
前回無事にエンジンがかかることが確認できて、ヒーター系への水配管などもOKとなったステルビオ。
いよいよ、内外装の各種部品を組み付けていく作業に取り掛かります。
冒頭の写真はこの車のシート。The高級グランドツーリングカーという雰囲気むんむんのシートですね。
このシートは、オーテックでフレームを制作したものをザガート(イタリア)に送り、そこで本革の表皮をはられるという
厄介な 凝った製造方法をされてました。
当時、内装色は黒とベージュが選べましたが、赤い子も青い子もベージュ内装。
青い子の内装は海水に浸かってしまって使えないので、カーペットやダッシュボードも含めて、赤い子の内装を組み付けていきます。
ここも「赤から青へ」です。

ダッシュボードは、カーボンファイバーで製作された骨格に本革を貼り、本木目パネルを貼りこんで製作されています。
しかし、濃色のボディ色に明るいベージュの内装って、ホントにカッコいいですよね。
分厚いカーペットを敷き詰めた後に、シートが搭載されます。

横からみたこのシートバックの分厚さにしびれますね。
ステルビオは「レパードの骨格に別の上屋を載せただけ」「内装品は革を巻いただけ」とか書かれている記事をみかけますが、およそそんな簡単な造りではなく、骨格自体、あちこち手が入っており、内装のトリム類もほぼほぼ別部品。
イタリアのカロッツェリアで、手作りで仕上げるような作り方なので、「TSUNAGUプロジェクト」での再生作業も、同じように手作り、現物合わせの連続です。
パワーウィンドウがなかなかいう事を聞かず、あーでもない、こーでもないと数人がかりで格闘。
電装品については、開発中もずいぶん苦労したようです(イタ車(特に旧車)乗りの方なら想像がつくかもしれません)。
やっとパワーウィンドウの問題が片付き、ドアトリムを装着しようとしたら、今度は赤い子のドアトリムが青い子にすんなりとはつかないという問題が・・・(汗)
ドアのインナーパネル側も、ドアトリム側も手作りのため、一台一台ごとに微妙に大きさや穴位置が違うようです。
最後のワンカットは、夕闇せまる作業場の手術台の上で形状修正を待つドアトリムです。 ん~、手ごわい・・・
今回のブログタイトルは、この夕闇迫る作業場を「翳りゆく部屋」って置き換えてみたんですが、このユーミン(というか荒井由実)さんの曲、大好きなんですよね~。
スマホ音源からシャッフル演奏で不意にこれのイントロが流れると、なんかブワっと涙が込み上げてやばいことになりそうになります。
リリースは今から50年前の1976年、U2結成の年ですね(U2も大好き)。
1989年、ステルビオ発表の年にCDシングルとして再発されてます。
ユーミンさん22才(原型を書いたのは14才の時と言われている)、天才の感受性ってすごいな、とつくづく思う名曲です。
都はるみさん、内藤やす子さん、島田歌穂さん、椎名林檎さん、畠山美由紀さん、エレファントカシマシさん 、スターダストレビューさん、つるの剛士さん、徳永英明さん、Blu-BiLLioNさんなどがカバーもしてて、個人的には宮本浩次(エレカシ)さんのが一番しびれます。
まだ聴いたことがない方は、ぜひ一度聴いてみてください。
Posted at 2026/10/26 13:29:13 | |
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