
9月10日は旅もこの11日目となります。
今回は今まで3回も訪れているのに何故か未訪問だった夕張へ向かいます。
やっぱり行っておかないと!
有名な石炭博物館や映画のロケセットを日の明るい内に訪れるために、前日は距離を稼いでおいた訳です。
走行距離的にはそれ程長く無いけれど、立ち寄り場所の時間が長くなりそうなのでやはり早朝スタートします。

昨夜の到着時には気が付かなかったけれど、かなりの車中泊車両が駐車していました。
結構大きな駐車場で、奥の方の大型トラックがエンジンONで停まっていたけれど騒音は気になりませんでした。

出口に向かって行くと? 手造りKキャンカーが居て、ドライバーさんがニッコリと微笑んでいました。
それならと、隣に停車して暫しの談笑です。
四国愛媛から北海道をもう2ヶ月も旅しているそうでした。
スチールフレームのシェルは床は荷台のままで、前側はキャビン後部をそのままにして軽量化したそうです。

さすが長旅のプロ、内部は生活感満載状態でした。
この状態でシェル重量は300Kg以下になっているそうです。
9月一杯は北海道を巡り、その後は日本海側を南下して帰郷するとの事でした。
年齢は僕より4〜5歳年上に見えました。

当然、我シェルも覗かれてしまう訳で。
氏は金属加工の心得があるらしく、しきりに関心してお褒めのお言葉をいただけました。
僕が今後周る道の駅情報等を詳しく説明していただき、お互いの旅の安全を祈ってお別れしました。
またどこかで会うかな?

新得の町外れまで来て燃料補給しています。
488.2Km走行して32Lの給油は15.3Km/Lの燃費でした。
山間部が主だった割には好燃費です。

洗車場が在ったのでこの旅3回目の洗車しています。
洗車中にKキャンカーに興味津々なSSマンとの会話。
「今年はカゲロウが大量発生してるんですよ」との事。
成程、過去に経験がないフロントウインドーの汚れ方はその為だったか!
そう言えば宗谷岬のSS嬢もそんな話していたっけ。
満タンで重量増になったけれど、洗車で気分は軽々と走り出せます。

初めて走行する“狩勝峠”はきつめの勾配でもコーナーは緩く、他車の迷惑にならずに済んでいます。
もっとも、登坂車線があればすかさず左ウィンカーだしましたが。(笑)

標高644mの展望台でエンジンクールダウンさせています。
ここは閉業した?ドライブインの駐車場かな?

道路を挟んだ展望台まで歩きます。
今上がって来た道の遠くに帯広平野が一望に出来ました。
石狩と十勝から一文字ずつで“狩勝”だそうです。
過去2回走行した“日勝峠”はこの南を通っています。(日高〜十勝)

展望台からは殆どコーナーは無く、直線的に下って来て到着しました『幾寅駅』。 (映画ぽっぽ屋では幌舞駅)
ここは3回目の訪問で、毎回吸い寄せられる様に来てしまいます。

令和6年4月1日で廃止となっていました。
もっとも過去2回共に災害復旧ならずで、列車は来ていませんでしたが。

それなりに観光資源として重要視?されているのか、この時は“だるま食堂”の看板を補修していました。
話を聞いた職人さん曰く「古く見せるのが大変なんだよ」とか。
辺りを一周りしてまた映画を観たくなりました。

すぐ近くの『道の駅・南ふらの』も3回目の訪問。
駅施設より隣接している“モンベル”やカフェやパン屋さんが人気らしく、広い駐車場はほぼ満車状態です。
時刻はまだ午前11時、お昼にはまだ早いので先へ進みましょう。
(これが後に仇となる)

40Km40分で到着した『道の駅・自然体感しむかっぷ』で昼食にしましょう。
ここは2度目の訪問です。

十割生蕎麦が食べたかったのに・・・。
貸切中って、中見たら3人しかいないよ!
何かの間違いかと声かけてみたら「貸切中です」だって。
やる気ないのかね〜。 (笑)

仕方なく道東自動車道を使って時間短縮し、40Kmを30分で午後1時に到着した『道の駅・夕張メロード』でやっと昼食にありつけるかと思いきや?
なんと此処には食堂が有りません!
スーパーマーケットが道の駅になった感じ。

ふと見た駐車場の奥にプレハブのお店があります。
メニュー看板を見るとそこそこの料理はある様でした。

“夕張カレーそば”¥600が昼食となり、テント下での食事です。
これが予想外(失礼)に美味しくて驚きました。
僕の後にも地元民3人がオーダーしていたので有名?
特にたまねぎの新鮮さが印象的です。

食後はやはり“夕張メロンソフト”でしょう。 ¥400
カレー蕎麦¥600、ソフトクリーム¥400。 んんん? (笑)

夕張観光の最初はここ。
“幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば”です。

こちらでチケット購入¥500はJAF割引で¥450。
中の展示物を鑑賞しながら店員?のおばさま2人と会話しています。
南から枕崎/知覧/平戸島/幾寅/増毛/陸別/網走と『健さん』ゆかりの地を訪問済みでここが最後と説明したら驚いていました。
「中々いないですヨ」ですって。 (笑)

昔はこの様な炭鉱宿舎?が立ち並んでいたそうですが、今はこの一棟(それも移築)を残して観光としているそうです。

映画のラストシーンが演出されています。

ちょっと建物が違う様ですが・・・。
ハンカチも小さい?

建物内は壁面から天井まで黄色いメモがびっしりと貼られてました。
思い思いに色々と書き込まれています。

懐かしい“ファミリア”も展示されています。
フェンダーミラーが無くなっている!
今見ると小さい車だな〜。

映画の室内セットも再現されていました。
ザ・昭和ですネ!

“想い出ひろば”を後にして、“夕張希望の丘”に来ています。
以前は賑わっていた“花畑牧場”も今は荒れ果てた駐車場が残っていました。

撮影して車に戻ると! キタキツネが近寄って来ました。

観光客に餌付けされちゃったのでしょうか?
全然怖がらずに近寄って来ました。
なんか可哀想だけど僕は何もあげませんヨ。

あら〜〜、少し先に進んだ“夕張市石炭博物館”は定休日でした。
事前にしらべておけよ! (笑)
ま、この旅の先でも炭鉱には行くのでここは諦めましょう。

バンザイしちゃった市役所にも行ってみます。
その割に立派な建物ですね。
というか、だからなの? (笑)

この辺りは“夕張キネマ街道”になっているそうです。
炭鉱労働者の娯楽が映画だったことに因んでいるそうな。

ここにも。

まだまだ在ります。
しかし時刻は午後4時近く、そろそろ次へと向かいます。

今夜は札幌市内で入浴/夕食のつもりで走行していると?
ナビ画面に星マークが現れました。
先日訪問した“ヤドキャリー”さんを掠めるルートなのでした。
夕張から札幌って意外に近いのだな。 60Km1時間でした。
ならばと再訪し、終業時間を待ってから3台で夕食へと向かいました。

“まつりや 菊水元町店”は初めての北海道寿司チェーンです。

ヤドキャリー社長(ハイエース)とたびぐらし夫婦(ハイゼットトラック)と4人で楽しく会話しながらの夕食でした。
久々の会話を楽しむあまり、料理の撮影もせず、味もあまり覚えていません。
まあ、社長さんのお薦めだったので不味い訳はありませんよね。
午後6時半、2ヶ月後の再会を約しての解散となりました。

当初の予定通り、昨年好印象だった『湯処花ゆづき』で入浴です。
もう食事も済んでいる事だし、たっぷりと2時間以上の入浴時間を過ごしました。
ここの食堂も美味しそうな料理が有ったので、そのつもりでしたが。
楽しい会話しながらの方を優先するのは当然でしょう。
札幌近郊には道の駅は無いので、降り出した雨の中を少し走行したコインPがこの夜の宿泊地となりました。
○ 走行距離252Km 総走行距離3451Km
立ち寄り道の駅3ヶ所
南ふらの
しむかっぷ
夕張
ハイタッチ2回 (札幌近郊でもハイドラ人気無し?)
※ 何故か未訪問だった夕張にも行けたし、予定外に楽しい夕食も取れたので北海道最後の夜は満足して熟睡出来る事でしょう。
しかし北海道を甘く見ていましたネ! 余裕の筈だったのに252Kmも走行するとは・・・。
【^_^;】