2009年07月28日
エキサイティングな映像で人気のビデオマガジン、ベストモータリング。
今日は筑波サーキットで収録があったので、立ちあわせていただきました。 オーテックから筑波サーキットまではイイコちゃんに走って2時間~2時間半くらいです。
6:30着狙いだったので、朝4時起きして天気予報をタラタラとチェック後、ノートライダーハイパフォで、かっとび・・・いや、しっかりと尊法運転で行きました。
取材ネタは、フェアレディZバージョンニスモです。
バトルの相手は、ポルポルちゃんとベンベさん(詳細はナイショ)。
インプレは土屋圭市さん、バトルのドライバーは井出有治さん。
商品の評価は、全体バランス、安定性などなど、なかなか好評でしたよ。
ブレーキもすごくいいって評価でした。バーニスはノーマルのバージョンS系と一緒なので、ノーマルのZのブレーキがいいんですね。 あ、あとバーニスは空力のよさがブレーキング時の姿勢安定性として評価される傾向があるので、さらにいいのかも♪
バトルの結果は・・・
ま、 詳しくは 10月号(8/25発売) をお楽しみに♪
しかし、あれですね~。
ビデオ(DVD)収録ってのは、ものすごく人手がいるんですね。
大変なんだなぁ~って思いました。
Posted at 2009/07/28 18:19:39 | |
トラックバック(0) |
ファクトリーカスタム | クルマ
2009年07月27日
やりました!
モチュール オーテック GT-R 今期2勝目!
それも SUGOにて!
毎年毎年、いい事の無いSUGO・・・
魔物が棲んでいる(といっても、勝っているチームはいるわけだから、日産チームにとっての魔物なんだけどねw)、とまで言われて久しい、あのSUGOで!

ポイントランキングでも1位に躍り出ました!

大雨の中応援してくださったみなさん(家で応援してくださったみなさんも)、ありがとうございました!
Posted at 2009/07/27 10:11:31 | |
トラックバック(1) |
モータースポーツ | クルマ
2009年07月23日
ため息が出るほど せくすぃーなボディライン・・・。この輝きを永遠に、と願うのはすべての車好きに共通でしょう。
最近、ボディコーティングがすごいですね。ホントいろんなタイプが出てるし、あちこちにショップもできてます。
クルムさんもご自身の会社でボディコーティングもされていて、愛車のエルライダーHPSにコーティングしてる姿が載ってましたよね(リンク先が見つからん・・・)。
技術の進歩もモノすごくて、こないだ10年保証ってのを紹介されてへ~って関心してたんですが、昨日紹介してもらったのは耐久性が400年(@@)だそうです。車用としてはまだまだ一般的ではないようですけど、建築物をメインに公共交通機関などに広がりつつあるそうです。もともとアスベストを無害化するためのコーティング技術の応用らしく、まさにナノテクの賜物だそうです。
ま、お値段もいいし、なんたっておいらの車には贅沢すぎ、縁遠い世界ではありますが、ちまたの高級車では8割以上のオーナーさんが新車のときにコーティングしてるって話を聞き、いつかお金持ちになって高級車を買ったらコーティングしたいと思います(かなり段階を踏まないと到達しないw)。
コーティングとは違う技術なんですが、日産が誇る塗装技術のひとつにスクラッチシールドというのがあります。
これは、日常使用でうける細かい擦りキズに負けない、まったく新しい発想の塗料です。

車の塗装ってのは4層くらいの重ね塗りなんですが、最表面のクリヤーコートに、強靱でありながら柔軟性にとんだ『スクラッチシールド』を採用してるのです。(画像は日産のHPからの引用です)
これによって従来の塗装と比較して、細かい擦りキズ等を1/5程度に低減することができ、ある程度の擦りキズが生じた場合でも、時間の経過とともに、ほぼキズが生じる前の状態まで復元します。
キャラメルの表面を引っかくと、あっさり傷が入ります。塗膜がやわらかいと、傷がつきやすいってことです。これはかなり悲しい。
じゃあ、固ければいいのか?っていうとそうでもなくて、たとえばカチカチの氷の表面に傷を付けようとすると、なかなか傷はつきませんが、いざ引っ掛かりができれば、表面がカキンっと割れてはがれちまいますね。
これもかなりイタイ _| ̄|○
そうなんです。塗膜が固すぎると、跳ね石などでパチっとはがれたり、ボディの熱変形やバンパーなど樹脂部品の柔軟性に追従できなくて、はがれたりするのです。
だから、やわらかすぎても固すぎてもだめ。スクラッチシールドは、このどちらでもない強靭かつ柔軟な特性を実現し、まるで蜂蜜や水あめのように、表面を掻いても元に戻る、驚きの塗膜を実現しているのですね。
スクラッチシールドは、その前身であるスクラッチガードコートをT30エクストレイル・スクラッチシールドコートエディションってのに採用したところから始まり、それがスクラッチガードに進化、今では多くの車両に採用されるようになりました。
オーテックの商品の場合、専用のエアロパーツを装着しているわけですけど、最初はこのスクラッチシールド塗装に追いついていけていけず、ボディ色を限定したりしてたのですが、今ではちゃんと追いついています。ファクトリーカスタムですからd(^^)
具体的な車種で言うと、エクストレイルアクシス、ティアナアクシス、フェアレディZバージョンニスモがそれで、ベース車の外板塗装がスクラッチシールドになっているのに合わせて、主要なオーテック専用パーツもスクラッチシールド対応になってるんですよん(一部対応していないパーツもありますけど))。
スクラッチシールドに関しての詳しいお話はコチラからどぞ♪
http://www.nissan-global.com/JP/TECHNOLOGY/INTRODUCTION/DETAILS/SCRATCH/
Posted at 2009/07/23 18:10:01 | |
トラックバック(0) |
ファクトリーカスタム | クルマ
2009年07月22日
Z34フェアレディZのバージョンニスモを発売してほぼ一ヶ月が経過しました。
自動車専門誌での評価もまずまずだし、みなさんからも『注文したよ』『納車されたよ』などという景気のよいお声をいただき、オーテック社員一同喜んでおりますよ~。ありがとうございます~♪
Z33型は ①バーニス ②バーニス380RS(①をベースにニスモでエンジン換装) ③バーニス380RSタイプC(ニスモが用意するS耐用車両) という3シリーズで構成されており、①についてはエンジンはノーマルのVQ35HRだったわけですが、Z34型ではいわゆる『素』のバーニスでもエンジンチューンが施された仕様となりました。
ちなみに出力でみると、ベース車比+19psの355psと、Z33バーニス380RSを上回る出力を得ています。とはいえ、トルクでは38.1kg・mと380RSの40.5kg・mには届いていません。もっとも380RSのエンジンは、タイプCのエンジン(=レーシングエンジン)のディチューン版なので、単に表示されている以上の差もあるわけです。なので380RSよりもすごいとかすごくないとかいう話ではありませんので、念のため。
Z34バーニスのエンジンは、オーテックが提供する『ファクトリーカスタム』としてのチューンですので、全国の日産の販売店で通常の新車保証(3年6万km&5年10万km)が前提となっています。
さらに新車登録時点で改造済み車両なので『改造車』といいながらも、超厳し~い日本の騒音規制を、量産車(型式指定車)同等の水準でクリアすることが求められます(T T)。要するに、マフラーとコンピュータを変更してる、といいながらも日本の量産車の法規水準をを完全に遵守した超イイコちゃんチューニングなのです。
なので、ドライバー8月5日号の記事(by 森野恭行さん)にある・・・
――― VQ37VHRに火を入れると、とたんに「特別」であることを主張してきた。いわゆる「抜けがいい音」を響かせるのだ。――――― しかもオーテックチューンVQ37はパワーもしっかり上乗せ。2500回転ぐらいまでのトルクは痩せた印象(VVL採用の3.7Lだから神経質ではない)だが、4000回転から上の吹けやレスポンスの鋭さ、パワー感や伸び感は明確に強化されている。―――
や、ザッカー8月号の記事(by 河口まなぶさん)での・・・
――― バージョンニスモでまず魅力的なのはエンジン・サウンド。――――― 踏めば心震わすサウンドを響かせる。抜けのよいサウンドは気分を高揚させる。―――
などという表現にあらわれるこのエンジンの魅力商品力の陰には、オーテックのエンジン開発担当の並々ならぬ苦労があったりするわけです。
エンジンチューニングと言うときに、まず思い浮かぶのは出力(ps)の向上だと思いますが、出力を上げるにはトルク(kg・m)を上げるか、回転数(rpm)を上げる必要があります。トルクを上げるためには、ピストンやヘッドを変更して圧縮比を上げたり、給排気系を変更して充填効率を高めたりします。回転数を上げるにはカムを変更したりしますね。
このとき、ベースエンジンが比較的ベーシックな仕様であれば、いろいろやりようもありますが、たとえばフェアレディZに搭載されているVQ37VHRあたりになると、ノーマル状態ですでに圧縮比も高く、当然ハイオク指定だし、VVELという可変バルブ機構が搭載されており、高回転域のバルタイやリフトなんてレーシングエンジン並みだったりするので、弄るのも容易じゃないのです。
量産車のエンジンの耐久性保証ってのは、それはそれは過酷なモノで、水温/油温ともほぼMax状態で数百時間の連続運転とか、そんな無茶なことまでクリアしないといけないので(オーテック車では標準車と同じ保証をするためにこういうのクリアしてます)、大変なんです(T T) 一方で先に言ったような騒音規制もクリアしないといけない。
ってなわけで、今回のバーニスのエンジンチューニングは、出力アップばかりが目に付きますが、むしろトルクカーブの作りこみがハイライトといってもいいのです。ま、トルクカーブをデザインする、といった感じでしょうか。もちろん前述の制約条件をすべてクリアしながらの実現です。
そのトルクカーブがこちら♪

Cの回転域はノーマルエンジンをガッツリと上回り、スポーツ走行時のパワフルな走りをサポートします。一方でAの回転域は標準車に対して明確に痩せています。ま、痩せているとはいえ、3700ccもあるエンジンですから、乗りにくいことはないはずです(これで乗りにくいという人はMT免許没収します(嘘))。
そしてここをつなぐBの回転域は、ググ~っと盛り上がるようなトルクカーブにしています。
1速だと余裕駆動力がありすぎてこの盛り上がりは体感しにくいですが、高速のランプでの加速などで3速あたりで踏んでいくと、超気持ちいい加速が楽しめると思います。
ほら、ほら、ほら・・・乗りたくなってきたでしょ?
VVELのような高度なデバイスを使いながら、あえて低速トルクの痩せを許容するなんて、純粋な技術的視点で見ると?かもしれません。乗り方/乗り手によっては、ノーマルエンジンの方が速く走れる可能性も十分ありえます。あまりエンジンを回さない人(がZを買うのか謎ですがw)が、+19psと聞いて全域パワフルなんじゃないかと思ってバーニス買ったらノーマルより遅い・・・みたいな話もあるかもしれません。
でも、こんな特性のクルマがあってもいいよね、と考える一部のオーナーさんにはたまらない魅力だろうと確信してまして、こんなところがオーテック商品の特徴だと思ってます。
標準車(ベースとなっている量産車)は、いろんな要件を満たしながらベストなバランスを追求した究極のハイバランス商品。一方オーテック車とは、使用シーンを特定したり、特別なコダワリの部分にスポットをあてて作りこんだ、ある意味でちょっとイビツな商品。
この考え方は、すべてのオーテック商品に(表現の仕方、デザインや仕様装備は車種によって違うけど)共通して備わっていると思ってます。
Posted at 2009/07/22 17:54:42 | |
トラックバック(0) |
ファクトリーカスタム | クルマ