
この写真は、なつかしい12SRのフロアトンネルステー(中期の開発段階の物)。
フロアトンネルの左右をつなぐようにプレートを渡して、ボディ剛性アップをしようって魂胆です。
最近は、アフターパーツでも結構出てますね。
こういったフロア補強策は、ボレロA30にしても、ノートモードプレミアツーリングパッケージにしても、マーチ&ノートのニスモロードカーで定番的に採用してて、そのへんの車のボディチューニングメニューを見て12SRオーナーはニンマリしていることでしょう。
こちらが昨日も掲載したノートe-POWERニスモの床下補強。
ところで、このフロアトンネルステー・・・
そんなもんで効いてんの?って思う人もいるでしょう。
いったい、どれくらい効いているのでしょうか?
なかなか実車で試すのも難しいので、ちょっと紙でモデルを作って実験してみました。
こちらがフロアのモデルです(笑)


この凹の中に、マフラーや、FRであればペラが通ってるわけですね。
これにフロアトンネルステーを追加。


接着せず、針無しステープラーのみです(ボルトオンっぽい?)
ビフォーアフター比較。

っつーか、この時点で既にノーマルの剛性の低さが(笑)
このボディに、路面からの入力を模した力を加える。
路面から・・・と言うからにはタイヤにちなんだこの方にご協力をお願いすることにしました。

ビバンダム君。 モチュールオーテックGT-Rを筆頭に、ボレロA30やエルグランドライダーHPSでもお世話になっております。
壁に先ほどのフロアをマグネットで留めて・・・

この時点ですでにヘロく、嫌な予感が脳裏をよぎる・・・
ここにビバンダム君をぶら下げる・・・
支えていた手を離すと・・・

てろ~ん!(爆)
3目盛くらいねじれた感じ?
さあ、次はお楽しみの剛性アップ品です。
手を離します・・・ ゆけ、ビバンダム君!

おおっ! すばらしい! すっげ~!
半目盛くらいしか落ちてない!!
我ながらこんなに違うとは思いませんでした。
二つ並べてみるとこんな感じ。

これがフロアトンネルステーの装着による変化です。
あくまでも変化に過ぎず、効果かどうかはこれからなんです。
ボディ剛性対策は、適切にやってやることが大事で、下手に補強すると重量はかさむし、どこか弱い部分にしわ寄せがいって破損したりするし、サスやタイヤとのバランスも大事だし、狙いの性能に合致しているかが大事。
ティーダアクシスのパフォーマンススペックのように、開発段階では補強追加も検討していたのだけど、ゲインばかり高くなってしまい、運転しててやたら疲れる車になっちゃたので、あえて採用しなかったという例もあります。
よく「●○ってパーツは効きますか?」って聞かれるんですが、「きっと変化はするだろうけど効くかどうかはわかりません」ってのが答えだと思っています。
12SRはとてもいい素材で、本当にいろんなことを試してました。
あの時にいろんなことをやってたのが今に活きてるな~って感じるんですよね。











これからもノウハウを蓄積して、いい車を作っていきたいですね~。
おあとがよろしいようで、ちゃん♪
Posted at 2017/01/12 16:30:21 | |
トラックバック(0) |
ファクトリーカスタム | クルマ