べるぐそんのブログ一覧

1年以上前、「横断歩道」というブログを綴りました。

以前ご覧くださった方は覚えておられるかもしれませんが、病院と処方箋薬局の間にある交通量の多い信号機のない横断歩道での出来事でした。

私は今でもよくその道を走ることがあるのですが、相変わらず歩行者が渡ろうとしても殆どの車が、無視して通り過ぎます。

ここまで綴ってお察し頂いた方もいらっしゃるかもしれませんが、立地上ここを渡ろうとする多くの方が、病院を訪れた高齢者や病気の方です。

大病院ゆえ、渡ろうとする方も多くいます。



少し前のこと、私の知人がここを走っていると、ある現場に遭遇しました。

横断歩道を超えたところに、１台の車が止まっていました。

そして横断歩道から少し超えた道路の真ん中に、人が倒れていました。

倒れている方を一目見た瞬間、最悪の事態だとわかるような惨状だったそうです。



その後横断歩道では、警察官が車を止めて歩行者を誘導したり、検問を行なったりするようになりました。



先日私が昼間に通りがかった時、横断歩道ではいつものように検問が行われていました。

それでも歩行者がいても無視して走り去ろうとする車の多いこと。

いえ、殆ど全てといっていいくらい、みんな歩行者を無視して通過しようとします。

いつもの事とはいえ、私はなんだか虚しさを感じていました。



夕方、その道を戻って帰ろうとしていた時、横断歩道の随分手前から渋滞が発生し、なかなか前に進みません。

時間帯によってはけっこう混んだりするのですが、その日の混雑ぶりは異常でした。

といっても迂回する道はなく、Uターンしてもものすごく回り道しなくてはならないので、そのまま渋滞の中にいました。

少し進んでは止まり、止まっては少し進んでを繰り返して、やっと例の横断歩道の近くまで来ました。

前を見るとパトカーが何台も並んでいます。

横断歩道を横切る際目に入ったのは、パトカーに挟まれた一台の乗用車でした。

その乗用車は前部が破損していました。



数日後この道を通った時、横断歩道には沢山の花が供えられていました。

それはまた犠牲になられた方が新たに出たことを物語っていました。



それでもまた今日も、変わらず横断歩道に歩行者がいても殆ど誰も停止せず、渡りかけている人がいても前を通り過ぎたり、クラクションを鳴らしたり、歩行者に罵声を浴びせたりしています。



どうやら私の住んでいる地域では、残念ながら人殺しを厭わない人が沢山いるようです。



私は人に車に乗せてもらうこともちょくちょくあります。

そんな時横断歩道に歩行者がいても、ほぼ間違いなくみんなそのまま通り過ぎようとします。

私が注意を促しても、殆どの人がこう言います。

「気がつかなかった。」

「止まれなかった。」と・・・・・



気づかなかったのではなく、気づこうとしていないのではないですか。


周囲に気を配って運転していますか。


止まれるスピードで走っていますか。


そもそも止まろうという心構えを持って運転していますか。



私に運転を教えてくださった方のある言葉をご紹介します。

「足の定位置はブレーキの上、アクセルの踏むのはほんのちょっとブレーキから足が出掛けているだけ、横断歩道や交差点・危険な場所では常にブレーキの上で足を構え、いつでも踏める状態にしておくこと、それが自分も周囲も不幸にならない方法である。」



このブログをご覧くださった全ての皆さんやご家族・知人が、加害者にも被害者にもならないようこの事を知って頂き、明るい未来が続いていくことを心から願っております。



勿論私自身も例外ではなく、自分への戒めとしていきたいと思います。





（いつもブログに沢山のコメントを頂きまして、ありがとうございます。
本当に有難く、感謝しております。
私はいつも投稿や返信はPCで行なっているのですが、ここのところPCの調子が思わしくありません。
本意ではありませんが、コメント頂いても返信がままならない為、今回はコメント欄を閉鎖しておりますことをどうかご容赦下さい。）



（写真は私が撮影したものですが、本文の場所とは無関係です。）