
待ちに待った“中津川林道”の通行止め解除が8月9日との情報を入手した僕は早速計画を練るも生憎の台風予報により順延となり落胆。
そして台風一過の8月13日に開通となればセッセと出発準備を始めます。
と言うか、8/9用の準備したままですけど。
仕事無いので・・。(笑)
朝8時にゲートオープンに立ち会うべく時間を逆算して午前5時にスタートしたアトラス号、途中渋滞無しの関越/圏央道はラッキーでもその後の国道299号はアンラッキー。
初心者マーク付のKカーが先頭のパレードランは時速35Km/hでずうっっと追い越し禁止区間を進みます。
一カ所だけ確認している追い越し可地点では僕までお鉢が回って来ませんでした。 とほほ、曇り空と僕の気分がシンクロしてます。
やっとペースカーがピット(道の駅・あしがくぼ)に入ってからは前後車両がまったく無し、そうなると今度は少し寂しい気分になるも徐々に晴れ渡って来た景色がそれを打ち消してくれます。
到着

午前7時過ぎにデポ地“道の駅・大滝温泉”に到着しました。
前回5月にスピスタ号で来てから3ヶ月が経過しています。
さあ、CRF150F号のラストランが始まります。
毎回お馴染みの地点

国道140号のループ橋からトンネルを3つ過ぎて右折して県道210号を進んで来ての分岐点。
まだ通行止めの看板はそのまま設置してあるのがチト心配。
さあ、行きますか!
ゲート地点

あれれ? 午前8時少し前なのに既にゲートオープン。 肩すかしー。
しかも既に数台のオフバイクのタイヤ跡が・・・。 一番乗りなんて甘い甘い。(笑)
では約20キロ先の三国峠を目指してスタートしましょう。
崩落箇所

少し進むと現れました、通行止め犯人の補修地点。
こんな山奥の工事、さぞかし大変だった事でしょう。
140号の雁坂トンネルが開通した事によってこのルートはお座なりにされると考えていたのは杞憂でした。
かと言って全面舗装はご免です。 (しないでしょうが)
三国峠の山梨側

数台のMTB!!を追い越し、全く無警戒のサンデードライバー(怒)の対抗車をやり過ごしながら到着しました最高点(1740m)三国峠です。
ここで藤沢ナンバーのKLX125さんとご挨拶。
秩父側から上がって来たそうで、やはり一番乗りは無理でしたネ。
三国峠の長野側

こっちへ移動して見ると・・・あららー、既にオフバイクが3台も!
そして数分後には続々と集まりだしてアレヨアレヨと言う間に10台が集結しました。
一番の先着ライダーさんに聞いた所、「朝7時にゲートを通過した」とか。
もしかすると開けっ放し? お役所さんがそんなに早く動くのでしょうか?
そして後続ライダーさん3人は僕と同じ対抗車と危険な接近遭遇したそうです。
夏休み期間中の危険は路地からの子供の飛び出しだけでは無いのです。
オフロードを走り慣れたドライバーさんはちゃんと暗黙のルール?を守っていますし、僕たちライダーは常に危険予知を怠りません。
どちらが悪かろうが大けがするのはこちらですからネ。
長野側の眺め

これから向かう山々が見渡せます。
ここでは沢山の林道ライダーさんとコミュニケーション、そのほとんどが僕と同じルートを走破予定と聞きました。 数台が先行して行きました。
中津川林道が開通することによってルートの選択肢が増えるので皆さん心待ちにしていたのでしょう。
その後も何台も到着してきますが、後の予定が詰まっているので僕はスタートします。
「ではお先にー」
県道68号 大弛峠への分岐点

ここまで70Kmの走行。 “川上牧丘林道”最高点の大弛峠を目指します。
さあ、急坂の連続する山岳ルートです。 各部点検してGO!
屋根岩 標高1906m

途中でこの辺りでは珍しい?岩山の屋根岩をパチリ。
ロッククライミングの名所だそうです。
あそこをよじ登るなんて僕らオフロードライダーとは比べ物にならないアドベンチャーですネ!
川上牧丘線ゲートオープン

ここまで約7キロ、ここからダートが始まります。
標高1500m、時刻は9時50分にスタートです。
前回走行時にグズったエンジンも今日は燃調を薄めにして来ているのでその効果は?
たぶん中間点

ここは比較的路面が良い所で、数カ所ガレガレ部分も有り小径タイヤの150F号は横っ飛びしながら登って来ましが、エンジンの方はすこぶる快調でかなりのハイペースを守れました。
ここまで対向するバイクが4台、その内の1台は何とホンダ・カブ号でしたヨ。
小径タイヤに文句言ってる自分が恥ずかしい。(笑)
6キロ程走ったので中間点でしょうか、標高が上がっているのでメッシュジャケットでは身震いする気温です。
標高2365m

到着しました大弛峠。
ここからの下り山梨側は全線舗装なのでマイカー登山客が一杯で駐車スペースは満車状態です。
夏休み期間中とあって大賑わい、休憩中の僕らライダーにも「こんにちはー」で心が和みます。
最高点記念

では150F号の最高点記念にパチリ。
標高2365m、「車で越えられる峠日本一」と書かれています。
GPSで確認すると2387mと誤差?22m、時刻は10時20分なので距離11Kmで標高差865mを30分で登った事になります。 (途中パチリを5回して)
ここで三国峠から先行していたスズキDR250Sさんと暫しお喋りしていると先ほどのKLX125さんも到着して会話も弾みます。
20分程経った頃、汗が引いて寒くなって来たので「ではお先に」と下山開始。
廻り目平キャンプ場分岐点

途中某林道トピのお友達CRF250Lさんとスライド、県道で落ち合う事にして降りて来ました。
すると後発のDR250Sさんがやって来ました。
KLXさんは山梨側へ降りて行ったそうで、彼は中津川を経て埼玉所沢へ帰宅するそうです。
僕は少し寄り道して右の分岐別ルートを散策するもすぐに山荘前のゲートでストップ、引き返しました。
待ち合わせ場所でカワサキ・シェルパさんと「こんにちはー」、大阪からツーリング中でこれから大弛峠を往復してから中央道で帰途に着くそうです。
400キロを6時間の予定だとか、丁度お友達がやって来たので「お互い気を付けて行きましょう」とお別れしました。
そして二人の昼食は川上村で天ざる蕎麦、今後の予定をザッと決めてスタートします。
お蕎麦の画像が無いのは・・・・・・そう言う訳です。 (笑)
相木川上線

途中林道入り口と思しき箇所を探索するも不発に終わり、また三国峠を目指す途中での分岐点にて。
“相木川上線”のゲート箇所はゲートが半オープン?、お言葉に甘えてお邪魔する事にして態勢を整えていると峠から下って来たXR250R(Me06)さんが仲間入りです。
埼玉の深谷から中津川経由でやはり大弛峠を目指していたそうですが、ココが開いていたので予定変更するそうです。 以後、3台ツーとなりました。
かなーり走った分岐点

僕はこの“相木川上線”は初走行、その距離と路面状況は『めっけもん』で大発見。
スタンディングポジションの長さで太ももが筋肉疲労、荒れ地での押さえ込みで二の腕がつりそうです。
他のメンバーさんも同様らしくグッドタイミングで分岐点に到着したので小休止。
すると後続さんが2台登場、川崎からのジェベル200さんとCRF250LさんはXR250さんと三国峠で会話済みらしく「やっぱり来ましたかー」でここからは5台態勢となりました。
謎の解明

そのあとは舗装路となり下りきってみるとそこは南相木村、体力を温存するべく遠回りでも舗装路で戻るルートを選択しました。
一端国道141号に出て佐久広瀬からは県道68号で戻る途中で昼食後に発見出来なかった林道入り口をポイントできました。
ゲートを確認してから戻って来た所をパチリ。 「ははー、ここに来るのネ」
時刻は午後4時過ぎ、“中津川林道”のゲードクローズが午後6時、余裕を見ながらも急ぎましょう。
もし間に合わなかったら相当な遠回りを覚悟しないとなりませんから。
ふれあいの森・森林科学館 5時30分

途中三国峠にて小休止して降りて来ました森林科学館駐車場。
ここはもう既に舗装路です。
ここで各車舗装路用に空気圧を調整したり、各部の点検をすると・・・。
エキゾースト関係のボルトが緩んでいたり、エンジンマウントのボルトが欠落!していたりとプチトラブルが発覚しました。
僕の150F号は何処にも異常は無いけど、その汚れ方の見事っぷりたら有りません!
そりゃー雨上がりの林道をあれだけ走れば当然と言えば当然な訳で。 (笑)
戻って来ました

午後6時30分、道の駅・大滝温泉に戻って来ました。
上げる左手とハザードランプにホーンがお別れの挨拶、川崎組2台は残す70キロに備えてここで小休止だそうです。 僕はここから130キロ、ここと同じ埼玉なのに川崎までの二倍近くとは! (笑)
林道ライダーに又会う約束は不要? 「きっと又会うでしょう」「その時もよろしくー」とお別れです。
そして実際に再会したライダーさんも数人居ますし。
この一期一会がたまりませんネ。
もうロードバイクでは北海道以外では殆ど見かけなくなった手を挙げての挨拶も林道区間ではほぼ100パーセントの確率で交わされます。
オフ車乗りには独特の仲間意識が有るのでしょう。 と言うかホンモノの好き者?(笑)
この日遭遇/会話したライダーさんは一体何人だったかナ、その内の数人にはこのブログをお知らせしてあります。
もしご覧になっていたのなら「楽しいひと時を有り難うございました」。
本日の走行距離は233キロ、内オフロードが85キロ。
到着寸前に燃料がリザーブになったのでおそよ34Km/L の燃費となりました。
アクセルワイドオープンが多かった割には好燃費です。
お約束の入浴後は渋滞全く無しの二時間半でアトラス号の往復260キロが終了し、このコンビネーションも最後です。
総計493キロ走行は老いぼれには少々過酷? 今日は一日中筋肉痛と戦う事に。(笑)
本望

僕の所に来て最大の汚れ方。 でもオフ車なら本望?
最後にガッツリ掃除して上げますヨ!
※ これでCRF150F号の林道走行ラストランは終了ですが、一日乗ってみて何だか手放すのがとても惜しい気がしてきました。
次のオーナーさんにも一期一会と可愛がってもらえる事を祈りましょう。 【^_^】