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すて☆るび夫のブログ一覧

2016年08月01日 イイね!

オーテック創立30周年記念車ボレロA30、まさに生産中~。

オーテック創立30周年記念車ボレロA30、まさに生産中~。今日は8月1日。

ボレロA30の初号出荷は、オーテックの創立記念日(9月17日)ころを予定しており、シリアルナンバー 『1 of 30』のお客様は、9月末頃か10月のあたまにはナンバーのついた車で街を走り出すことになります。

う~ん、うらやましい!

試作車は2台完成しており、現在最終的な確認実験の真っ最中。 この2台は車検を取得して社有車(広報車)として運用していきます。 ちなみにシリアルナンバーは2台とも 『0 of 30』 。 

おそらく永久保管だと思うけど、万が一中古市場に流れたら幻の0番・・・なんかロマンチックですよね。

現在は、オーテックの茅ヶ崎本社工場の片隅で、職人たちがコツコツとお客様のための車を生産しています。 

この車、エンジンが大仕事なのはみなさんご存知のとおりですけど、リヤフロアを4WD用に変更したり、ワイドボディ化したりしてるので、かなりオオゴトな板金仕事が入ります。 

前後バンパーは樹脂ですが、フロントフェンダー、リヤフェンダー&リヤドアに関してはトロリとつながった面構成になり、これが板金仕事なので、それはそれは大変なのです。


通常の量産車の作り方であれば、アウターパネルなどは複数の型を使って徐々に絞りながら成型しますし、リヤフェンダーに関してはキャブサイドまるごとなのでとても大きなプレス型が必要です。

でも、わずか30台しか作らないA30にはそんな大規模な作り方はできないので、部分的にボディをカットし、部分的に成型したパネルをつなぎ合わせ、パテなどによって面を整えて・・・という作業により、あのふくよかなボディを作り上げます。


現代の名工の称号をいただいた板金職人が自ら槌をふるい

ボディの面出しに丸一日。
その後、若手の職人3人が約3日かけて平滑面を作り

ふたたび現代の名工がボディ面全体をくまなくチェック。
その後社内の塗装設備にて塗装を行った後に研ぎと磨きを実施。

リヤフロアは剛性の高い4WD用に張り替えますが

中と外から丁寧なシーリング作業を。

真剣なまなざし・・・


細かい部分をチェック。



このあと、まだまだエンジン搭載、内装組み付け、足回り組み付け・・・などなど、手作業は続きます。

完成した車両は、全数、日産テストコースを借用して性能チェックをし、最終調整したうえでやっと完成となります。


なのでお待ちの方・・・
『なんだ、ここまでできてるなら早く出荷してよ!』 とか言わないでくださいね (^-^)
2016年07月14日 イイね!

オーテック30周年記念車マーチボレロA30のエンジンルームに貼ってある『ハンドビルド・イン・茅ヶ崎』のプレートの耐用年数は・・・?

オーテック30周年記念車マーチボレロA30のエンジンルームに貼ってある『ハンドビルド・イン・茅ヶ崎』のプレートの耐用年数は・・・?ボレロA30のエンジンルームに誇らしげに『ハンドビルド・イン・茅ヶ崎』という刻印の入ったアルミのプレートが貼られるのはこれまでにご紹介ずみ。

いいよね~、ああいうの。

で、僕はあれ、てっきりエッチングかレーザーマーキングかアルマイト印刷かなんかで作られているのだと思ってました。

エッチングというのは、金属表面を薬品により薄く腐食させ、そこにインクを充填して焼き付ける手法。レーザーマーキングというのはレーザー光線で表面に薄く刻みを入れていく方法。アルマイト印刷はアルミ板の上に小さな穴をあけてそこに染料を入れて印刷する方法。

そしたら違った。

フォトグラフィックアルミニウムといって、簡単にいうと、アルミの板で印画紙みたいなものを作り、そこに写真を焼き付けている感じらしい。


この技術でサポートしてくださっているのは、長野県安曇野市に本社があるアルテクノさん。

フォトグラフィックアルミニウム・・・

アルミ板の表面に無数の小さな穴をあけ、その中に銀乳剤を詰めて印画紙のようにする。これを暗室の中でフィルムをあてて露光させ、現像~停止~定着、という、まさに写真の処理を経て、最後に封孔処理をすることにより強固な表面を創り出すそうです。

高校時代、写真部でした σ(^_^)ワシ。
暗室はね、いいんだよ、いろいろと。

話をもどして、この技術で作られた銘板が、どんなところで使われているかというと・・・

航空機のエンジンルームや給油システム、電車などの車両本体や運転台、軍用車や軍用機、護衛艦、クレーンやブルドーザーなどの重機/建機、国際宇宙ステーションなんかの銘板とか、とか、とか。

オーテックのカスタムカーは、改造車でありながらも、日産の標準車と同じ『3年6万キロ』『5年10万キロ』という保証基準を約束していますが、このプレートの耐用年数はそれをはるかにしのぐ20年とか25年とかいうものらしい(条件による)。


つまり、超長期、超過酷な環境で、見えなくなっちゃ困るような場面で使われているのです。 それを、見えなくなっても別に困らない車のエンジンルームに使うなんて、なんて贅沢・・・。 

これを・・・

今回のエンジンを組む匠が自ら貼ってくれる、というのも、これまたなんとも贅沢ではないでしょうか(^-^)

■アルテクノさん
http://www.altechno.co.jp/
2016年06月29日 イイね!

チューンドカーでも気難しさはなし。誰もが安心して楽しめ、普通にディーラーでメンテナンスが受けられる。それがオーテックのファクトリーカスタム。

チューンドカーでも気難しさはなし。誰もが安心して楽しめ、普通にディーラーでメンテナンスが受けられる。それがオーテックのファクトリーカスタム。オーテックのエンジン開発担当君、社内にある設備で極寒状態での始動性実験をしています。








ところで、昔々の車って・・・

運転席に座り、サイドブレーキを確認。シフトがニュートラルであることを確認して、クラッチを踏む。

おもむろにキーを差し込みONの位置まで回す。
しばし、コココココ・・・と燃料ポンプが燃料を送る音がし、やがて、コ・・・コ・・・と、その音が途切れる。

そこから、チョークレバーを引いて、いよいよセルモーターをON。キュルキュルキュルと、長めのクランキングの後、ババッバッと、気筒毎に火が入る手ごたえを感じる。

足の親指に神経を集中してジワリとアクセルを調整してアイドリングの安定を狙い、徐々にチョークを戻す・・・

下手するとガソリンが燃焼室に大量に流れ込んでプラグがべちゃべちゃになり火が飛ばないとか、ぐずっちゃってどうしようもないとか・・・ とか、とか・・・。

とにかく、たいへんだったのです、それはそれは。

イマドキの車はインジェクションになり、そんな儀式は不要になりました。

でも、一部のチューンドエンジンなどには、ちょっと気難しさが残ってたりして、それはそれで『自分はこれを乗りこなしているのだ』的な、『わがままだけど俺の言うことはちゃんと聞くカワイイやつ』的な満足度になっているのも否定はできないです。


けれど、オーテック製のファクトリーカスタムは、たとえ高度なチューンナップをしていても、そういうことはないです(逆に物足りない?)。 誰もが気兼ねなく、普通に楽しめる、ディーラーで普通にメンテナンスを受けられるようにしている。

ボレロA30ですら、レギュラーガソリンを入れても大丈夫、という寛大さです。

もちろん、沖縄で買った人が、北海道に転勤してもそのまま使える。

そのために、普通の量産車と同じテストをしてます。


真夏になると、冷蔵庫の中に入って涼みたい、なんて気もしますが、それも程度問題。

この設備の中は極寒の地なのであります。
2016年06月24日 イイね!

ボレロA30のクランクバランス取りは、先端医療も支える『タマチ工業株式会社さん』の高精度な金属加工技術により実現している、って話。

ボレロA30のクランクバランス取りは、先端医療も支える『タマチ工業株式会社さん』の高精度な金属加工技術により実現している、って話。いや~、ほんと、つくづく思うのは、車というのはいろんな企業のお力添えがあって初めて出来上がっているのだな、ということであります。

A30に搭載する専用エンジンは、コンロッドの軽量高剛性化や、ポート研磨(含・気筒間バランス取り)などのほか、クランクシャフトのバランス率アップまで行っているという話はすでにお伝えしたとおりですが、今回ご紹介するのは、このクランクシャフト加工にお力添えくださった『タマチ工業株式会社さん』です。

タマチ工業さんは1962年の創業。 そして、そのルーツには1912年創業の太田自動車製作所やクロガネなどの日本の高度成長を支えたキーワードがバシバシと登場する歴史ある企業です。

現在のタマチ工業さんのコアとなっている技術は、高精度な金属加工部品の製作。

ぶっちゃけ、今回のクランク加工(タングステン埋め込み&ダイナミックバランス取り)はタマチ工業さんのご協力なしには実現できなかったものです。

ホームページには『お客様の製品開発の「試作」を世界レベルの加工技術で応援します』とあります。

工業製品を量産するには大掛かりな設備を構える必要がありますが、個々の部品が目標とする性能や信頼性を備えていることを実験確認し、最適化したうえで『よし、この仕様で量産移行!』となる前の、実験段階に使う部品は、量産仕様を忠実に再現した試作品が必要。

そんな開発用試作品を作ってらっしゃり、そしてまた、その試作品の製作段階で、量産仕様への技術提案をする、そんなのがタマチ工業さんの得意とする分野。

オーテックとしてのお付き合いとしてはスーパーGTです。サーキットで配布しているニスモチームのステッカーにもTAMACHIのロゴがありますよ。


レース用部品は大量に製作するわけではないので、上述したいわゆる試作品製作的な作り方で製作されたものが、そのまま製品になります。

非量産(小ロット)ならそのまま製品って話がこちらの図。

今回のうちのクランクはこの領域でご協力いただいた、ってことになります。

タマチ工業さんのモットーは 加工50:検査50 というもので、ミクロンオーダーでの金属加工に対する気合が感じられます。

そんなスタンスが注目され、H2ロケットの部品であったり、医療用のステントなどもお仕事として取り組まれています。

ステントってのは、狭心症の治療なんかに使われるアレ。 血管の内側に据える金属の網みたいなストローみたいなやつで、これによって血管の閉塞を防止するの。

タマチ工業さんは、医療機器メーカーが製造するステントの部材の素材加工をして納入してるんだけど、その品質は世界トップレベルと評価されてます。


実は、うちの乳・・・ではなく父の胸のあたりにも4か所ステント入れてます。


ところでA30のクランク・・・。バランス取りしたいのはわかるけど、比重の重い金属(タングステン=比重はスチールの約2倍)を埋め込むって・・・ピストンやコンロッド、フライホイールなんかは一所懸命軽くするのに、なんで重くするの? 削ってバランスとるんじゃ無いの? みたいな疑問もわきます。 

え?わきませんか? 疑問がわかない人はエンジンに詳しい方ですね。 

僕はわからなかったので、エンジン設計担当に教えてもらったことを、僕と同類の方向けに説明します d(^-^)

まず、クランクの軸を支点にして、ピストン+コンロッドの重量とクランクのカウンターウェイトの重量が釣り合えば静的には100%ということになりますが、それぞれの重心はクランク軸からの距離が違うのでモーメントで効くし、上死点、下死点、クランク角によってバランスの条件が違うため、単純にそうもいかない。

そして、そもそもカウンターウェイトは、クランクケースの中で回転しなくてはいけないので無尽蔵に大きくできないため、重量が足りないのが実態。

そこで、ピストン+コンロッドを軽量化し、カウンターウェイトには比重の重たい物を埋め込んで重たくしてバランスをアップさせる、ということをしているのです。

ジグザグと変なカッコをしたクランクシャフト

が、各気筒の爆発衝撃を受けながら、毎分何千回転というスピードで回れば、それが震源となり、エンジンブロックやクランクジャーナル(軸受け)に力が加わるので、これが滑らかな回転を妨げ、高回転においてはエンジンを破壊する力になります。

A30は、たった30台という台数限定ではありますがオーテック製ファクトリーカスタムを名乗る以上は、お客様が安心してお使いいただけるようにしなくてはなりません。

なので、ジャーナルへの入力を基準以下におさえるためにこんなことをしているのです。

普通のエンジンを、インターナル部品の変更をすることなくレブリミットを変えても即ぶっ壊れることはありませんが、当然のことながらリスクマージンを減らしている、ということになります。 うちはそういうことはやらない。 だから通常の日産車と同じ保証をお付けできる。

こんなスペシャルな車を、フツーにズボラに乗れるなんて、オーテックならではですね(笑)

ちなみに、A30では、前回ご紹介したコンロッドと、今回ご紹介するクランクの加工によって、通常の量産車比3割ほどのバランス率アップを実現しています。



さて、そんな加工をしていただいた、無二の存在であるタマチ工業さんに、このエンジン開発に携わったうちのスタッフが加工工程を見学にいかせてもらったので、彼の報告を紹介しますd(^-^)
------------------------

訪問させていただいたのは富士宮市にある、西富士工場です。

工場にはいるなり、従業員のみなさんが、見学者の僕たちに爽やかな挨拶をしてくださって感動しました。

工場内は非常にきれいで、加工設備が建屋内にみっしりと配備され、それでいて、整理整頓が徹底しているのに感心させられました。

A30のクランクシャフトは、愛知機械工業さんで通常の(量産仕様としての)バランス取りをする前のクランクをオーテックで手配し、タマチ工業さんにお送りして加工してもらっています。

そのクランクが加工治具に固定されていよいよ切削が始まります。

切削に使うビットは3種類。

一番左が荒削り、右の2個が仕上げ用のリーマです。

ゴツゴツと邪魔モノだらけのクランクの、カウンターウェイト部分に横から穴をあけるという変態行為をするため、ドリルの回転方向を90°曲げる必要があり、こんなアングルヘッドを使います。

カウンターウェイトに縦に(回転方向から)穴をあけるならこれほど苦労はしないのですが、それだと最悪の場合に追加ウェイトが回転方向に飛んじゃう可能性がゼロではない(まずそんなことはないんだけど・・・)ので、こっち方向から穴をあけることにしたんです。

この加工をミクロンオーダーでやってのけることができるのがタマチ工業さんだったというわけ。

とはいえ、マジでぶつからないギリギリでの加工なので、穴あけ位置なんかは当初の想定変えるなどの設計変更も必要でした


すこじづつ、すこしづつ加工をすすめ、丸穴を二個ずつあけるのです。


そして、この穴にタングステンを埋め込みます。

埋め込み作業は、タングステンを液体窒素で冷却(熱収縮)させておき、クランク側はアッツ熱に熱して(熱膨張)おき、はめこみます。

液体窒素をグラグラと沸騰させるタングステン。

液体窒素は一気圧下でマイナス196°ですから、常温のタングステンとは200°以上の温度差があるわけです。

つまり↓こういうこと↓ですね(笑)



この冷やしたタングステンを、アツアツに熱したクランク(穴あけ済み)に入れるのです。 すんなり、すっぽり入ります!



これで常温に戻したら、一体化した後は、一緒に温度変化(熱膨張)するので、二度と外れないって寸法です。

とはいえ、耐久テスト後にちゃんとチェックもしてますよ(これはオーテック社内でベンチテストをやったあとの様子です)。



つづいて、このクランクをバランス取りにかけます。
バランス取りは、フライホイールやプーリーまで組み込んだ状態で、モーターで加振させて実施します。 


普通の量産車ではこんなことはできません。 

手組みだからできることなんですね~。


以上、いろいろ手が込んでいて面白いでしょ~。



ってことで・・・ もう一回聴いとく? 音。
2016年06月21日 イイね!

田中工業(JUN)さん謹製、オーテック創立30周年記念車ボレロA30専用切削コンロッドの話。

田中工業(JUN)さん謹製、オーテック創立30周年記念車ボレロA30専用切削コンロッドの話。このところA30の話ばかり書いていますが(爆)、だってしょうがいないでしょ、ネタは豊富だし・・・って感じ。

A30は、ノートニスモにも搭載している専用チューンドHR16DEをベースに、手組みで作ることを前提にさらにチューンナップし、レブリミットもアップさせている、というか、レブアップを実現する為にバランス取りも必要なので手組みにしている、というか、なんともいえないのですが、まぁ、それはそれは手の込んだことをしています。

で、今日はコンロッドの話です。
そう、例のAUTECHロゴが刻印されているコンロッドね。

念のため説明しておくと。コンロッドっていうのは、ピストンとクランクをつなぐ部品・・・コネクティングロッド、略してコンロッド。 上下に丸い穴があいていて、小さいほうがピストン側、大きいほうがクランク側です。

で、このA30専用コンロッドは、標準車のものに比べて、約20%の強度upと 約5%軽量化を実現しています。 どうやって実現しているかというと、そもそもの材質の違いと、総削りでやっている、ってこと。

なんで総削りだと軽くて強いものができるかというと、ざっくり言うと(ほんと、ざっくりですが)下記のように、深く掘れることと、余肉をギリギリまで落とすことができるからだそうです。 あ、これは断面です。


で、このコンロッドの製作には、田中工業(JUN)さんという企業のご協力をいただいています。

今回の記事は、こちら『田中工業さん』のご紹介です。

田中工業さんさんは、東京都練馬区にある、内燃機用の金属加工のプロフェッショナルで、なんと創業70年の老舗です。


会社を訪問したら、いきなりど~ん!とデモカーのR35がお出迎え。

4200ccで987.2psだそうです。

田中工業さんの製品としては、カムシャフト、クランクシャフト、コンロッド、ピストンなどがあり、それらはレースやチューンナップの世界で絶大な信頼を寄せられているのだけど、それだけではなく、量産メーカーが新型エンジンを開発する際の試作部品の供給というのがかなりのウェイトをしめているとのこと。

上に載せた図に示す通り、量産エンジンに使われるのは左側のような形状のコンロッドだけど、田中工業さんが作っているのは右側のようなもの。右の形状のコンロッドで実験確認などの開発をして、量産車では左側の形状ってわけにはいきません。

つまり、右図のようなものを『高精度』で製作できる技術を駆使して、量産エンジンに使われる左図のようなものを試作部品として再現し、これを自動車メーカーに供給するってことみたいです。自動車メーカーはその試作品で実験を行い、その形状で量産用の型を作るわけです。

自動車メーカーにしてみても、鍛造の型はめっちゃ高いので、いきなり量産形状の型をつくるわけにはいかないですからね。

ちなみに、コンロッドがどんな製作工程をたどるか、というと・・・

汎用の鍛造素材を荒加工し、両端研磨したうえでボーリング、外形形状やザグリ加工をしたうえで、ショットピーニングを施し、熱処理後に再度両端研磨、ボーリング、スプラッシュ穴加工を行い、ここでキャップ側を切断し、合わせ面の加工をしてボルト締結、その後ボーリングを2回して面取り後、ホーニングして仕上げ。

・・・という感じ。


この写真の、手前が素材、奥が完成したコンロッド。

メカマニアにはたまらん輝きですね。
しゃぶりつきたい!なんて人もいるでしょう(いないかw)。

とにかく丁寧な仕事が必要で、切削作業も切り粉を除去しながら徐々に徐々に掘り進めないといけないらしく、コンロッドは日に12本しかできないそうです(@@)

会社の中には金属加工設備がいっぱい。



A30専用の軽量&高剛性コンロッドも、こんな風に、丁寧に丁寧に作られるのであります。 

当選した幸運な方は、大切にしてあげてくださいね。
(普段はまったく見えないけどねw)



ちなみに僕は、実家にOPTION誌の創刊号(1981年)を大切に保管しているという変態なんですが、田中工業さんがJUNオートメカニックという部門を設立されたのが1980年で、OPTION誌のなかにもJUNさんがちょいちょい登場していたのをよく覚えてます・・・。

■田中工業さん
http://www.junauto.co.jp/tanaka-ind/index.html
みんカラ+ 自動車業界人の日常をチェック

プロフィール

「AUTECHグッズ 新アイテムのご紹介 ( ^ ^)/ http://cvw.jp/b/210503/48611098/
何シテル?   08/20 18:26
日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社 オーテック事業所の すて☆るび夫 です。 オーテック? そう、日産直系のカスタムカーメーカーのオーテックです。 ...

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