
うちには りん と れおん という2匹のヨークシャーテリアがいます。
以前、「りん との出会い」「れおん との出会い」というブログで、どうやって巡り合いうちの家族になったのかをご紹介しました。
りん も れおん もショッピングモールにある、ペットショップで出会いました。
そのペットショップにいる犬や猫達が、不運にも誰にも家族として迎え入れられなかった場合、その行く末がどうなるのか、皆さんご存知でしょうか。
先日たまたまTV放送でもやっていたので、ご覧になりご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
その末路というのはとても悲惨なものです。
以前は売れ残った犬や猫達は、実は保健所に運ばれ 処分 されていました。
今は保健所が引き取らなくなったので、引き取り屋 なるものが存在し、売れ残った犬や猫達はペットショップがお金を払い、そちらに引き取られ、そこで過ごしたりすることになります。
処分 されなくて良かったと思うかもしれませんが、そうもいかないようです。
狭い檻に入れられたまま、散歩に連れて行ってもらえることもなく、劣悪な環境で、病気になってもほったらかしで、治療もしてもらえず、重病であればそのまま死を待つのみです。
その現場の状況を見ると、涙が溢れ、とても直視できるものではありません。
なぜ今、私がこんなブログを綴るに至ったかというと、以前からブログにしようかどうか、ずっと悩んでいたある事が脳裏から離れなかったからです。
私のブログに登場するのは画像も含め、圧倒的に れおん が多いです。
2匹のヨークシャーテリアを飼っていながら、なぜ れおん の登場回数が多いのか。
その理由は、りん がうちの家族になって、数ヶ月経った頃まで遡ります。
りん はとても可愛くてちっちゃくて愛嬌があって、惚れ込んだ私と次女と三女が、嫁さんの反対を押しきり家に連れて帰って来ました。
それから暫くは何事もなく、りん はすくすくと成長していきました。
ただ数ヵ月後、りん にある変化が訪れました。
りん の体半分、下半身の毛が抜け落ち、皮膚はただれていきました。
日を追うごとに症状は酷くなり、病院に連れて行っても原因はわかりません。
りん の体は目を背けたくなるほど、酷い状態になっていきました。
その時あることを思い出しました。
私達が りん と出会ったペットショップでは代犬保証というのがあり、一定期間内に死んでしまったり先天性の疾病が見つかった場合、代わりの犬を保証してくれるというものです。
私達はさっそく、「こんな病気の犬を売りつけて文句を言ってやる、元気な犬と交換しろ!!」と電話することに。
携帯を手にし、電話番号を入れながら、「ちょっと待て。 新しい元気な犬が来たとして、りん はどうなる!?」
答えは明白でした。
私達は りん が気に入り、りん だったから家族にしたんじゃないのか。
私達は りん を見捨て、見殺しにするのか。
自分の子供が病気だったら見捨てるのか。
私達は電話をするのをやめ、一生 りん の病気と共に闘うことに決めました。
それから数年、ずっと最近まで治療方法がわからず、りん の状態は酷くなる一方でしたが、色々な病院を訪れ色々な治療をし、最近は随分良くなってきました。
画像に写っている小さい方が最近の りん ですが、見違えるようになりました。
因みに りん が服用している薬は、私と同じものです(笑)
れおん もまた、ともすると悲惨な運命を辿る運命でした。
詳しくは「れおん との出会い」の中で綴っていますが、れおん はずっと売れ残りで、他の犬達がみんな新しい家族の元に行っても、ずっとペットショップに残っていました。
れおん もまた愛想が良くて愛嬌があって、私達はいつしか れおん に会いにペットショップに行っていました。
でも月日が経つにつれ れおん はどんどん大きくなり、段々と れおん の行く末が心配になってきました。
ペットショップの店員さんに話を聞くと、れおん は可愛くて人気があるのですが、ヨークシャーテリアとしては大きすぎ、小さい個体を好むヨークシャーテリア好きの方には、最終的に敬遠されるとのことでした。
しまいにはヨークシャーテリアとしては有り得ない、叩き売りで殆どタダ同然のような価格が付けられていました。
それでも飼い手が見つからず、先行きを悟った私達が家族に迎え入れる事にしました。
結果的に手続き中に飼いたいという女性が現れたのですが・・・・・
こうやって りん と れおん は家族の一員となっているのですが、りん と れおん はうちに来たことをどう思っているのかわかりませんが、生きながらえることができ幸せだったのではと私達は思っています。
世の中では人間のエゴでどんどん犬や猫達が生まれ、勝手に人間達が値段を付け、売れ残ったら人間の都合で哀れな末路を送ることになります。
犬にも猫にも命が宿っています。
犬や猫であっても、人間の都合で命を奪ったり悲惨な生活を送らせてもいいものでしょうか。
世の中から、保健所で処分されたり、哀れな末路を送る犬や猫達(勿論他の生き物達も)がいなくなることを、切に願ってやみません。
このような内容のブログを最後までお読みくださり、ありがとうございます。
犬や猫を家族に迎え入れようか悩んでる貴方、貴方の判断が、一つの命を左右するかもしれません。
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Posted at
2016/10/17 19:28:06