現在アメリカツアー真っ最中で、本日6年連続のサマーソニック出演が発表されたBABYMETAL。
今では世界中で人気を博している彼女達ですが、その世界で活躍する転機となったのが2014年でした。
ファンの皆さんは既にご承知だと思いますが、中でも伝説と語り継がれるソニスフィアの奇跡についてご紹介したいと思います。
彼女達が本格的に世界に向かって歩みだしたこの年、ヨーロッパ各国でワンマンライブを開催すると同時に、力を入れていたのがフェスへの出演でした。
中でもソニスフィアは有名なメタルフェスで、ゴリゴリのメタラーが集結するフェスでした。
洋楽の特にメタルが好きな方はご覧頂ければお分かりだと思いますが、他の出演者はとんでもない超大物、一流のバンドばかりです。
下記の画像をご覧下さい。
当時、そこそこ海外でも名前が知れていたとはいうものの、今とは比べるべくもなく、あくまで限定的であって、ワンマンライブでは熱狂的なファンが集まりますが、大部分の人には知られておらず、ましてメタルフェスとなると知られていないか、知られていてもBABYMETALに対して批判的・否定的な人が多くいました。
そんな中で出演することになったのですが、直前になってとんでもないハプニングが発生しました。
主催者側が突如小さなテントステージから、メインステージでの出演に変更すると通告してきたのです。
本来ならば大変喜ばしいことなのですが、出演すること自体が信じられない状況で、まして世界中で名声を浴びている者達だけがが出演できるメインステージ、有り得ないことです。
下手をすれば完全に晒し者であり、ひどい仕打ちが待ち受けています。
ある意味、一か八かの賭けでした。
(上記画像の真ん中、上から6番目に彼女達の名前があります)
海外のフェスでは観客に受け入れられなかったり、パフォーマンスが悪かったりすると容赦はありません。
こんなことになったりしてしまいます。
(さわりだけでもご覧になってみてください)
女性でも関係ありません。
下手をすればナイフさえ飛んできます((((;゚Д゚))))
そんな中で彼女達は闘うわけですが、メインステージといっても新参者、出演時間は昼休憩の時間と被ります。
果たして観客は集まるのでしょうか。
やがて彼女達の出演時間が近づきます。
ネット上からこの時の画像が全て削除されているので画像はありませんが、開演時間の少し前になっても観客の姿はまばらです。
この時のステージ裏での彼女達。
一見不安に押し潰れそうに見えますが、実はこの時彼女達、お客さん全然いなかったらどうしよう・・・って心配していたそうです(笑)
さすが強心臓です。
で、3人で「大丈夫、きっと日本から10人くらいは応援に来てくれているはずだから、その人たちの為に頑張ろう!!」と励まし合っていたそうです。
そして、いざ彼女達の出番がきてステージに出てみると・・・
そこには6万人を超えるといわれる観客が!!
でもまだ安心はできません。
この時BABYMETALに批判的なアンチが、BABYMETALに尿入りペットボトルを投げつけようと集結していたのです。
この時まだ16歳と14歳の少女に対してです。
海外でプロとしてステージに上がるということは、そういうことなのです。
そして彼女達のライブが始まりました。
ステージに立ってすぐ、YUIMETALにトラブルが発生しました。
パーカーがブレスレットに引っかかって脱げません。
なんとか対処して難を逃れたと思ったら、今度は曲が始まってもMOAMETALが動きません。
この時MOAMETALのイヤモニが故障し、彼女には何も音が聞こえていないのです。
実はこの時、彼女達にリハーサルはなく、ぶっつけ本番だったのです。
少ししてMOAMETALは異変に気づき、一瞬ステージからはけようとしたしたらしいのですが、なんとかかすかにドラムから伝わってくる振動に合わせて踊り続けました。
しばらくしてからイヤモニは正常に戻ったそうです。
その後、彼女達のステージは進んでいきましたが、結果的に彼女達に尿入りペットボトルが飛んでくることはありませんでした。
後にネットで彼女達に尿入りペットボトルを投げつけようと仲間を募った張本人が語っています。
なぜ止めたのかという問いに対して、「彼女達のパフォーマンスがあまりにも素晴らしくて、投げる気をなくしてしまった」と・・・
この時の最後の曲が公式にYouTubeにアップされています。
観客の前列のほうは彼女達のファンですが、それ以外のほとんどの人がBABYMETALを知らなかったり、興味本位だったり、BABYMETALを敵対視している人達でした。
それがたった5曲の間に、こんなふうになっています。
(この時YUIMETALのスカートが引っかかって裂けるというアクシデントが発生しています)
これこそがソニスフィアの奇跡といわれる所以です。
彼女達は今、ある程度世界で地位も名声も手に入れるようになりました。
でもまだ現状で満足したり留まるべきではありません。
彼女達もまだまだ現状に満足せず、さらになる高みへと闘っています。
そしてBABYMETALを語る上で、神バンドの存在を忘れることはできません。
彼女達と神バンドが一体となってこそのBABYMETALです。
これからも私はBABYMETALを応援し続け、彼女達がどこまで登り続けるのか、見届けたいと思います。
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Posted at
2017/06/19 22:07:15