
12月2日、強行軍で広島に行ってきました。
当初諸事情で断念するつもりでいたのですが、白黒ONEさんのお気遣いとご厚意で行き帰り車に同乗させて頂き広島行きを決定しました。
今回の広島を訪れる目的はBABYMETALの特別なライブ、洗礼の儀に参拝(公式ではそう呼んでいます)することです。
幸いにも一発でチケットの抽選に当選することができました。
そして滅多に広島まで行くことはできないので、もうひとつ私が念願だったことを実行することにしました。
12月2日日付が変わった未明に広島に向け出発します。
こちらが広島往復お世話になる白黒号です。
広島までの長い道中、途中で眠くなったりするかなと思ったのですが、BABYMETALの洗礼の儀を目の当たりにできるということで既に男二人のテンションはMAX、おかげで話に夢中になり福山のSAで尾道ラーメンを朝ラーするつもりが、気がついたら行き過ぎてしまっていました(笑)
仕方がないので、次のPAのコンビニで朝食を買い、車内で食べました(^_^;)
それからまた走り出すと次第に夜明けになり、広島に到着する頃には交通量もかなり多くなっていました。
無事ライブ会場近くの駐車場に到着です。
早速ですが、まずはライブ会場の下見に行きます。
途中、ライブが始まるまでは広島電鉄の路面電車に乗ってあちらこちら訪れるつもりでいたので、一日乗車券を購入します。
ターミナル駅や車内でも購入はできるのですが、今回は途中の電停から乗車するので、車内で購入するとなるとその間、電車の運行を止めてしまうことになります。
それは乗務員にも他のお客さんにも申し訳ないので、白黒さんが驚いた秘密の場所で購入しました。(実際は全然秘密の場所ではないのですが)
そしてライブ会場に到着です。
徐々に実感が沸いてきました。
会場や入場までの段取りを確認し、開演の19:00までこの場所に佇んでいてもしょうがないので、早速最初の目的地に向かいます。
会場横を通り過ぎようとすると、まだ朝9時だというのに、既に写真に収まらないくらいの長蛇の列が・・・
数百人は並んでいます。
今回はグッズも通販で確実に購入できるのに、いったいなんの行列だろうか?
行列を横目に通り過ぎようとしたら、突然走って来た方に声をかけられました。
誰???
どうやら前回白黒さんがライブに行った際に知り合ったメイト(BABYMETALファンの方をそう呼びます)の方でした。
暫くBABYMETALの話で盛り上がり、ライブを楽しみましょうと言ってお別れしました。
その時に頂いたものです。(メイトの方は自作自腹でBABYMETALグッズを作成し、ライブ会場で皆さんに配布されるという方が多くいらっしゃいます)
ほどなくして最初の目的地に到着しました。
いきなり鉄分全開です。
日本各地にSLは保存されていますが、C59が保存されているのはこの1両だけです。
一通り撮影を終え近くの電停に向かうと、ちょうど目的地に向かう路面電車が到着していました。
暫く路面電車に揺られて到着したのがこちらの電停。
因みに白黒さんは生まれて初めて路面電車に乗ったそうです。
全く鉄道に興味がない白黒さんが、ちょっと喜んでいました(笑)
そして臆することなくこの建屋の中に入ります。
実は広島行きが決定した時、どうしてもやっておきたいことがもうひとつありました。
それは動く電車の博物館と言われている、広島電鉄(以降広電と略します)の歴史的・文化的価値の高い車両達をカメラに納める事でした。
その為、事前に広電さんのほうに連絡し、車庫内の見学と撮影許可を交渉して了承を得ていました。
建物の中でその旨をお話しすると、連絡が入っていたのか「あ、はいはい、どうぞご案内致します。」と、快く車庫ののほうへ案内してくださいました。
奥に進んで行くと、そこには貴重な車両達が所狭しと留置されています。
もうテンションアゲアゲ興奮度全開です(笑)
車庫内でまた建屋に入り、再度整備の方にご挨拶と来訪の目的を申し伝えます。
ここで見学と撮影の手続きを行ない、「気をつけてくださいね~」にこやかに送り出されて撮影開始です。
早速目の前に飛び込んできたのは、超貴重な元大阪市電の762号車です。
感激感激!!
沢山撮影していつまでも眺めていたいのですが、白黒さんにも同行して付き合ってもらってますし、あまり長居して業務に迷惑をかけては申し訳ないので、後ろ髪をひかれながらも感傷に浸る間もなく次々に車両を撮影していきます。
次に目に入ったのは、元京都市電の1906号です。
元京都市電は現役でまだ15両も運用されていて、1両1両に京都にちなんだ名前がつけられています。
その次はこちら。
元神戸市電で、582号こちらも貴重な車両です。
そのあとも沢山の車両を1両1両撮影していったのですが、全て紹介するとなると膨大な数となりますので、ここでは割愛させて頂き、また別の機会にご紹介できればと思います。
その中で、絶対に忘れてはならない車両があります。
今回BABEMETALのライブに訪れた多くの方が、原爆ドームや平和公園を訪れられ、手を合わせられる姿が話題となりました。
BABYMETALのSU-METALは広島出身で被爆3世であり、常々平和を願っている姿をメイトの皆さんはよく知っています。
私は今回そちらに行くことはなかったのですが、その時間を割いてここを訪れた最大の目的がこの車両に逢うことでした。
俗に被爆電車と呼ばれ、原爆投下時に市内を走っていて被爆し損傷した車両です。
広電はこの車両を修理し、そして後世に伝える為、今でも現役で市内を走らせています。
まさに歴史の生き証人です。
広電では8月6日、現存しているいる被爆電車を走らせ、そして原爆が投下された時間には全ての車両が停車し、1分間の黙とうを捧げるそうです。
この車両を目にし、平和を願わずにはいられませんでした。
外に留置されている車両を撮影した後は、庫内の車両の撮影をさせて頂きます。
この間、乗務員の方や整備の方と何度もすれ違ったのですが、業務中にお邪魔しているにもかかわらず、皆さん「おはようございます。」とにっこりご挨拶してしてくださったり、会釈してくださったり、嫌な顔ひとつせず対応してくださいます。
最近、神対応という言葉がよく安売りされていますが、まさに神対応とは広電や従業員の方々に対して使う言葉ですね。
お会いした全ての皆さんの対応が、素晴らしすぎます。
庫内の車両達。
いくら紹介してもしきれないので、この辺にしておきます。
最後にお世話になった皆さんにご挨拶しお礼を申し上げ、こちらの車庫を後にしました。
再び路面電車に乗り、次の目的地へ向かいます。
車庫の撮影が終わり、多分ホッとしていたかもしれない白黒さんに、もうひとつ行きたい車庫があると言った時は、内心ギョッとしていたかもしれません(笑)
そして到着したのがこちらです。
※※※重要※※※
次に訪れたこの車庫は、現在見学や撮影を一切受け付けておられません。
どなたが行かれてもどんなに頑張って、決して入場させてもらえません。
詳しい経緯は省かせて頂きますが、今回私が車庫に入り撮影できたのは特例中の特例、異例中の異例、広電さんの特別の計らいです。
ですので絶対に広電さんに見学や撮影の問い合わせをしたり、現地に押し掛けたりしないでください。
そういった行為を行なう方が1人でもいると、状況は更に悪化します。
以前はこちらも広電さんのご厚意で、きちんとお願いすると見学や撮影ができました。
しかし残念ながら心無い非常識な人間が行なった行為のおかげで全面禁止となっています。
禁止後訪れた方は全てお断りされ、今後も今のところ許可する予定はないそうです。
ですので、広電さんのご迷惑になる行為は、絶対にお止め下さい。
興味のある方は現状をご覧になりたいと思いますが、今回私が撮影した写真で辛抱して頂きますよう、宜しくお願い致します。
実際に行かれてお断りされた方の書き込みです。
それでは車庫内の画像を少しだけですがご紹介します。
こちらもまた別の機会に詳しくご紹介できればと思います。
車庫の一番奥の隅に置かれている車両です。
こちらも被爆車両ですが、1両のみが現存する2軸の単車で、現在は本線上を走ることはなく、普段はけっして目にすることができない、貴重中の貴重な車両の現在の姿です。
こちらはまだカープ優勝の熱が冷めやらない、優勝パレードで走った状態のままで残されている花電車です。
昔走っていた車両をモデルにした車両。
西ドイツ(当時)のハノーバー市から寄贈された車両。
今月はクリスマス電車としてデコレーションされ走るようです。
詳しくは広電さんのホームページをご覧ください。
http://www.hiroden.co.jp/
暫く車庫内を撮影します。
こちらはバスの車庫も併設されています。
撮影を終え、皆さんに何度も何度もお礼を申し上げました。
今回の特別な計らいをしてくださった広島電鉄の関係者の皆様には、厚く御礼申し上げます。
格別の配慮を賜り、本当にありがとうございます。
このブログ、1話で完結するつもりだったのですが、編集が追いつかないこと、そしてPCが非常に不安定で頻繁にエラーを起こす為、一旦ここで区切らせて頂きます。
早急に編集し、また投稿させて頂きたいと思います。
ご覧くださり、ありがとうございましたm(__)m
その2 に続きます。