量も多めで、なんと言ってももの凄くスパイシー!
あまり辛い物は得意では無い僕は大汗かきながら完食しました。
せっかく朝風呂入ったのに・・・。(笑)

ご馳走様でした。
ずらっと並んだお土産品に目を奪われながらもここではグッと我慢我慢。
車載能力に限りが有るcw号ですからネ。

苫小牧中央ICより道央自動車道へ上がり、“輪厚PA”にて給油です。
『わっつ』って読めませんよね〜。
393.5Km走行して29.7Lの給油だったので13.2Km/Lの悪燃費でした。
う〜ん思い当たるフシは無いのだが・・・。
有るとすれば、最東端走破後に長時間エアコンかけて車内で休憩した位か。
あと、あのアップダウンの激しい山道で2速全開を多用した事も原因かも?
給油後SSマンに「埼玉から? 今年の北海道は暑いヨ〜」と忠告を戴きました。

札幌南ICからは下道を走行して“さっぽろ羊ヶ丘展望台”へやって来ました。
ここは2012年にハイエースから降ろしたAX-1号でも訪れた場所です。
日陰の場所を選んでcw号を停めて。

『クラーク博士像』とは11年ぶりのご対面です。
この日は日曜日、大勢の観光客で賑わっていました。
写っている列は、像の前で同じポーズをとって記念撮影する人の順番待ちです。 皆さん暇ですナ。(笑)
そう、過去二年ではコロナの影響で外国人観光客が殆どいなかったのですが、今年はそれなりの覚悟をしてきています。
こちらではチラホラとC国の人が見かけられた位でしたが、市街地ではどうでしょう?

羊ヶ丘ですらね、メインはこちらでしょう。
全頭が日陰に避難していました。
そう、この頃になると天候は晴れて太陽光がとても厳しかったです。

皆さん行列して順番待ちで記念撮影していますが、僕は貴重?なバックショットをパチリ。
一人であのポーズして「ハイチーズ」は恥ずかしい。(笑)

さて、cw号は次の目的地へと向かいました。
いままで余りしていない市内観光を今回は予定に組んでいます。
ここは“藻岩山”ふもとの駐車場です。

ここからロープウェイで山頂を目指します。
本当は夜景で有名らしいけれど、夜は1時間待ちもザラだとか。
夜景は後で見られるので混雑しない昼の内に行ってしまいます。

往復チケット¥2100をシニア割引¥1680(笑)にて購入して、午前11時の便に乗れました。
この時間でも満席状態だから夜はきっともの凄く混雑するでしょうね。

知らなかった! 途中の中腹駅からはケーブルカーに乗り換えて山頂を目指します。

ケーブルカーの最前列からの眺め。
もの凄い急勾配を上がっていきます。

山頂展望台です。
360度の見事な景観でした。
日差しの暑いの何のって!

札幌市街地が一望にできます。

こりゃー夜景は綺麗な筈だ!
さて、次は昼食場所へ向かうのですが、その有名店は順番待ち時間が長いらしいのでランチタイムをずらそうと思います。

従ってココで時間を消化します。 中の島通りのコインランドリーです。
旅が始まってまだ2日しか経っていないけれど、今回は洗濯物が異例の速さで貯まっています。 大汗かく度に着替えていますからね。
洗濯は4Kg位しか無いけれど12kg用しか空いておらずでも待っていられないのでGO!

待ちの1時間の合間に向かいの“ダイソー”にて小物を買い込みました。
向こうに先ほど上がった“藻岩山”が見えています。
衣類を纏めて収納する為のチャック付きネットや、暑さのせいで冷えが悪い冷凍庫で氷を作るために薄型の製氷皿を購入しました。
cw号にもどってもまだ20分位時間があったので水道をお借りして濡れタオルで軽くシェルを拭き掃除してあげました。
前夜の八戸で雨中走行していたのでシェル後部はかなり汚れていましたから。

時刻は午後2時過ぎです、もう流石に空いているだろうと訪れたお店は“麺屋 彩未”ですが・・・。
まだ行列してました。

しかし、『お一人様』の僕は5分程で入店出来ました。
店内は有名人のサイン色紙が沢山飾ってあります。
そりゃ〜頼まれてサインしたら「美味しかった」って書き込みますよネ!(笑)
果たしてそのお味は?

札幌だったら『味噌』でしょう。
チャーシューの上にすり下ろした生姜が乗っていました。
僕の範疇では美味しいには違いありませんが、年寄りにはちょっと味が濃かったのと麺が硬めだったかなと・・・。
味噌ラーメン ¥900

この日は夕食前にお風呂に入りました。
市街地を抜け、“札幌競馬場”を過ぎた辺りのココで入浴です。

街中に在るいかにものスーパー銭湯です。
大きめなお風呂に入りたかったのと駐車に困らないのが決め手でした。
曜日的にも立地的にも混雑は覚悟していましたが、入浴客は多いにしても施設自体が大きな為もあってかそれ程窮屈な思いはせずに快適に入浴できました。
また、ここの食事処は食指が動くメニューが揃っていて困りました。
夕食は別の場所を予約済みでしたから。
“湯処花ゆづき” ¥880

“すすきの”まで戻って来てココにcw号を駐車して。

お決まりをパチリ。
凄い人で賑わっています。
アチコチでC国語が飛びかっていました。
特にあのネオンの対角にある歩道では驚く程の人数で記念撮影が行われています。 春の“道頓堀”を思い出しました。

予約時間まで少し余裕が有ったので“狸小路”のアーケードを歩いてみました。

地元で生活していても殆ど繁華街には出向かないので新鮮な感覚になりました。 東京(埼玉)の田舎者ですから。(笑)

若者/オネーサンがオープンテラス?で盛り上がっています。
たこ焼き食べてハイボールで乾杯!

予約時間になったのでお店に向かいました。
この辺り、ジンギスカンのお店は沢山有ります。

僕が来たのは“ジンギスカン ひげのうし本店”です。
色々なお店で迷いましたが・・・。

決め手は『お一人様メニュー』がある事。
色々なお肉が食べたくとも、一人ではシェアする事も出来ずに困ります。
ここではハーフで3種類の部位をチョイスして注文出来ます。
僕は『ラム肩ロース』と『塩ラム』に『昔風味付けラム』の3種にしました。
追加で『特選フィレ肉』もオーダーしています。
飲み物は勿論ノンアルビールです。

ラム肩ロースも塩ラムもとっても美味しいけれど、特選フィレは特に柔らかくジューシーで驚きました。 追加して正解です。

味付け肉の方は七輪で焼きます。
こちらもこんがりと焼き目を付けて香ばしく、美味しく頂けました。
カウンター席なので周りを気にせずに食事出来るのもgoodでした。
『お一人様限定プラン』¥2000 お通し¥300 『特選フィレ肉』¥1610
アサヒドライゼロ ¥450 ライス(小) ¥230
計¥5049(税込)の夕食でした。
昨年食した帯広の“白樺”と較べてみると、こちらの方が価格は高いけれど肉の種類が多いのが違いですね。 コスパでは“白樺”で、贅沢するならこっちかな?
昼間、羊ヶ丘で羊を見ていて、夜はそれを食っちゃうんだから人間は残酷です。 (笑)

さて、お風呂に入って夕食も済ませたのなら後は寝るだけです。
今夜の宿泊地はこの様な夜景が望める場所にしています。

昼に登った“藻岩山”の隣に位置する“幌見峠展望駐車場”です。
ここは昼間は¥500で夜間は¥800で駐車出来、勿論トイレも有るので便利です。 札幌近郊には道の駅が無いので助かります。
但し、この夜景です。 夜更け前では沢山のクルマで賑わうので早めに就寝したい人には不向きかな?
到着寸前のかなりな急坂も要注意です。 cw号は最後には1速走行でした。
(笑)

今日1日、札幌市内をこんなふうにうろつきました。
それにしても札幌市街の道路の段差が凄い!
なんたってカップホルダーから飲み物がすっ飛び落ちる程ですから。
シェル窓から夜景を眺めながら、今度は本物の缶ビールで乾杯して午後12時には就寝となりました。
とてもせわしなくとも楽しい1日が終わります。
○ 立ち寄り道の駅
無し
○ ハイタッチ
2回
○ お風呂
湯処花ゆづき
○ 食事
苫小牧 ホッキカレー
札幌味彩 味噌ラーメン
札幌すすきの ジンギスカンひげのうし
※ 走行距離118Km 計922.2Km
こうして北海道の1日目が終わりました。
僕の旅では珍しい観光をした気がします。
ただ走っているだけでは勿体ない!
【^_^;】