
現在当社テンテコマイの大忙し状態です。
前ブログのコメレスも大幅に遅れてしまっています。
たまには本業頑張るんですヨ! 僕だって。(笑)
とは言うものの、デビュー戦が迫っているCRF230号の作業も合間を縫ってやっていました。
まずはチビて2分山まで摩耗しているRタイヤを新品に交換。

ピレリMT18 100-100-18から今度はIRC VE37 110/100-18に交換します。
耐摩耗性が強いとの謳い文句のビッグオフローダー用エンデューロタイヤです。
見るからにゴッツイブロックでワンサイズ太く、また外径もかなり大きくなっています。
Rタイヤ取り外し

ジャッキUPして後輪を取り外します。
そろそろオフロードスタンドを購入しないといけませんナ。
タイヤ脱着

いやー、古いタイヤをホイールから外すのに一苦労。
リム裏にゴムかすがこびり付いていてビードが落ち込み難く、かなりの力仕事に成っちゃいました。
新品タイヤを組む前にホイール内側も良く研磨/清掃しておきました。
そして外径を計測してみると・・・ナント! 直径が40ミリも大きくなっています。
これだと単純にシート高が20ミリは上がってしまう。
それでなくても両つま先がツンツンなのに・・・。
ローダウン

たまらずローダウン作業を開始します。
Rショックアブソーバーを取り外してニラメッコ。
画像左の下側ブラケットの穴位置を移動させればスイングアームが上がる(シートが下がる)事を確認。
なーんだ、穴開けなら簡単だ。 と、甘くは有りませんでした。
強度を考慮して穴位置を決めてみたらその場所では右上に写っているリンクと下側バネ受皿が接触してしまう。
困った時にのネット検索。 そして持ち込み。

府中に有る“モトショップ・ストラーダ”さんがRショック全長調整をしてくれる事を発見。
早速この所お茶引いているスピスタ号でショップ訪問して来ました。
CRF230Fを取り扱っている数少ないショップの一つで、HPを覗くと中々興味深いチューニング/カスタム経験が豊富です。
とても気さくで話し上手なオーナーさんとお喋りしている内に作業が完成しちゃいました。
うっかり見落としてしまったその作業内容は?
ショックロッドの下部がネジ式に成っていてバネ受皿に固定されているので更に捩じ込む作業の様です。
「ここはとても固くて普通のヒトには不可能」な固さだそうです。
計ってみると5ミリ程度Rショックの全長が短くなっていました。
リンク比が有るので結構下がるとの事。
その他、色々な情報やアドバイスを戴きとても有意義なショップ訪問となりました。
ちょっと暑かったけどスピスタ号にも乗れたし。
工場に戻ったら早速Rショックを車体に組込んで計測すると、スイングアーム軸の所で30ミリ下がった事を確認しました。
フロントフォークのインナーチューブをトップブリッジから15ミリ突き出して寝てしまったキャスターも修正すれば幾分かはシート高がまた下がる筈です。
で股がってみると? 30ミリ下がったのにタイヤ半径が20ミリUPしちゃったので・・・。
実測860ミリのシート高で落ち着きました。
早くタイヤを減らさねばっ! (笑)
プラグ交換

いつから使われているのか(恐らく2004年)判らないスパークプラグを交換します。
150Fの方にも使っていたけど規格が違うので新規に購入。
デンソーイリジュウム IX24Bが適合します。
下側は取り外したノーマルプラグ、少しガスが濃い様です。
パワーフィルター

バワーフィルターにフィルター専用オイルを吹き付けて染み込ませます。
これはスプレー式なのて手間要らずで簡単です。
表裏まんべんなく吹き付けて終了。

エアクリBOX内にパチンとはめ込んで終了。
さてどの位汚れるのだろう?
爆音修正

現状、150F用に製作したサイレンサーを装着していたけどこれが可成りな爆音でひんしゅく物です。
そりゃー排気量が1.5倍にもなれば当然です。
そしてエンジンブレーキ状態の時に下品な「バフバフ」音がします。
何とか排気効率を落とさずに音量/音質を改善出来ないかと試行錯誤が始まります。
ノーマルのスパークアレスター/サイレンサーと並べて見ます。
サイレンサー内の隔壁の位置と枚数を考慮して長さをオリジナルと同等に。
今までのカスタム版は排気方向に対して直管だったのに対して今回は蓋をした穴あきパイプで延長して見ます。
何パターンも試してやっとこのカタチに落ち着きました。
音量/音圧が低下して下品な吹け下がり音も押さえ込む事に成功。
アクセル開度によって音量を意識して調節できます。
取り敢えずこれで乗ってみる事にしました。
デュフューザー

またパイプエンドに同径パイプで製作したデュフューザーを追加すると一層排気音がジェントルに成る事も判明。
これも長めから段々と切り詰めていって適正値を見つけ出しました。

エンドピースからおよそ10ミリの突き出し量で決定。
これで排気関係も終了です。
スローエア調整

吸排気に手を加えたので再度キャブレターのスローエア調整をします。
アングルドライバーを使えば作業は簡単。
アイドル回転の上下を注意深く聞き取りながら調整したところ、現状では1.5回転戻しが最適の様だ。
かなりの低回転までアイドルを落としても安定した回転を維持し、そこからアクセルを一気に開けても息付き無しでついて来ます。
オイル交換

ディップスティックに付いて来るオイルの色は綺麗なままだけど恐らく経年変化/劣化は確実だろうから交換します。
今回は“モチュール300V 10W-40”を使用しました。
比較的高価だけどエンジンオイル容量が丁度1Lなので助かります。
試乗時にも感じていたけど、この230Fは150Fに比べてエンジン熱がかなり高めに感じたので番手は同じでも銘柄でサービスして見ました。
バーパッド

最後の仕上げはハンドルバーパッドを交換です。
今度はライトカウルに合わせてホワイトをチョイスしました。
ジャストサイズは220ミリなんだけど、そのサイズのみホワイトの設定が無いのでワンサイズ上の254ミリを押し込みながら装着。
今までのブラックからホワイトに変わって心機一転です。
ライディング中常時目に入っているパーツなのでネ。
※ これでひとまずCRF230Fの作業第一段階は終了、でも引き続き始まりますけど。(笑)
明日は早速林道デビューしてきます。 さて、そのパワーと操縦性や如何に???
【^_^】