
9月7日は前日に重要イベントをこなしているので予備日扱いになりました。
本来はこの日に林道走行してから北上して『稚内』へ向かう予定でした。
雨の1日になりそうなので、去年の旅で惜しかったお風呂と気になっていたお風呂を目指す事にしています。 どんだけお風呂好き!? (笑)
朝起きると小雨が降っていて、昨日の予定決行は正解でしたね。
この日の『稚内』ではマラソン大会がある事、それによって通行規制も有って道路は混雑する事をを先日の焼尻からの戻り船で聞きました。(参加者さんから)
ならば近寄らない方向で予定しています。

『道の駅・おといねっぷ』は改装中? ガラ〜ンとしています。
なにかイザコザで休止状態みたいです。

キャリイ号を邪魔にならない端に寄せていると2台のバイクがやって来ました。
イタリアの“モトグッチ”です。
僕もむか〜し乗っていた事が有るのでお話を聞きました。
「今の型はトルク反動での横揺れはないよ」との事。

話の流れでこうなる訳です。
さすがのマニアさんです。 EZ-9号のリヤショックが只者では無い事を一瞬で見抜きました。 「ナイトロン製のワンオフ物です」が通じたかどうか?
稚内で一泊して札幌に帰る途中だそうでした。
「濡れた路面に気をつけて」

JR『音威子府駅』は道の駅からすぐ近く。
ここは2021年に訪れた時に目的達成出来なかった場所です。

ココ音威子府の名物、『黒いお蕎麦』が期間限定で復活しているのです。
4年前は訪れた数ヶ月前に当時の店主さんがお亡くなりになり閉業後でした。
もう無理と諦めていた所、今年になって有志の手によっての復活となれば千載一遇のチャンス到来!

午前11時の開店に合わせて時間調整しながら1時間前に到着しています。
すでに5人が開店を待っていました。 当分列車は来ないのでお蕎麦のお客さんに間違いないでしょう。
こんな順路が引かれている所を見ると、かなり賑わう事が判ります。

予めオーダーを決めておいて。

駅周辺を撮影したり。

準備中のスタッフ195(イクコ)さんとお話していると!

いつの間にか行列が始まっていました。
6人目の筈が油断して20人目位になっちゃいました。
僕の後ろに並ぶ佐賀県からの旅行者さんとお話しながら順番待ちしています。

列を進むとまずは決めていたオーダーをしてから料理待ちの列に並びます。
その順番にテキパキと調理しているので自分の番になればお蕎麦はすぐに出て来ます。
人口600人(村外からの高校生120人含む)の過疎村が一番賑わう場面でしょう。
投稿時点の情報では9月21日に終了する予定が、大人気だから?12月まで営業を延長するそうです。

おー、これか! 本当に真っ黒なお蕎麦です。
蕎麦殻ごと挽いているいるからだそうです。
先着50人までは生卵がサービスで貰えます。
勿論殆どの人が食べている『天ぷらレジェンド』¥900です。

蕎麦の香りが強い、ちょっとフカフカした食感のお蕎麦でした。
味そのものより、“念願”が叶った喜びが勝ってより一層美味しく感じたかも?
汁が濁るのを嫌って卵は黄身だけトッピングしました。

食後は並んで食べた佐賀の旅行者さんと少しお話しています。
そう、この春に食して僕が最低評価した佐賀の井○チャンポンについてお聞きすると? 「私は二度と行かないよ」との事でした。
僕の舌は間違っていない? (笑)
稚内観光を終え、これから知床方面へ向かうそうです。
なんとプリウスで車中泊していました。
国道交差点でホーンで挨拶をかわして左右にお別れです。
こうして音威子府村で午前中を費やしました。

走行始めてすぐにナビ画面上に現れて来たノーチェックポイントに寄れるのもユルユルスケジュールのなせる技です。
『北海道命名之地』なんて知らなかった!

国道を外れた細いジャリ道の先に、狭い駐車スペースと碑とこの説明書きが在るだけです。 辺りは今にもクマが出そうな雰囲気がプンプンしていました。

雨脚が強くなり出して来た『道の駅・なかがわ』で小休止。
mapでこれからの行き先を検索しています。

かつての車掌車が駅舎の『問寒別駅』でハイドラチェックしたのなら。

チェック済みでもここは外せないでしょう。
3年ぶりにやって来たのは?

有名秘境駅の『ぬかなん』です。

2022年6月6日に初来訪しているので3年と1日ぶりにまた来た訳です。
次の駅表示も変わっています。 また一つ廃駅になった様です。
この時は晴れ、今日は雨模様の訪問となりました。

物置駅舎?も以前のままの状態で極寒/豪雪に耐えています。
さながら耐久試験ですね。

上下線合わせて1日に6本しかこの駅には停車しません。
前回は午前10時6分の稚内行きを見送っています。
本日は午後1時なので列車を待つには時間が合いません。

3年前の駅ノートで自分の書き込みを探して確認すれば感慨深し。
今回で最後かな? ま、複数回訪れる人も少ないと思いますが。(笑)

国道40号を北上して北緯45度線を通過します。

幌延の『北緯45度記念公園』でもパチリ。 (ここも2回目)
公園と言ってもモニュメントと駐車スペースが在るだけです。

黄色のラインが45度線。

『幌延駅』でハイドラチェックして。

『豊富温泉ふれあいセンター』に到着しています。
この頃は雨の切れ間か、少し太陽が出ていました。

昨年はこの公営の温泉が定休日で、近くの旅館のお風呂で入浴しています。
今回は本家?でその特殊な湯を再確認してみる事にしました。
もし昨年同様に匂いが残ってしまっても、この後向かう宿泊地にもお風呂があるので安心です。

こちらの方が浴槽が大きくて清潔感が有ったけれど...。
やっぱり風呂上がりでは石油?の匂いが洗い流せませんでした。 ¥510
朝7時に朝食取って、11時にお蕎麦を食べているのに午後2時にまた食べる?
太るわけですね。(笑)
殆どのお客さんが食べているジンギスカン定食¥1600にしました。
なんか凄いボリュームのものが出て来ました。

周りの溝に水を入れて温めながら肉を焼くと言う変わった鍋でお肉を焼きます。
先日のサフォークと違ってこちらは一般的なマトンでしたが、新鮮だから?それ程臭みも無い上に柔らかくて美味しく頂けました。
それにしても凄い肉の量でした。 味vsコスパの選択になります。
窓越しにキャリイ号を眺めながらの美味しい食事です。

1時間走行して『道の駅・さるふつ公園』を本日の宿泊地としました。
3年前、地元のオネーサンにドアパンチされた思い出の場所です。
今晩はEZ-9は野宿させます。
そしてすぐに併設のお風呂へ向かいました。

この道の駅は今回で5回目の訪問ですが、これまで朝かお昼の立ち寄りだったので入浴はしていません。
今回やっと気になっていたお風呂に入る事が出来ます。
サウナ/水風呂は気持ち良かったけれど、露天風呂無しが残念な¥450でした。
前出お風呂の石油の匂いを洗い流し、サウナセット3回してサッパリしてから脱衣場へ来ると! なんとロッカーが鍵の故障で開きません!
ガチャガチャしている内に何とか解錠に成功しました。
帰り際に受付でその事を告げると.......。
「あ、あれは故障ではありません」に続けて「私はあけられますから」ですと!
お客に技術を要求するのかよ。 ましてや僕は鍵のプロですよ。
普段温和な僕もこの時ばかりは黙っていません。
「それなら開けて見せてよ」となった訳です。
その実演は? 「あれ、あれっ」と案の定鍵は開きませんでした。
「直しておけよ」と罵声を浴びせて退店しました。
あの若いメガネのにいちゃん、我社ならクビ確定です。
後で口コミみたら、スタッフへの苦情が沢山ありました。 それも何年も前から。 恐らく施設側は多くの苦情も承知の上で雇用し続けているのでしょうね。
もう2度とあのお風呂には行きません!

隣のホテルで夕食としました。

ホタテ漁獲量日本一の猿払村です。
迷わず『ホタテ刺身定食』にしました。
んんん? 味はまあまあだけどそれにしてはボリュームが...。の¥1540でした。
昼間営業している同敷地内の『さるふつまるごと館』で過去に食べたホタテ丼には量/味共に太刀打ちできませんね。
※ 本日の走行距離 162Km 総走行距離 2925Km
念願のお蕎麦を食べ、コスパ良しのジンギスカンに満足し、石油のお風呂の本家に浸かり、 パスばかりだったお風呂にも入れたのに...。
最後の“あのやろう”のせいでとても印象が悪くなった1日でした。
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