
これは9月27日のお話です。
さあ、シート高を短足に合わせたCRF230F号の二回目の林道走行です。
今回はドタ企画なので人数は少なめ。
僕はどちらかと言うと(オフは)こじんまりしてた方が好きなので丁度良いかも?
アトラス号が朝6時に外環道に上がった途端に渋滞に巻き込まれます。
そしてそれは関越道に入ってもノロノロ状態、これでは集合時間に間に合わないゾッ!
途中二箇所で乗用車同士の事故が有り、もう一カ所は女性ライダーが故障?で中央分離帯に停止していて係員とレッカー待ちでもしていたのでしょうか?
結局1時間遅れの午前9時少し前に“ララン藤岡”に到着しました。
急いで230F号の出動準備しているともう1台オフバイクがやって来ます。
茨城から自走参加の“Jin”さんのスーパーシェルパ号でした。
元々の集合時間は9時だったけれど、日没が早くなっているので1時間早めていて当日参加が微妙との事だった“Jin”さんには連絡が行き届いていませんでした。
僕の遅刻が功を奏した格好になりましたネ。 一同ヤレヤレです。
では4台でスタートです。
第一回戦林道侵入

今回は地元の“taka”さんがDT200Rで先導してくれます。
なんでも氏のお散歩コースだそうです。 「手頃なコースですヨ」と笑っていましたが、何の何ののっけから急勾配で結構なガレっぷりで呼吸が乱れちゃいます。
で、ここで一休み。
峠で小休止

路面は急勾配のままタイトターンが続く半分アタックコースの様相です。
フライホイールが軽量化されている僕の230F号はアクセルコントロールがシビアで難儀しました。
ちょっと開け過ぎれば即ホイルスピン、戻し過ぎるとガクガクとスナッチングしちゃいます。
聞けばそんなときは半クラッチつかうそうですが、僕は貧乏性なのでそんな事は出来ません。
リヤスプロケットを大きくしてローギヤードにすれば良いけどそうすると巡航が厳しくなるし・・・。
クロスレシオ過ぎるのも考えものですネ。
反対側から上がって来たセロー氏としばし会話します。
小梨峠

小梨峠だそうな。
昔は重要な道だったとか。
おったまげ

そうこうしているとナントっ! 軽四輪が上がって来ましたヨ! しかも四駆では無くFF車です。
“主”の“taka”さんが「この先は急勾配の下りでこれまでよりもっとタイトターンが続くので無理だよ」
しかも「ココ以外に方向転換する場所もないから」と忠告していました。
僕らは先にスタートしたので判りませんが、あの二人組はその後どうしたことでしょう?
第二回戦林道入り口

次にやって来ました林道入り口。
“主”さえも毎回通り過ぎちゃう位に判り辛いとこで、民家の脇から侵入します。
「今度はさっきより楽だヨ」と不吉な笑いの“taka”さん。
僕より7つも歳上だって元気元気。 アタック系コースには不向きな2サイクル車でガンガン行っちゃいます。
本番スタート?

「ここからはちょっとキツいヨ」って、僕には充分キツかったけどナー。
成る程急斜面が見えてます。
230F号の左の“Jin”さんのスーパーシェルパ号はその名の通り走破性に優れた車体/エンジンで、長身のオーナーさんだと両足ベッタリでまだ膝が曲がる余裕が有ります。 だから全然疲れていない様子。
右は“teru”さんのWR250Rで前回(TLR)と違ってちょっと苦労気味?
身長は僕とそれほど違わないのにシート高は一番高いのだからごもっともです。
名も無き峠

ホント、この辺の林道の勾配には驚きます。
タイトターンを一速でクリアする時に限って深いV溝が横切っていたり、もしそこで勢い余ってオーバーランしたら谷底だったりなのに、その勾配ゆえに勢いも大切なものだから大変です。
「どこがお散歩コースなんだヨー」は僕の心の叫び。 (笑)
いつもの林道走行に比べて休憩の多さが物語っています。
そして又また急斜面を駆け下る事になり、“taka”さんが倒木斜め越えで転倒しちゃいました。
皆で笑って助け起こして再スタート。
第三回戦林道

次は今までに比べたら普通の林道でペースも上がります。
途中に有った分岐点で「どうしましょ?」
“主”も行った事無いそうなので探検して見る事に。
しかし暫く下ると道は突然難所の様相を見せて来たので敢え無く撤退となりました。
『押し引き』は覚悟していても流石に『担ぎ』まではご免ですからネ。
いつか来た道

あれっ、見た事が有る場所に辿り着きました。
そうか、ココは去年10月に走った“東御荷鉾林道”だったんだ。
その起点で一休み。
しかし、去年はもっと荒れていたのに今年は随分と整備されていたナ。
こんな感じで林道は少しの期間で状況が変化していて、二ヶ月も前のネット情報なんて当てになりません。
前に有りましたねー、「どこが初級者向きなんだヨー」ってとこも。
おなかがすいた

時刻はそろそろお昼です。
“taka”さん行きつけのお店でランチにしましょう。
が、ここで工事通行止め。
Uターンしてまた“東御荷鉾林道”を下って舗装路で向かう事に。
赤久縄 (あかぐな)

渓流釣り場と併設されている“taka”さんお薦めのお蕎麦屋さんです。
午前中の重労働でお腹がペコペコなので皆さん入り口へ早足で向かいます。
途中撮影(笑)

がっついて食べ始めちゃったので危うく撮影忘れしそうになり慌ててパチリ。
僕はコンニャクのみそ田楽と鴨肉の炭火焼きときのこソバにしました。
空腹を差し引いたとしてもとても美味しかったです。
このあたりの林道に来る時はまた寄って見よう。
僕は食べなかったけど川魚の塩焼きも美味しそうでした。
午後の部 第四回戦

さあーてお次の林道です。 (名前聞いたかもしれないけど忘れた)
入り口からまたもや急勾配、すこし上がった所に有る民家の為でしょうかそこまでは簡易舗装されています。
その先は落ち葉/枝でフッカフカの路面。
倒れかかった木をかいくぐったりしながら慎重にすすむ我230F号。
どうしてかと言うと実はココまでに2回軽ーく転倒してしまっているからです。
ちょっとよそ見していて落ちていた太めの枝に浅い角で乗り上げてしまった時に一回。
「結構フロントタイヤはグリップするじゃないか」と過信してV溝をトラバースした時にスリップダウン。
確か“teru”さんも一回コケたのを見たけど、本人曰く「実は見えないとこでもっと」とか。
主の迷い

ちょっと間を空けて走っていると先行した2台が戻って来ました。
道を間違えた様です。
丁度ソコは道幅が狭く両脇が斜面になっている場所で方向転換に手間取ります。
僕の230F号は軽量なので自力でヨッコラヨッコラできましたが、“teru”さんのWR250Rは大柄で重量も有るのでさあ大変!
二人掛かりでセーノッで何とか逆向きに出来ました。
順路まで戻ってパチリ。
いつもの場所

その後は比較的フラットな林道を走ってココで小休止。
それまで無かった展望が急に開ける場所で、「ここでいつも止まるんだヨ」と。
こうして見ると230F号の右のシェルパと左のWR250のシート高の違いが際立ちます。
“teru”さんの信号待ち等でのつま先立ちのバレリーナ体勢に納得です。
そろそろ終了

かなーり下って来たのでそろそろ林道も終了の様です。
ほほう、“奈良山線”と言うのか。
因にここまでの殆どの林道は僕のバイクナビには表示されていませんでした。
一応入り口は地点登録しておきましたが、一人ではこないだろうナ。

路面が整備されだしてくると人里が近い証拠。
ニッコリとピースサインの“Jin”さんはただ一人本日の無転倒ライダーです。
そりゃー、こんだけ足が着けばネー。 なんとも羨ましい限りです。
因に“teru”さんは2回、僕は3回、“taka”さんは4もしくは5回倒している筈。
あらら、歳の順だよ。 (笑)
反省会

舗装路に出るとホッとします。 って、わざわざ自分で好んで悪路は走っておいて・・・。
藤岡IC近くのマックで反省会及び解散式になります。
ここから自走で茨城まで戻る“Jin”さんは一足先にスタート。
川越まで戻る“teru”さんはまだ余裕があるので残った3人でコーヒーして今日1日を振り返ります。
走り慣れた“taka”さんにはなんて事無くとも僕には今日のコースは(半)アタック系にしか思えないし、一人で走っても楽しく無いと思う。
でもこの日参加しなかった他のメンバーさんだったら物足りないとか・・・。
オフ車の世界はオンロードバイクより車体/エンジン特性が様々で、各々合ったシチュエーションにおいて能力を発揮する様になっています。
僕の230F号はエンジン特性によるトラクションと足回りのジオメトリーがこの日の様な比較的低速でグリップ走行を要求されるコースは不得手な事が判りました。
ま、もっとウデが有ればそれも関係ないかもしれないけれど。
帰還

母艦に帰還しました。
本日の走行距離は111Km。 疲労感はその二倍は有るかも?
渋滞情報を検索すると花園IC近辺で5Kmの滞りだったのでそのまま帰路に着き、停車することも殆どない渋滞だったので1時間40分で無事に工場に戻る事が出来ました。
当然の如く230F号を洗車してから自分も入浴するとドッと疲れが出て来て午後11時にはバタンキューです。
かなり日にちが経ってからのUPなので記憶もあやふやなので何処まで正確やら。(笑)
※ 入り口を見てすぐに判る難所コースも複数台だからこその走破経験。
とても良い経験が出来た1日でした。 でももうあれ以上の場所だったトライアル車を買わないと!
もう置き場所ないヨ! 【^_^】