
4月17日、朝から天気は2日ぶりの晴れで気分はアゲアゲです。
本日の予定は残っている新潟までの区間、cw号では未走破ルートを進んで行く事にしました。
まず、どうしてもやっておきたい事を消化しないとっ!
“道の駅・ころ柿の里 しか”

一晩お世話になった“道の駅・ころ柿の里 しか”は道の駅としてはごく普通な施設だけれど、温泉が併設されている点でとても利用価値が高いと思います。
てっきり『しが』だと思ったら『しか』と読むのですね。
広い駐車場

そんなに便利な道の駅なのに、cw号はたったの1台で朝を迎えました。
不思議に思ったらこの広い駐車場の他にも別な駐車場が在って、そちらには沢山の車中泊車がいました。
また、有料になるRVパークも併設されていました。
もう電源確保の必要性が無いcw号は利用しませんが。
朝食調達

昨晩、この日の朝食を買い忘れていたのでココで調達しました。
この頃には菓子パンが増えていますね。
パンは一つでサラダも小さめなヤツ。 でも体重はちっとも減りません。(笑)
“道の駅・のと千里浜”

昨日も立ち寄った“道の駅・のと千里浜”まで来れば“能登半島”をなぞり終えた事になります。
さて、ここで昨日に続いて土木事務所に電話すると?
「今日も“千里浜なぎさドライブウェイ”は通行止めです」えっ!
「こんなに晴れていてもですか?」に「海のうねりが高く波打ち際は危険」との事でした。
諦め切れない僕は「折角九州から来たのだから、せめてドローン空撮だけでもダメでしょうか?」とまたもや嘘の様な本当の事を言ってお願いします。(笑)
すると、電話裏で誰かに相談したのか、少し時間を置いて「本来は事前申請が必要ですが、その様な事情でしたら今回は特別に許可します」となりました。
これで堂々と空撮が出来る様になりました。
伝送距離

昨日渋々とUターンした千里浜IC入口までドロ君を抱えて歩いて来ました。
この“千里浜なぎさドライブウェイ”は砂浜の延長が8Kmも在るので、端からだと送信機からの電波が届きません。
なのでこの途中の“千里浜IC口”からなら北へは2Kmで南へは6Kmでカタログスペック以内なので行けると判断しました。
砂浜へ

砂浜が見えて来ました。
こんなに天気が良く、風速も弱い絶好の条件なのにcw号で走行出来ないなんて!
ここでの走行動画も『宿題』リストに加わりました。
頑張ってくれよ!

2日ぶりにドロ君が登場です。 バッテリー3個も送信機もフル充電状態で準備は万全。
後はこの頃頻繁に起きていた電波ロストだけが心配です。
離陸

標識を正面に見ながら垂直上昇させます。
モニターのMAPで飛行範囲を確認しておきます。
あれっ! 北へは0.8Km? 計算違いしたのか。

今回は飛行許可申請を代行して貰っていませんが、一応その企業さんのHPにて確認すると危険防止の為でしょう、自動車道上空に立ち入らない様になっています。
因みに赤色の部分は人工密集地域を表していて、僕の持っている許可でも飛行監視員無しでの目視外飛行は出来ません。
南へ

まず制限高度の145mまで高度を上げて目的地を目指しますが、さすがに6Km先まではモニターでは判別できませんね。
砂浜浸食

僕は1975年・1995年・2010年・2016年と過去に4回ココを走行していますが、その度に砂浜が狭くなっているのを確認しています。
少し高度を下げて最高速で飛行させ、時間と電池消費に気を使います。
そして今回確認すると、最初の時の1/3位まで砂浜は狭くなっていますね。
最初の時は長い砂浜の全域に海の家の様な屋台が並んでいたものです。
あの広い頃だったらこの日の様な状況でも充分に車両通行可能だった筈。
“柳瀬口”

う〜ん、“柳瀬口”まで来たところで映像が途切れ途切れに!
モニター上では距離4.1Kmと表示されています。
あと2Kmが遠かった!
北へ

しばらくすると通信が回復したのでそこから北へ向かわせましょう。
この時点でバッテリー残量は65パーセントなので北端までは行けるでしょう。 僕の所からは800mしかないのだから。
“能登千里浜レストハウス”

僕の真上を通過して北進させて行くと、“能登千里浜レストハウス”の赤い屋根が見えて来ました。
しかしこの時、バッテリー残量の警告が表示されて自動的にリターンホーム状態になってしまいました。
もう少しだったのに・・・。
危険行動

そこで意を決してリターンホームをキャンセルした僕は高度を上げながら右旋回させながらカメラアングルを下に。
この場面からは一目散に僕の元へとドロ君を急がせました。
モニター表示のバッテリー残が15パーセントを切ってもまだ距離表示は150mも有ります。
もう覚悟を決めた僕は不時着に備えて機体を砂浜上空へ移動させます。
最悪海にドボンは避けたいですからね。
いよいよバッテリー残表示が真っ赤になると機体は強制着陸モードになります。
真下を向いたカメラ画像が砂浜を写している事を確認しながら最後のコントロールをしました。
さあ不時着したドロ君を回収しに行かなければなりませんが、目視ではまったく見つけられません。
そこでモニター上で『ドローンを探す』を画面でタッチ。
すると場所が地図に表示され、機体のLEDが点滅してビープ音が鳴ります。
居ました居ました。
離陸地点まであと70m位の所の砂浜にチョコンと僕を待っていました。
こんな訳でこの時は事なきを得ましたが、以後はドローンのオートリターンには逆らわない様に肝に念じる事にしました。 ホッ!
バッテリー2

バッテリーをNO.2に換装したドロ君が又離陸しました。
道の駅に駐車しているcw号(赤丸)を撮影したりしていると?

外人さん3人組が近づいて来ました。
一人は三脚を立てて大っきなカメラで撮影を始めています。
なんかプロみたいです。
そして僕の元へ着陸大勢に入ったドロ君を撮影しています。
こ、怖い! (笑)

とても興味が有る様だったのでドロ君を慎重に近距離まで寄せて撮影し易くした場面の画像です。
勿論、何語か判らない言葉で話しかけられる訳ですが、チンプンカンプンな僕。
たぶんおそらくもしかすると『スペイン語』だったと思う。(笑)
この女性のアドバイスで男性の方がスマホの翻訳ソフトを使って僕に見せます。 「何分飛びますか?」に「バッテリー1つで25分」とスマホにしゃべりましたが、ちゃんと翻訳したのだろうか?
「何のための撮影ですか」と聞くと「外国の旅行記録」とスマホが答えてくれたので翻訳ソフトはちゃんと機能していたようです。
僕の「ハバ ナイス デイ」も伝わった様です。 (笑)
タイヤシャワー

さて外人さんとお別れしてcw号に戻った僕は“道の駅・のと千里浜”のサービスを利用させてもらいました。
走っていないけど

砂浜を走った車の為のサービスですね。
今回cw号は砂浜走行していないけど利用せさてもらいましょう。
操作盤

cw号を定位置に停めて、スタートボタンをポチッとな。
寸足らず

すると下から水が噴射されだしました。
ジェット水流と言うほど強力では無いけれど、色々な方向から何箇所も噴水が出ています。
cw号はKトラなので全長が短い。 なので前後の露出してしまっているシャワーが両脇のフェンスを飛び越えてしまっていました。
隣のイベントカー(?)さん、ごめんなさい。
前も後ろも

前後共に1mは無駄にしちゃってますね。(笑)
チョロチョロ

洗浄中は近寄れないので、終わり間際のチョロチョロの時に撮影しました。
こんな感じに洗われています。
洗剤を使ってゴシゴシでは無いのでピッカピカと言う訳では無いけれど、あくまでも塩分除去が目的でしょうからね。
無料を良い事に連続2回もしちゃいました。
こんな施設が近くに在ったらイイナ。 下回りフェチの僕は毎日行っちゃう。(笑)
恩返し

そんな無料サービスを利用させてもらったのなら恩返ししないと。
と、お土産を購入しました。
道の駅特製の日本酒(娘用)と能登ワイン赤/白(奥様)にイカ3種です。
この頃になると冷蔵庫内は容量に余裕が出来始めていたので冷凍品も購入できます。
待つ人

そしてcw号に戻ると!
僕を待っていた? ニッコリと笑った人がいます。
このKトラシェルキンパーのオーナーさんでした。
早速拝見させて頂く事に。

「う〜ん、素晴らしい」 自作とは思えないほどの完成度に驚きました。
フレームは木製ですが、外装は全てアルミで製作されています。
車体はcw号とは逆にリフトアップされていました。
この近くにお住まいなら、四輪駆動とリフトアップは必然なのでしょう。
内装

内装も良く考えられたレイアウトで、とてもDIYとは思えません。
そこで伺うと「定年退職した元の職業は弱電関係だった」との事。
言わば畑違いの工作だった訳で2度ビックリしました。
cw号より高い(2.5m)のシェル内は立つ事ができ、見えている背もたれを上げると二段ベッドになるそうです。 『僕専用』のウチと違ってご夫婦仲良しの証ですよね。
勿論、冷蔵庫/電子レンジ/シンク/サブバッテリー/インバーター/TVモニターと家電は完璧装備です。
cw号も

続いてcw号の紹介になるのですが。
「実はこれの動画を見たのがキッカケで製作を始めたんですヨ」と言われれば嬉しくなっちゃいます。
「たまたま通りかかったら目に入ったので寄ってみた」
「まさか実物が見られるなんて思っていなかった」
また「実際に見た方が完成度が高い」とお褒めのお言葉を頂きました。
みんカラユーザーさん

そうしているともう一人のドライバーさんが加わりました。
みんカラユーザーさんなので、ハイドラ動作中にcw号とハイタッチしたそうです。
この時は“フィット3ハイブリッド”で来ていましたが、他に“シビックタイプR”( FD2)も所有しているそうです。 これはかなりの『カーキチ』さんとお見受けしました。 ( FD2のエンジン、スピスタに欲しい!)
現在のお仕事もクルマ関係だそうで、色々と為になるお話を聞かせていただけました。
HPはこちら
HHO水素ガスカーボンクリーニング専門店
勿論、帰宅後に“
ターやんのと”さんはみん友登録させて頂きました。
コイン洗車2

そんな楽しい時間を過ごしている内に時刻はもうお昼です。
と、その前に汚れたcw号を洗ってあげる事にします。
すぐ近くのSSのコイン洗車場をグーグル先生に教えてもらってこの旅2回目の洗車です。
2回戦

“大分”で洗車してから1週間の間に3日も雨中走行しているのだからかなり汚れています。
念入りに2回戦もしちゃいました。

ちょっと汗かきながらフキフキすればピカピカに輝きました。
まさかもう降らないよね。 お願いしますよ!
昼食

時刻は1時を回っているのでさっさとお昼にしないと。
“石川県”だと有名なのは“ゴーゴーカレー”ですが、街道沿いで良く見る“8番らーめん”も気になっていました。
カレーライスは昨日食べていたのでラーメンにしました。
8番らーめん羽咋店

細麺の“醤油チャーシュー麺”と“餃子”を注文しました。
ナルトに8が可愛い。
こってりした醤油味に細麺がよく絡んで安心・定番の味でした。
餃子は久しぶりに普通の醤油(酢無し)にラー油で食べる事が出来たので感激しました。(笑)
おひやのコップにも8マークが、凝ってますね。
¥913+¥286でした。 ご馳走様。
“雨晴海岸”

満腹になった僕は次の目的地に向かって走り出します。
昨日通過した“氷見”までは同ルート、そこからは富山方面へと“富山湾”をなぞりました。
“道の駅・雨晴”まで走ると、ふと思い出す事が。
あのドラマで見た光景が近くだな。
特に急いでもいないので道の駅から少し先のここで空撮となりました。
地形/状況確認

お約束の高高度からの地形確認から始めます。
モニターには強風警告も禁止空域の表示も無しを確認。
見えている路線は鉄ヲタさんには有名な撮影ポイントだそう。
“女岩”

離陸地点すぐには“女岩”が有ります。
“富山県”を代表する絶景の一つです。
この岩と周りの小さな岩が子供連れの母親に見える事が由来だとか。
頂上には松の木が生えています。
因みに周囲が80mなので『島』とは言わないそうです。 (100m以上から)
“男岩”

そこから南東800mの“男岩”までドロ君に行って貰いました。
こちらは周囲150mなので『島』になりますね。
荒波に立ち向かう様な雄々しい姿からの名称だそう。
上部に祠が見えていますが、どうやって建てたのだろう?
ロケ地解体?

ドロ君には戻って来て貰って、僕を通り過ぎて“女岩”より少し先まで飛ばしました。
この重機が写っている場所には民家があった筈・・・。
バイク好きな僕がたまたま見かけた“アマゾンプライムビデオ”のドラマ『日本をゆっくり走ってみたよ』(濱田岳 主演)の主人公の実家がここでした。
5年前のドラマでそれほど古くは無いし、建物も古くは無かったのに・・・。
住民さんの無人化より新築建て替えだったら良いですね。
“みなとオアシス海王丸パーク”

ドロ君を格納したら10Km10分で新湊の“みなとオアシス海王丸パーク”までやって来ました。
ここはハイエースでも訪れていますが、何故かここで撮った写真が行方不明になっているので又来ました。
“海王丸”

まずメインの“海王丸”を真正面からパチリ。
帆船って格好良いですね。
貴婦人

貴婦人の様な佇まいですね。
出来れば帆を張った姿も見たいな。
練習船を退役したとは言え、まだ船員も配置されていて実際に航行出来るそうです。
うしろ姿

岸壁の端まで歩いて後ろ姿も撮影しました。
何かの作業中なのでしょうか? 数台のトラックやハイエースが岸壁に駐車していましたから。
思い出

やっぱり貴婦人なんだ。
この初代“海王丸”には思い出が有りまして。
昭和49年、その頃夢中になっていたカスタムモンキーの試運転で当時の“晴海埠頭”へ走って行った時、そこから出港するこの船を見送った事が有ります。
練習生が甲板に整列して出港していく際、岸壁には数人の見送り家族が僕の周りに並んで手を振っていました。
僕の隣の若い女性をふと見ると? 涙を流しながらハンカチを振って別れを惜しんでいました。 まるで映画の1シーンの様ですね。
きっと誰かの彼女さんだったのでしょう。 何故か感動した僕でした。
あの頃の“晴海埠頭”は突端だったのに、今ではもう湾の奥になってしまいましたネ。
この“海王丸”との再会は経過した時間と離れた距離に感慨も一入でした。
“新湊大橋”

これから渡る“新湊大橋”が見えています。
2010年にハイエースで来た時にはまだ工事中だったな。
もう時刻は午後4時近く、次はもう夕日の見えるお風呂と決めているので急いでスタートしないと。
宿泊地

“新湊”から“柏崎”までの沿岸ルートは既にハイエースで走行済みなので、今回は“北陸自動車道”でワープしゃいました。
ここまで120Kmを2時間掛かりました。
“道の駅・うみてらす名立”

“道の駅・うみてらす名立”は目の前が海と言うロケーションと広い駐車場で新鮮な海産物も購入できる。
車中泊者に人気な訳ですね。
日本海に沈む夕日

この日は雲が多くてちょっと残念!
海側には公園が有り、もし天気が良ければここからの絶景が望めるでしょう。
風車

少し先には大きな風車が立っていました。
この写真だって捨てたもんじゃ無い!
横波

ここではこの先の湾に向かっていく横向きの波が見られました。
間近に見る日本海の荒波の迫力は凄かった!
お風呂

そうなんです。 この道の駅にはお風呂が有ります。
そして夜でも食事も出来るんです。
10Km手前には“道の駅・マリンドーム能生”が有って、そこはカニで有名なんですが食堂の営業時間的に無理だったのとお風呂が無いのです。
それがここまで足を延ばした理由なのです。
“名立の湯 ゆらら”

館内の長い通路を歩いた先に有る“ゆらら”が有ります。
ちょっと遠いナ。
料金は¥800だと思ったら、午後5時以降は¥550とお得でした。
いや〜このお風呂には参りました。 (良い意味で)
浴槽は大きな内湯に超強力なジェット風呂・寝湯・薬湯と完備。
壁には水槽が有って熱帯魚が泳いでいました。
あれ、サウナや露天風呂が無いゾ。 と思ったらこのお風呂2階建てでした。
階段を上がるとそこには檜風呂と高温サウナが有り、そこから外へ出ると絶景露天風呂が有ります。
立ち上がらないとならないけれど、そこから見えた夕日に染まる絶景は“平戸”の“なごみの湯”のものと甲乙付けられない位に素晴らしかったです。
オマケにサウナからも展望出来ます。
もっとゆっくりしたかったけれど、食事のラストオーダーが迫っていたので午後6時からの2時間であがりました。
古めの施設だけど、それを加味してもココは◎ですね。
夕食

2Fの食堂で夕食としました。
“かに丼”¥1320と“ざるうどん”¥550にしました。
どちらもボリュームが少なめでしたが、味は良かったです。
う〜ん、食事は“能生”の方だったか・・・。
営業時間に間に合わないのなら無理な話だったのですが。

シェルに戻ったら翌朝分の朝食と一緒に購入したスイーツとソフトドリンクでデザートタイムです。
この旅もいよいよ帰路を踏まえたルート設定をする頃になりました。
色々とマップを眺めて思案してから午後11時に就寝です。
○ 立ち寄り道の駅
千里浜
雨晴
名立
○ 空撮
千里浜
雨晴海岸
○ お風呂
うみてらす名立 ◎ 古めだけど清潔 豊富 絶景露天風呂 ¥550
○ ハイタッチ
2回
※ 走行距離185Km 計4977Km
“千里浜”の走行動画は諦めましたが、それと引き換えに素晴らしい出会いが有ったのだから満足です。 過去の思い出に浸れたり、気にしていたロケ地も行けたし。 又、締めくくりのお風呂が最高でした!
【^_^】