2008年10月05日
トヨタのIQ。各雑誌で試乗の特集が行われて、注目されてます。その注目点は3mの車体の中に3人がしっかり乗れる空間を造ったと云う事だそうで。
しかし、そこで、その3mと云う点に疑問が生じます。何の意味があるのかと云う事。3m5cmでは駄目と云う意義が何かあるのか?もちろんありませんよね。だって、そんな税制優遇、社会メリットもないし。
車体がこれほど短い点にはメリットが見られないのです。
日本には軽自動車と云うものがあり、税制優遇されているからこそ(それだけではないでしょうが、主要因はこれでしょう)売れています。
このIQが発売されたとしても、日本での売れ行きは?の気がします。これを選ぶ利点が感じられない。もし利点があるのならR1は売れたはず。
では、本当にこの車体にする意味とは何なのか?
私はトヨタはそれをわかってるのに、云えない事情があるのではと思っています。
その意味は昨日のブログでも話題にした車両重量。
IQの重量は890kgしかないのです。
これは最近の小型車に比べるとかなり軽い数字。軽量化は燃費を稼ぐのには非常に効果的なのは良く知られたこと。しかし、生産の点では他の意味もあります。
まず、使用する鋼材の量が少なくて済むこと。コストの点で非常に有利です。そして、サイズが小さい事による金型製作のコスト減や、樹脂なども含めた使用総原料の低減、更には製作に要する電力、エネルギー量の大幅な削減も可能でしょう。
つまり、鉱石や石油を原料として運んで来て、材料を造り、それから車1台を造るトータルでみて、エコノミーとエコロジーと云う点で有効であるはず。CO2排出量も大型車を造るのに対して、また資源の面も加えてハイブリッド車製造より圧倒的に少ないでしょう。
しかし、トヨタはIQの意義としてそれを云う事が出来ない。
エコ買い替えなどというCMを流し、燃費のいい車に買い替えよう等と云う欺瞞に満ちたキャッチフレーズを流している会社としては、資源確保、生産にそれだけCO2排出をしているとは世の中には知られたくないはずだから。
大型車、ハイブリッドを製作するだけでどれだけエネルギー、資源の消費、CO2排出してるなんてイメージダウンになってしまう。
それを知られると、それなら買い替えなどしないで今あるものを長く使って、生産を少なくする方が効果的だと消費者にばれてしまう。
一般の人は目に見える自動車の排気ガスやガソリン消費は気にしてますが、そんなものは本当は微々たるもので、実際に凄い量である消費財生産によって生じるCO2排出は気にしてませんものね。
と云う事で、3mに抑えたとしかいえないのではと考えてます。
これをベースにして軽くてもいい乗り心地、操縦安定性などを煮詰めたら新しいマイクロカーの車両技術が育つかもと思える素材だけに、その辺の欺瞞が惜しいなーと思うのですけど。
Posted at 2008/10/05 22:23:50 | |
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車 | クルマ
2008年10月05日
現在行われているパリサロン2008。注目の車がたくさん出てきてますが、私の注目車はランボルギーニ「エストーケ」。良いわー、これ(^^)
後、プジョー「RC HYモーション4」。クール♪
そんな2台と先日発表されたシトロエンのC5を見ていると、今後のトレンドは普通のセダンではなく4Drクーペなのかと思ってしまいました。5DRクーペ、ハッチバックは以前からありましたがちょっと違う感じですよね。
リアの造詣がクーペ調で美しいです。
ただ、ドアの形状を通常のセダン的にするとサイドが間延びして、ちょっとクジラ的な感も出るので難しい所ですね。エストーケなどはドアがリアフェンダーラインにまで食い込んでいて、間延び感を上手く抑え込んでいます。
間延び感を抑えるためにはRX-8の様にリアドアを小さく抑えるのが効果的で、純クーペスタイルを得られますが、その為に使い勝手がスポイルされると云う事もある。
その上手い妥協点を見出すデザイン、今後の4DRクーペトレンドで見いだされてくる感じ?エストーケなどはその点で一番いい感じだと思いました(^^)
ちなみに発表されたマイチェン後モデルのNC2ロードスター。何か、頬のこけた顔に見えるのは私だけでしょうか?(笑)
ドランクドラゴンの鈴木拓さんの顔に見えてしまって、拭えないのですが...(汗)
Posted at 2008/10/05 21:54:58 | |
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