リーフニスモに関して、おなじみのバイヤーズガイドを書こうかと思ったんだけど、書いてみたら全然面白くなかったです。 図中には主要な装備だけしかかいてませんのであしからず。
この図で言いたかったことは・・・
・NISMOは、一番人気グレードである最上級のGとほぼ同額
・それぞれを中間グレードであるXと比べると・・・
GにはPPとPPPとLEDランプと17"アルミがついてる
NISMOにはNISMO装備が標準になってる
NISMOエアロ(フロント、サイド、リヤ)
18"タイヤ&アルミホイール
専用サス、VCM、トレースコントロール、専用パワステ
NISMO専用内装
ってことです。
さて、タイトルの件。
そもそもリーフに乗ると、その加速にけっこうびっくりします。旧型のころからも「V6 3.5L並」みたいな言われ方してましたし。
なぜこんなにパワフルなのか? それは、ガソリンエンジンは回転があがらないと力が出ないけど、モーターは停止状態から最大の力が発揮するから。 だからEVはパワフルなのは当たり前・・・
とはならないのです、これが。
EVだからパワフルなんじゃなくて ”日産のEV”だからパワフルなんです。
日産のモーター使いの歴史は長く、その制御技術の蓄積は業界トップと言えます。
混合気を吸い込んで燃やして力を出すガソリンエンジンは、どうしたってレスポンス遅れが生じますが、EVはそれがないので、とんでもないレスポンスが作りこめます。
しかし、そのレスポンスを制御する技術がなければ、ギクシャクしちゃってとてもではないけれど乗れたもんじゃない車になります。
アクセルを踏み電気が流れモーターが力を出す、ドライブシャフトを通じてタイヤに力が加わる。この間に反力でドライブシャフトのねじれが生じそれが戻る際に振動が出ます。
ガソリンエンジンの制御スピードが1/100秒レベルに対して、日産がもつEVの制御スピードは1/10000秒だそうです。 1/10000秒というのは、時速100km/h走行時に3ミリも進まないほどの単位時間です。
この単位でフィードバック&フィードフォワード制御をして、ギクシャクしたりガクガクしたりしないようにできるから、フルにパワーを発揮させることもできるのです。
動摩擦係数は静止摩擦係数よりも低い。パワーをフルに路面に叩きつけるには、滑らないギリギリのコンロトールが必要。制御が未熟なメーカーのEV(モーター車)はこれができないから、立ち上がりをヌルくするしかない。日産のEVならこれを制御できるからフルにモーターの力を活かせる。リーフが雪道で強いのと強烈なモーターパワーを味わえるのも、この制御技術があってこそ。
NISMO仕様になって、さらにパワフルなレスポンスを与えることができるのも、この高い制御技術が基礎にあるというのも大きいですね。
・・・ってことで、リーフNISMO、ぜひ試乗してみてくださいね~。
びっくりしますよ。
ブログ一覧 |
ニスモ | クルマ
Posted at
2018/07/25 14:34:10