
早速フリード号がトランポ出動しました。
8月11日は『山の日』だから勿論お山に上がります。 去年
(リンク)のリベンジもしたいし。
これに備えてのCRF230のFタイヤ交換とフリードトランポ化でした。
例によってこの回のブログは長いのでご用心あれ!
デポ地の“道の駅・大滝温泉”へ向けて朝5時にスタートすると、既に関越道は渋滞が始まっていました。
そこでルート変更して東北道まわりで圏央道を目指します。

全く渋滞無しの圏央道を狭山ICで降りて国道299号、秩父からは140号でデポ地に到着しました。
CRFを積んだフリード号は特に不具合もなしに快調に走行出来ます。
あまり強い横Gはかけられませんが。
ナビTVではリオ五輪体操個人総合が流れています。
最終種目を残してかなりの差が付いた内村選手の演技が始まろうとする正にその時、正丸トンネルの区間に入ってしまい受信不可になっちゃいました。
ちょっと諦めていましたが「どうなったのだろう」と思いつつ秩父市内まで来ると受信復活。
画面には
『内村金メダル』の文字が! やりましたネー。
いやー、しかし生で見たかったっ!!
“道の駅・大滝温泉”に到着、この屋根下の駐車スペースは縦方向が長いので降車/積車に便利です。
もしも戻って来た時に雨が降っていても濡れないし。
狭い開口部を通過させる為にFフォークはベルトでフルストロークさせています。
身支度を整えていると

AX-1(最終型)がやって来ました。
同車オーナーとして親近感が湧くので少しお話聞かせてもらいました。
走行距離7万Kmを超えてもエンジンは絶好調、でもやはりウィークポイント(CDI/レギュレーター)はストックしているそうです。
ルートは僕と同じ中津川林道から川上牧丘林道へ向うとか。
僕はまだ出動に時間が掛かるので追い付くのは無理だナ。

午前8時にスタートしたCRF号はいつもの場所までやってきました。
毎年同じアングルのループ橋画像なので今回はちょっと変えてみます。
空はまだ雲に覆われていて肌寒い位です。

先日土砂災害が有った場所を過ぎた辺り。 ここもお約束画像。(笑)

これまた森林科学館でタイヤ空気圧を減圧してこの先のオフロードに備えます。
今回はバイク乗りは一人も居ないしすれ違いも無かったナ。
ちょっと寂しい。

この中津川林道は殆どが日陰の道で、眺めの良い場所も余りありません。

森林科学館から約30分で三国峠に到着しました。
今日はバイクとは一台も遭遇しないけどかなりの数のMTB乗りが上りにチャレンジしていました。
この林道を漕いで上がるなんて僕には考えられません!

珍しくバイクが一台も居ない長野県側で休憩しました。
アベレージ速度が45.3Kmは速いのか遅いのか?
油温121℃まで上がってしまった様です。 回転上げ過ぎダ!
ちょっと長めに休ませてあげましょう。

30分程休んだら川上村へ向けて下山します。
途中に有る相木川上線のゲートを確認しておきました。
去年はそれを忘れてココに戻ってくるまでヒヤヒヤもんでしたから。
当然の様に施錠されているので去年使ったエスケープロードを確認すると・・・。

「どうしても通さないゾ」との強い意志が見て取れます。
去年の赤ルート上に倒木でバリケードされていました。
そのさらに奥にもう一本かなりの距離を迂回するルートもあるけど一人では厳しそうです。
それにこれだけ厳重にされていては無理しても罪悪感がハンパ無いので諦めましょう。

気を取り直して大弛峠へ向います。
ここで県道を逸れて川上牧丘林道へ上がります。
1313mだからこれから1050mの標高差を駆け上がります。

ここもお約束。 屋根岩をバックにパチリ。
良くもまあ毎年同じ所で。 (笑)

このルートの路面は変化に富み、フラットな区間とまるで川底の様なガレガレ区間が交互に現れます。
うーん、荒れっぷりがどうにも旨く撮影出来ないなー。
この辺で標高1500mを超えています。
激しく上下するハンドルを押さえ込むので二の腕がブルブルと震えちゃう。
シェイプアップ効果覿面。
そうか、最難関な箇所は通過するのに精一杯で撮影するのも忘れてしまうんだ。
その様な路面の時はスタンディングでライドするのでそろそろ太ももが張って来たゾ。

突然対向車(1BOX軽バン!)と遭遇したので道を譲るついでに又パチリ。
そうそう、行楽シーズンでは特別注意力を研ぎすまさないと痛い目に遭っちゃいます。
そう言えば未舗装区間に入って間も無くの事、前方にバックしているSUV車が見えて来ました。
「大弛峠へ向うつもりだったけど悪路過ぎるので舗装路で迂回する」とか。
バリバリのオフロードドライバーならいざ知らず、ここが未舗装な事も知らずに来ちゃうヒトならその方が良いでしょう。 信州峠経由の舗装塩山ルートをお薦めしておきました。

もうすぐ峠だと判る光景。
流石に『山の日』、全面舗装の山梨側から上がって来た乗用車が駐車場から溢れてかなり下の方まで停まっています。
いつかスピスタ号でも逆から上がってこよう。

また上がって来ました大弛峠。
今年は去年と違って晴れているゾ。
ちょっと涼しい位の陽気です。

CRF号をここに停めて去年のリベンジ(宿題?)を遂行しましょう。
ヘルメットとグローブはお留守番。

徒歩15分で行ける“夢の庭園”へ向います。
軽いハイキングコースでしょう。

「聞いてないヨー」(笑)
山小屋の脇を過ぎるとすぐにコレが待ち受けていました。
斜度は殆ど家の階段並み。
覚悟していたとは言え・・・いやー、オフロードブーツの歩き辛さったらありません。
それに底面がフラットなモトクロス用だから堪りません!
登坂5分で息がゼイゼイ、足はガクガクです。
バックパック6キロにウエストツールバック4キロを装備したままのナメた僕でした。

こんな段差区間になるともう膝が上がりません。
ハアハアを収めようと度々立ち止まる僕は後から追い付いて来る老ハイカー(失礼!)の手前、撮影する振りしてテレ隠し。(笑)
この頃になるともう汗だくです。
頃合いを見て再スタートすると辺りの静けさの中、聞こえるのは僕のオフブーツのギュギュギュッ音だけです。

いよいよ到着か?
最後はこんな階段が続きます。
手摺があるので助かりました。
気圧が低いからか、頭もクラクラして来ます。

もう景色どころじゃありません。
他の登山者に笑われながらしゃがみ込みました。(笑)
背負っていたスポーツドリンクを飲み干します。

持って来たナビで確認すると標高は2458mです。
えっ、たったの100mしか上がってないのか・・・。
ほんと登山する人を尊敬します。
時間を見ると何と10分でした。 15分掛けるのが普通なの?
大勢に追い越されましたが。(笑)

やっと景色を眺める余裕が出て来ました。
林道走行中からずうっと見上げていた山々が同等目線か見下ろす風景です。

山梨方向は霞んでいて見える筈の富士山は隠れてしまっています。
塩山から上がって来る舗装路がクネクネと見えています。
去年はあそこを下って行ったっけ。

おっ、峠の駐車場が見えるゾ。

ズームインするとCRF号が見えました。
まだ暫く戻れないのでもう少し待っててネ。
もう来れないでしょうから素晴らしい風景を目に焼き付けて下山します。
下りは息はあがりませんが、自然と上がる歩行速度の為にブーツが滑り易いので要注意です。
もし同じ事する様な林道ライダーが居たら登山用の靴を持って行く事をお勧めします。
「コンニチワ」すれ違う登山者さんの目線が気になっちゃいます。
「変な格好なヒトが降りて来るナ」(笑)
愛車に戻ったら今回は上がって来た林道を下りましょう。

この橋の所まで降りてくれば終点間近です。
ちょっと寄り道して清流で顔を洗ってサッパリしました。
すんごい冷たい!
このちょっと手前ですれ違ったバイクが! なんとモトグッチのロードバイクでしたヨ。
峠手前のあの川底路面が平気なのだろうか?
それにしても勇者ですねー。

矛盾してますが、オフロードが走りたくって来ているのに舗装路になるとほっとします。
そしてその走り易い事ったらありませんヨ。
ちょっと位ズルッてしたっておかまい無しの平常心のまま。

時刻は丁度お昼です。
僕の知る限り川上村で食事が出来るのはココだけで、後はコンビニかスーパーのみ見たい。
すぐあとから2台のバイクも到着しました。
舗装路では完抜け出来ない道なのにわざわざロードバイクで来るんだナ。

焼き肉定食。
5切れの肉は少なめだけど一枚一枚が肉厚、しかも柔らかいので聞いてみると『信州牛』だそうです。
隣テーブルのライダーさんの「肉大盛りネ」にも頷けました。
相木川上林道が走破出来なくなっているので時間に余裕があります。
それでは先月末に伺えなかった親類を訪ねる事に。

約30Km走って来ました八千穂駅。
野辺山あたりの峠は楽しかったなー。
数回ズルッとオフロードタイヤの限界を体感しましたが・・・。
ここへは毎回信越道で来るので違った方向からだと不思議な感覚がします。

親類宅で所用を済ませてウチ奥に電話すると。
「お土産にアレ買って来て」だとサ。
ここの地酒です。
勿論バックパックに入る小ビンで我慢してもらいますが。
増える背中の負担を考慮して携行缶のガソリンはタンクに。
さてフリード号の待つ大滝温泉まで戻る事にしましょう。
約80Kmか、燃費的にギリギリだな。 (補充した0.9Lも計算済み)

川上村まで戻ったココで給油する事にしました。
ここが最終SSだから。
燃費気にして林道走行楽しめないと残念だし。
166Km走行して4.6L+携行缶0.9Lの給油量なので30.2Km/Lの燃費です。
殆どアクセルフルオープンだったにしては好燃費です。

午後3時なのにだーれも居ない三国峠まで上がって来ました。
数台の乗用車とすれ違いましたが、そのどれもが無警戒な走法だったので出会い頭にヒヤッとされられました。
ほんとこの時期は気をつけないと。
こっちが徐行していたって相手が突っ込んで来るのだから。

暫く休んでいると所沢からのCB1100さんが上って来ました。
お話すると、納車からまだ1000キロ走行の新車だそうで、先週はセローでここに来たそうです。
当然この先は未舗装林道なのは承知の筈です。
が、「ではお先にー」と向った方向は秩父方面!
えっ、あの新車のロードバイクで中津川林道を下るっ???
僕には絶対に出来ませんヨ、さっきのグッチさんと共に正に勇者です。

30分で森林科学館まで降りて来ました。
中間部あたりで先行したCB1100氏に追い付きましたが、思ったより速い速度で走行していてビックリしました。 両足を出しながら頑張っています。
もしかしたら数回エキパイを擦っていたかも?
少し後続しましたが、合図されたので追い越しさせてもらって先行します。
いつもならココで空気圧をロード用に上げるのですが、川上村以降の舗装路で特に問題無かったので今回はそのままの圧で行く事にしました。
フリード号の待つ大滝温泉まであと25Kmです。

途中の数カ所のトンネルの寒さで北海道の時を思い出しながら震えました。
25分で到着です。
給油後54Km走行したので220KmがCRF号の本日の走行距離となります。
アラ! 新品のFタイヤが結構摩耗しちゃってるゾ。

運/助席間に割り込んで来るFフェンダーとタイヤだけ軽くお掃除して積車。
施設で調達した水を使い、持って来たポリバケツとブラシが活躍しました。
この点だけアトラス号の時より手間が掛かります。

次に僕がサッパリする時間です。
もう何回目になるだろう?
登山の疲労? パンパンに張っている足を入念にマッサージしてあげました。
祭日にしては不思議に渋滞無しで135Km(関越まわりより5Km遠回り)を2時間半で無事に工場に戻れました。
渋滞表示が遭った所沢近辺を迂回できたので時間的には東北道まわりの方が速かったと思います。
因にフリード号の燃費は20.3Km/Lを記録しました。 往路/復路共にエアコンOFFが功を奏したかも?
去年断念した“夢の庭園”にも行けたので宿題終了です。
今後僕の人生であれより高い所へは行く事は無いでしょう。
※ これで毎年恒例の天空の林道ツーリングが終りました。
今回のメインはプチ登山の方ですが。【^_^】
PS. 実は昨夜帰宅後に約2時間かけてブログ作成してUP寸前にパソコンがフリーズ!
苦労した記事が消滅してしまい、流石に心が折れたので気を取り直した今日再作成しました。 僕の2時間を返せーっ。 (笑)
そして現在全身の筋肉痛と戦っています。【~_~''】