
今回は9月2日と3日の記録をまとめます。
9月2日は大間から函館へと渡り、2012年にハイエースで走行したルートをキャリイ号でなぞりました。
9月3日は噴火湾沿いを走り、洞爺湖から支笏湖を経てマオイの丘公園までの記録です。
この回で北海道三大秘境の内の2つを制覇し、また未訪問道の駅38ヶ所の内の8ヶ所を消化する予定です。

9月2日朝6時に大間キャンプサイトで目覚めたcw号です。
今日も晴天の見込みで暑くなりそうです。

早朝で交通量が殆ど無いのでココでパチリ。
日中では停められませんから。

出航時刻1時間前にはターミナルに到着しておかないと。
ここではスマートチェックインが出来ないので窓口の発券機へ向かいます。

午前7時発の大函丸に乗船します。
この船には3回目の乗船です。

9月に入ってもう夏休み期間では無い筈だけれど、キャンピングカーが多数乗船していました。
世の中暇人が多いようですね。(僕を含む)

定刻通りに本州を離れました。
10日間のお別れです。

出航すると開店する売店にて御船印を購入します。
3回目にして初めての入手です。
最初の頃には余り気にしていなかった事もあり、後悔する航路が何ヶ所かあります。
利尻/礼文航路の時はつい忘れて入手していません・・・。

1時間もすればもう函館山がすぐ近くに見えて来ます。
毎回午後便だったので朝の上陸は初めてになります。

毎回お決まりの場所で記念撮影しています。
大間航路はターミナルビルの反対側に接岸します。
2022年はここから乗船して大間へ向かいましたね〜。

さて函館上陸後は2012年にハイエースで巡ったルートを逆走行します。
ここは通称『ローマへの道』だそうです。
有名な並木道でパチリ。

突き当たりには“トラピスト大修道院”があります。
駐車場から坂道を歩いて来ました。
女性二人組に撮影をお願いされてパチリもしています。
(今回、このお願いが多かった旅でした。 頼みやすい顔してる?)

『道の駅・きこない』は2012年当時は存在していませんでした。
まず未訪問道の駅の1ヶ所目をクリア。

知内で国道を離れて海岸沿いを進みます。
小石谷の外れまでやって来ました。
ココが北海道三大秘境の内の海辺の秘境となります。

し、しかしっ! 心当たりの民宿を訪ねてみると!
「あ〜、もうそれはやっていませんヨ」ですと・・・。
イカリカイ公園で当該役所へ電話してみます。
「昨年でもう終了しています」だって。

諦めきれない僕が食い下がると、こちらの画像をダウンロードしてみては?と。
なんだかな〜。 (笑)

虚しい気持ちになりながら来た道をもどって『道の駅・しりうち』へ。
歌手北島三郎の地元で、展示もあります。
ここは2回目になりますが、

以前は無かったこの新幹線展望所に興味あり。
しかし、時刻表を見ると少し前に通過したばかりでした。
それほど待てないので次へと向かいます。

青函トンネル記念館はバチリスルー。

『道の駅 横綱の里・ふくしま』は2012年に隣の“千代の富士記念館”を見ているのでここもパチリスルーです。

ハイエース時には撮影忘れしていた“白神岬”には立ち寄らねば!

“龍飛岬”がすぐそこに見えています。
やはり北海道最南端は有名どころ、ひっきりなしに訪れる観光マイカーの為に中々このショットが撮れませんでした。

『道の駅・北前船 松前』は2012年に昼食したところ。
今回はまだお昼前だったので次へと進みましょう。

“松前城”が見えています。
ハイエースワイドの時は駐車場が狭くて苦労した思い出があります。

約1時間走行して“道の駅・上ノ国もんじゅ”で昼食とします。

1996年開設と古いわりには綺麗な道の駅です。

景観が美しく、北海道ウォーカーの絶景感動部門で金賞を受賞したそうです。
これが『もんじゅ岩』かな?

てっくい? この辺りの特産? それならいただきましょう。

美味しそうなヒラメ漬丼は昨晩既に食べているので今回は『てっくい天ざる』が昼食です。 ¥1200
なるほど分厚い平目の天ぷらです。 まさに頬張る感じ。
風味豊かなお蕎麦と共に大変美味しくいただきました。
(しかし、これが後々・・・)
JAF会員証提示でウーロン茶がサービスされました。

江差まで来て“開陽丸記念館”にも立ち寄りました。
この頃から空は曇りがちになっていました。
ここの港から“奥尻島”へ渡れますが、車で行くのにはちょっと島が小さいかな?
今後のオプションのオプションにしておきます。

12年前のハイエースと同じ場所でパチリ。

まさかその時は12年後にこんな小さな車で来るとは思いもせず。
今回は船内には入りませんでした。
ここから少し進むと国道227号は海を離れて函館方面へと向かいます。
この先の“乙部”から北は2022年にcwキャリイで走行済みです。
途中の『道の駅・あっさぶ』は通過のみ。

一旦函館の町までもどって“山の手温泉”が本日のお風呂。
昨年印象が良かったので再訪です。
入浴後に施設内で夕食と思ったけれど、どうにも胃の調子が悪い・・・。
天ぷらで胸焼けしたかな? 大事を取ってスルーとしました。
その後は夜間走行して『道の駅・つど〜る・プラザ・さわら』が今夜の宿泊地です。

胃袋状態が多少改善されたようなので、消化の良さそうなもので夜食としました。
○ 本日の走行距離310.6Km 総走行距離1212Km
立ち寄り道の駅6ヶ所 きこない/さわらは初訪問
北海道三大秘境 海辺 小谷石 (証明書無し)
※ 12年前にも走行したルート、でも逆向きだとまた景色が違って楽しかった!

9月3日朝7時、『道の駅・つど〜る・プラザ・さわら』のcw号です。
ここで事件が発生!
スタート前に自販機で飲み物を購入してドアを開けようとすると?
なんとインロックされています!
持っているのは小銭入れだけで、カバンも電話も車内です・・・。
丁度隣にやって来た軽トラドライバーさんにお願いして鉛筆を借り、持っていた小銭で公衆電話よりJAFに連絡を入れました。
クルマに戻ってお礼を言うと!?
「俺、JAFの委託業者だよ」とな。
なんたる偶然と言うか幸運です。
程なくしてJAFより氏の電話が鳴り、早速作業が始まりました。
その手法は、ドアの隙間に小さなエアバッグを差し入れてクリアランスを取り。
そこから薄いステン板を差し込みロックボタンを動かすと言うアナログ技でした。 ものの2・3分で見事ロック解除されて問題解消です。
その後の会話で原因を追求、どうやら電子ロックの電池が消耗していたのが影響したようです。
今後の事を考慮して、持っていたスペアキーをルーフキャリアバッグに忍ばせて対処する事にしました。(車内に在っては役立たずです)
しばし旅の話等してから、お礼をしてスタートしました。
ヤレヤレ、不運と幸運が重なるこんな事も有るんですネ!

15分も走れば『道の駅・YOU·遊·もり』に到着。
ここも未訪問道の駅で、これで3つ目を消化しています。

噴火湾沿いの国道5号を北上して75Km、長万部までやってきました。
ここは有名な“かにめし本舗 かなや”ですが・・・。
本日は定休日とな。

出来立てのかにめしを朝食にしようと我慢して来たのに。
悔しいけれど、店前の自販機にて冷凍のかにめし/やきめしを購入しています。

静狩峠は初走行、思ったより勾配がキツいのに驚きながら到着したのが“JR豊浦駅”です。
ここから北海道三大秘境の内、陸路の秘境“小幌駅”へ向かう訳です。

普段まったく鉄道には乗らない僕は時刻表の読み方すら判りません。
無人駅でも併設されている食堂のお姉さんが詳しく説明してくれました。
14時48分に乗車して、16時5分に戻ってくる方法が良いとの事。
時刻はまだ午前11時過ぎ、3時間以上の余った時間を有効に活用しましょう。

国道37号をひた走り、『道の駅・だて歴史の杜』へ向かいました。
ここも未訪問道の駅の一つ。
ささっと施設内を見学したら来た道を戻ります。

『道の駅・あぷた』も未訪問道の駅。
これで5つ目を消化しています。

“豊浦駅”まで戻って来たのが午後1時過ぎ。
まだまだ列車の時間まで余裕があります。

食堂のオネーさんとお話ししながらホタテ塩バターラーメンが昼食となりました。
ホタテとワカメの出汁が効いた美味しいラーメンです。 ¥1000

ここで切符を購入しています。
小幌駅まで¥440なり。
まだ1時間程の時間に余裕が有るので国道まで戻って給油しています。
470.2Km走行して29.6Lの給油は15.9Km/Lの好燃費でした。
信号が少なく、クルコン大活躍の状況が功を奏したようです。

ホームで待っていると定刻通りに列車がやって来ました。
ここで話しかけられたのが豊浦役場の職員さん。
何でも月に一回小幌駅へ見回りに行く所だそうです。
僕たちの他に1名が乗車した列車が走り出します。

実に30年以上振りに鉄道に乗りました!
乗り方も降り方も判らない僕は役場職員さんにアドバイス受けながらの乗車です。

15分位の乗車時間かな、トンネルを抜けた所で停車したのが“小幌駅”でした。
ついにやって来ました有名な秘境駅です。
どうしてこんなところに駅が???

役場職員さんの特別な許可を頂いたので空撮を決行しました。
(本来は事前に申請が必要らしいので、これも幸運でした)
トンネルとトンネルの間にポツンと位置する駅を上空から撮影しています。

しばらくすると急行列車が通過しました。
職員さん曰く、以前に各駅停車の列車が停車せずにここで乗客が取り残され、連絡を受けて次の急行が臨時停車して事なきを得たらしいです。
ここで一夜を明かすなんて想像するだけで怖い怖い!

元々は単線でここが交換場所だったらしく、後の複線化から駅になったそうです。
海岸まで降りると神社が有り、年に数回催事があるとの事。
ドロ君を派遣してみましたが、もう少しの所で通信障害の為に断念しました。

戻りの列車がやってきました。
撮り鉄さん? 僕を含めて6人の降車した乗客が乗り込みます。
鉄ヲタさんは無口? 役所職員さん以外とは一切の会話は無しでした。

乗車口で整理券を取ります。
回収されるので記念にパチリしておきましょう。
豊浦駅で¥440支払って降車、職員さんにお礼を言ってお別れしました。
色々な裏話を聞けたりして、思いのほか楽しい秘境の旅となりました。
(昨日の小谷石の証明書廃止の件は勝手な行為と憤慨しておりました)

cw号に戻った僕は急いで『道の駅・とようら』へ向かいます。
午後5時閉店までに到着しないとなりません。
ここも未訪問道の駅の6つ目となります。

無事に『秘境到達証明書』を入手出来ました。
入手条件としては小幌駅での撮影画像を提示する必要があります。
3362人目となります。
列車に同乗していた見た顔が僕の後から歩いて来て3363人目になったようです。
(徒歩で駅からはかなり距離が有ります)

国道5号を離れて洞爺湖畔で休憩しています。
ここは2022年に空撮した懐かしい場所です。
またこの向かい側のペンションには2012年にハイエースでお世話になっています。

3回目となる『道の駅・そうべつ』はパチリスルーして。

午後6時30分、『道の駅・サーモンパーク千歳』に到着しています。
未訪問道の駅7ヶ所目。
この道の駅、大型キャンピングカーの展示会場?って位にキャブコンがひしめいていました。 この手の車両は夜中ずうっとアイドリングする事が多いので、車中泊場所は次の道の駅に先延ばししました。 窓全開のcwシェルでは五月蝿くて堪らない・・・。
しかし、ここまでの支笏湖から下ってくるルート道道16号が素晴らしかった!
森/林に囲まれて景観はそれ程でもないけれど、丁度日が沈むマジックアワーに映える林間コースはとても快適な走行を楽しめました。
但し、数頭の鹿を道端に見かけましたが。 (この旅で初めてです)

本日のお風呂はココ、“えにわ温泉ほのか”にしました。
¥1050と料金お高めですが、その分施設は広くて充実していました。

入浴後はもう少し走行して『道の駅・マオイの丘公園』を宿泊地としています。
ここも未訪問道の駅で、8ヶ所目を消化です。
お風呂の食堂でも良かったけれど、シェル内冷凍庫を整理する為もあって冷凍かにめしをレンチン。
コンビニ冷やし中華と共に夕食としました。
冷凍のかにめし、あんまり・・・。 (笑)
○ 走行距離285Km 総走行距離1497Km
立ち寄り道の駅7ヶ所 もり/とようら/だて/あぷた/千歳/マオイの丘は未訪問
ハイタッチ 2回
※ この日はなんと言っても30年振りの列車乗車が印象深く、 スタート時のインロックと共に忘れられない旅の一幕となるでしょう!
【^_^】