
先日、友人たちと富士山登山に挑戦しました。
リーダーが綿密に立てた計画のおかげで、マイカー規制直前の富士宮新五合目登山口にたどり着き、車中で仮眠し、朝から山頂を目指しました。
新五合目までの道中のエンジンパワーの落ち具合から想像してはいましたが、5合目といってもすでに標高2400メートルあり、フルメタボボディのげんごるふは、早くも6合目でいつリタイアしようかと悩んでいました(笑)。
その後、経験者の助言でペースを調整して、何とか登り続けられました。8合目からは強風と横殴りの雨の中、隣の人との会話もままならないような状況でした。体感気温も急に下がって、猛烈に寒く、少しだけ山の厳しさを教えられた気がしました。山頂の山小屋に一歩踏み入れた瞬間の「俺生き残ったんだ~」という安堵感は、一生忘れないでしょう(笑)。
その夜は山頂の山小屋に宿泊しました。翌日のご来光を祈りつつ、19時消灯で眠りに付きました。
高山病の頭痛に悩まされつつ翌朝4時起床。4時半にチェックアウトしてみると当りはガスで真っ白けの上さらに強風。足元しか見えないような状況でとてもご来光どころではありませんでした(涙)。ここまで来たので、せめて標高3776メートルの剣が峰だけはと、悪天候の中行って来ました。

剣が峰までの道のりは、たぶん山小屋から200メートルぐらいだと思いますが、山頂の空気の薄さでは必死に歩いても15分かかりました。
天気予報は下り坂だったので、早めに下山することにしました。少し下山し始めると、一瞬霧が晴れた瞬間があり、すばらしく雄大な景色を見せてくれました。

標高3600メートルぐらいの眺めです。山肌の白いものは万年雪、バックの緑の大地は樹海です。ガスの流れも速く、本当に一瞬しか見られなかったのですが、息を呑む美しさでした。
少し標高が下がると体も楽になり、登頂成功の達成感もあって下山中は良い気分でした。登りは見る余裕がなかった周りのさまざまなものが目に入ってきます。
僕らが泊まった山小屋も含めて、富士山にはたくさんの山小屋があります。食料や発電機の燃料はどうやって運んでいるのかと思ったら、こんなブルドーザーが運んでいるんですね。

ブルドーザーが、カタカタとキャタピラ音を響かせながら、山肌にジグザグにつけられた道を登ってきます。
以前から、遠くから淡く冠雪した富士山を見ると、ジグザグに山頂まで何かの道があるのが見えて、いったい何の道なのだろうと不思議に思っていましたが、こいつの道が見えていたんですね。
荷物は主にフロントのブレード部分を改造した荷台に載せるのでしょうが、後ろのキャビン?部分もこんな風に拡大されています。

一応シートで覆われていますが、悪天候時は寒いでしょうね。
登りは7時間弱かかりましたが、下りは3時間ほどで無事下山し、みんなでご当地名物の富士宮焼きそばをいただきました。

関西のものと比べるとメンにコシがありますね。ベースの味付けは関西系よりシンプルにソース味ですが、トッピングで乗せるいわしの粉のダシ粉からいいダシが出ていて、トータルで味を作っている感じがしました。
今回の富士登山、登っている間は二度と来るかと思ってましたが、無事に下山した今は、また行ってみたいなと思います。僕はほぼ登山経験はなく、いきなり富士山というのは無謀でしたが、一緒に行った経験者の皆さんのおかげで、無事に楽しく登頂することができました。また次があるならば、今度こそはご来光が見てみたいと思います。
それまでに、人体の筋肉と脂肪の構造改革と、体内に蓄えた余計な非常食を処分したいですが・・・(苦笑)。
Posted at 2009/08/25 21:26:05 | |
トラックバック(0) |
アウトドア | 日記