2011年10月16日
SGT最終戦もてぎ
チャンピオンが決まるこの1戦。
GT500では、今年予選を席巻しているミシュランが、ウェイトのない状態、定位置とばかり、1・2。6位に入ればチャンプのS Roadがポールと絶好の位置からのスタート。
タイヤが温まるまでカルソニックに接近されたものの、その後は盤石。
そこで、追いすがるのはもう一方のチャンプ候補、モチュール。
前戦優勝のニスモですが、他のチームと違い、使用していたのはブリジストンの旧スペックだったそうで、今回も他のブリジストン勢と動きが違ったので、そうだったんでしょうか?
新スペックは自身のタイヤカスが表面に付き、グリップ低下が激しいとか。開発、苦しい様です。
またもや、本山選手の凄いオーバーテイク、S Roadを抜いて、最終戦有終の美、優勝を獲得しました。
そして、S Roadが2位でチェッカー。GT500チャンプに。
昨年、ミシュランの開発に携わり、今年ブリジストンに変えたニスモ。せめて、ここで勝って年間3勝目を、といった所でした。
ミシュランからの移行ではトレルイエがもう走らないとまでいった事もあったそうなので、複雑な状況だったでしょうね(^^;)
そして、ブリジストン以外発の戴冠、ミシュラン。いやー、してやったりでしょうね~。そして柳田選手はGT300、500と連続戴冠。モーラは参戦いきなりの戴冠。凄い事続きです。
そのモーラはあの、787Bルマン制覇時の参戦OBなんですよね~。何か縁を感じたり。
しかし、今回、ダンロップも頑張ってたりで、ブリジストン、うかうかしてられません。まあ、少数使用メーカーはテスト機会が多く当てられていることから、辛い所もあるのですが。
でも、この様子では来年、ミシュランユーザー、増えるかもしれません。
更に今年目立つ所が殆どなかったレクサス勢...トムスは表彰台なし、寿一選手も苦しいシーズンでした。ミシュランのデンソーもS Roadとは大きな差で...
来季、本来なら新マシン投入が可能で、LFAをと云った所ですが、例のDTMとの規定がさ来年なので、来期もSCで、という噂。
この現状だと、車種、変えた方がいいのでは?今更、売ってもないソアラも、マーケティング的には無いと思うのですが。
そして予想外に速くなかったホンダも。NSX後継が謳われる現状、早く販売している車になると良いですが。
GT300の方はとうとう痛車がチャンピオンになってしまいました(^^;)。初音ミクBMW Z4。谷口、番場選手、涙の戴冠でした。
谷口選手はホント、GT500で走っても良い気がしますよね~。
後、表彰台での番場選手のいじられ具合が、最高でした(笑)
残念だったのがJIMゲイナー、フェラーリ458。応援してたんですけど、苦しかったですね、今回。
さて、GT300は来期が見えないだけに、今後、どうなるか、大変そうです。
Posted at 2011/10/16 22:17:37 | |
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スーパーGT | クルマ
2011年10月02日
スーパーGT、第7戦、オートポリス。
スーパーラップ進出、上位10車種は走行時のタイヤでスタートしなければならない、というF1とも通じるレギュ。結果、そのレギュが予選日と異なる低温となった決勝で、10位以下のマシンに逆転のチャンスを演出。
サーキットサファリで、セットをゲットしたという、まさに猛獣の様な貪欲さで挑んだ(笑)ニスモが大逆転勝利!
いやー、久々に本山哲、ここにありを見ました(^^)。追い抜きまくりのパフォーマンス!
予選ではミシュランが席巻。デンソー、モーラが3位以下に大差を付けて1・2体勢。このままいくかと思われましたが、結果、ニスモのオーバーテイクを許す結果に。
F1の時もそうでしたが、ミシュラン、予選一発のタイムは凄いですが、決勝でのタイム落ち、大きいですよね~。
こういった、タイヤ戦争、昨今見られないだけに面白い!
ミシュランの躍進でタイヤウォーズが白熱。各車、最新モデルを投入するだけに、テストのない状態でレースでは急激なタレなどが生じ、レースが非常に面白くなってます。やってる方はたまらないでしょうけど(笑)
その結果、オートポリスのグリップのなさも手伝い、3位に入ったゼントなどは、2ストップ。マルチストップが表彰台という面白さも加わりました。
こうやってみると、F1もそうですが、グリップない状態でレースする方が面白いものになる気がしますよね~。
とはいえ、ミシュラン勢についていけたのはニスモのみ。同じ状態でレースしたトムスはその後方に沈みました。オートポリスに強い、ニスモのセッティングの妙があったのは確実でしょう。
そして、悲しいかな、不運の影がともるデンソーがまたしても残り数周でリタイヤ...ガス欠かもという話。いたたまれませんね。
その結果、チャンピオンシップは2位になったモーラがニスモに大差を付けての一騎打ちとあいなりました。
ウィダーはタイヤ壊して失速?何だか、小暮選手、フラットスポットイメージが...(汗)
トムスSC、ウィダーHSVと来て、今年はGT-R...バーニーならぬ、バーンドーの筋書き?(笑)。また、持ち回り制って云われますね(^^;)
まあ、昨年はエンジンが熟成されてなかっただけに、今年そこが進んだという事もあるのですが。
ちなみに、11月下旬に発売のRacinig on特別編集は「ルマン、見果てぬ夢」と題し、日産のルマン挑戦期の本が発売されるそうですよ。必見。
そしてGT300はレガシーが優勝。JAF-GT勢が一矢報いました。
ただ、このJAF GTの活躍が問題で、レガシーや、カローラに負けるなんてやってられるかという事で、GT3メーカーが車を打ってくれないという問題が生じているようです。
さもありなん。メーカーにしたら、反宣伝になっちゃいますもんね(汗)
こちらのチャンピオンシップの方は2位に入ったジムゲイナーが初音ミクBMWを逆転、結果、こっちも一騎打ちとなりました。
ジムゲイナーはGT2、BMWはGT3。GT2はギア比やセットの自由度が高いだけに、もてぎにBMWのギア比が合うかというのがポイントに?
これが終わった後、GT300は今後の事、しっかり設計しないといけませんね~。チームも戦っているチームが少なく、出ているチームが多いのも問題な気がします。出ているだけのGT300マシンは結構危ないなーとう事も気になったりで。
最終戦は再来週。ウェイトが無くなったマシン通り、どんな決戦になるのでしょうか?
Posted at 2011/10/02 20:35:25 | |
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スーパーGT | クルマ
2011年09月11日
スーパーGT第6戦富士。
昨日の予選で上位をSCが占め、やっとトヨタの反撃が始まったかと思いきや、レースが進んでいくにつれ、どんどん沈んでいく事に。
どうも、予選上位に行く為にソフトタイヤを選択していた様で、決勝ハードタイヤ勢に後れを取ったようです。
更にはチーム間、もしくはドライバーによるものか、タイヤの劣化具合が異なるのか、優勝したゼントと、最後、接触で順位を落としたデンソー以外はどんどん沈んで、結果、表彰台は2位カルソ、3位ケイヒンと3メーカー分けあう事に。
得意の富士でこの状態では、やっぱり、SC、厳しそうです。
ただ、そんな中、ずーっと不運に付きまとわれていたゼントが、やっとこさの勝利。平手選手もGT500初勝利だったんですね~。
立川選手のタイヤをセーブしての、最後のオーバーテイクも流石でした。
とはいえ、デンソーも優勝といえば、久々なはずで、勿体ない。井口選手、タイヤを使いきっちゃったんでしょうか。
若手がベテランにやられるという点では、またしても松田選手に抑えられた塚越選手。こちらもいぶし銀の技でした。
とはいえ、Fponもそうですが、若手、もっと頑張らないと。光が弱い感じが...まあ、走る時間、ないですもんね...
そして重いのにしっかりポイントのウィダーとSロード。今年はこの2チーム?でも、Sロードは参戦1年目でこの位置、凄いですよね~。やっぱり、GT-Rで開発してきたミシュラン、SCよりこっちの方がマッチング、いいのでしょうね~。
これでタイトルを取られたら、ニスモ、悔しいかも(^^;)
でもSロード、震災にあった東北の企業ですので、今年、勝つといいかもしれませんね。
そして、GT300は初音ミクBMWが楽々ポール・トゥ・ウィン。リストリクターも絞られたのに、ウェイトも凄かったのに凄いです。
ふと思ったのは、凄いGT3車両を購入して、序盤はエンジンパワーを絞って、ハンデをもらわない様にして、ウェイトを積んだ時点で開放、勝ちをつかむって手を使うと、結構いけるんじゃという事(^^;)
そう上手くはいきませんか?(笑)
ちなみにBMWオーナーになりましたが、どうもこの車を応援する気には...いや、車は格好良いんですが。
何だか、サーキットにいって、応援している人を見るに、BMWだから、という感じの人、少なそうなんですよね(笑)。「絵」が付いていれば、どのチーム、どの車でも良さそうな感じなので(汗)
表彰台では優勝の谷口選手と、2位に入ったチャンギの折目選手という、雨宮7コンビが横に並び、何やらコチョコチョやっていたのが微笑ましくもあり、また寂しくもありました。
Posted at 2011/09/11 22:31:28 | |
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スーパーGT | クルマ
2011年08月21日
スーパーGT第5戦、鈴鹿。
観戦にはいってません。自宅TV観戦。
とはいえ、昨日、予選だけ見に行ってました。いや、決勝はTVでいいかなと。何だか最近、SGT、そんな感じです。
気温は鈴鹿タイヤテストのときと同じく、過ごし易い気候。これは、テストの時のデータ、生きるのでは?と思いきや、Q2予選直前に雨が降り出し、これはと思ったらミシュランタイヤが威力発揮。重いSロードがポールに。
GT300もブリジストンのレインが当たったガライヤ。
今日の決勝も同じ様な雨模様。このままだと、2台が行くか、それとも速いけど耐久性は無く、後退していくか、なんて思っていたら、雨がやんできたり、降ったりのミッキーマウスウェザー・レースに(汗)
私は何度も書いてますけど、こういったレースはあまり好きではありません。正直、実力関係なく、ほぼ運ですから(^^;)
もちろん、ウェザーニュースなどの情報を駆使して、タイヤ戦略をやっているとはいえ、天気は完壁には予測できませんもんね。
そんな中、優勝したのはウィダーHSV。低温は苦手と言われるHSVですが、タイヤテストでいいデータを得る事が出来た?
そして2位は雨がやみ、ミシュランレインの効果減退により後退していたSロード。最後にスリック投入が生きました。
雨で周回数が減って、時間期限のレースとなり、HSVに喰い下がり、後少しの所で、無情の雨が。最後の最後に大盛り上がりを演出しました。
終わってみれば、3位、4位もGT-R。いや、接触まではトムスのSCも検討したので一概にトヨタの反撃が無かった訳ではなかったんですが。
ミシュランはいてもデンソーが5位ですから、マシン的にやはり苦しいか。
GT300はレガシィ。去年も性能調整で鈴鹿で勝ちましたが、今年も同じく、チャンスをものに。
ガライヤは雨がやんで、後退して、最後に燃えちゃいましたね。放送前、今回ついていると言っていたのに...
終わってみると、こっちもトップ2が4位、5位にちゃんと位置している辺り、なんか凄いです(^^;)
しかし、今回の様な天気、見ている方は大変だったはず(汗)
屋根のあるグランドスタンドは...こんな天気でも結構空いてましたね。
Posted at 2011/08/21 21:58:46 | |
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スーパーGT | クルマ
2011年07月31日
いやー、何だか先日のF1ドイツGPの再現か?!という様な気候条件になったスーパーGT、第4戦SUGO。昨日まではずっと雨の状態で、今日はやっとこさのドライ。しかし気温は20度、路温は23度の夏なのに超低温。
その結果、ブリジストン勢は大外し。ミシュランが1・2フィニッシュという結果になりました。
いやー、ミシュランは気温高くないと、という事を耳にタコくらい聞いていたので、驚きの結果です。ずっとこれ云われ続けてきたミシュランスタッフは、それみたか!ってなくらい気持ち良かったでしょうね~。
優勝チームは今季参戦チームにして初勝利、SロードGTR。Sロードがサーモンロードの水産会社というの、初めて知りました。確かに異色だ。
チームだけでなく、柳田選手もGT500初勝利だそうで。勝ってたと思ってました(^^;)。今頃ジーンと来てる所でしょうか?
2位、デンソーサードも不調のSC勢の中で、表彰台。これで少しはレクサス勢に光明が?
3位もダンロップのエプソンHSV。道上選手のアウトラップ、魂のブロックの結果です。いやー、魅せてくれました!
そして、GT300はSCチャンギ。折戸選手とRSファインという雨宮7の血をひく車です。
JAF-GT勢は性能調整+給油速度の低下によって燃費の悪いFIA-GTのピット時間が長くなったことなどにより、やっとこさ、レースが出来る状態になったようですね。これからの巻き返し、どうなるか。
ちなみに現在7番を付けているポルシェと、その車のメンテをやっているムーンクラフトの紫電は逆に何か呪われているかのような状況に...(笑)
2位がカローラ、3位がARTAと、新田、高木の元コンビが表彰台。
そして驚きの90kgハンデ、ジムゲイナー430が7位に!
今回はジムゲイナーさんが炊き出しにいっていた所から、応援団が来ていたそうで。あったかい話ですよね。
放送ではこの車、速すぎという話が出てましたが、タイヤがダンロップであり、今回の場合、ブリジストン勢が大外しをしていたからの結果も加味されているのでは?という気も。
ホント、それ位、今回はブリジストン、大失策でした(^^;)
Posted at 2011/07/31 23:03:29 | |
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