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2015年04月26日 イイね!

ベルトーネX1/9

ベルトーネX1/9








古いアルバムからかつて乗っていた車の写真が出てきました。

1986年に京都のAuto del soleという販売店から中古で購入したベルトーネ X1/9。
何年式だったかは忘れましたが、X1/9のベルトーネモデルは1982~1985年らしいので、2~4年落ち程度だったと思われます。

写真はもう残っていないと思っていたのですが、書棚を整理していたところ思いがけず発見しました。コンパクトフィルムカメラで撮ったものなのか、写りは今のカメラで撮ったものとは比べようもなく、年代の古さを感じさせます。



その当時自動車メーカーに勤務していたためあまり大っぴらには乗れず、こっそりと独身寮近くの駐車場を借りて止めていたものです。



硬質な回転フィールのエンジンは1500cc 85PSと、日本仕様の最初期型から比べるとパワーアップしていたものの、ギヤリングが低く、特に1速のスピードが伸びなかったため、大通りの信号待ちからの発信では周りの車に置いて行かれることが多かったです。

しかし、ドアを開けて手を降ろせば路面に手が届くほど低い着座位置は生粋のスポーツカーを感じさせ、リニアな反応のステアリングを操作してのドライビングはとても楽しいものでした。

70年代の典型的なイタリアンデザインのスタイリングは魅力的であっただけでなく、運転席とエンジンとの間に燃料タンクとスペアタイヤを収納したパッケージングにより、ミドエンジンスポーツとは思えない広いラゲッジスペースを実現していました。
燃料タンクの搭載位置などは、衝突安全性の観点からもかなり先進的だったのではないでしょうか?

920kgの車重は今の車の基準からするとずっと軽いものでしたが、そのドライビングフィールはひらひらと軽やかな感じではなく、リアがどっしりとした、むしろ安定志向の操縦性だったような記憶があります。

このベルトーネモデルには赤い本革シートが装備されていて、その色遣いはいかにもイタリア車らしい感じでした。

もしもまた機会があったとすれば、是非もう一度乗ってみたいものです。

Posted at 2015/04/26 18:54:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | X1/9 | 日記
2015年04月19日 イイね!

50万円以下で買った車

50万円以下で買った車車を購入するのに予算はどこまで許せるのか?
車好きにとっては、いつも大変悩ましい問題だと思います。

ありきたりな車には乗りたくないし、でも準備できる予算には限りがある、となるとやはり中古車ということになります。

しかし新車とは異なり、中古車は年式や車両の程度によって価格はピンキリ。
いったいどの価格帯の車を選ぶべきなのか?

自動車テクノロジーライター:松本英雄氏の著書に”クルマは50万円以下で買いなさい!”という本がありますが、この50万円というのが中古車の購入価格として一つの境目となる金額ではないでしょうか?

このくらいの価格になると、国産車・輸入車を問わず年式的には少なくとも数年から10年位は経過しているものになってきますので、その古さをどこまで許容できるのかが大きな壁になります。
そんなに安い車で大丈夫なのか?という漠然とした不安を持たれるのも事実でしょう。

では、新車の時に300万円した車が50万円の中古車として売られているからといって、そのコンディションは6分の1なのか?
実際には全くそんなことはありません(と私は思います)。

50万円以下でも十分に車は楽しめると思うのです。

かつて乗っていたプジョー106XSi。
私にとって、この車が50万円以下の車の始まりでした。



その車両価格を知った会社の先輩から、”その車で峠を越えて通勤できるのか?”と言われ(その当時片道50km弱の距離を車で通勤しており途中には峠越えもありました)、後輩からは、”その車まともに走るんですか?”と聞かれ、またある人は”その車なら盗難される心配はないからいいな”と褒められているのかけなされているのか分からないコメントをされたこともありました。
私も、とりあえず短期間だけでも乗れれば・・・、とあまり多くの期待はしていませんでした。
そもそも、50万円以下の車で車を楽しめるのだろうか?と。

ところが9年落ちのこの106、そのような疑問を覆すのに多くの時間を必要とはしませんでした。

塗装は少し疲れ始めていたものの、機械的なコンディションは決してくたびれておらず、ただのSOHCで2バルブ、1.6Lで100PSに過ぎないスペックとは思えない力強いエンジンと、センター取り出しのステアリングジオメトリーがもたらす豊富なステアリングフィールとシュアで小気味良い操縦性は、145はおろか、初めての自分の車であったミドエンジンスポーツカーのX1/9よりも走らせる楽しさは優っているようにすら感じられました。
ある時は、子供2人との3人乗車で野沢温泉までのスキー旅行を軽々とこなし、コンパクトなボディからは想像できないくらいのスペースユーティリティに感心したりもしました。
シートの座り心地は不満でしたが、中古のレカロに交換してそれも解消し、結局106のオドメーターは、私の手元にあった5年ほどの間に約10万kmの距離を上乗せしたのです。

塗装の手入れをあまりしなかったこともあって手放すときにはかなり塗装がくたびれてしまっていましたが、機械的には消耗部品さえ交換していけば、さらに走行距離を延ばすことに何の問題もなかったと思われます。

車は50万円以下でも十分楽しめる。
そう確信したのです。

社会人になってからこの方、自分の乗る車として新車を買ったことは一度もありませんが(妻の車は最近までずっと新車でしたが)、以前はもっと高年式の中古車を主に購入していたので、これほどの格安車でカーライフを楽しめるとは思いもよらなかったのです。

その後、私の目はこの価格帯の中古車に注がれることになりました。
8年落ち206 XSは106よりもさらに安い価格だったにもかかわらず、106はおろか、3年落ちだった145よりも内外装共コンディションが良いものでした。
"とても○○万円とは信じられない"とか、"100万円といわれてもおかしくない"とか、またある人は"車はこれで十分だ"とも。
この車は周囲の人に格安の中古車を見直させるきっかけとなりました。



もちろん、新車を乗り継いでいる人であれば決して経験することは無いであろうトラブルに見舞われることもあります。

106は購入して最初の給油で燃料タンクからのガソリン漏れが発覚し、クレーム対応してもらうために県外の販売店まで何回か往復する羽目になりました。
C3は購入して1週間の時遠出先でセルモーターが故障し、その近くのディーラーへ駆け込まねばなりませんでした。



しかし、トラブルばかりだったかというと、決してそのようなことは無く、いずれも消耗部品の交換や幾つかのトラブルはあったものの重大なトラブルは発生せず、日常の足としても趣味の対象としても十分に機能し、また、メンテナンス費用も許容範囲内でした。

新車ならそんな修理費はかからないじゃないかと思われるかもしれませんが、なんといっても、スタート時点が50万円以下ですから、トータルでの経済的負担は非常に軽く、新車に払わなければならない金額とは比べ物にならないくらいにお金はかかりません。
また、上記のようなトラブルも、後になってみれば記憶に残る貴重な思い出となったりもします。

それに何よりも、このくらいの価格で好きな車が手に入るとなると、肩の力を抜いて車を選ぶことが出来るので、車選びは非常に自由で楽しいものになります。
トラブルに関しても最初からある程度は覚悟していたりしますので、少々トラブルがあっても慌てふためくことは無くなります。




松本英雄氏の本にはこのようなことが書かれています。
”海外から訪れたクルマ好きの人たちは、口を揃えていいます。
「日本は中古車天国だ!」
海外ではすべてだとはいいませんが安い中古車はボロが多い。日本には”ビカモノ”の中古車がゴロゴロしています。”と。

また、WebCGのコラムニスト大矢アキオ氏は、フランスの中古車について書かれたコラムで次のようなことを述べられています。
”走行距離やコンディションは、日本の中古車からすると失神しそうな域に達している。
だが、フランスやイタリアの中古車というのは、おしなべてこういうものである。
走行距離が浅いのに格安な日本のほうがむしろ珍しい国なわけで、それこそが中東やロシアの中古車バイヤーを魅了している理由なのだ。”と。

自動車に限らないかもしれませんが、この国ではトラブル(故障)を極端に恐れる人が多いように思われます。おそらくそういう傾向が中古車価格を押し下げているのでしょう。
反面、これは私のような”予算に余裕のない車好き”にとってはまさに理想的な環境?と言えます。

また、最近の車は信頼性やボディの防錆対策も向上しており、またベンチレーションフィルターが標準装備されるようになってからは内装も汚れにくくなっているように思われます。
コンディション良好な中古車が多くなっているのは、そのようなことも要因の一つではないかと思います。

中古車検索サイトで検索すると、50万円以下でも魅力的な車がたくさんヒットしてきます。
しかも、時間をかけて探せば内外装とも驚くほどきれいな状態のものも散見されます。
こうして中古車を見ていると、まるで”おもちゃ箱をひっくり返したような”感覚を覚えますが、車好きの方ならこの感覚、分かっていただけるのではないでしょうか?

車の楽しさは決してその購入価格に比例するものではないと思います。
”肩の力を抜いて車を選び悪くなったらその部分を直せばいい”というスローなスタンスで車を選べば、その先にはゆったりとした自由な世界が広がっているように思います。

Posted at 2015/04/19 04:49:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | | 日記
2015年04月04日 イイね!

風邪を引いたタイヤ?

風邪を引いたタイヤ?先日、GTVのホイールを以前購入した中古の純正ホイールに交換しました。
この予備のホイールには中古のサマータイヤ(グッドイヤー ツーリング2008年製)が付属しており、タイミングベルト交換に出す前のしばらくの間そのタイヤで走っていたのですが、どうも荒れた路面でのロードノイズが過大な感じがしていました。

そこで今日、ベルト交換完了を機会に、車を購入した時に付いていたタイヤ(ダンロップ ディレッツア2013年製)に履き替えてみたところ、まるでサスペンションブッシュをリフレッシュしたかのように、ロードノイズ、ハーシュネスが激減しました。さらに振動も低減し転がるときの回転フィールも滑らかになりました。

購入したホイールに付属していたタイヤのトレッドがかなり硬化している(タイヤが風邪をひくと表現されることがありますね)のは確認していたのですが、ゴム硬化の悪影響をこれほど感じたのは初めてでした。

中古で購入したスタッドレスタイヤもあまり印象が良くなかったのですが、もしかするとそちらも既にトレッドが硬化して本来の性能が失われてしまっているのかもしれません。

これまではタイヤも中古品で十分と考えていたのですが、やはりゴム部品・ゴム製品は劣化が早いので、今後は考えを改めなければいけません。

古い車なので足回りもかなりやれている・・・という思いがだんだん強くなってきていたのですが、ベルト交換と今日のタイヤ交換で、かなりリフレッシュしたような気分です。

Posted at 2015/04/04 22:13:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | GTV | 日記

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初めて所有した車はベルトーネX1/9でした。 秀逸なスタイルと優れた操縦性、ドアを開けて手を降ろせば地面に手がついてしまう着座位置の低さ、ミドエンジンスポ...
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