~Con Te Partiro~

令和元年の年の瀬も、いよいよ押し迫ってきました。

思い起こせば平成３０年の年の瀬は、平成３１年に対する期待と不安が入り交じっていました。

この年、難病を患って休職したり復職してたのが、遂に休職期間満了と共に職を失い、闘病しながら新しく職を見つける日々を送っていました。

そして年末にここに賭けてみようという求人を見つけ、平成３１年の幕開けと共に応募しました。

私的にはこれ以上を求めるのは求め過ぎでは？という条件でしたが、その分かなりの競争率が予想されました。

正直なところ、年齢ももうそれほど若くはなく、就職試験など遙か昔に挑んだのが最後です。

試験勉強と言っても何から手をつたらいいものやら・・・という状態でした。



そんな中、人一倍私の就職を応援して下さる方がいました。

その方はそういった方面にも多少知識がありました。

そしてまずは筆記試験に向けての特訓を、二人三脚で始めました。

先ほども綴ったように、試験勉強からはかなり遠ざかっています。

何度も何度もダメ出しを受けながら、それでも悔いを残さないよう必死で取り組みました。

そして迎えた筆記試験の日、試験会場には数人の採用枠に対し、数百人の受験者が集まりました。

このご時世に、条件的にはかなりの高待遇・好条件であり、多分他の方も自分の人生を賭けて挑んできてると思われます。

受験者数に圧倒されつつも、絶対に負けないとの思いで挑みました。



筆記試験から１週間後、数十人の筆記試験合格者が発表されました。

公式ホームページ上でも発表があり、発表時刻にアクセスしてみました。

結果は・・・

ない

あれ？ない

どこにもない

私の番号がというより、発表自体がない・・・

一体どうなっているのだろうと狐につままれた思いでいると、発表予定時刻から遅れること小一時間。

やっと試験結果が発表されました。



恐る恐る・・・というより、あるはず！、絶対に自分の番号があるはず！・・・との思いで見ていました。

それだけ頑張ったという思いがありました。

順に番号を見ていくと・・・

ありました！

自分の番号がありました！

これで筆記試験の難関は乗り越えました。

一瞬の喜びと安堵の後、すぐにまた戦闘モードに入りました。

次は面接試験です。



社会人になって幾年月、面接試験をする側になったりはしていたものの、今回は
立場が逆です。

久しぶりに、面接をされる側になりました。

面接をする側ももちろん真剣ですが、される側は今後の自分の人生がかかっています。

絶対に失敗は許されません。

ある程度の面接についての知識はありますが、受験するのは少々特殊なところ。

一般的な事柄が通用するのかどうか・・・

その方は、そういった方面の知識もある程度持っているようでしたが、それ以上に自分のことのように調べまくってくれました。

兎に角、また二人三脚での猛特訓が始まりました。

何度も何度も指摘を受けながら、それでも徐々に力がついていきました。



そしていよいよ試験の日、私は会場に一番乗りしました。

その後、筆記試験をくぐり抜けた数十人が会場に揃います。

面接試験は数カ所に分かれた小部屋で行われるようです。

呼ばれる部屋によっても、命運が分かれるのかもしれないなと頭をよぎるも、いや自分がが必要とされるなら、どの部屋でも必要だと思われるはずだと自分に言い聞かせます。

そうこう考えているうちに名前が呼ばれました。

私はトップバッターでした。

面接の内容はごくありきたりな質問から、それ日本語？っていうような答えようにも難解過ぎる質問も、次から次へと浴びせられました。



１週間後、面接試験の発表がありました。

その結果、私は他の数人と共に採用されることになりました。

競争率数十倍をくぐり抜け、私にとっての人生最大最後の一大転機だったのかもしれません。



発表後、すぐに私の受験を二人三脚で支えてくださった方に報告しました。

まるで自分のことのように喜んでくれたのは、言うまでもありません。



それから暫くして、その方から就職祝いを頂きました。

それがこの財布です。



私はそれまで、COACHはひとつも持っていませんでした。

でもこの財布は、私の好みにドンピシャでした。

私の好みや心の中まで、読まれてしまっているようです。



先日投稿したパスケースのパーツレビューでも触れましたが、春に財布をプレゼントするのは、張る財布と言って縁起物で、その方からの仕事が順調にいきますようにという願いが込められています。

その思いを心に刻み、毎日仕事を頑張っています。



その財布に合わせて先日パスケースを購入したのですが、実はあのケース単体で購入したのではありません。

ウォレットとセットで購入した物です。







ウォレットのほうは、カード入れとして使用します。





間もなく令和元年が終わりを迎え、新しい令和二年が幕開けとなります。

～Con Te Partiro～

新しい時代を、力を合わせて歩んでいきたいと思います。



皆様、今年一年お疲れ様でした。

良いお年をお迎え下さい。

来年も宜しくお願い致します。