
2023年春旅も11日目となりました。
この日から出発前に立てたスケジュール通りのルートを辿ります。
九州で「又行っておかないと」と思っている“高千穂峡”まで足を延ばして、その後はひたすら大分を目指すルートになります。
九州中程の山並みを堪能して、久しぶりに瀬戸内海へとcw号が進みます。
これが予想していたよりずうっと素晴らしいルートとなりました。
では厳選した62枚!もの画像と共に振り返って見ます。
“道の駅・阿蘇”で目覚めたcw号

早朝5時に目覚めた僕は道の駅周辺を散歩して回り、シェル内に戻って来ました。
6時にもなると登って来た朝日に照らされてcw号が綺麗に映えています。
が、実際は5日6日の雨中走行したままなので汚れています。
去年

今回は図らずも去年4月13日に車中泊した場所の2台分隣でした。
(黒ハイエース)
寝室風景

そう言えば今までシェル内風景は撮っていなかったな。
この道の駅は標高が高いせいもあって、昨晩の就寝時には室温が15度を下回っていました。
そこで念のために車載していた電気式毛布が役に立ちました。
起床時には10度を下回っていた位ですから、これ無かったら安眠出来なかった事でしょう。
去年も同じ4月に九州を巡りましたが、比べて今年はかなり気温が低かった気がします。
狭いシェル内ですが、一人なので大の字に手足を広げて眠ることが出来て快適です。 ま、ちっちゃい僕ならではですが。(笑)
もう収納袋入りしていますが、寝袋を広げた状態にして掛け布団にして寝ています。
前夜の入浴後のタオルは吸排気扇の吹き出し口前にぶら下げて乾燥させています。
ここでは地上波TVが一局だけ受信出来たので朝のニュースを見ています。
朝食

もう体重増加が止まらないのでボリュームがどんどん減っています。
長旅して疲れたら体重は減りそうなものですが・・・。 (笑)

食後に生活用水の補充をしました。
飲料水としては使わないのでそれ程消費しないのですが、さすがに10日を経過すると洗面/歯磨きだけでも残量が心配になってきました。
奥に光るランプは走行充電器のパネルで、青がリチュウム電池作動で黄色が電池残量正常を示し、赤がソーラーパネルの発電中を表しています。
エンジンが掛かって充電が始まると一番左のランプが点灯します。
前の晩にTVでネット動画を見て、IHヒーターを使ってお湯を沸かしたり各種(スマホ/タブレット/ドローン)充電したりしているとサブバッテリーは残量40%位まで消費します。
勿論車載冷蔵庫と吸排気扇は電源ONのままです。
心強い味方

また、電子レンジはポータブルバッテリー(AC出力1300w)を使い、この日は電気毛布もそちらを使用しました。
これを足すと我cwシェルの電力は2300W/Hの大容量となり、今まで電気に不安になった事は有りません。
吸引器

旅を続けて行くと必ず困ってくるのがゴミ問題です。
少しでも容量を減らすた為にペットボトルはこのようにしてペシャンコにしてゴミ袋にいれています。
今回の旅のこれまでのゴミ処理は、明記しませんが給油したSSでお願いして引き取ってもらっています。

さて、ナビへのルート設定が終わったら施設の正面玄関まで移動してパチリ。
「今年もお世話になりました」
せめてものお礼にと自販機にて飲料水を6本も購入しました。
“月廻り温泉”

昨年とは逆向きで国道265号を『楽しみ』ながら下って来ました“月廻り温泉”です。 ここで贅沢に朝風呂なんぞを浴びる予定でした。
縁がない?

がっ! 今年初めから休業状態!!
昨年は丁度定休日でダメ、今年はこの有様です・・・。
(事前に調べておけヨ)
つくづく縁が無いのでしょうか?
こうなるとしつこい性格の僕は“角島大橋”に続いてコチラも意地になっちゃいますネ。(笑)
たそがれ

まだ朝なのにたそがれています。
せめて景色の良い場所に移動して
もーにんぐこーしー

先ほど購入したコーヒーを冷蔵庫から召喚しました。
この雄大な景色を眺めながらだったら、いつもの数倍は美味しく感じますね。
見納め

もう見納め、と昨日の反対側からの“阿蘇中岳”を撮影しておきます。
次回の機会があれば、この阿蘇周辺だけで2日位はスケジュールに組み入れたいと思います。
“高森駅”

気を取り直してスタートすると、下り勾配が緩くなって来た頃に少し寄り道をしました。
始発駅

“南阿蘇鉄道”の始発駅、“高森駅”です。

シャレた駅構内をパチリ。
ここから“トロッコ列車”に乗ることができます。
復旧への願い

“南阿蘇鉄道”の復旧への願いが込められた掲示板です。
2016年の熊本地震から7年、まだまだその傷跡が残っているんですね。
そう言えば“熊本城”もまだ工事中でしたね。
“道の駅・高千穂”

高森から35Kmを40分で“道の駅・高千穂”に到着しました。
九州観光でここは外せない場所の一つでしょう。
50年前(笑)の修学旅行でも訪れています。
もっともその頃には道の駅なんて存在していませんが。
顔面の正体

“天鈿女命”(あめのうずめのみこと)
僕の主観では「夢に出て来そう」な顔ですが、昔はこの見た目が美人だったのでしょうか?
細目かと思ってよく見たら鈿女でした。(笑)
“天手力男命”

その裏側には“天手力男命”(あめのたぢからおのみこと)も居ました。
少し開いた岩戸の隙間からこの顔を見た“天照大神”はさぞや驚いた事でしょう。
“天岩戸神社”

そこから思っていたより離れていた“天岩戸神社”までやって来ました。
10Kmも離れているんだ。
ここは西本宮駐車場です。
では歩いて50年前の記憶を辿って見ましょう。
鳥居と案内表示

すぐの所のこの光景は記憶に残っていました。
ここをゾロゾロと行った訳だ。
天岩戸遥拝所

この中から対岸に在る“天岩戸”の洞窟を見ることが出来ます。
50年前を思い出しました。
で、今回はパス。
事件の地へ

少し先の“天安河原”には絶対に行かねば!
とても思い出深いので・・・。
遊歩道

河原へと下る道は最初の方はこの様に歩きやすく整備されています。
うっそうとした木々の中を涼しく進んで行きます。
“岩戸川”川面

“岩戸川”川面まで降りて来ました。
道の脇はもうすぐ川面です。
覚えていました

ここまでの道は余り記憶に残っていなかったけれど、ココは覚えていました。
この時は丁度C国人観光客が代わる代わる記念写真を撮っていたので、僕がまとめて「はいチーズ」(ってC国でも言うのかな?)。
貰った「謝謝」は日中友好の手助けになったかも? (笑)
“天安河原”

遊歩道の最終地点はココ、“天安河原”は洞窟の中にある神社です。
ここは天照大神のお隠れを何とかしようと八百万の神が相談したとされる場所だそうです。
パワースポットだから?

パワースポットだからでしょうか?
周辺には積み上げられた小石が多数有りました。
昔の記憶には無いけれど。
で、50年前ここへの道で事件が起こりました。
当時修学旅行の団体が多くここを訪れていて、ここへの細い道ですれ違いになる訳です。
その時前方からやってきた大阪の北○高校と我校のヤンチャクラスが小競り合い。(僕はマジメクラス)
双方の数人が川へ落水すると言う事件が勃発してしまいました。
実はここへ来る前に訪れた“熊本城”内でも同高校とはイザコザが有ったので、そうなったのも必然だったかと。
当然、「今晩の夕食は抜きっ」と戒められましたが、実際にはその様な事は有りませんでした。 (当たり前ですよね)
その後、かの高校は甲子園に出場するまでになったので、校名を見るたびに思い出される事件となっています。
行きは良い良い

行きは下り坂だったので、当然帰りは上り坂。
ふうふう汗描きながら上がって来たのでココで小休止としました。
氷フロートマンゴー

このお店の目移りする程の豊富なメニューから氷フロートマンゴーに目が引かれました。 ¥580
そう言えばここはもう“宮崎県”に入っていました。
だからのマンゴーなのですか。
テラス席

川を見下ろす絶景のテラス席でゆっくりと食すればスッカリ汗も引いてゆきました。
このお店、他の食事メニューもとても美味しそうでしたが時刻がまだ10時半だったのが残念でした。
思い出用

又来れるかな?
思い出様に案内板をパチリしておきました。
もし来るのなら急がないと寿命が・・・。 (笑)
“道の駅・原尻の滝”

“道の駅・原尻の滝”まで最短の県道7号が通行止めだったのでルートを再検索すると国道325号を走行する20Km以上の遠回りを指示されました。
従って到着時刻は午後1時過ぎとなっています。
『大分牛の陶板焼き定食』

平日のお昼時でも満席のレストランには驚きました。
確かに平日にしては道の駅の駐車場もほぼ満杯状態でした。
少し待たされてから席について、それからはすぐに配膳された『大分牛の陶板焼き定食』です。 ¥2500なり。
待たされた割にはこのテラス席なんてガラガラでしたヨ。
きっとスタッフさんの人数が足りないのでしょう。
このテラス席が滝とお花畑を見渡せる素晴らしい眺めで、料理も一層美味しく感じられました。
大分牛A5

大分牛のA5ランクだそうです。
違った部位のお肉が6枚お皿に乗っていました。
A5の霜降り肉って、焼くと殆ど脂身みたいになってしまいますね。
年寄りにはちょっと脂がしつこいかも?
赤身の所が丁度よく美味しく感じました。
ナントカ牛

しかし、最近ナントカ(地名)牛って増えていませんか?
何か地名が入ると有名な牛って『箔が付く』? (笑)
ま、でも美味しかったです。
散策

それでこの道の駅は“原尻の滝”がすぐ近くに有ります。
腹ごなしを兼ねて行って見ました。
“原尻の滝”

ほう、中々の眺めでした。
幅120m 落差20m、とても小さなナイアガラと言うところでしょう。
時期によればもっと水量は多いそうです。
接近撮影

出来るだけ近寄って撮影してみました。
飛んでくる飛沫にマイナスイオンが有るのでしょうか、とても気持ちの良い風に吹かれました。
“滝見橋”

地図には乗っていなかった吊り橋が見えたので行って見ました。
その名も“滝見橋”とか。
木製吊り橋

ロープで吊った木製の橋ですから、もの凄く揺れます。
僕が渡った時はたまたま大勢が渡っていたので女性は「キャーキャー」言って手摺にしがみ付いていました。
そして渡った先は通行止めと。
歩ければ滝を周って一周出来る様でした。
この橋の中央からだと滝が真正面から撮影できますが、僕が撮った画像はとても揺れていたのでピンボケにて没にしました。
イベント中

おりしも“チューリップフェスタ”の開催中でした。
それで観光客が多かったのでしょう。
チューリップ畑

道の駅と滝の間、国道を挟んだ反対側にもチューリップ畑が沢山有ります。
時期的にも良かったのでしょう、色々な種類(こんなにあるなんて知らなかった)のチューリップが咲き誇っていました。
綺麗な花で目の保養を済ませた僕は次へとスタートしました。
もう予定していた立ち寄り地は無いので只走るだけになりそうです。
“道の駅・きよかわ”

ほんの10分程で次の道の駅に到着しています。
この時、隣のドライバーさんからの熱い視線を感じました。
トイレから戻ってくると「埼玉からですか!」と声かけられます。
西の方に来ると良く『春日井』と間違われる事が多い『春日部』ナンバーですが、聞いた所以前埼玉に住んでいたそうでした。
そんな訳で距離感もお持ちなのでしょう「随分と遠いところから来ましたね〜」と。
「4月1日から3000Km以上を走り回っています」には驚いた様子です。
何故かシェルに関しては興味が無かった様で、時間ロスは最小限で済みました。
“道の駅・みえ”

また15分走行すると“道の駅・みえ”が有ります。
このあたり『道の駅銀座』だな。(笑)
江内戸の景

こんな案内が有りました。
“大野川”が侵食して出来た両岸の平坦な大地を『河岸段丘』と呼ぶそうです。
とてもゆったりとした眺めでした。
で、撮影は忘れてます。(笑)
そしてここからの国道10号が素晴らしかった!
“大分”に向かってなだらかに下って行く道は交通量も少なく(殆ど対向車無し)、
“大野川”の緩やかな流れに沿う様なルートは路面も良く整備されていて、足の硬いcw号でも快適に走行出来ました。
地図では判らない、走って見て判る快走路でした。
もっともパワーの無いKトラだからの側面も有るのでしょうが。
コイン洗車

午後4時前に大分市内に入ります。
朝風呂の時間が無くなった分、余裕が出来たので大分市内でコイン洗車しました。
なにせ5・6日の雨中走行から汚れたままの状態だったので我慢の限界です。
天気予報もしばらくは晴れの様だし。
奮発してシャンプー洗車を2回して汚れた車体を綺麗にしてあげます。
フキフキ

この洗車施設、とても設備が良かったです。
洗車スペースは壁/屋根で個別に仕切られていて、この吹き上げスペースにも屋根があり、ファイバークロスも車体用とホイール用が用意(貸出し)されていました。
ピッカピカ

最初のシャンプー洗車は主に下回りに行い、次はボディー/シェルと心ゆくまで楽しめました。
最後に吹き上げ仕上げすれば、まだガラスコーティングが効力を保っているお陰もありピッカビカに輝きました。
ここで1時間半も楽しめれは料金の¥1400なんて安いもの!
アレッ! 空模様が・・・。 「勘弁してよ!」
今日のお風呂

大分市内を15分走って到着しました本日のお風呂。
“神崎温泉 天海の湯”は市内はずれの“かんたん”(これ地名)交差点を曲がってビックリする様な急坂を登った先に有りました。
地図では勾配は判りませんからね。
駐車スペースは既に一杯でしたが、一旦通り過ぎて戻って来た時に丁度一台出て行ったので施設すぐ近くにcw号を止められました。
“天海の湯”

このお風呂、天海と言うだけ有ってその露天風呂からの別府湾を一望出来る眺めはとても素晴らしいものでした。
思っていたより狭い浴室でしたが、僕の他には3人しか居なかったのでゆっくりと湯に浸かれました。
露天風呂の脇には井戸水を使った水風呂が有り、その横に有るチェアーに腰掛けて眺める風景で心も癒されます。
階段降りる

但し、施設のアチコチに老朽化が目立ったのが残念でした。
特に内湯から露天風呂への引き戸は「ギーコギコ」と。
一応サッシの専門家としては許せませんネ。
それと昨晩の阿蘇の湯と同じく、脱衣所がカゴってのも何だか・・・ですよネ。
それを差し引いても○でしょう! ¥550だし。
とくに家族風呂からの眺めはより一層素晴らしいとか。
今度はウチのバアさんと来るかな?
階段がキツイので早めにしないと。 (笑)
“別府タワー”

当夜の宿泊地へ向かう途中、“別府タワー”がライトアップされていたので信号待ちでパチリ。
高さ100mに展望台50mと可愛らしい塔ですが、他に高い建物が無いのでとても目立ちました。
ジョイフル

四国でも利用しましたが、九州にも多い“ジョイフル”にて夕食をとりました。
たまにファミレスが恋しくなる時が有りますね。
庶民ですから。(笑)
メニュー

合鴨サラダとペンネグラタン
庶民の味は僕にピッタリ。
デザート

ん? デザートまで食べて、ダイエットにはならない?
甘いものは疲れに良いのです。
そうして宿泊地の“別府港一般駐車場”にたどり着いたのが午後8時半となっていました。
就寝前に今までの旅の記録を簡単にメモしておきます。
(痴呆気味なので、それがこのブログに大変役立っています)
午後11時に就寝しました。
○ 立ち寄り道の駅
高千穂
原尻の滝
きよかわ
みえ
○ お風呂
神崎温泉 天海の湯 眺め良し ちょっと古い オマケで○ ¥550
○ ハイタッチ
2回
※ 走行距離242Km 計3188Km
又もや宿題(月廻り温泉)を作ってしまいましたが、50年前の思い出(事件)の地を再訪出来て楽しい1日でした。
阿蘇周辺は宿題が無くても次にはゆっくり巡りたいですね。
【^_^】