
先週末で仕事の区切りがついたので夏休みとなりました。
知る人ぞ知る、真夏の我工場内は40℃にもなろうかと言うちょっとしたサウナ状態です。
工期に余裕が有る場合は涼しくなった夕方から作業を開始すれば良いけど、今回はそんな納期も無かったので午前中から始めなくてはならず参りました。
普段強がって口に出さない「暑い」が数回出現! スポットクーラー2台が大活躍です。
そして何とか乗り切ってしまえば涼しい所へ行きたくなるのは当然の成り行き?
毎年恒例の場所へ向かいました。
さあ、60枚の画像と長文のブログの始まりです。(笑)

朝5時にスタートしたアトラス号が秩父の道の駅“大滝温泉”に到着したのが7時30分、丁度130Kmの道のりを2時間半だから例年よりはアベレージが低かったです。
まあ、この時期だから仕方が有りません。
夕方に雷雨の予報も有ったので今回は屋根付の場所を陣取りました。
戻って来て雨の中の積み込みなんてやりたく無いもの。

CRF号を降ろして身支度/装備を整えたらナビに目的地を指示します。
まずは中津川林道の起点まで。
8時10分過ぎにスタートです。
夏やせどころか、逆に太ったかな? モトパンがきつきつになってました・・・。

ループ橋までやって来ました。
経路上からは良いショットが取れないので道を外れて下に有る広場でパチリ。
こうしてる間にもバイクツーリン
ググループの排気音がひっきりなしに聞こえて来ます。
今回燃調を薄めにした来たので標高が上がり出してもエンジンは快調のままです。
今日は標高2400m近くまで上がりますからネ。 しかも230F号では初めてだし。
念を入れておきました。

毎年お約束の場所でパチリ。 前で停車していたロードバイクはここでUターンして行きました。
流石にこの先は大排気量車では楽しく無いでしょうからネ。

まだ暫くは舗装路ですが、ココ“ふれあいの森 自然科学館”Pで小休止しながら前後タイヤの空気圧を下げてオフロードに備えます。
僕が到着するのと入れ替わりに数台のオフバイクがスタートして行きました。
残っていた群馬ナンバーの2台、セロー氏とジェベル氏と暫く会話します。
なんでも中津川林道は初めてだそうで路面状況等を聞かれましたが、未舗装の林道なんて一雨で変貌する事を踏まえての説明に留めておきました。 比較的難易度は低いので普通のオフ車乗りなら問題無いでしょう。
会話している後ろをスクーター?が通過して行きましたヨ!
小径タイヤで大丈夫かな?
2台に遅れる事20分位で僕もスタートです。

はい、お約束の場所のゲートです。 勿論オープン。
まるで使い回しの様に毎年の画像と一緒です。 今回はタイヤが大きいけど。
この5月以来のオフロード走行なのでまだ身体がマシンコントロールを思い出せずにシックリ来ません。
しばらくはペースを押さえ気味にして無転倒を目指しましょう。

林道では珍しい立体交差の場所でパチリ。
この辺りまで登って来るとだいぶ身体も馴染んで来たのか、パワースライドなぞも多用しだします。
が、このシーズンです、対向のサンデードライバー?と出会い頭に危ない目に2回会いました。
そうそう、去年もそうだった! ブラインドコーナーは徐行せねば。
例えコチラが悪く無くとも怪我するのは僕の方だし。

途中数回撮影しながら35分かかって到着しました“三国峠”。
やはり排気量が1.5倍になったことで登りは横着できて楽チンです。
シフトダウンが間に合わない場合でもそのままのギヤでドドドッと加速してくれるのは有り難い。
途中で先行していったスクーターに追いつきました。
やはり苦労している様子。 ガンバレ! と左手で合図して先行させてもらいました。

こちらは長野県側。
これから降りて行く川上村方面を臨みます。
先行した群馬2人組も無事に到着していて他にも数台オフバイクが休憩していました。
皆さんスタートしていって僕一人になった頃、先ほどのスクーター氏がヘロヘロになってやってきました。
「この三国峠から先の長野側は舗装ですよ」と説明するとほっとした表情で休憩もせずに下って行きました。
さーて僕も先行したバイクと同じに本日の最高点の大弛峠を目指してスタートします。

舗装路を軽快に駆け下ってこれまたお約束のパチリ。
ココを左折して林道川上牧丘線に向かいます。
大弛峠まで18Km、でもまだまだ舗装路です。

どうしても同じ場所で止まってしまいますネ。
去年と同じ“屋根岩”をバックに。
後ろを数台のオフバイクが峠から下って来たので通行には支障はない様だ。

“廻り目平キャンプ場”から分岐してこの橋の先からいよいよオフロードとなります。
さてこれからはまるで川底の様なガレガレの登りが連続します。
150Fの時と違うパワーと大径ホイールの恩恵や如何に?

急勾配に大きな石がゴロゴロの路面ではスタンディングスタイルが必須、ここまでの10分位でフトモモの筋肉がパンパンです。 二の腕もつりそうです。 普段の運動不足を痛感しますネ。 (歳のせい?(笑) )
しかも90℃に設定してある油温警告の赤ランプが点灯しだしました。
低いギヤで回転を上げながらも走行風が当たらないのが原因か?
150Fに比べて熱には厳しいエンジンの様です。
このままだとデジタルメーターのサブ表示が強制的に油温に切り替わったままになってしまうのでリセットしてリミットを120℃にします。

そのご暫く登って行くとフトモモより先に腕がつってしまいました。
勾配ゆえにハンドルバーにぶら下がって体重を支えている状態が長かったからでしょう。
そして寒い! ブルブルするのもその筈、もう標高は2000Mを越えています。
それでも油温の方は100℃近辺をウロウロしています。

ここもお約束の場所。
去年の画像と見比べたら殆ど同じでした。(笑)
この先の中間部は少し楽させてくれる路面なのは例年通りだと有り難い。

中間部で楽をさせてもらっても峠手前ではまた川底状態が待っています。
低圧にしてあるFタイヤのリム打ちによるパンクに注意しながら大きな石を避けながら到着しました。
大弛峠、標高2365mです。
丁度ここは雲の中、ガスっていて景色は全く眺める事も出来ずにただ震えるだけです。
こういう標高差のルートを走破する場合はもう1枚ジャケットを用意するべきでした。

マイカー族で満車な駐車場を過ぎた先に群馬の2台さんが止まっていたのでまた会話。
かなり苦労したらしく、表情もお疲れ気味に見えました。
実は今回お天気が良ければココから徒歩で“夢の庭園”まで行ってみるつもりだったけど今日はパス。
15分位ならオフブーツのバックルを緩めれば何とかなると思っていたのに・・・。
次回に先送りします。

ここまで“大滝温泉”から70Kmの走行、時刻は午前11時。
このまま引き返してしまっては時間を持て余す感じ。
ここからは未定だったので舗装路の山梨側を下って食事/給油して残りのルートを設定することにしましょう。

低速ワインディングロードを快調に下って来て山梨側のゲートまで来ました。
先行の四輪車は皆さん道を譲ってくれるので助かります。
左にUターン気味に有る林道は通称“西沢スカイライン”と言う林道ですが、一般車通年通行止めなので諦めます。 MAP上ではかなりの距離が有り楽しそうだけど・・・。

金峰温泉の琴川ダムが見えて来ました。
この手前のT字路を右折して“クリスタルライン”へ向かいたかったけど、ここまでもこの先も暫く食事も給油も出来そうも無いので塩山方向へ下る事にします。
空腹には耐えられても山中でガス欠はシャレになりませんからネ。
計算上では想定ルートでギリギリの後続距離なので安全策を取ります。

150Fで来てから3年ぶり、道の駅“花かげの郷まきおか”に到着です。
時刻は丁度お昼、ツーリングライダーも沢山居ます。
いやー、ココまで下って来るとその蒸し暑さに驚きです。
ついさっきまでブルブル凍えていたのが嘘の様!
画像撮るまでもない味の昼食を済ませたら今度はバイクも食事させねば。

トンネル2つ越えた所にJAのSSを発見出来たので給油です。
さて、この様な走行状況での230F号の燃費や如何に?
ここまで104Km走行して給油が3.6Lだったので28.8Km/Lと予想より好燃費でした。
後半の舗装路下りっぱなしが要因でしょう。
背負っている携行タンクの0.9Lはそのまま温存します。
では“クリスタルライン”に向かってGO!!

ここから40年程前に走行した事がある林道“焼山線”です。
事前に調べた通りに舗装されて居ます。 当時ここも楽しかったナー。

“焼山峠”まで登って来ました。
ここに“クリスタルライン”の案内図が有ったので参考にしてナビのルート設定をします。
地図上には面白そうな林道が沢山有るけど殆ど通行止めでしょう。

右のルートは先ほど通過した琴川ダムからの道で、かなり遠回りした事になります。
左がこれから向かう“荒川林道”です。
丁度上がって来た乗用車数台に先行するべく急いでスタートしました。
林道上での追い越しは気を使いますからネ。
譲ってくれないドライバーもこの時期は多そうだし。

何を持ってクリスタルなのかは不明で、殆ど眺望は望めないルートの数少ない景観ポイントでパチリ。
牧丘あたりではカンカン照りだったのに標高が上がるとこの様に雲の中と言う感じになります。
丁度良い涼しさで助かります。

ここを分岐して林道“夢の平線”へ向かいます。
まだまだ標高を上げて行き、殆ど木陰の道なのでまた寒くなって来ました。

“御岳林道”入り口。
美味しそうですが当然の様に通行止め、よーく見るとオフバイクのタイヤ跡が見られます。
昔走行してピストン路なのは知っているし、今日は先を急ぎましょう。

その左側に林道の起点表示を発見。
まだ甲府市です。 これから長野県との県境を目指しましょう。

“木賊峠”に着きました。 とくさと読みます。
眺め・・・有りません。
この先は“観音峠大野山線”で北上します。

ん!通行止め???
いや、良く見ると土・日開放で一安心。
確かに2箇所だったか、新しい橋が工事中でした。

ここを左折して“本谷釜瀬線”に入ります。
依然と眺めは無し。
昔は“みずがき林道”と言っていた様な気がします。

ココは“瑞牆山荘”、みずがきと読みます。
キャンプ/登山客が一杯でした。
休憩していたロードバイク2台のライダーと少し会話。
僕の来た方向は全て舗装路だと聞くとホッとした表情でスタートして行きました。
水分補給したら僕も急いで出発です。
走り出しそうな乗り合いバスに先行したかったので。

給油後46Km走行、目的地設定の川上村まであと16Km、時刻は午後2時過ぎ。

ここから“クリスタルライン”を外れます。
画像が分岐点ばかりなのでその眺望の少なさが判りますネ。

間もなく“信州峠”に着きましたが、何の表示も無く通り過ぎてしまうところでした。
ここからは長野県に入ります。

下り坂のみで降りて来ました川上村のT字路まで。
おお、ここは丁度去年昼食を取ったお店のすぐ脇でした。
右折して三国峠を目指します。

時刻はまだ午後3時過ぎ、時間に余裕が有りこのまま戻るのも勿体ないのでルート変更します。
川上第二小学校脇を左折。

林道“秋山沢線”のゲートです。
半?開放状態だったのでお邪魔する事にしますが、三国側のゲートが開放されていたかどうかは朝の通過時に確認忘れしてます。 最悪戻れば良いかっ!

途中林道には似つかないこんな光景が!
秋山沢防砂堰の表示が有りました。
山の中のモダンな建造物です。

その先を進むと林道脇になにやらうごめく物体を確認して停車。
ナント日本カモシカでした。
近寄ると逃げようとするけど脚を取られて転倒しています。
良く見るとくくり罠に掛かっていました。
林道のすぐ脇に罠が仕掛けられているんですネ!
『自己責任』林道なので休憩する時等は要注意ですが、オフロードブーツなら掛からないと思うけど不用意に手は着けませんヨ。
なんか可哀想だけどバイバイと横をすり抜けました。

ここで林道“相木川上線”に接続、画像右方向は南相木へ、左は三国峠方向です。
左の去年走行したルートを逆行する事になります。

途中の展望が開けた場所でパチリ。
遠くに川上村が見えています。
その先の大弛方面はまだ雲の中です。

また停車します。
こちらの方にも雲が近づいて来てるようだ。
ちょっと急ぎましょう。

三国側ゲートに到着。 画像は振り返り方向。
徒歩で進んで確認すると去年は半開放だったけど今年はバッチリ施錠されていました。
画像右側は倒木が折り重なって置かれて?いて通行は困難です。
では左側をロケハンすると、V谷形状のルートが有りました。
が、下りは緩斜面でも登る方は勾配が急でしかもかなりドロドロな状態です。

「下りの初速維持が肝心だナ」と2速でトラクションを維持しつつも速度高めでチャレンジ!

アララ・・・難なく登りきっちゃいました。
こんな時はエンデューロタイヤは頼りになりますネー。
ちょっと肩すかし食らった感じですが、無事が何よりです。

あとは舗装路は5Kmも走れば“三国峠”に戻れます。
午後4時にもなれば既に無人の峠でした。
聞こえるのは鳥のさえずりだけで少し寂しい。
ここで小休止してラストランに備えましょう。
ここから自然科学館まで150F号では約25分で駆け下ったのを参考にしてタイムを計測してみましょう。

危険を犯さないペースは150Fの時と同じつもりで下ったけどタイムは30分弱!
あれ? 遅くなってる・・・。 乗れてないナー。
思い起こしてみると確かに150Fの時の方が振り回していた気もするけど。
まあ、僕のテクも体力も年相応に退化してるんでしょうね。(笑)
兎に角、無転倒が何よりです。

さあ、アトラス号が待つ“大滝温泉”までは25Km。
タイヤ空気圧を上げて怪しげになって来た雲行きから逃げましょう。

今度はループ橋を上からパチリ。
夏休み期間中の日曜日だと言うのに交通量は少なめに感じます。

午後5時30分に“大滝温泉”に戻り着きました。
給油後の走行は130Kmジャスト、先の104Kmと合計して234Km走行した事になります。
お疲れ様の230F号を積車して自分も身支度します。

大滝温泉で汗を流して疲れを癒します。
今回は近くのキャンプ客が大勢居てちょっと混雑気味でしたが、間もなくガラガラとなりゆっくりと寛ぐ事が出来ました。
いやー、サッパリしますネー。 これで湯上がりにビールでも一杯引っ掛けたい所ですが、まだまだ残り130Kmの運転が残されていますから我慢我慢!
流石に市街地に近づく程に交通量も増え、多少の渋滞を経ながら2時間半で無事に工場に戻って来れました。
ちょっと疲れ気味なのでこの日はそのまま帰宅してバタンキュー状態です。

翌月曜日には後始末しないと。
思った程には汚れていませんでしたが。

きれいサッパリとしました。
各部給脂したりマシ締め確認して終了です。
それにしても『ブリスX』の威力は凄い物です。
泥汚れもこびり付かずに水圧だけで殆ど洗い流せます。
準備していた『ナノクリーナー』の出番は有りませんでした。
※ 今回アトラス号で260Km、CRF230F号で234Kmの合計500Km近くを走行した訳ですが、2日経った今でも筋肉痛が消えません。 確か去年は・・・。
負け惜しみが強い僕なので「これはきっとこの時期に不釣り合いの寒さのせいだ」って事にしておきましょう! 【^_^;】
PS. 久々の長文ブログ疲れたー。 (笑)