
9月6日は苫前から幌加内を経由して美深まで移動し、そこからEZ-9号で函岳山頂を目指します。
2012年にハイエースに積んだCRF150Fで走行するはずが途中の東北で事故してしまい断念。
2021年はキャリイ号で走破はしましたが、そのとんでも無い悪路で四苦八苦してとても楽しむところでは無かった思い出があります。
そこで今回はCRF号程の本格オフロードバイクでは無いけれど、曲がりなりにもオフバイクとして設計されているEZ-9号でリベンジ(楽しむ)する事を旅の計画段階から組み入れていました。
美深までの途中で2箇所に寄り道しながらの記録です。

朝5時には目覚めるも、給油予定のSS開店時間に合わせてグダグダしていました。
そして翌日の雨予報を確認して予定の変更をしました。
折角のリベンジも雨の中だと楽しく無い。 それではそもそものリベンジになりません!
急遽急ぎ足に変更して調整、本日決行する事にしています。

まずは入手済みの2サイクルオイルを補充しておきます。
これで約300Kmは安心して走行出来ます。

ODO 806Kmと記録しておきます。

午前8時過ぎ、最寄りのSSまで自走してきました。
本当は“ホクレンSS”が近くにあればフラッグも入手出来たけれど、リザーブタンク状態で辿り着けるSSが無し。

68.9Km走行して2.1L入ったので32.8Km/Lの燃費でした。
二つの島での走行はとてもゆっくりだったのにいつも通りの燃費です。

キャリイ号に車載して出発準備をしていると?
目の前を変った風体のガイジンさんが通過します。
そう言えば昨晩の食堂で僕の斜め前で食事していた人だ。

僕のカタカナ英語は全く通用せず。(笑)
それでも南アフリカの人で“マイケル”さんという事は判りました。
兎に角画像を撮って後で翻訳したら!
なんと宗谷岬から佐多岬まで3100Kmを寄付(セラピー援助)を募りながら走破するのだそうです。 理解できていたら、募金箱でも見せてくれたら少しでも寄付したのに...。
インスタで確認したら、彼は現在仙台付近まで南下出来ている様です。
完走まで見守って行こうと思います。 (勿論、寄付も含めて)
お別れは「ハバナイスディ」 「ユートゥー」 こればっか! (笑)
その後にキャリイ号もホクレンSSにて給油してフラッグ(青)を入手しています。
388.3走行の26.9L給油したので14.4Km/Lの燃費でした。
これは天売でサブバッテリー充電の為に夜にアイドリング1時間したのが悪影響している様です。

楽しみにしてるお蕎麦のお店の開店時間まではまだ余裕があります。
国道239号を逸れてやって来ました『三毛別羆事件復元地』です。
大正4年に起きた獣害事故復元施設です。
あの大きさ(2.7m)が襲って来たのか!
説明書きに有るその惨状はここでは紹介できません。

仙台からの旅行者さんがやって来ました。
奥様?は今後軽バンで一人車中泊旅をしたいそうで、我シェルに興味津々。
開けてビックリのバイク出現に二度感激していました。
国道までコンボイして、左右にウィンカー点灯させてお別れしました。
ホーンで「プップー」

さて3回目は逆走となった“霧立峠”を通過し、日本一の蕎麦処“幌加内”に到着です。 口コミ評価が高いお店『霧立亭』に到着してみると?

土曜週末にまさかの臨時休業するなんて。
後から何グループもツーリングライダーがやって来ましたが、「そりゃないぜー」と皆で慰め合いました。 (笑)

仕方なく往復24Kmの遠回りして『道の駅・森と湖の里ほろかない』で昼食としました。
ここは2年前に入浴/食事/車中泊とお世話になっていて、その時のお蕎麦がとても美味しかったので再訪です。

午前11時30分の開店前でも既に行列が出来ていました。
2年間でだいぶ躍進したようですね。

今回は“知床豚肉カレーつけ蕎麦”にしました。
大盛り+小ライスつけて¥1800
10番目位の着席順だったけど、何故か一番先に配膳されました。
「北海道なら海鮮でしょう」を真っ向から否定するかの様な、この旅一番の美味しい食事だったかも?
お蕎麦の美味しさは言わずもがな、カレーのつけ汁と豚肉が最高の味で蕎麦湯を加えて飲み干してしまいました。
お土産に『韃靼蕎麦』を大量に買い込みました。

朱鞠内湖を掠めながら『美深駅』に到着しています。
Googleマップでは通行止め表示されている『函岳』へのルートの通行可/不可を確認する為です。
すると「とっくに解除されていますよ」との事。 これで一安心。

4度目の『道の駅・びふか』に到着。
2021年はここでオートキャンプ2泊、2022年は利尻島帰りの小休止、2023年は礼文島への行きがけに立ち寄っています。

駐車場の一番端の方でEZ-9号の出動準備しています。
本格的なオフロード走行に向けて今回はオフロードブーツを履きます。
予備燃料1L×3本とツールバッグを装備していざ参ろう!

スタートしてから国道を外れて15Km、ここからオフロードが始まります。
『函岳』頂上まで27Kmを駆け上がります。

アレレレレ? もの凄く整備されたフラットダートじゃないか!
4年前の荒れ具合はどこいった? これならキャリイ号でも楽勝です。
あと20Km、上の方に行けば荒れてくるでしょう。 (悪路待ち)

殆どフルスロットルであと15Km地点まで来ちゃいました。
むむ、キャリイどころかスピスタでだってこの路面なら頑張れば来れちゃうゾ。

『加須美峠』は左トの字の交差点、ここまで来ちゃうとあと10Kmで頂上です。
この辺になると森を抜けて視界が広がって来ます。

こんな立札に脅かされました。 遭難の前例が有ると言う事か...。
この時点で午後2時34分。

そのトの字を左折すればこの道、ここからはグングンと標高を上げていきます。
2ストエンジンは気圧変化に敏感なので、この辺では少し吹け上がりがモッサリしだしています。

熊じゃ無くって良かった! 標高1000m付近でもいるんだナ。

鹿は群れている事が多いので横からの飛び出し注意です。
すぐに横の茂みに逃げこみましたが、最新の注意を払って徐行で通過しました。

頂上まであと5Km位の所でパチリ。
もう森林限界を越えているので辺りは草ばかりです。
下界方向は晴れているけれど、見上げる頂上付近は雲に覆われています。

山頂駐車場に到着しました。
キャリイ号の時は1時間半だったのがEZ-9号では約50分で登頂できました。
先着していたのは札幌からのライダーさん二人です。
こんなふざけた格好のバイクが登って来たので驚いています。 (笑)
少し前までは雲の中で視界ゼロだったらしい。
路面について聞くと、山頂施設の工事をする為にその工事車両用に整地したとか。

今は丁度雲は無くなっています。 急いで歩いて頂上へ向かいましょう。

標高1129.3mに到達しました。
が、あまり景色は良く無い...。

ちょっと雲が切れた時に南の旭川方向をパチリ。

北西方向ではうっっすらと利尻富士が見えていましたが、画像だと見にくい。

2021年のキャリイ号

同じ場所で記念撮影。 まさか4年後にバイクで来れるなんて!
そうこうしている内に完全に雲に覆われだしちゃいました。

急いで下山しましょう。
ここまで42Kmだと帰還までは合計84Kmの走行距離という事。
リザーブ燃料使ってギリギリだな。 (背中の3Lは出来るだけ使いたく無い)
5分程先に下山していった2台を追いかけましょう。

中間付近で先行2台をブチ抜き(笑)、30分で降りて来ちゃいました。
キャリイ号の時の様な悪路を期待して来たのに肩透かしをくらっちゃいましたね。 これをリベンジと呼べるのか? ま、楽しかったのでOKです。

『道の駅・びふか』に戻って来ました。
途中の舗装路区間で燃料コックをリザーブにしています。
トイレして飲み物買って戻ってくると!

EZ-9が札幌から来たライダー3人組に取り囲まれていました。
「写真では見た事あるけど、実物は初めて見た」とか。
時刻は4時20分、これから札幌までは230Km以上も有ります。
「午前様確定ですよ」と出発していきました。
北海道ライダーは逞しい!

EZ-9の86.5Kmの走行ルート。
キャリイ号に車載する頃には小雨が降り出しています。
明日の予定を早めて決行して正解でした。

15Km程走行して『天塩川温泉』を本日のお風呂としました。
ジャグジーとジェット風呂と露天風呂が有り、サウナ無しで¥500はちょっと残念。

でも食事が出来るのがありがたい。
名前に因んで『天塩川ラーメン』¥1150にしました。
少ししょっぱい広東麺の様でした。 外しちゃったかな?
少し走って『道の駅・おといねっぷ』を車中泊地としています。
外は本降りの雨なので、今夜はEZ-9と添い寝するしか有りません。
1日空いた明日の予定をアレコレしながら午後11時頃の就寝です。
※ 走行距離 209.4Km 総走行距離 2763Km (EZ-9 86.5Km 計417.8Km)
オフロードライダーあるある、路面が荒れてなくてガッカリすると言う日となりました。 兎に角この旅の重要ミッションをまた一つ消化出来ました。
【^_^】